タイヤウォーマーについて考えてみるネタだと思う、その2

コレ、以前にもご紹介させて頂きましたが、タイヤモニターです。

tiretemp1

空気圧と温度です。

上の2つの温度計は左がデフオイルの温度で、右がMTオイルの温度です。

真冬の朝に5分くらい暖気をした時で、MTオイルはEGの熱を拾って
少しだけ高い数値を示しますが、冷間は4度くらいです。

冷間時にタイヤの空気圧を2.3くらいにしてあります。

で、一般道を30分くらいフツーに走ったらこうなります。

tiretemp2

タイヤの温度が10度チョイ上がっただけで、空気圧は0.2上昇します。

コレがちょっとした山道なら、20度くらい上がって0.4くらい上昇します。

実際にサーキットで何周目に何度くらいになるのかって、かなりの経験を
要しますし、タイヤによってもかなり違ってきます。

だから弊社ではこのタイヤモニターを推奨しています。

そんなに高いモンでも無いですし、費用対効果はかなりイイです。

また、4月のAMPA(台湾自動車部品見本市) で新作を物色してきますので、
さらに進化したモノを20個くらいは手配してきます。

で、このシステムを導入するとグリップが良くなる温度域、空気圧、そして
グリップが抜けてくる温度域、空気圧がとてもカンタンにわかります。

そしたら次には、そのデータに向けてタイヤを暖っためたり
同じ30分のサル走りでも、内容が濃くなります。

このシステム導入以前の走りよりも、明確な目的が一個増えます。

低いタイヤ温度や高過ぎる空気圧で走り続けても、効率が悪いことに
気が付くと思います。

これは費用対効果と言うよりも、時間効率 のモンダイす。

同じ30分のサル走りでも、得るモノが1ランク上になると思います。

タイヤウォーマーについて考えてみるネタ、その1

タイヤウォーマーなんて必要か?

そもそも論です。

弊社はそんなモノには否定的です。

イイのはわかりきっていますが、モータースポーツの裾野をZ34,V36を
通して広げたいという弊社の基本理念に齟齬を生じることにもなります。

難しいです。

で、

ストリートではいらないですよ。

そもそもストリートで使っている人を見たこと無いです。

いらないです。

じゃ、サーキットでは?

外気温が0度くらいの今の富士の本コースを想定してみます。

タイヤの温度も0~5度で、タイヤにもよりますが、一般ラジアルなら
空気圧を2.0~2.2くらいでコースインします。

フツーなら3、4周もすると、タイヤの温度は40~50度くらいで
空気圧も2.5~2.7くらいになります。

そこでいったんピットインして空気圧を調整します。

これまたタイヤにもよりますし、4輪同じようには温度が上がらないので
2.2~2.3くらいにして、またコースイン。

アウトラップでタイヤのグリップを確認しながらフルアタック開始。

ここからサル走りですよ。

弊社の推奨する冷却系を施して下さったお得意様の車両は、30分間の
走行枠をフルに走りきれますが、5~6周でタイヤの温度も60~70度で
空気圧もまた2.7くらいになっちゃいます。

タイヤの銘柄やサイズによっても違いますが、タイヤが最もグリップする
温度と空気圧の最適値ってのが必ず存在します。

もちろんソコを外せばベストラップを叩き出すことは困難になりますし、
むしろもったいない徒労を繰り返すことにもなりません。

だからタイヤの温度管理、空気圧管理はとても重要になります

タイヤの中の空気は温度で膨張しますし、水分が含まれているので
高温域になると、水分の気化も始まってさらに圧が上昇します。

今日はベストを出すぞ!!

って意気込んで走るときには、特にこの空気圧、温度管理が重要です。

そうなると、現実には30分の走行枠で最低3回はピットインが必要です。

ベストタイム狙いのプロや上級者は30分もサル走りをしません。

でも、弊社とご一緒してサル走りをしたお得意様、どんどん上達するんです。

ウデのチューニングってヤツです。

どんどん上達して下さるお得意様を客観的に観察させて頂きますと、
次にナニが必要かと言うことを、弊社から理論的にご呈示する必要が
とても差し迫った段階に来ています。

