軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その8

命を守る行動をとって下さいって言われても・・・・・。

仕事しないで冷房の効いた部屋でゴロゴロしろってか???

ところで。

走行中にラジエターにアタる外気って純正Z34は実に乏しいです。

frontairflow1

その証拠に、ラジエターに充分に外気をアテてあげるようなセットだと
水温は全然上がりません。

ラジエターに充分外気をアテる と言うのは実は想像以上に
難しいんです。

ただ単に開口部を開けただけだとここに空気溜まりができることが
わかっています。

frontairflow2

デカきゃデカいほど良い と言うワケではないところが面白いです。

機械製品には適正値と言うモノが存在する良い例です。

正解はココから空気を抜くことです。

frontairflow3

下に抜いてしまうと、その空気が車体を押し上げてしまいます。

その結果、高速安定性が悪くなる、と。

で、なるべく効率良く上に抜くことが正解なんですがこうやって書くと
カンタンそうですが、実はこれまたとても奥が深いんです。

忘れちゃならないですケド、軽量化のハナシですよ。

同じ10Kgを軽量化するにも内容が大きく違うことがあるという
おハナシなんです。

同じ投資をするなら効果が大きい方がイイに決まっています。

軽量化ネタの閑話休題? ネタ

あ~~~調子悪りぃ。

イイわけが無いんですケドね。

腹を壊しているので台湾でもンまいモンを食べられませんでした。

今日も朝から作業作業です。

王社長が、こんなん作ったよ って見せてもらいました。

titaniumlugnut1

こだわりのチタンホイールナットです。

先端には可動式のリングが付いているヤツで、より正確に
締め付けトルクが管理できるってハナシなんですけど、
別に弊社的にはいらないかな? なんですけど、
どうやらこの先端のリングいっぱい作ったらしい。

安くしてくれるなら買ってもいっかな??

で、弊社が以前買っていたホイールナットを見せて比較してみました。

titaniumlugnut2

上の写真みたいにデザインに凝るんじゃなくてサーキットコンセプト
らしくここはいっちょ世界最軽量にこだわり抜きたいですね。

64チタンのホイールナットなんて差別化が難しいですから、

世界最軽量

ってカンバンが欲しいです

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その7

コレができたので取りに来ました。

titanbolt

もちろんコレだけじゃありません、もっといっぱいあります。

自分で言うのもなんですがとてもエエもんできましたとです

これでダイアグブレースバーフルキット完成です

詳細は後日にアップします。

今日、帰ります。

ところで。

軽量化の費用対効果と言う面だけからはあまりオススメしないと書いた
弊社ドライカーボンボンネットですが、トータルバランスとしては
イチバンだと責任持ってオススメできる理由をもうちょっと語ります。

まずサーキット派にオススメと書いた理由からです。

じゃストリートは? ってなりますね。

Z34V36に限らないと思いますが、サーキット走行は熱との戦いです。

EGオイル

水温

PSフルード

MTオイル

ATフルード

デフオイル

ブレーキフルード

液体だけでこれだけあります。

どれか1つでもオーバーヒートしたら程度にもよりますがエラいことです。

特にEG壊すと100万単位ですし、PSまわりでも20万オーバーです。

少し前までは39度なんて気温はドコのハナシ? だったのが今や恒例行事で
今後、もっと行くでしょうね。

さらに以前はサーキットシーズンはイイトコGWあたりまででした。

6月や7月なんて誰も走りませんでした。

ところがです、今シーズンは異常なのは気象だけではありませんでした。

来週はS永様、再来週はH野様、チームサーキットコンセプトのお得意様の
シェイクダウンがあります。

フツーなら、暑いからヤめましょう って言いたいところですが、
サーキットを楽しむためにクルマを作ってきてシェイクダウンなら
暑いからヤめましょう ってワケにもいかないです。

