バルブ廻りをバラすと、その構成部品は
もちろんバルブ
バルブスプリング
リテーナー
バルブリフター
コッターピン
これだけあります。
弊社でそのまま素直に再使用するモノは
コッターピンだけです。
状態がイイからです。
じゃ、他の4つは???
弊社ではそのまま組むことはありません。
そのまま組むのと、ひと手間ふた手間かけるのとでは、完成した機械製品が
同じパフォーマンスを発揮するとはとても考えられないからです。
弊社が考えられないだけのハナシかもしれません。
一つ一つ丁寧にご紹介させて頂きたいと思います。
まずはほとんどの人が聞いたこともないでしょうリテーナーってヤツです。
コイツです。
EGを組んだ経験がそれほど多くない弊社でも、5年前に1号機をバラした時
このリテーナーの軽さには驚いたモノです。
動弁系を軽くするためにこのリテーナーって部品をチタン化する製品も
いくつか存在するくらいです。
こんだけ軽いんならチタンリテーナーいらないですね。
日産やるじゃん
って当時は感じたモノです。
ところがです。
あ~~~やっぱり・・・・
EX側のリテーナーはだいじょぶなのに、IN側のリテーナーは
12個中9個がこんなんなっちゃっています。
富士をガンガンとは言え、走行が30,000Km程度です。
強度不足、材質選定ミスなのかな~~~。
こんなところ削れたってモンダイ無いよ、って決断をできるほど
弊社は経験豊富ではありません。
心情的にもこのまま組むのはイヤですね。
こう言う所、一つ一つ丁寧に対策して情報公開をして行きたいです。