まず、空気圧管理、温度管理の重要性をもっと啓発していかなければ
ならないと考えております。

最低でもコイツです。

Intercomp

以前にもご案内差し上げましたが、フルスイープで(振り切って)4Kg
これがとてもイイから、弊社ではコイツを推奨しています。

現場ではコイツがとても見やすいんです。

弊社ではもう10年以上も使っていまして、校正もしました。

もちろん弊社でお買い上げ下さると、校正もお安くご提示できます。

次にアメリカに行くときに、10個持って帰る予定です。

興味のある方は、お気軽にメールして下さい。

circuitconcept@gmail.com

え~~と、そんなハナシじゃ無かったな。

高精度なモータースポーツ用のエアゲージは最低限、ってハナシでした。

さ、次です。

サル走りのためには、消耗品は安くあげたいネタ

昨日のネタを自分で書いていて、またタイヤに悩んでいます。

日本製のタイヤは、さすがに高いだけあって良くできていると思います。

でも、弊社にとっては高すぎるな~~~。

とある有名タイヤ屋さんのサイトでチェックしてみた。

BS RE71R 275/35R18 税別40,820
BS RE71R 285/35R19 税別47,650
BS   05D 265/35R18 税別48,130
ヨコハマ 052 265/35R18 税別42,420

しっかし、たっけ~~な~~~。

手が出ませんよこんなの。

良心的なDUNLOPでも、

ZIII   275/35R18    税別31,660

当然4本必要ですからね。

お客様とサル走りに行くと、3ヶ月でタイヤが亡くなっちゃいます。

真夏は走らないことを考慮しても、年間12本です。

弊社的にはムリ~~~~。

で、ここはアジアンタイヤです。

もちろんBSさんやヨコハマさんのような日本製がイイのは周知です。

でも、いろんなモノが発展途上で仕様変更を重ねている状況で、
日本製のハイエストグリップは、まだ必要無いかな って感じます。

弊社のアシだって、いろんな意味でテストや試行錯誤を繰り返して
熟成を続けています。

ただ、コレも

NS2R

コレも、

hankook

グリップを評価する前に、熱依存性のモンダイが多少なりとも付きまといます。

早いハナシが、暖まるのに時間がかかる。

ストリートならいきなり全開する人もいないでしょうが、クローズドだと
かなり暖めないと本来のグリップは発揮できないです。

特にタイムが狙えるこの時期に熱が入りにくい。

富士の本コースで表現すると、アウトラップ含めて5周はダメ。

フツーのタイヤなら2周もすれば熱入れも充分なので、同じような感覚で
3週目にアタックするとコカコーラでスピンします。

コレじゃダメだよ~~~

って断罪する前に、フとアタマをよぎりました。

タイヤウォーマー

実はコレっていろんな意味で、かなり使えます。

FDの時に使っていました。

ナニがイイのか?

そして欠点は?

 

失って初めてわかる健康のありがたみ、ネタ

ホントにたくさんのお客様や業界関係者から、お見舞いやご心配や
激励のメールをたくさん頂戴致しました。

ありがとうございますm(_ _)m

辛口のお得意様なんて、

今死なれたら困る

うわははははははははははははは、笑うしかありませんね。

しかし、医学の進歩は目を見張るほどで、あんな激痛が薬物を数錠で
取りあえずは治まるんですから。

完全に治癒するには時間がかかるでしょうけど、光が見えました。

あとは再発しないように、PC作業時の姿勢や運動にも気をつけます。

ここのところの大雪も加えまして、弊社の作業予定が大幅に狂いました。

富士の練習会も3回連続で中止になりましたし。

天気予報が1日晴れって言っていても、こんなんなることあります。

fujishort

画像じゃ伝わりにくいですが、かなり降っています。

遠方からわざわざお越しになったお客様、これじゃあガッカリどころか
やり場の無い怒りで暴れ出します。

よくありがちなハナシです。

路面温度って何度がイイの?

その問いに対して、

低けりゃ低いほどイイ

って無責任なハナシをいっぱい耳にしたことがあります。

確かにベストラップは冬に出ることがほとんどです。

吸気温度が低ければパワーも出ます。

ところがです、タイヤのハナシになると実はもっと複雑なんですが、
百把一絡げで 路面温度は低けりゃ低いほどイイ なんて弊社にとっては
ちょっと無責任だな、って感じる情報が流布しているように感じます。

何回もここで書かせて頂いておりますが、

最適値

ってのが必ず存在します。

タイヤによって温度依存性が大きいモノとそうでないモノがあります。

特にハイグリップ系は顕著です。

ちゃんと暖めないと、いきなり思いっきりスピンするかコースアウトです。

そんな特性をキチンと送り手責任を持って伝えることはほとんどありません。

だから弊社ではいろんなタイヤをテストして、グリップだけではなく
温度特性もお得意様にお伝えできるようにしています。

なっかなか熱が入らないハイグリップもありますから。

知らずにアウトラップから2~3周でアタックすると、ツッ込みますから。

初めて首を吊りました、ネタ

2週間くらい前から、肩こりに悩まされるようになりまして、肩こりなんか
そりゃあるだろ、ってんでもちろん放置。

今回だけはちょっと重いな、って感じてはいました。

まさかアイツの怨念が肩に取り憑いたか???

