終わりのないアシの開発ネタ

大坂選手がコーチを解任したってハナシ、ニュースでもかなり話題になって
いろんな評論家が語っていますが誰一人としてホンネを語りません。

と、弊社は感じました。

以前にも書きましたが10人いれば9人は同じようなことを考える

若い女性が世界の頂点に立っちゃって過去に何人も同じ轍を踏む、と。

シャラポワさんなんて記憶に新しいです。

ハナシが変わるようですがすR35の弊社のお得意様だった方から久々に
お電話を頂戴しました。

ちょくちょく手がけさせて頂いたんですが1年くらい前かな~~、とある
有名なGTRショップさんに移籍してしまいました。

ま、理由は明白です。

弊社のやることが遅い。

それだけです。

品質は充分に認めるが何せ遅い。

富士ランナーのお客様はやはり富士でもお知り合いができるんです。

で、あんな浮き草ヤめときなよ~~、△△さん紹介してあげるよ~~、って
洗脳されて移籍してしまってから1年以上ぶりのお電話です。

久しぶりなこともあって1時間くらいおハナシさせて頂きました。

やることが遅いことはわかりきっているのに弊社に戻ってきた理由も一つ、
世界最高峰品質、それだけです。

仕事が早いだけあって1年間でパカパカパカパカいろんなモノが付いて
馬力は850もあるんだそうです。

で、その結果どうなったかと言うと・・・・・。

サーキットコンセプトさんが常日頃言ってることが骨身に浸みました。

すんげ~~~お高い授業料だったようです。

まずはちんどん屋状態の車両を純正に戻すことからですね。

でもお預かりはGW明けです。

以前は、エ゛~~もっと早くなんないの~~ (`Д´)凸 って言われましたが
今回は借りてきたネコみたいに、はい、お待ちしております、です。

温度センサーを作って取り付けるべき位置や向きをイロイロ検討しています。

で、気がついてしまいました。

ショックアブゾーバーオイルの温度依存性の対策ももちろんですが、
オイルの温度が上がる要因をよくよく考察してみると見えてきました。

大きく分けて対策は2つです。

オイルの温度が上がらないこと、上がった温度を冷却すること

できることってまだまだあるんですね~~~

終わりの無いアシの開発ネタ

もう気になっちゃって気になっちゃって。

昨日、車検を取りに行った弊社練習機のS15を検証してみました。

朝の八王子って昨日や今日もほぼ0℃です。

外に出しっぱなしのS15のショックアブゾーバーもほぼ0℃。

で、八王子の検査登録事務所に行って帰ってきてタイヤを外してみて
ショックアブゾーバーをさわってみました。

ざっくり人肌のぬくもり。

いずれちゃんとデジタル温度センサーで計測してみますが触った感じの
人肌、つまり30~35℃くらいだと思います。

30分程度の街中走行で30℃近く上昇するんですね。

全日本のラリー選手に聞いてみましたところ、こんな回答が来ました。

クラスやダンパーのレベルにもよって違うけどSS(スペシャルステージ)
で言えば5Kmから20Kmくらいでタレてくる、とのことです。

使っているショックアブゾーバーでもこんなにちがうのか・・・・。

富士でテストしてみるのが楽しみなのと、想定以上の高温になったら
どう対処するのかって言う課題がアタマをもたげてきました。

で、ラリー選手に聞いてみたところ興味深いハナシも教えてもらえました。

やっぱりそうか・・・。

弊社の仮説はとりあえずは正しかったようです。

さらにもう一つの課題がアタマをもたげてきました。

5Kmから20Kmくらいでタレてくる、と言うラリー選手の助言ですが
富士の本コースで言ったらわずか数周です。

ラリーの路面と富士の路面は違うので単純な比較はできませんが
1ランク上のショックアブゾーバーの温度管理は有益であることは
間違いなさそうです。

終わりの無いアシの開発ネタ

昨日のネタ、反響がとても大きいです。

そもそもどれだけのアシにショックアブゾーバーオイルに対しての工学的な
こだわりがあるのだろうか?

百歩譲ってそのオイルにこだわりがあったとしてどれだけのサンプル数と
検証があったのか?

弊社のお得意様って弊社のことをご支持下さるだけあってお客様ご自身で
イロイロとお調べになったり研究なさったりするパターンが多いです。

で、弊社お得意様とのやり取りでこんなテーマがアタマをもたげました。

30分のサル走りでショックアブゾーバーオイルって何度になるの??

