Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その6

金属材料の強度を示す一つの指標に降伏応力というのがあります。

弱い力を金属に与えて放すと、元に戻ろうとします。

それを弾性変形と言います。

もっと強い力を加えると、金属が、もうムリ、って言ってヒン曲がります。

その限界値を降伏応力と言いまして、JISでキチンと公開されています。

単位はMpaです。

5052H3    260
6061T6    310
2017T4    425
7075T6    570

64チタン      830
Grade1     170
Grade2     275

降伏応力だけで金属は語られないのですが、一つの目安としては重要です。

中国製やロシア製の材料には、混ぜモノが多いので降伏応力の数値自体が
ずっと低くなることがありました。

安いチタンが割れるワケです。

価格は64チタンがブッチ切りで高いです。

さて、もう一つ重要な項目があります。

重さです。

チタンがブッチ切りで軽いんじゃないの (・・;)?

いえいえいえいえ。

現実にはチタン製品は軽いモノが多いです。

実際には、アルミ合金の比重が2.6~2.7に対して、チタン合金の比重は
4.5~4.6なんです。

つまり、全く同じモノを作るとチタン系の製品の方が重くなります。

しかも、ずっと高いし。

じゃあ何で現実にチタン製品は軽いの? ってハナシです。

それは、強度があることを前提に薄肉で作るからです。

チタンマフラーなんか、0.8~1mm程度の肉厚です。

そりゃあステンで作っても軽くなります。

強度があることが前提なので、強度がないチタン合金で作ると・・・・です。

だから、弊社がチタン合金で製品を作るときには必ず64チタンを使います。

今回のダイアグブレースバーも、64チタンも視野に入っていましたが、
イロイロと試行錯誤を繰り返していきますと、軽量高剛性の点だけでなく
コストという点、つまり費用対効果からアルミ合金系でイイんではないかと。

