こんなこと言っても今さらしょうがないんですが開発っておカネも時間も
かかるんですよ。
いくら中国が安いって言ったって試作を一個作ることに賛同してくれる
メーカーさんはとても少ないですし、受けてくれたとしても一個の試作では
やっぱりそれなりに高価です。
そうは言ってもソコが弊社の存在意義みたいなモンですからとても少ない
予算の中で回すしか無いんです。
NCのネタを書くと不評って書いています。
それでもNCの経験がZ34、RZ34に生きてくることは間違いありません。
NCのカム一つとっても市販品のツルシで妥協するのか?
それとも仕様変更を重ねてより良いモノを追求するのか?
結果が同じとはとても想ません。
作用角だけだってとても大事です。
純正が確かIN240だったかな?
それを東名さんは250度に設定しています。
東名さんのことだからきっとテストはしていると想います。
純正EGには250くらいがちょうどイイって判断なのでしょうね。
264の方が上はイイに決まっていますしパワーだって上がるハズです
それでも250に踏みとどまった理由は
下が無くなる
街中が乗りづらい
これは容易に想像できます。
弊社にもこの経験はありますから。
Z34でもEGがノーマルでカム交換を相談されると弊社は推奨していません。
コスパが悪すぎます。
NCでテストしているのはこの意味も大きいんです。
今回、リフレッシュ➕で2.1L化したEGに264はドンピシャって書きました。
ただ排気量を2.1Lにアップしただけではありません。
純正の圧縮比が10.8なのをちょっと弱気の11.0にアップしました。
全くもってモンダイ無かったので次のピストンは12.0です。
これだってやってみなきゃわからないんです。
いきなり12.0にしてノッキングの嵐で点火時期を落とさなきゃいけないように
なるとせっかくの12.0の意味がなくなります。
ホントにやってみなけりゃわからないんです。
やってみてダメだったら元に戻すしか無いんです。
3歩進んで2歩下がる
そんなことの繰り返しです。