ですよね~~~~。

そりゃそうです。

オイルの粘度って温度依存性がとても高いと言うことはわかっています。

真冬で外気温が0~5℃程度の時と、真夏にサル走りする人はあんまり
いないとしても30℃の時とではショック内部の温度もかなり違います。

30分後の温度もかなり違います。

それ以前に真冬に組んでダンパーテスターにかけて検証した特性と
真夏に組んだ特性ではターゲット温度が30度も変わりますし、
その結果、せっかくキチンとセットしたショックアブゾーバーも
ターゲットの温度が違うことでパフォーマンスに違いが出ます。

それくらい温度依存性が高いショックアブゾーバーオイルなのに、
何で今まで話題にすら上がってこなかったんだろう???

と言うことでまず第一に温度を計測することが必須中の必須となりました。

冬にベストが出やすいという客観的事実があります。

その内の一つにショックアブゾーバーオイルの粘度があるかもしれません。

低温で粘性が上がれば減衰特性だって上がります。

逆に高温で熱ダレって言う症状もコレで理論的な説明が付きます。

っつーワケでショックアブゾーバーTEMPモニタリングシステムの
必要性を強烈に痛感したところで早速、作っちゃうことにしました。

もう5、6年前のネタで一回ご紹介したことがあります。

8ピンのICで割とカンタンに温度センサーとロガーシステムができます。

texas

デジタル温度センサーICってのがテキサスインスツルメントって
アメリカの会社から1個200円くらいで売っています。

コレ、かなりのスグレモノで0℃から100℃までを0Vから4.962mV
まで12ビットで出力できるから、そのままPCにシリアル通信をさせて
ログが取れるんです。

さ、秋葉原に行ってくるか。

終わりの無いアシの開発ネタ

スーパー女子高生の池江璃花子選手が白血病 w|;゚ロ゚|w

運命ってのは残酷ですね。

今の最新医学で早く完治して欲しいです。

ところで。

いろんなデータを蓄積していくとある事に気が付きました。

ショックアブソーバーに使われるダンパーオイルもやはりオイルです。

温度によって粘性が変わります。

待てよ!

今、ダンパーテスターにかけている室温が5度くらい。

データシートに記載されているのが40度と100度。

40度と100度でさえこんなに粘性が変わるのに5度の室温で評価しても
正確な数値は得られないっつー事になります。

まずはダンパーオイルによって弊社がデータとして蓄積している3種類の
特性をひとつひとつ検証していこうと思っていたんですが、その前に
アシの本当のスペシャリスト達はどんな温度管理をしているのか
ムクムクと興味が湧いて抑えることができなくなりました。

聞きに行くしかありませんね。

で、まずはPENSKE RACE DAMPERでタイヘンお世話になった
DANIELに聞きに行ってみよう。

ココでひとつのギモンが湧くかもしれません。

メールで聞きゃ済むハナシなんちゃう?

ハナシが変わるようですが弊社は1日に結構な数のメールを頂戴します。

もちろん商品お問い合わせもありますし業者さんやお取引き先もあります。

そんな中でノウハウを聞いてくるだけの輩もいるんですね。

その人にとっては切実なのかもしれませんがメールでのやり取りで得られる
情報ってその程度だと弊社は感じています。

御社の推奨アライメントは?

御社の推奨車高は?

御社のオススメのブレーキパッドは?

アヤしいギアオイルってドコのメーカーですか?

トラクションがかからないんで御社のリアのスプリングだけ売ってください

チェックランプが消えないんですケド

その他いっぱいあります。

弊社は聞かれる立場として想うこともありますし立場が変わって
聞く立場になった時にあおの教訓を生かさなければなりません。

単に △△ってナニ? って聞いてもイイほどの信頼関係ってよっぽどです。

ココで良く書いていますが スペシャリストに聞く って実はタイヘンです。

その人が正しいとも限らないし正解を教えてくれるとも限りません。

ただ、同じ技術者として匂いってのがあるんですね。

ある一定の技術レベルに達した人って必ず1度や2度ハマりまくっています。

トントン拍子で進むモノ事はやっぱりその程度のレベルです。

実際に会ってハナシをするとその匂いってのが伝わってきます。

その匂いを嗅ぎ分けてホンモノに出会うのも弊社の役目です。

ココでひとつ弊社の経験則です。

コレやりたいんだケド・・・・ってハナシを持ちかけた時に

あ~そんなコトやっても変わんないよ

この回答が最もレベルが低い技術者が好んで使うようですね。

あくまでも弊社の経験則ですよ。

ホントに実際にやってその結果変わらなかった時って、優秀な技術者は
その失敗の積み重ねと失敗を生かしてこんなモンができたってことを
そりゃあ誇らしげにウザいくらいに語るモンみたいです。