かなり凝りに凝った構造になっておりますので、64チタンで作ると、
かなり高額になってしまいます。

同程度の強度、同程度の軽さで、価格はずっと抑えられるならば
64チタンよりアルミ合金系でリリースした方が、お客様にとって
手に入れやすいと思います。

お客様にとっては、世界最高峰品質をご納得できる価格で、しかも
カッコ良ければそれで充分だと考えております。

あとは納期か・・・・。

Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その5

軽量高剛性ダイアグブレースバーの試作、とりあえずは進んでいます。

加工屋さん、18日まで休みだし。

純正のダイアグブレースバーには恐らく無いと思われるネジレ剛性を
どのくらいの上げるとイイのか、実際にやってみないとわかりません。

ただ上げるだけならカンタンです。

トラス構造を増やしゃ、手っ取り早く剛性は上がります。

5.2Kgの純正から、大幅な軽量化も弊社の大事な命題です。

弊社製ダイアグブレースバーのターゲットは、フルセットで2Kg以内です。

3Kg以上の軽量化にトラクションアップが付いてくれば、製品として
大きな魅力になると考えております。

ただ、今回はじっくりと費用対効果について、いつもよりツッ込んで
検証をしてみたいと思います。

と言いますのは、弊社は数々の軽量高剛性部品を製作してきました。

アルミハニカム構造のオートクレーブ製法プリプレグドライカーボンは、
圧倒的な軽量と高剛性を達成してきました。

ボンネット、タワーバー、ルーフ、そしてドアミラーです。

ボンネットやタワーバーはフロントセクションの大幅な軽量化に貢献し、
ルーフは、重心が高い位置での大きな軽量化となりました。

ドアミラーは、あのデザインではドライカーボンでなければムリです。

FRPやウェットカーボンでは剛性が出ないので、もっとボテッとします。

カッコ悪いです。

だからこそ、コストよりも性能を重視してきました。

ところがです。

何でもかんでもドライカーボンの必要性は無いと弊社は考えます。

特にリアセクションは、費用対効果を重視して行きたいと考えます。

そうなると、チタンでイイや、ってなります。

チタンでイイやって・・・・

始めに寸法取りのために5052と言う安っすいアルミで作ります。

あがったモノを合わせてみると、もう0.5ミリコッチだな、てのがあります。

で、もっと精度を上げた試作第2号を作ります。

長穴なんて、極力避けたいですから。

次には、純正には考慮されていないネジレ剛性を中心にトラス構造を増やし、
取り付け時の各部のクリアランスを確認して、さらなる仕様変更です。

これが試作第3号で、今、この段階です。

5052は、材料も安くて加工代も安いです。

試作第4号は、2017で作ってみます。

材料代も加工代もずっと上がりますが、5052では剛性の検証ができません。

ここまではいつも順調に行きます。

ここからが弊社の真骨頂です。

おおげさな・・・・

剛性を落とさずにできる軽量化を追求します。

テキトーに肉抜きをしていたら、剛性が落ちてしまいます。

もっと強度が必要と思われる所にはリブを追加して、重くなってしまった分、
さらに1ランク上の肉抜きを敢行しなくてはならないです。

言葉に書くとカンタンですが、実践はとてもタイヘンです。

明日は、材料についてもっと深いハナシをさせて頂きたいと思います。

Z34、久々に感慨にふける、ネタ

1日に500ccのペットボトルで、6本くらいは水分補給をしています。

それなのに、トイレに行く必要がありません。

全部、汗になって出ちゃうんですね、きっと。

カラダの老廃物が積極的に出てくれそげなので、それはそれでイイのカモ。

水分補給って言っても難しいみたいです。

タダの水ではダメらしいですし、かと言ってもポカリも糖分が多くてダメ。

今のところ、グリーンダカラがイイみたいです。

無事、茅ヶ崎までZ34を納めてきましたが、想うところがありました。

先日に、久々に乗ったスポーツカーがありますがそれと比較してしまうと、
Z34は、実に乗りやすくて楽しいクルマに仕上げることができます。

八王子西インターから圏央道に乗って、テストも含めて全開にします。

今回は、235が付きあってくれました。

割とお若い人が乗っていました。

K様の車両はかなりCircuitConseptスペックです。

エンジンにも手が入っています。

空力もアシもCircuitConseptスペックです。

△00Kmオーバーがとても快適です。

でも、△00Kmオーバーからのブレーキは、純正準拠は良くないです。

ジャダーも激しいし、コントロール性も良くないです。

でも、安全に止まるには止まります。

そんなことを続けていたら、いつの間にか235君はいなくなりました。

弊社もおかげさまで、いろんな車両を手がけさせて頂いてきました。

一級のスポーツカーって、いっぱいあります。

当該の車両をお乗りになっていらっしゃるお客様の心象を斟酌しますと、
表現は難しくなってしまいます。

適切に手を加えたZ34のように、乗りやすくて快適で速いクルマ、
しかも運転すること自体が楽しくなるようなクルマ、

メッタにありません

贔屓の引き倒し、って言われりゃそれまでです。

でも、弊社で出がけさせて頂いたお客様が次の車両にお乗り換えになって、
初めて気がつかされることって、かなりあると思います。

資金が潤沢にあるなら、Caymann GT4 にGT3RS4.0か、
RUF RG8のエンジンを載せてみたいです。

ノーマルは、あんまりエキサイティングじゃなかったです。

ま、420RSRの数倍の予算は必要です。

それ以外は、弊社にはあまり魅力を感じる車両には出会えなかったです。

40度近くになる八王子近辺で、タマに渋滞をくらって1時間以上も快適に
乗り続けられて、しかも楽しいクルマ、大事にしていきたいと思いました。

陸運支局、混んでましたとですネタ

山の日だとぉ~~

次には、川の日か?

そのうちに、犬の日とか猫の日とかできんじゃね?