楽しく気持ち良くサル走って上手くなる

そんなことを掲げてきて、暑いからヤめましょうとも言えなくなっています。

ただ、純正バンパー、純正ボンネットの組み合わせだとムリです。

6月の練習会の時に興味深いデータが取れました。

弊社試乗車と弊社お得意様M田様の車両 I 町様の車両、弊社ボンネットが
付いています。

他のメンバーの付いていない車両と比較すると、30分サル走り後の
EGルーム内の温度が全然違うんです。

もちろん狙って作りました。

最大冷却効率、最大空力効率を狙って作ったとは言え、実際には
どのくらいの具体的な数値となって結果が出るのかは未知数でした。

6月の段階では、せいぜい水温は96度EGオイルは100度でした。

キチンと正確に対策されていない車両だと、その季節の30分全開で、
水温110度、EGオイルは120〜130度。

イイかダメかって言ったら一般的にはダメなこととまではなっていません。

水温110度は業界的にはアウトって言っていません。

EGオイルだってオイルメーカーから言わせれば130度全然OKです。

ところがです、弊社でEGを開けると確実に差が出ています。

冷却と言う観点から弊社ボンネットを語ると、水温の優位性を想起しますが
もれなく3度も4度もオイシイと言う点がMTオイルとATフルードです。

弊社がECUの現車セッティングをする時に、マフラーの両バンクに
A/F計を装着すると言うネタを書いたことがあります。

A/F計の配線って結構ゴツくて室内に取り込むのも容易ではありません。

弊社ではシフトレバー周りを外して配線を室内に取り込みます。

で、そこで気づいてしまいました。

モノ凄い熱気が上がってきます。

純正ってのは良く考えられていて、ゴムのシールに鉄板を重ねてから
M6のボルト4本で留めて、さらに分厚いゴムのブーツが付きます。

さらにその上に内装のコンソールボックスが付きます。

だからフツーなら熱気は上がってこないので気がつきません。
その熱気はもちろんEGから来るヤツなんですが、弊社ボンネットだと
熱気があまり来ないんです。

そこで一つの仮説にたどり着きました。

純正バンパー純正ボンネットでEGルームに熱がこもる

   ↓

EGオイル、水温が上昇

   ↓

それに引っ張られてMT、ATもチンチンになる

その仮説が確信になるまでもうちょっと検証します。

逆をやればイイってワケですから。

つまりEGルームに熱がこもらなければATMTの寿命が延びる、と。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その6

もうちょっと引っ張ろうかと思ったんですがあまりにもお問い合わせが
多いので、まずは当選者発表です。

award

正確なボルトの本数の画像は後日キチンとアップします。

N須さんやPさんは地団駄を踏んでいましたね。

また来年盛り上がりましょう。

さて、当選のH本様、弊社ドライカーボンボンネットはバックオーダーの
お得意様に無事に納品した後ととなります。

キチンと贈呈式もやります。

じゃないとまたアンチが騒ぎ立てますから。

どーせヤラセだろ って。

Pさんが当選しちゃったら どーせデキレースだ って叩かれたカモです。

で、ボンネット続きです。

やっと本題の 効率の良い軽量化のハナシ です。

これまたストリート系とサーキット系で分ける必要があります。

まずはサーキット系です。

大きく候補が2つあります。

1.敢えてのボンネットです。

純正が9.4Kgだったことを考慮すると軽量化としての費用対効果は
高い方ではありません。

ただ、弊社のボンネットは軽量化パーツとしての役割にだけに留まりません。

5年くらい前のネタで今は見られなくなっちゃいましたが、弊社が
ボンネットを開発する時の当に開発日記がありました。

純正のボンネットにボコボコ穴を開けてその近傍に毛糸を留めるんです。

で走ってみる、と。

おもしろいですよ、外からEGルームの中に入って行く毛糸もあれば
EGルームの内側から外に向かって出て行く毛糸もある。

つまりZ34って車体が走行する時の圧力分布が可視化できたんです。

こんなことやってボンネット製作しているのって弊社だけだと思います、

多分・・・・。

画像は取ってあるので、またネタを復活させたいですね。

弊社がボンネットを製作する上で、軽量化はもちろんのこと剛性を含めた
品質は当然で、空力までも綿密に考慮してさらには見た目も苦労しました。

軽量化のネタなので軽くてアタリマエなんですが、ボンネットに関しては
なかなか語られることが無いように感じます。

純正が9.4Kgで一般販売されているボンネットは弊社が知る限りでは
重くなっちゃっているように見受けられました。

弊社のドライカーボンボンネットはオートクレーブでアルミハニカムが
補強として織り込んで焼いてあります。

充分な剛性を確保してボンピンも必要ありません。

その分さらに軽くなります。

以前は純正のストライカーを移植して使っていましたが、まだ試作ですが
弊社の試乗車のストライカーはマグネシウム合金です。

もちろん一般販売のためにテストを重ねます。

で、輸出仕様のボンネットヒンジにさらに肉抜き加工を施して軽量化し
打ち上げ花火を除去するとトータルでは純正比で10Kgくらいは
軽くなっています。

軽量化だけの恩恵としては費用対効果は実はあまり高くありません。

じゃあなぜサーキットアタッカーに弊社ボンネットをオススメするのか、
それは一度で3度も4度もオイシイからです。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その5