世界中の優秀な技術者に出会ってきた弊社の経験則です。

そう言えば中国の旧正月の連休が終わってアジア圏の技術者達も動き出しまて
連絡がいっぱい来ています。

そんな中で弊社がチタコンを依頼していた盧社長、直電してきました。

64チタン削り出しのチタコンじゃ弊社の要求には応えられなかったらしい。

で、もっと壮大な計画を持ちかけてきました。

いろんな評価データがあるから送ってやるって送ってきたのがPDF24枚。

世界のトップランクの技術者ってだいたいこんなんです。

ところで、64チタン削り出しのコンロッドよりもイイ物・・・・。

弊社にそのおカネが続くのか・・・???

終わりの無いアシの開発ネタ

タマには開発日記らしいネタをアップしてみます。

勉強すればするほど研究すればするほど奥の深さを痛感するアシのハナシ、
フロントはほぼ完成系って書いてしまった自分が恥ずかしいです。

知らないってのは怖いです。

弊社みたいな浮き草がよしゃあイイのにダンパーテスターなんか導入するから
イイ意味でハマるわハマるわ際限が無くなってしまいました。

ツルシのアシなんて左右で減衰特性が違うなんてのも珍しくありません。

出荷前に検査なんてやってらんないんでしょうね。

お客様はそんなことは知る術も無い、と。

もっとロール剛性を高めたい、もっとトラクションを確保したい、そのために
弊社でできることはあるんです。

ところがです。

当面の課題として乗り心地をドコまで犠牲にしなくて済むんだろうか? を

乗り心地って数値で表すことができません。

だからこそキチンとした仮説を基にした工学的アプローチを弊社では
実践してテストを繰り返すしか方法が無いんです。

先日、イギリスのQ社に行ったときに創業者社長の技術者に聞かれました。

ダンパーオイルはナニを使っている?

ん~~~と・・・・・・・・知らない・・・・・

そう言えばあんまり気にしたことがなかった・・・・・。

技術者としてそれでイイのか???