百歩譲ったとして、今日は平日やん。

仕事しようよ~~

ま、休む余裕が無い弊社のひがみなんですケドね。

お役所はさすがに暦通りなので、K様の車両の車検を通してきました。

 

ky34

 

K様の車両は、最近、弊社がこだわるフル車検対応仕様ですから、
いともアッサリ通ります。

車検官とも馴染みになってしまいました。

当初はイロイロとほじくられました。

最低地上高を調べます

車高調調べます

車幅調べます

音量調べます

ドアミラーカッコイイですね、でもたたんで下さい

ベースフレームのRECAROのシール確認します

そりゃあメンドーでした。

今や完全スルーです。

検査官も、

コレいつものでしょ?

で済んじゃいます。

ただ、毎回助言されることがナンバープレートです。

今年の4月からナンバープレートの角度が規制対象になりました。

現在は猶予期間です。

平成30年からダメになるらしい。

現状はちゃんと陸運局自動車検査場でOKです。

命を守る行動って言われても、ネタ

八王子市の広報車らしきモノがネリ走っていました。

命を守る行動を取って下さい

どうせいっちゅうねん。

初めてあんなの見ました。

10年くらい前に夏のLASVEGASに行った時に、昼間は40度くらいで
人をあんまり見かけなかったのを憶えています。

夏のLASVEGASは、昼には表に人がいませんでした。

夜になると、どこからともなくどっちゃり人が出てきます。

赤道直下のSINGAPOREだって、こんなに暑くなかった。

昨日は人生の中で、イチバン暑かったような気がする。

昨日みたいな日はですね、重作業なんかやっちゃいけないんです。

屋外でお仕事をしていらっしゃるお客様も多いですから、

ナニ言ってんだオメー (#`Д´)凸

お待ちになっているお客様のことを考えて、やり遂げました。

そしてI町様の元へちゃんと納車も済ませました。

I町様の車両でフと気づきました。

センターコンソールにある3連のスイッチパネル。

それを活用してスイッチ等を埋め込む手法、とても多く見受けられます。

弊社ももちろんやりました。

ところがです。

お気づきのお客様もいらっしゃるとは思いますが、サーキットや峠で
ガシガシとシフト動作を繰り返していると、ヒジがあたることがあります。

アタると言うか、ちょっと触れる程度なんですけど

ヨーレートセンサーのカットオフSWとか、手動のファンSWとか
全開中に意図しないON-OFFをしてしまうことがあります。

これもドライバーのクセなんでしょうが、やらない人は全くやらないから
気にも留めないと思われますが、やっちゃう人は頻繁にやってしまいます。

で、ちょっと考えました。

少しだけ奥にオフセットさせれば良さげです。

ヒジが触れたくらいじゃスイッチのON-OFFに至らない程度に奥です。

早速、純正のSWハウジングのアタマを1cmほど落としてみました。

diffsw

明日、元気があったらつけてみよう。

心頭滅却するとホントに涼しいのか???ネタ

へ~~~、全く同じような番組を作って明石家さんまさんよりも
南海キャンディーズの山里さんの方がずっとおもしろい・・・。

お笑いの世界もタイヘンですね。

大御所がず~~っと君臨し続けています。

くりいむしちゅーさんとか爆笑問題さんのように実力のあるベテランから、
事務所の力でレギュラーをもらっている大したことのない中堅まで。

新人が売れるのって、ホントにタイヘンな世界なんですね。

弊社のような名前も無くコネも無いような浮き草ショップをご支持下さる
ありがたいお客様に、もっともっとお返しをしなくてはと感じました。

S永様のデフオイルクーラーフル電動ファンバージョン、ひとつひとつの
作業を愛情を持って組み立てております。

配線作業も、ペンチでパチってカンタンにくっつけるヤツではなく、
ちゃんとハンダでつけて、熱収縮チューブ、コルゲートチューブ、
できることは全部やっております。

diffcoolerwire

モノすげ~~~手間がかかります。

ここまでやるショップさん、あんまり無いと思いますケド・・・。

弊社を信頼して下さる全てのお客様にご納得して欲しいです。

