軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その2

ねば~る君が熱中症で倒れたらしい。

こんなん見たかないでしょうが・・・・。

43degree

気象庁発表の気温って、百葉箱で計測するらしいんですけど、確か
日陰の風通しがよい芝生の上1.2m だったと記憶しております。

現実にはコンクリートやアスファルトで囲まれた風通しなんか無い現場です。

ま、グチっても仕事が進むワケでも無いんで・・・・。

ルーフを10Kg以上軽量化した乗り味ってナニか伝わりやすい表現を
考え出そうとと思案しましたが的確には伝わりそうもありません。

軸荷重が圧倒的に前寄りのZ34をもっとずっとイイ動きにするために
フロントセクションを中心とした軽量化を進めてきました。

同じ10Kgの軽量化も部位によって効果は大きく異なってきます。

バッテリーをリチウムイオンにすると15Kg近い軽量化ができますが、
ハンドリングに変化をもたらすほどでは無かったです。

それはやはりバッテリーの搭載位置に原因がありまして、バルクヘッドに
ギリギリで搭載されているのでヨー変化にはほとんど貢献しません。

それでもブレーキは効くようになりますし、加速も良くなるし燃費も良くなる。

悪いことはありませんがココで一つの大きなギモンが沸いてきます。

コレやるならアッチの方が良かったんじゃないの??

以前にも何回も登場しましたが、ウインドウォッシャータンク。

搭載位置は先っぽだし、ムダに大容量だし。

コレを弊社扱いのカンガルーバッグに交換すると3.5Kgの軽量化でした。

3.5Kgの軽量化~~??

ってなりますが、コストはブッチ切りで安いですしハナ先の軽量化です。

先っぽの軽量化、もしくは高い位置の軽量化って数字以上の効果です。

素材フェチの弊社がチタンマフラーに手を出さないのには理由がありまして、
その予算を投入するならもっと効果がデカいモノが目白押しだからです。

毎日シツコイようで申し訳ありませんが、クルマはトータルバランスです。

特にお客様にとってはコストってとても重要です。

限られた予算の中でその効果を一つ一つ検証していきます。