Z34,V36,AP Racingブレーキキットネタ、その55

この2つのグラフを参照してみて下さい。

padtemp1

padtemp2

ブレーキパッドの摩擦係数μと温度の関係を表しています。

上のグラフのような摩材だと、温度変化とμ変化がなだらかな曲線なので、
こういうパッドはサーキットでは使いやすいです。

だから、PFCやFerodoやMintexRacingで採用されます。

一般的には下のグラフのような曲線が多いです。

パッドが充分に暖まっていない時と、μの最大値ではかなり数値が違います。

だから、ブレーキパッドは前後同じ摩材を使うべきだと以前は思っていました。

そりゃそれで間違いではないんでしょうが、イロイロ経験してきたり
トップドライバーのインプレッションを教えて頂いたり、引き出しが
蓄積されてくると、もっと上があることに気が付きます。

去年見てきたTourDeCorseでも、弊社の仮説は実証されました。

エラそうになっちゃいましたけど、

こう言うアイデアってあるんじゃない?

は、もうとっくに実証されていました、ってハナシです。

決して弊社が考え出したリクツでは無いんです。

それでも、常に

何か上があるはずだ

の精神がなければ、弊社が具現化して製品化することができなかったでしょう。

パッドって、高いの買っときゃエエんちゃう?

弊社を信頼して、弊社のブレーキシステムをお買い上げ下さったお客様に、
走りのステージをちゃんとご相談させて頂いてパッドをご呈示しています。

弊社が他社さんと同じ事をやっていたのでは、誰も弊社を訪れてくれません。

高いパッドには高いなりの理由があります。

ただ、高いパッドが常に全てを凌駕しているとは限らないんです。

富士や鈴鹿の本コースでも、そんなに高いパッドを入れなくても、
充分に戦闘力を確保できるどころか、むしろ扱いやすかったりします。

そんなウマいハナシあんのか~~??

そもそもはABS問題からでした。

アウトラップから、タイヤを暖めてフルアタックしますが、その時点で
バンバンABSが介入するようでしたら、先日もご案内させて頂きましたが
機構的な問題を疑わなければなりません。

バランスを崩している可能性が、かなり高いです。

富士や鈴鹿の本コースでテストを重ねて、データを取っています。

毎回毎回、貴重なデータが蓄積されています。

Z34,V36用の量販ブレーキキットとしては弊社製は世界最軽量です。

軽いと言うことは、同じ材質であれば熱容量は小さいんです。

フツーなら、温度が上がり易くて良く無いよ、って言われます。

フツーなら・・・・、です。

弊社はフツーではありません。

長く蓄積した経験から来る引き出しと、最先端のWRカーのアイデアと
弊社の工学的知識から、フツーはやらないことをやっています。

アクティブブレーキテンプマネジメントシステム

とでも呼んでみましょうか・・・・。

これパクられるぞ~~~。

だから完成するまで画像はナシです。

3/12(土)、13(日)のスーパーオートバックス千葉長沼さんの
Zイベントで、プロトタイプを展示するために頑張っています。

そんなに高いパッドじゃなくても、充分なパフォーマンスを発揮できます。

その分、乗りやすさやダストや鳴きの問題にも配慮できます。