と言う自己批判に深~~~く苛まれまして

弊社試乗車が不動車なのでとりあえずS15でやってみました。

同じ特性、同じ内部構造の3セットのダンパーに3種類のオイルを投入し
その乗り味とパフォーマンスを検証してみました。

弊社が試したとある有名オイルメーカーの3種のオイル。

5Wdamperoil

10Wdamperoil

15Wdamperoil

これがね、とてもおもしろいんですよ。

また仕事を増やしてしまった・・・・。

1ランク上の温度管理について改めて考えるネタ、その3

ニュースでいっぱいやっていますが史上最強の寒波だそうです。

東京八王子では0℃とか1℃とかです。

今日の最高気温が4℃だそうです。

スリップ事故で事故処理に当たっていたパトカーに別のクルマが追突した
ニュースもやっていました。

ユキの影響で路面が凍結したスリップも多いとは思いますが、実は完全な
ドライ路面でのスリップ事故も冬場は多いんです。

1年くらい前の1月にちょっとしたメンドーなことに巻き込まれました。

朝の7時くらいに弊社の1ボックスで移動していたときのことです。

下りのちょっとS字っぽくなっている制限速度が30Km/hの一般道で
30Km/hちょいで下っていったときでした。

ProboxだったかSucceedあたりのライトバンがATを
キックダウンしてフル加速で追い抜いていきました。

で、元の車線に戻ろうと思ったんでしょうね、目の前でリアが流れて
なんにもできずに思いっきりスピンして左にアタって跳ね返って
右にアタって止まりました。

ま、大破です。

道路上にいろんな破片を散らかしたのでその場でUターンして立ち去ったのが
後でモンダイになって事情聴取されました。

制限速度が30Km/hを弊社が遵守していたワケではありません。

0℃とか1℃とかの路面温度だとドライでもグリップ力がかなり落ちる事を
経験則で熟知していますが、一般の人たちはまず知らないと思います。

その運転手さん、過去に何回かそのS字を通っていたでしょうね。

弊社も毎日のように通っています。

Z34V36のお客様もご経験があると思いますが、朝イチで車庫から出て
ステアリングを切って一般道に出るときにフロントタイヤがゴゴゴゴゴゴ。

喰わないんですね。

弊社がタイヤモニタリングシステムを強く推奨してきているには一般道でも
有益などころか、こんな気温だとむしろ必要不可欠の領域です。

タイヤの温度とグリップ力の関係をカンに頼って熟知できているのは
かなりの上級者、いや、もうプロレベルです。

EGオイルの温度には皆さん敏感ですが、PSフルードやATフルード、
デフの温度には関心が無いパターンが多いです。

タイヤの温度に至っては無頓着どころか温度とグリップの関係性すら
認知されていないように見受けられます。

この季節って、タイヤの空気圧も重要ですが温度も同じくらい重要です。

1ランク上の温度管理について改めて考えるネタ、その2

コレ、以前もアップしたことがありますが弊社試乗車のMTとデフの
温度計です。

diffandmttemp

10万キロオーバーのお得意様の車両を多数手がけてきて、キチンとした
メインテナンスや温度管理がされている車両と、そうでない車両の差が
顕著になってくるようになりました。

新車時から弊社で手がけさせて頂いているお得意様って意外にも少なくて
ある時点でお客様が気がつくことがあったり感じたりすることがあって
そこからずっと弊社とご縁があるパターンがほとんどです。

だからこそいろんなサンプルが手に入れられます。

EGオイルクーラーが付いていないお客様はほとんどいらっしゃいません。

それでも早い段階で取り付けたのか? 後に付けたのかでも状態は違います。

EGを開けてみるとわかりやすいです。

それだけじゃないんですね。

弊社がいつもココで提唱しているようにZ34V36はオーバークールが
ちょうどイイ、その事実を実証するのがMTやATの状態です。

EGオイルの温度が高い状態が続いていた車両は、その熱を拾って
MTやATも高温になっています。

MTはギア鳴りしてきますしATも滑るようになってきますがオーナーさんは
少~~しずつ少しずつ劣化していく変化に気がつくことができません。

お客様がご自身でできること、それは温度をモニタリングすることと
オイル、フルードと言った油脂類をできればちょっとだけイイ物を
定期的に交換する、それしかありません。

忘れた頃にやってくるドライカーボンラジエターアッパークロージングパネルネタ

中国の旧正月、春節の話題がニュースになっていますね。

もの凄い数の観光客が来て潤う人もいれば京都や江ノ島みたいに近隣の
困る住民もいる。

少なくともこんな時くらい観光客から税金を取って、いろんな整備に回せば
近隣住民だって喜んでくれると思います。

ここでマメ知識です。

春節と国慶節(中国の秋の大型連休)の時期には旅行は控えた方がイイです。

特に海外はエラいことになります。

以前にそれを知らずにヨーロッパに行って吠え面をかきました。

ロンドンの空港でパスポートチェックをするところ、あまりの中国人で
入国に3時間近くかかったことがあります。

その後にミラノに行ったんですがやっぱり入国に時間もかかりましたし、
レストランもドコに行っても長蛇の列。

こんなハナシだけで終わったら怒っちゃうお得意様もいらっしゃいますので
ちょっと前になりますがこんなネタをアップしておきます。

弊社お得意様の車両です。

radiatoruppercover

ドライカーボンラジエターアッパークロージングパネル

名前長げぇぇ。

ホントにシツコイですがZ34は軸荷重バランスの適正化が最優先課題です。

冷却が最優先ちゃうの??ってツッ込みが来そうですが最優先って
いっぱいあるんです。

なんだそりゃ (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

冷却は壊さないための対策ですし、軸荷重バランスの適正化はキモチイイ
ハンドリングのための費用対効果の高い投資です。

弊社はZ34のリアセクション軽量パーツをほとんど販売していません。

ダイアグブレースバーとチタンマフラーくらいです。

ドライカーボンのハッチゲートは?

リアガラスのポリカーボネート化は?