毎年恒例になっちゃいましたけど、冷たいモノをガブ飲みして腹を壊して
今度は飲み物から水分を摂取できなくて熱中症が重篤化する、と。

毎年毎年進歩ねェ〜な〜〜

で、軽量化のおハナシに戻ろうと思ってはいるんですがまたまたその前に。

多くのお客様にご試乗下さいました純正EG最後の弊社試乗車ですが、
SNS等で情報発信をしていらっしゃるお客様もいらっしゃるので、
インプレッションを

先ほど弊社お得意様のH野様からお電話を頂戴しまして、どう表現したら
正確に伝わるか? と腐心していらっしゃいました。

いつもココで書いていますが文面じゃ伝わりません。

乗りやすさ、フィーリング重視です。

下を犠牲にしたり常用域が多少乗りにくくてもピークパワーを追求すれば
数字上では魅力的なEGと言うことにもなりかねません。

経験豊富な人ならばそれもお分かりでしょうが、初めてのチューニング、
しかもNAチューンだと文面で伝えることは不可能に近いです。

アメリカやオーストラリアあたりからストローカーキットと称しまして
排気量を上げるセットを手に入れることができます。

いずれ中国からもずっと格安でリリースされるでしょう。

それでも弊社のお得意様は弊社にEG製作をご依頼下さるにはそれは
長いお付き合いや

滑走路みたいなところでヨーイドンすれば、400馬力のZ34は
380馬力のZ34よりも確実に速いです。

でも、ストリートだったりコース上だったりするとトータルバランスに
優れた380馬力のZ34の方が速いなんて事は珍しくありません。

以前にも書いたことがありますが、筑波をメインにやっていた頃に
FDをキチンとセットアップして1秒台2秒台にはすぐに行きます。

やはり分切りをしたいと言う心情でビッグタービンに手を染めてしまう。

450〜480馬力なんて真の上級者じゃないと扱い切らないような
ピーキーな車両にしてしまって、トータルでは遅くなっちゃう。

そんなパターンを何回か見てきました。

トータルバランスに優れた380馬力の純正タービンの方が450馬力よりも
タイムに優れているなんてご経験が無いと理解を超えていると思います。

弊社の試乗車をご体験下さったお客様が一律

なんだコレ、Zじゃねぇな

そんな感想が多いです。

誤解を招か無いように書くと、ストレートはやっぱり遅いです。

でも、適正な軽量化や弊社のアシ、デフのおかげと言っちゃあなんですが、
実にコントロールしやすく仕上げてありますのでグリップが強力じゃ無い
タイヤで多少滑っても面白いように踏んでいくことができます。

弊社お得意様のM田様に代車でお貸出しする時なんか、地元のスタンドで
リフトアップして隈なく観察するそうです。

なんかズルやってんじゃないの?

っていつも責められますが至ってフツーです。

弊社の試乗車だけ特殊なことはやっておりません。

そりゃあ実験段階の製品や試作品が付いていることもありますが、
全て情報公開をしておりますし、いずれ一般販売を予定しています。

大事なことはその順番です。

おカネがかかることです。

ソレ今やっても・・・・

が、トータルバランスを崩して乗りにくい車両を作っちゃうんです。

で、やっと軽量化の費用対効果と律速段階のおハナシです。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その4

ぇぇぇぇとてもとてもガンバったんですが熱中症ヒドくなってきました。

こんなんじゃムリですって。

ところで。

そもそも論です。

なぜ軽量化にそんなにおカネをかけるの? ってハナシです。

ハナシが変わるようですが大阪の I 様、2年越しの入庫です。

納期がかかる弊社ではありますが I 様の中でも葛藤がありました。

と言うのは既にイロイロと I 様の車両には手が入っていたんです。

一般的にお客様の心情を斟酌しますと、アシだってブレーキだって
マフラーだってエキマニだってECUだって、既にご購入済みだと
それでまいっか になりますしもっと上の世界があるのかどうかも
判断する手段すらなかなかありません。

I 様の場合お悩みはたった1つだけでした。

乗っていて楽しくない・・・・

それで乗る機会も減ってきたとのことでした。

Z34V36をプロデュースしてきた弊社としてはただただ悲しいです。

ともかく一旦お預かりして、そっからです。

で、とりあえずテスト走行して I 様にご連絡差し上げました。

I さん、よくコレ乗ってましたね

するとI様は

でしょ〜〜〜!!