ってビビりながらやっぱり放置。

2,3日前からちょっと左腕にシビレ。

こりゃただごとではなさそうだぞ。

って感じましたがやっぱり放置。

で、昨日の深夜3時くらいに突如の激痛に左腕のマヒ。

まずいまずいまずいまずいまずいまずい

こういう時って救急車を呼ぶべきなのか?

と、もんどりうっていたら朝になったので取りあえず病院に行った。

結果、こういう時って救急搬送された方が良かったみたい。

総合受付で、モノ凄くイタイから早くナントカしてくれ、って申告しても、
淡々と、受付票を書いて提出して下さい

ま、そりゃそうなんですけど、コレ、右腕だったら書けないじゃん。

受付票を書いたはイイが、今度は受付に長蛇の列。

やっと初診受付を終えたら今度は外来受付で 問診票を書いて下さい

そりゃそうなんですけどね。

で、また外来受付で待つこと数十分。

やっと 整形外科に行って下さい とのこと。

エレベーターで3階の整形外科に行ってみると、そこでまた受付なんですが
ものスゲ~~人が待っている。

待つしかネェな、って待つこと2時間。

8時半に病院に着いて、診療が始まったのが11時。

診断の結果、頸椎神経根症

パソコン仕事が多い人の現代病らしいです。

レントゲンとMRIを撮ってもらうと、イイ感じで神経を突っついている。

neckpain

そこが炎症を起こしているらしい。

で、炎症を収めれば治るらしい。

午後には理学療法という施術を受けましたが。

いくつかやってもらったんですけど、首を吊る治療がありました。

何か、神経を通る穴を広げるらしい。

首にいくつかバンドを着けて上に引っ張るんですけど鏡に映ったその様子は
まるでアレですよ、アレ。

全治は3ヶ月くらいらしいです。

休んでるバヤイでは無いので、左腕を引きづってでも作業をします。

ドライカーボンラジエターアッパーカバーネタ

ホントにちょっとずつちょっとずつですが、製品がひとつひとつ確実に
できあがりつつあります。

ボンネットを開けてみると、フロントバンパーのすぐ後ろにある
プラスチックのカバー、ひっぺがしてみると鉄板が見えます。

以前にもご紹介したように、鉄製だけあって 重いんです。

だから弊社得意のドライカーボン化です。

主眼はもちろん軽量化ですが、単純な軽量化も芸がありません。

純正の構成部品からオス型ってヤツを起こしてみました。

プラスチックのカバーを含めて、4ピースからなる純正を1ピース化です。

radiatoruppercover1

フツーならこれで試作1号に移行する所なんですが、いやいやいやいや、
そこはCircuitConceptです。

もっと攻めます。

フラッシュサーフェス化をもっと攻めて、いらん穴をもっと埋めて
コレを手にしたお客様が、コレ、スゲ~~な って感じて下さるように
あともうちょっと、ひと手間を加える予定です。

radiatoruppercover2

ラジエターにアタる外気をもっと効率良く利用することにもなります。

1度で2回も3回もオイシイ、そんなことを追求しています。

こんなところにも弊社ならではのこだわりを、ネタ

で、NISMOさんのロングハブボルト松バージョンをこんなカンジで
純正のハブに圧入するんですけど、ここで一つモンダイがあるんです。

nismohub

コレ、FDの時に使っていたスペーサーです。

fdspacer

精度を追求して、削り出しで製作してもらったんです。

高速域でブレの原因は取り除いておきたいからです。

もちろんZ34,V36にはもっと攻めたスペーサーを製作しています。

ところがです。

精度を追求するあまり、あるモンダイに直面しました。

ハブボルトを圧入するときに、極端な表現をするとこんなんなります。

hub

実際にはコンマ数ミリなんですが、これが先端になると1mmくらい
振れることがあります。

クルマのアルミホイールを脱着するくらいならモンダイありません。

でも、高精度を追求した弊社のスペーサーは入らなくなっちゃうんです。

キッチリと直角を出してハブボルトを圧入する必要性が大きくなります。

で、対策用の治具を作ったんですが加工屋からまだ上がって来ません(TT)

最近、景気がイイらしくて大口の仕事が増えているみたいで、弊社のような
小ロットや試作は後回しにされてしまいます。

NISMOさんのロングハブボルト、松バージョンネタ

こんなニュースだったり

nissan

一方ではこんな情報だったり

NewZ

情報がおもいっきり錯綜していますね。

もちろん何がホントなのかなんてわかるはずもありませんが、R36が
ハイブリッドで、Z35をV6ツインターボなんてガソリンエンジンを
投入してくるだろうか??