ガソリンタンクをATLにするって手もあります。

この辺をやれば30Kgくらいの軽量化は見込めます。

それでも弊社は手を出しません。

投資に見合った効果が見込めないと弊社が判断しているからです。

その一方、フロントセクションの軽量化はハンドリングにダイレクトに
フィードバックできるので多少コストはかかっても効果はデカいです。

今回のラジエターパネル、鉄でできた純正が一式で4、5Kgありそうです。

ちゃんと計測します。

一番先っぽで割と高い位置にあるラジエターパネルを軽量化すると言うことは
ヨーやモーメントを低減できますし、その結果ハンドリングが良くなります。

1ランク上の温度管理について改めて考えるネタ、その1

昨日の続きっぽくなりましたがオイル、フルード関係の温度管理について
もうちょっと語って見たいと思います。

コレ、Z34MTのドレンに付けた温度センサーです。

tempadapter

もう3年くらい前になりますかね、MTオイルクーラーは必要か??
ってハナシを検証したことがあります。

MTオイルクーラーが必要か否か? は、もちろん温度計測から始まります。

温度が上がればもちろん必要ですが上がらなかったら必要ありません。

とあるお客様が30分サル走りすると後半ギアが入らなくなる、と言う
ことでしたので弊社でも検証しましたが、弊社試乗車では本コースでも
ギアが入りにくくなると言う現象は経験がありませんでした。

弊社お得意様にお伺いを立てても誰一人としてギアが入らなくなると言う
症状はありませんでした。

そうなるとお客様のギアオイルがダメなんですって疑いが濃厚になります。

オイルって難しくて性能のモンダイよりもオトナの事情としてのモンダイ、
つまり大して良くないモノを高値で買っているパターンが多いです。

ま、とりあえずそれは置いといて1ランク上の温度管理のハナシです。

何回もココでご紹介しているように、

フかないオイルを入れるのが正解ではなくフかない温度管理が正解です

技術が進んで沸点が高い油脂類もどんどん開発されています。

シツコイようですがソコを目指しても・・・・と弊社は懐疑的です。

温度が上がれば金属は確実に膨張します

そうなるとある領域からメーカーが設定したクリアランスをブッチ切ります。

で、金属の極圧が異常上昇して焼き付く、と。

デフやPSが壊れる時ってこのパターンです。

EGやATだって同じメカニズムなんですが強力なフェイルセーフに守られて
壊れるまでに至ることは少ないですが確実に蝕まれていきます。

10万キロ当然、20万キロも視野に入ってくるお得意様も多い中で
できるだけ良い状態を維持するために温度管理は必要です。

いつものことですが弊社がネットで叩かれます。

不安を煽って商品を売りつける商法 だそうな・・・。

必要ないって言っているヤツらをマトモに信じて壊してしまっても
そいつらは一切責任を取りません。

思いつきでモノを言っているだけですから。

弊社はカンや旧態依然のセオリーに頼らずに工学的なアプローチを
目指しています。

EG、MT、AT、PS、デフ、温度管理をキチンとしておけば避けられる
トラブルをみすみす看過してしまうことは、もはや自己責任を通り越して
高い授業料としてご自身に返ってくるだけです。

そうならないために1ランク上の温度管理を提唱していきたいです。

12万キロのS15メインテナンスをZ34V36に生かしてみるネタ、その4

コレ、O2センサーってヤツです。

o2sensor

12万キロのS15ではほぼ死にかけています。

死にかけって言うのは完全に壊れているワケではないのでEGがかからないとか
ストールするとかって言うのは無いんですが、息つきとかハンチングなどと
乗っていて不快な症状は出てきます。

Z34V36は片バンクに2個、計4個付いています。

Exhaustpipe

Z34V36のバヤイはEG不調なんて事になると末期で、早い段階で
車検に通らなくなります。

純正ECUを車検用にちょっとイジれば回避できることがほとんどですが
なにせいろんなフィードバックをかけている現代のECUです。

センサーが調子悪かったら思い切って新品交換をオススメしたいところです。

しか~~~し。

このセンサー高いんですよね。

S15で1個税別34,600円です。

Z34V36なんて4個ありますからタイヘンです。

で、あることに気がついちゃいました。

センサーを良~~~く見るとBOSCHって書いてあります。

つまり・・・・ケケケケケ Ψ(`∀´)Ψ

ここで書くとイロイロとモンダイが出てくるので弊社お得意様から
順次ご案内していこうと思います。

知らないってのは何かにつけて損しますね~~~~。

恐ろしい恐ろしい。