弊社がココでシツこく提唱させて頂いている3本柱、それが費用対効果と
律速段階とトータルバランスです。

例えば弊社のサスペンションキット

ver 1    428,000

ver 2    488,000

ver Pro  800,000

これを見ると、高けぇ〜〜 って感じる人が多いと思いますし、モノの
良し悪しがわからない人からしてみれば、Bilsteinベースで
ボッタクリって言う輩もいるでしょう。

それでもおかげさまでとても多くのバックオーダーを頂戴しています。

なぜそれほど支持されるようになってきたのかはそれは遠く長く険しく
曲がりくねった道を着実に歩いてきたからです。

最初から支持されたワケではありません。

辛口のお得意様と二人三脚で作り上げてきた経緯があります。

仕様変更なんて10回以上やりました。

今でも進化は止まりません。

ECUだって一月に2回は仕様変更しています。

そうやって見えないところにテマヒマやおカネをかけて作り上げてきたものを
お客様が評価するのは至ってカンタンです。

ご試乗下されば全てはわかります。

言葉で伝わらないモノ、数式なんかじゃなおさら伝わらないこと、
それがチョットそこいらをご試乗くだされば全てがわかります。

ナニがわかるの?

ってハナシですがご自身のクルマとの差です。

以前にも書きましたが、弊社の試乗車はエキマニ純正です。

女王蜂は売ってしまいました。

いくらECUがコリに凝ったからと言ってせいぜい320馬力程度です。

富士ショートのストレートですらお得意様にチギられます。

ブレーキだってま〜〜だベースグレード純正です。

タイヤだってhankookです。

言い訳をしているんでは無くトータルバランスを追求することを主眼として
開発を続けて来たと言う経緯はあります。

実はカネが無いだけのハナシなんですケド。

現在やっとEGを降ろしています。

390RS Pro

ただEGパワーだけを追求するのでは無く6連スロットルじゃなきゃ
到達できないバイクのようなレスポンス、それでいて乗りやすい、
書くとカンタンですがとてもとても難しいです。

こんなEGを搭載しちゃうとトータルバランスなんかフッ飛んじゃうほどの
インパクトになっちゃうので先日も書きましたがスーパーオートバックスの
神戸さんのイベントで純正EGのご試乗は最後とご案内させて頂きました。

数名のお客様がご試乗下さりl様もそのお一人でした。

で、2年の葛藤に I 様ご自身が決着をお付けになったと言うことです。

そうだ!! 来年のスーパーオートバックス神戸さんのイベントの懸賞クイズ、
公開パワーチェックにしよう!

今年の懸賞クイズは正解者がいらっしゃいました。

しかもお一人。

第一希望が進呈されます。

ちゃんと画像付きで証拠の正解をその内アップします。

ハナシがドンドン逸れるな・・・・。

軽量化のハナシだった。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その3

へ~~~~、アイアンマンスーツみたいなのを実際に売り出したそうです。

5,000万だって。

そのうち都心の渋滞を避けるためにそのアイアンマンスーツみたいなので
通勤する人が出てくるのかも知れませんね。

で、墜落する人も出てくる、と。

以前にもご紹介したネタです。

弊社自社製品もしくは弊社扱いの製品で実現できる軽量化一覧です。

まずはフロントセクションだけで

フロントバンパー  -3Kg

リインフォース     -3Kg

フロントフェンダー  -6Kg

タワーバー      -5Kg

ウォッシャータンク   -3.5Kg

エキマニ          -4Kg    

スポーツ触媒       -6Kg

EGマウント       -1Kg

フロントブレーキ    -30Kg

クラッチ         -10Kg

弊社ボンネットと輸出仕様ボンネットヒンジに軽量加工 -6Kg

打ち上げ花火 -1.5Kg

バッテリー    -15Kg

ラジエターアッパーフィニッシャー -5Kg

フロントセクションだけで99Kgの軽量化を実現しました

(新潟のE本様、ご指摘ありがとうございました)

フロントセクションだけで150Kgの軽量化を目指していますから、
まだまだ道は長く険しいです。

どうやってあと50Kg以上の軽量化を達成するの??