ハナシがカキーンと変わりまして、NISMOさんからお届け物。

nismo

何だろう?? と思ってあけてみると1ヶ月以上前に頼んだハブボルト。

nismobolt

さすがにコッチはよくできています。

そりゃそうです。

1本 1,000円 ですから。

晴耕雨読ネタ

2週連続で雪か・・・・・。

仕事が進まん・・・

こんな時は、出荷梱包発送を鋭意前倒しやデスクワークです。

いつもここで書かせて頂いておりますが、

自分だったらこんなモノが欲しい

を、牛歩の如くですが具現化しております。

その理念に賛同して下さった弊社のお得意様に支えられています。

タイヤのバルブ、強度が不要なので発色重視のアルミ合金のチタンカラー
美しく仕上がりました。

で、300個75台分を作りましたが、2日間で52台分が売れました。

ありがとうございます m(_ _)m

弊社の製品では、珍しく手に入りやすい価格で送料、消費税コミコミで
1台分ジャスト1,000円ですから。

笑っちゃうのが、昔の仲間のFD乗りやS2000乗りの多いこと多いこと。

FDとS2000とFT86で22台分です。

ちゃんとしたパッケージを用意しなくちゃいけないとは認識しています。

弊社の製品を取り扱ってくれる遠方のショップさんから、

高けェモン買ってんのに何だコノ包装は (#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙

ってお叱りを頂戴したことも少なくありません。

立派なパッケージ、もちろんタダじゃありません。

パッケージにカネかけて、製品自体の定価を上げるくらいだったら、
タイヤバルブはこんな包装で、送料を超安価にしています。

せっかくキレイに仕上がったので、キズが付いてもおもしろくありません。

で、ノリが後に残らないマスキングテープで1個1個保護してから送ります。

airvalve

で、もう一つイロモノのご紹介です。

steeringbolt1

これじゃわからんな・・・・・。

で、拡大してみました。

steeringbolt2

頭のサラの部分を通常の製品よりも0.5mm盛り上げて作ったので、
取り付けた後に美しさが倍増するんです。

steeringbolt3

steeringbolt4

コレも最初は通常の皿ビスと同じ様に作ったら、ほんのちょっとですが、
イチバン見えるアタマの部分が少しうずまってしまっていることに
少しだけですが残念感がありました。

だから作り直したとです。

クルマに乗るたびにず~~~っと目に入る部分です。

こだわりたかった、それだけです。

久々のスーパーライトウエイトへの道ネタ

昨日、高雄からの帰国便であることに気が付きました。

台湾でGoogleMapを使っていて、それが起動したまんまでして、
機内では 機内モード ってヤツになっているので、電波は届かないし、
高雄線はWiFiが無いのでネットの信号もナシです。

それなのに高度10,000m以上でGoogleMapが稼働している。

google1

なんだコレ、スゲ~~技術だな。

Mapが全てキャッシュなのか???

google2

そんなバカな・・・。

さ、どんどん攻めています。

コレ、Z34のワイパーモーター系のアッセンブリーです。

wipermotor1

重そう・・・・。

FDの時は、ワイパーシステムを全部取っ払っちゃったり、2本のワイパーを
1本にしちゃったりと軽量化に向けてイロイロとやりましたが、Z34や
V36ではそんなことをしちゃいけません。

で、バラしてみると大物とまでは行きませんが、割と中モノが4つあります。

ワイパーモーターを留めるブラケット  X 2

左右のワイパーを連動させてるロッド X 2

ブラケットは純正が割とゴツいアルミなので、ここはMg合金にケテーイ。

で、この2本のロッド。

wipermotor2

純正は磁石が付くので鉄パイプっぽい。

ここはドライカーボン中空シャフトで行きます。

トータルで3Kg以上の軽量化を狙います。

ホントはモーター自体にも手を付けたいんです。

軽量バージョンに交換とか。

でもこの手の電装品は、純正の信頼性と使い勝手はなかなか捨てられません。

弊社の ドライカーボン(松)エアロダイナミズムドアミラー、純正の
電動機構を全て盛り込んだことで、支持されるという要因はあります。

何でもかんでも取っ払っちゃう軽量化はずっとカンタンですが、弊社の
お得意様は弊社にそんなことを求めてはいません。

高品位な軽量化、ずっとタイヘンです。