S15のケーススタディをZ34,V36に生かしてみるネタ、その4

何回かご案内させて頂いておりますネタです。

Z34,V36をお買い上げになるようなお客様は、5年または10万キロで
次の車両ってのが視野に入ってきます。

ところがです。

400~600万くらいの予算で、Z34,V36の魅力を凌駕するような
新たな魅力を持った車両が見あたらないって事です。

良くありがちな大きな落とし穴。

中古のドイツ車。

車両価格だけで判断すると、その後の費用でエラい目に遭います。

7万円で購入した1999年式のS15でも、状態を良くしてするために
いくらかかるのか?

マトモにサーキットを走れるようになるのに、どれくらいかかるのか?

を、ケーススタディしています。

もちろんZ34,V36にその経験をフィードバックします。

お客様が車両を入手して、まずやってみたいことそれはアシ、ブレーキ、
吸排気系にECU、そのあたりが定番ですね。

その前に弊社ならではの検証をしてみます。

弊社が手に入れたS15のリアサス廻り、こんなんです。

S15rusted

どんな優れたアシを入れても、まず意味がないでしょう。

リアメンバー、腐っちゃっています。

純正のゴムのマウントなんか、シロアリに食い荒らされたようです。

で、ココはケチんないで新品に交換です。

コイツです。

S15rearmember

10万キロオーバーのZ34,V36は、これも視野に入れて欲しいです。

距離が行っていなくても5年以上経つと、ゴムもそれなりに酸化します。

ここでちょっと朗報です。

Z34のリアメンバーって、新品で4万チョイだったような気がします。

S15は6万オーバーです。

そりゃネェよ

で、ストリートオンリーだったらモンダイ無いようなアーム類。

上の図を見て、

フロントアッパーリンク

リアアッパーリンク

ラテラルリンク

ロアアーム

これだけあります。

ゴムがダメなのは周知のことですが、アーム自体が作りがかなり良く無い。

良く無いって言うと怒られそうなので表現を変えて、作りが弱そうです。

昔のハナシですが、NISMOさんから補強が入ったアーム類を
出していたような記憶があります。

なので、ここはクロモリの中空パイプで作ってみます。