適正価格を知ること、ネタ

弊社のサポートカーのトラック、カーナビをもう4,5年使っています。

光ビーコンも付いています。

でも、最近はYahooのカーナビだったり、GoogleMapだったり
特に渋滞情報を重視するときには、ネットの情報の方が正確です。

最近、お客様とイロイロお話しをしているとちょくちょく出てくる

格安SIM

そんなんあんですね~~、くらいで特に気にはしていませんでしたが、
CMもここんところ、結構ガンガンにみかけます。

昨日の日経にも特集記事が掲載されていました。

lcc1

こんなに安いの??

値段には理由がある、と言うことは常日頃から提唱させて頂いておりますが、

安くてイイ物はできない

だからと言って、

高くてダメな物はいくらでもある

この日経の記事を見ていると、適正価格すらわからなくなってきました。

lcc2

カーナビを買い替えるよりも、FreeTelのシムで6インチくらいの
そんなに良くなくてもイイから、テキトーにキャリアを選んでみて、
カーナビ代わりをさせてみるとどんなモンなんだろう?

お客様が教えて下さったことには、

けっこう使えますよ

ただ、カーナビとして使った場合に、どのくらいのデータ量が必要なの?

それすらもわからないんですケドね。

で、話しを聞いてみようと、BICカメラの八王子店に行ってみた。

すんげ~~混んでる。

2時間待ちだって。

シッポ巻いて帰りました。

平日の午前中に行くしかないか・・・

Z34,軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その4

ふっふっふ、コレいらなくなりました。

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純正よりも、ずっと軽くなりました。

さらに、純正の3点留めから現在は8点留めです。

まだ、道半ばです。

次の課題は、どこまで剛性を上げるべきなのか? です。

スリックタイヤのレース車両をプロがドライビングするのとは大違いで、
扱いやすさを失っては1番マズいんです。

何年か前にも書いたことがあります。

D1のサポートに行っていた時のハナシです。

アメリカのErwindaleと言うサーキットで何回か行きました。

イベントが終わって、トップドライバーと何回か夕食をご一緒させて頂き、
その時に、ボディ剛性のハナシが出たことがありました。

闇雲に固めるのは絶対ダメ

特にリアは固めすぎてはいけない

と言う貴重な共通見解を頂戴してから、ドコを固めると効果が大きいか?
ドコを固めると乗りにくくなっちゃうか? を考えるようになりました。

フィーリングってハナシになると、

D1車両は違うだろ

ってツッ込みもあるとは思います。

弊社が一貫して追及していることが

乗りやすさ

です。

特にリアは

コントロールのしやすさ

です。

車体の限界を上げてコーナリングスピードを上げると言う手法を、
ほとんどのショップさんが選択していると思います。

ほとんどのショップさんが選択しているワケですから、それはそれで
正しいアプローチだと考えられます。

ただ、ドライバーに要求することが増えますし、ミスにキビしくなります。

ドライバーに寛容で、コントロール幅が広い

書くのはカンタンですけど、実践はとてもとてもタイヘンです。

3歩進んで2歩下がる

そんなことをコツコツやっています。

テフオイルクーラーのネタですよ

あづい~~~~

ところでこの暑い中、北朝鮮がボンボンとミサイルをブっ放しています。

今日、秋田の沖250Kmに墜落したらしいですが、北朝鮮が狙って
その地点に落としたとはとても考えられないです。

つまり、タマタマそこに落ちた。

制御する能力も無いだろうし、狙った所に落とす精度も無いと考えられます。

これだけ撃ちまくっていると、そのうちホントに東北地方か北海道に着弾して
大惨事を引き起こす可能性ってかなり高まっているんじゃないかと・・・。

今日の内閣改造を見て、新防衛大臣・・・・。

満面の笑顔でテレビに出ていましたが、そんなバヤイか???

