タイヤウォーマーについて考えてみるネタのはずなんですが、その4

で、タイヤモニターを装着してみるといろんなことに気がつきます。

温めやすいタイヤ、温めにくいタイヤ。

同じことをやっても温度が上がりにくいと、グリップまでの時間を要します。

例え同じ温度域だとしても、割と低温から使えるタイヤもありますし
低温では神経を使うタイヤもあります。

コースによっても4輪同じように温度が上昇するワケではありません。

これはもう経験です。

場数です。

やってみて経験して身につく事です。

じゃあ弊社はナニを提唱しているのかと言いますと、先日の繰り返しですが

時間効率

のハナシです。

確たる目的意識を持たないで、漫然とサル走りを何回も何回も続けるよりも
キチンと目標を持って、一つ一つデータを蓄積したサル走りでは、
1年後のドライビングスキルにかなりの違いが出ます。

弊社のチームサーキットコンセプトでは、練習会でお得意様お一人お一人に、
現状における次の課題を、明確にご提示させて頂いております。

以前にもご案内差し上げたことがありますが、コース外からの動画撮影も
タマにやります。

課題を提示されてもイマイチわからなかったり、ピンとこなかったり
せっかくの課題も徒労に終わらないように、動画映像は効果的です。

車載動画で次の課題が見えてくる人は、やはりそれなりに経験がある人で
ドライバーと同じ目線の車載動画は、初級者には課題を見つけにくいです。

積極的に弊社の練習会にご参加下さる遠方の弊社のお得意様は、地元では
もうずっとアタマ撃ちだったのに、弊社練習会で一皮も二皮も剥けて
秒単位で上達するパターンが多いからです。

安くはない製品をお買い上げくださったからには、もっと活用して欲しい、
もっと堪能して欲しいと言う弊社の願いがあります。

お客様の車両も様々ですが、弊社のアシをお買い上げのお得意様には、
お一人お一人個別にセットアップさせて頂いております。

ドライビングにも個人差があります。

アンダーを出しがちな人もいれば、オーバーを誘発している人もいますし、
経験を積んだ人でも気がつかないことも多いです。

そんな時にこそ弊社のアシをご装着のお得意様には、現場で車高バランスや
ストロークバランスを変えてみると言ったハード面と、ステアリングの切り方、
ブレーキの残し方、アクセルを開けるポイントなどのソフト面の両方から
サポートさせて頂いております。

その結果、地元のサーキットでアタマ撃ちだったのが、弊社の練習会で
秒単位で速くなるお得意様がほとんどです。

そうじゃなきゃ、遠くから来てくれませんって。

中にはやはり、サーキットコンセプトの言ってることちょっと違くね?

ってお客様がいらっしゃることも事実です。

宗教じゃ無いんだから、ひたすらに盲信を強要することはありません。

お客様の自主性も尊重して、あとはお客様にお任せします。

プレッシャーなのが、全部弊社に任せっきりのパターン。

こんなん作ってます

って公開すると、製品を見ることなくお買い上げ下さるチャレンジャーな
お得意様が数名いらっしゃいます。

そんなお得意様には、全責任を弊社が負わなければなりませんし、
ご期待下さるパフォーマンスが足りなかったら必ずアップグレードし、
結果につながるまで、ハード、ソフトの両面でサポートします。

しかも 無償 です。

で、タイヤのハナシです。

練習会では、ハイエストグリップタイヤを弊社は勧めておりません。

雑誌やDVDの影響で、どうしてもタイムが先行してしまいます。

決してタイム命を否定するワケではありません。

出さないよりも出した方がエラいに決まっています。

ただ、通常のセオリーみたいなそのアプローチに弊社は懐疑的です。

△△秒、スゴいっすね

それよりも、車載動画を見てくれた人や、一緒にコースを走った他人様から

運転ウマいっすね~~~

って評価されるような弊社のお得意様を目指しております。

運転がウマいと、ドコに行ってもナニに乗っても速く走れますし、
一般公道の危険回避能力だってずっと上がります。

モノに頼るのはカンタンです。

おカネ出せば手に入ります。

理論に裏付けされた技術を身につけること はずっとずっとタイヘンです。

タイヘンなだけチャレンジングスピリットに掻き立てられますし、達成した時の
高揚感は、モノに頼って達成した満足感とは比較になりません。

モノに頼るな、って書いていてタイヤウォーマーのハナシか・・・・・・。

なかなか伝わんないでしょうね、弊社の想い。

言ってることとやってることがチグハグだって叩かれるんだろうな。

なかなかタイヤウォーマーのハナシに行きつかないから、明日のネタは
タイヤウォーマーから始めようっと。