EG関係って実はまだまだあるんです。

ピストン

コンロッド

ダンパープーリー

センターセクションは

ルーフ  -10Kg

シート&レール -10Kg

ステアリング&ボス -3Kg

ダッシュボード   -15Kg

センターコンソールボックス -2Kg

センターセクションで 計40Kgの軽量化です。

目標は50Kgなんですが、こっからがキツいですけどナントカします。

フロントとセンターセクションで計200Kgの軽量化、しかも内装や
快適装備を一切犠牲にすることなくなるべくフツーにフツーにです。

ここでやっと、やっとです。

初めて軸荷重の適正化が実現されます。

ここで魂の叫びが聞こえてきます。

いくらかかんのよ (#`Д´)凸

やはり弊社はサーキットコンセプトです。

お客様の走りのステージやご予算に応じて、最大費用効率と費用対効果を
順次ご呈示させて頂きたいと思います。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その2

ねば~る君が熱中症で倒れたらしい。

こんなん見たかないでしょうが・・・・。

43degree

気象庁発表の気温って、百葉箱で計測するらしいんですけど、確か
日陰の風通しがよい芝生の上1.2m だったと記憶しております。

現実にはコンクリートやアスファルトで囲まれた風通しなんか無い現場です。

ま、グチっても仕事が進むワケでも無いんで・・・・。

ルーフを10Kg以上軽量化した乗り味ってナニか伝わりやすい表現を
考え出そうとと思案しましたが的確には伝わりそうもありません。

軸荷重が圧倒的に前寄りのZ34をもっとずっとイイ動きにするために
フロントセクションを中心とした軽量化を進めてきました。

同じ10Kgの軽量化も部位によって効果は大きく異なってきます。

バッテリーをリチウムイオンにすると15Kg近い軽量化ができますが、
ハンドリングに変化をもたらすほどでは無かったです。

それはやはりバッテリーの搭載位置に原因がありまして、バルクヘッドに
ギリギリで搭載されているのでヨー変化にはほとんど貢献しません。

それでもブレーキは効くようになりますし、加速も良くなるし燃費も良くなる。

悪いことはありませんがココで一つの大きなギモンが沸いてきます。

コレやるならアッチの方が良かったんじゃないの??

以前にも何回も登場しましたが、ウインドウォッシャータンク。

搭載位置は先っぽだし、ムダに大容量だし。

コレを弊社扱いのカンガルーバッグに交換すると3.5Kgの軽量化でした。

3.5Kgの軽量化~~??

ってなりますが、コストはブッチ切りで安いですしハナ先の軽量化です。

先っぽの軽量化、もしくは高い位置の軽量化って数字以上の効果です。

素材フェチの弊社がチタンマフラーに手を出さないのには理由がありまして、
その予算を投入するならもっと効果がデカいモノが目白押しだからです。

毎日シツコイようで申し訳ありませんが、クルマはトータルバランスです。

特にお客様にとってはコストってとても重要です。

限られた予算の中でその効果を一つ一つ検証していきます。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その1

もっとちゃんとした画像撮っとくんだった。

EM34

弊社お得意様、新潟県のE本様の車両にドライカーボンルーフを取り付けて
アシの点検やブレーキホースその他モロモロの作業を終了しまして、
陸送屋さんが引き取りに来る前に撮影してみました。