フツーの考えなら、ミサイル迎撃システムを日本海に配備するんではないの?

尤も、今年に入って30発以上も日本海にブッ放されて、今までに一回も
迎撃に成功したこと無いんですけどね。

これから何十と言うミサイルをブッ放し続けて、そのうちの1発がどこかの
都市部に落ちると、数百人単位で犠牲者が出ることはわかりきっています。

何でもっと大きな問題にならないのか不思議で不思議でならないです。

実際に着弾して多くの犠牲者が出てしまっても、あの防衛大臣じゃ

大変、遺憾です

が、関の山だと思いますし、政府だって、

許し難い暴挙であり、厳重に抗議します

で終わり。

世界の反応は、

ヨーロッパ主要国(イギリス、フランス、ドイツ)   興味ナシ

ロシア   興味ナシ

中国   ヤレヤレ    ┐(-。ー;)┌

韓国 あたまの上を飛んで行って、日本に落ちるなら目をつぶる

そして肝心のアメリカですが、オバマさんはもうムリです。

もう任期があとチョイなので、メンドーに巻き込まれたくないオーラを
出しまくりですし、そもそもリーダーシップを発揮するほどでも無いです。

で、次期大統領ですが、どうもヒラリークリントンになりそうです。

もっとダメです。

オバマ政権2期8年間で、外交の手腕を担当してきましたが
アメリカ国内の評価は、弱腰外交と言う評価です。

朝と晩の比較的涼しい時間にしか活動ができなきなってきました。

エアコンの効いた室内で、内職じみた細かい作業をしております。

fannedcooler

弊社製デフオイルクーラー電動ファンバージョンの組み立てと配線を
今日中に4セット組み上げる予定ですが、早くも飽きてきました。

そんなんでイイのか (#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙

す、すいません、ちゃんとやります。

90mm角の防水高速電動ファンをM4のボルトナット4本で留めます。

メンド臭がらずに、振動で外れてしまわないようにロックタイトを塗布し
ちっこいM4のナットをチマチマ締めていく様は、まさに内職です。

その後、電動ファンの配線をして最後にコイツです

coolingfinn

アルミ放熱フィンをクーラーコアの上下にびっちり貼りまくります。

そのアルミ放熱フィンにも電動ファンの風がアタるようになっています。

何回も仕様変更を重ねて、冷却性能は確保してきました。

今回のテーマは軽量化と消費電力の低減です。

すんげーこだわって、何回も作り直した3Dエアインレットシュラウド、
走行時にはエアをバンバン吸い込むので、効果は大きかったです。

でも、サーキットで気が付きました。

ピットに入るとポンプが回りっぱなしです。

止まっていると、走行風が当たらないからです。

で、電動ファンにしてみるとピットでもほどなくポンプは止まります。

弊社が採用しているアメリカ製のデフオイルクーラーポンプ、
正真正銘のデフオイルクーラーポンプとして設計されたモノです。

でも、消費電流は7Aあります。

ソコソコの電気喰いです。

デフオイル用に設計されていない小型のポンプがありますが、粘度の高い
デフオイルを圧送するようには設計されていないので、性能が出ません。

温度計を付ければすぐにわかるハナシです。

電動ファンを付ければ、それなりに電気を食います。

以前はイタリア製のこんなん使っていました。

spal

ちっこい電動ファンって、なかなかありません。

このイタリア製、重いし電気喰うし・・・。

弊社が採用している電動ファン、中国製ですがブラシレスモーターです。

デジタル制御ができます。

PWM制御ができるんですが、取りあえずはスイッチでOn-Offです。

ソコこだわっていると、いつになるかわかりませんから。

とりあえず、8月いっぱいに弊社製デフオイルクーラーキットを
4台装着予定ですから

新型のスクープを見て想う、ネタ

オリンピックイヤーの2020年、きっと景気がもっと上向くんではないかと、
