昨日のネタ、反響がとても大きいです。
そもそもどれだけのアシにショックアブゾーバーオイルに対しての工学的な
こだわりがあるのだろうか?
百歩譲ってそのオイルにこだわりがあったとしてどれだけのサンプル数と
検証があったのか?
弊社のお得意様って弊社のことをご支持下さるだけあってお客様ご自身で
イロイロとお調べになったり研究なさったりするパターンが多いです。
で、弊社お得意様とのやり取りでこんなテーマがアタマをもたげました。
30分のサル走りでショックアブゾーバーオイルって何度になるの??
ですよね~~~~。
そりゃそうです。
オイルの粘度って温度依存性がとても高いと言うことはわかっています。
真冬で外気温が0~5℃程度の時と、真夏にサル走りする人はあんまり
いないとしても30℃の時とではショック内部の温度もかなり違います。
30分後の温度もかなり違います。
それ以前に真冬に組んでダンパーテスターにかけて検証した特性と
真夏に組んだ特性ではターゲット温度が30度も変わりますし、
その結果、せっかくキチンとセットしたショックアブゾーバーも
ターゲットの温度が違うことでパフォーマンスに違いが出ます。
それくらい温度依存性が高いショックアブゾーバーオイルなのに、
何で今まで話題にすら上がってこなかったんだろう???
と言うことでまず第一に温度を計測することが必須中の必須となりました。
冬にベストが出やすいという客観的事実があります。
その内の一つにショックアブゾーバーオイルの粘度があるかもしれません。
低温で粘性が上がれば減衰特性だって上がります。
逆に高温で熱ダレって言う症状もコレで理論的な説明が付きます。
っつーワケでショックアブゾーバーTEMPモニタリングシステムの
必要性を強烈に痛感したところで早速、作っちゃうことにしました。
もう5、6年前のネタで一回ご紹介したことがあります。
8ピンのICで割とカンタンに温度センサーとロガーシステムができます。
デジタル温度センサーICってのがテキサスインスツルメントって
アメリカの会社から1個200円くらいで売っています。
コレ、かなりのスグレモノで0℃から100℃までを0Vから4.962mV
まで12ビットで出力できるから、そのままPCにシリアル通信をさせて
ログが取れるんです。
さ、秋葉原に行ってくるか。