それにしても久々の画像なんだからもうちょっとちゃんとせなアカンやん。

こう言うトコがダメなんですよねぇ~~弊社って

ブレーキやアシの点検もあるのでちょっとは攻めたテスト走行をします。

すると、アレっ 今までには無い感覚

ドライカーボンの屋根を取り付けたのってE本様で3例目です。

いつもココで書いていますが弊社が自社でいろんなモノを開発していますが
実際に完成してみると あっココもうちょっとこうしたいな〜〜 ってのが
必ず出てきます。

ソコを見なかったことにすれば余計な型修正費もかからないし、
納期もずっと早く納めることもできたでしょう。

でも弊社のお得意様のほとんどは 時間かかってもイイからそのかわり
ビックリさせてくれ のパターンです。

今回のE本様の車両から弊社ドライカーボンルーフにドライカーボン骨が
標準で付くようになりました。

1号機にドライカーボンルーフを取り付けた時に、ざっくりですが
3Kgの軽量化に留まりました。

イイにはイイんですけど、費用対効果は何だかな〜〜? でした。

日産純正のルーフを新品部品で取ると、最初から裏ホネが付いてきます。

そのガン鉄製の裏ホネの方がずっと重いんです。

だから作っちゃいました。

トータルで10Kg以上の軽量化となりました \( ˆoˆ )/

さて、もうすぐ250台近くになるだろうZ34V36に乗ってきました。

さすがにほんのチョットの差でも気がつくようになりました。

特にアシやデフは銘柄もわかるようにもなりつつあります。

ハナシを戻しますが、E本様の車両をテストドライブに出てすぐに、

アレっ 今までには無い感覚

軽量化でイチバン大きかったのが弊社のブレーキシステムです。

ブレーキ本来の目的ではなくてバネ下の大幅な軽量化がもたらす
クイックなハンドリングに多くのお得意様が絶賛して下さいます。

味をしめていろんな軽量パーツに手を出していますが激変するモノって
なかなかそんなにカンタンなことではありません。

お客様にとってはいつも悩ましいことですが

次どれやればイイねん !! ??

弊社の費用対効果や律速段階についての情報発信が急務です。

弊社のことを全面的にご信頼下さるお得意様だからこそ、限られた予算と
時間的な優先順位を熟考しての情報発信はそりゃタイヘンです。

この壺を買えばベストが5秒縮まりますよ

って書いたら、きっと弊社のお得意様に5個は売れます。

冗談みたいなハナシですが実際によくあるハナシなんです。

弊社は例え壺でも 5秒縮まりますよっ て言えば、必ず縮めてみせます。

ま、そんなイバラの道を進むよりは真っ向から正攻法で弊社得意の
工学的なアプローチで一つ一つ丁寧に情報発信をして行きたいです。

空気の流れ三態ネタ、その5

しかし、こんなに画像の無いクルマ関係のブログって弊社だけでしょうね。

狙っているワケではありませんが、アクセス数が延びています。

一層と責任ある情報発信を痛感しています。

何回も書いてシツコイとは思いますが、チューニングカーに限らず
クルマにとっての最優先課題は トータルバランス だと言うことは
議論の余地は無いと弊社は考えております。

verNISMOも含めて、純正状態のZ34,V36は305~310馬力程度で
その馬力程度なら純正の吸気系はそれなりに足りちゃっています。

メーカーだってそんなことは100も承知です。

純正状態からパワーアップしたいというお客様の願望を具現化するために
律速段階はもちろんのこと、トータルバランスも同様に重要課題です。

パワーと言う観点からは、排気系とECUでイイトコ350馬力弱です。

馬力のハナシはここで書くとまた大きく物議を醸してしまうのでヤめますが
どう数字をゴマかした所で速くないクルマは速く無いです。

真の意味でEGパワーをお求めでしたらやはりEG内部に手を入れる必要が
ありますし、そのEGを生かす吸排気系やセッティングも必要不可欠です。

排気系とECUでイイトコ350馬力弱 から1ランク上を目指すためには
やはりコストと言う壁が立ちはだかります。

ここで敢えて声を大きくして主張したいです。

ムダなモノにおカネを払うことは避けたいと思います。

そうは言ってもナニがムダなのかを知る術が無いお客様も多いです。

そんな時には遠慮無く聞いて下さい。

circuitconcept@gmail.com

弊社がイマイチ信用ならねぇ ってことならもちろん他社さんだってあります。

ただ、弊社がいつもココで書いているトータルバランス。

アシはA社、EGはB社、ブレーキはC社、エアロはD社、お客様にとっては
イイトコ取りをしたつもりかもしれません。

でも実際にそんなウマくいくほどトータルバランスの敷居は低くありません。

弊社にある外しちゃった多くのアフターパーツを見ていてそう感じます。

1番多い吸気系を見ていてより一層ヤル気の炎が燃えてきます。