いろんな分野で新製品や新サービスがアナウンスされています。

ここにきて、R36、FDの後継、新型スープラなど次々に新情報を
見かけるようになりました。

ハイブリッドを含めて、環境問題対策は時代の潮流ですから仕方ありません。

一つだけ声を大にして主張したいことがあります。

R35はコーナリング中やブレーキング中にいろんな電気仕掛けをしてきます。

初めて富士で乗ったときには、とても大きな違和感を感じました。

MAZDAも似たようなことをやっています。

コーナリング中に電子スロットルに介入して前荷重にするんだそうです。

で、曲がりやすさを演出するそうな。

まず、コイツを見て下さい。

何回見てもトリハダもんです。

人間がマシンをねじ伏せる究極のカタチです。

ハナシが変わるようですが、広島にあるLEG Motorsportsの
倉迫社長、イベントで1年に数回しかお会いする機会がありません。

先日の神戸でも、いろいろと意見交換をさせて頂きました。

倉迫社長はご自身でも優れたドライビングテクニックをお持ちで、さらには
セッティング能力にも長けていらっしゃる優れたエンジニアです。

最近のお客様は安易な道を選択する傾向にあると、お嘆きでした。

曲がらないのはアンダーを出しているだけのハナシ、とのことです。

もちろん真摯にドライビングスキルと向き合って精進するお客様も多いです。

ステアリング切れば思いとおりに曲がり、ブレーキをドカンと踏んでも
ギューって止まる、出口でガバっと踏んでも真っ直ぐ立ち上がる。

こうやって理想を書くとカンタンですね。

ローダーでサーキットまで行くような車両ならともかく、街乗りを考慮して
バランスや乗り心地や扱いやすさまで考えると、とてもイバラの道です。

以前に、弊社で練習会を2回ほど富士でやりました。

山野選手を講師に招いて、クルマを思い通りに曲げると言うことを
カラダで直に感じてもらいました。

フツーにステアリングを切っても思いとおりになんか曲がりません。

それを山野選手はいともカンタンに曲げてしまいます。

コース上に散水車で水をバシャバシャ撒いて、そのウェットのコース上で
不用意にアクセルを空ければ、カンタンにスピンしてしまいます。

それを山野選手は、丁寧にリア荷重でアクセルコントロールとステアリングの
小修正だけでキレイに立ち上がっていきます。

山野選手はプロドライバーですから、同じ事をできるワケではありません。

残念ながらクラッシュしてしまったZ34,V36の弊社のお客様も
何名かいらっしゃいます。

クラッシュには必ず原因があります。

プロだってミスもしますし、クラッシュもします。

ただ、意識として、ブレーキの踏み方、荷重のかけ方、ヨーの発生の仕方、
身につけておいて欲しいと考えるのは、時代に逆行しているのだろうか?

こういう一連の技術を、全てクルマ側がやってしまうような風潮があります。

日産も車種によっては、自動ブレーキが全グレード標準装備があります。

自動運転もどんどん加速して行っています。

PorscheのCayennGTSに乗って衝撃を受けたハナシを
以前にご紹介したことがあります。

2tを超えるSUVで、パッケージングやチューニングだけであれだけの
パフォーマンスを達成することに成功しています。

スポーツドライビングに魅力を感じてお客様はスポーツカーをお買い上げです。

何でもかんでも電気仕掛けではなく、機構的に基本に忠実なスポーツカーを
追求する道を残して欲しいです。

機械や電子機器が高性能に発達しても、最終的には操るのは人間です。

ドライビングなんて、一朝一夕に上達するモンではありません。

でも、なんもしないとずっとそのままです。

少~~しずつでも、問題意識を持って1ランク上のスキルを試してみよう、
身につけてみようと思っても、肝心の車両ががんじがらめの電気仕掛けで
ナニも受け入れてくれないようでは、絶望しか無いと思います。