タイヤとの対話ネタ、その2

失敗例も上げておきます。

クルマってFFだろうが四駆だろうが駆動を抜くと不安定になります。

タコ踊りって言われる現象です。

駆動を適切にかけているとクルマは安定します。

この、適切に ってのが肝心です。

四駆やFFよりも後輪駆動の方が難しいです。

俗に言う アクセルワーク ってヤツです。

今日はアクセルワークの前の段階のおハナシです。

低μ路ではタイヤとの対話がやりやすいです。

ドカンとフルブレーキングをしてみます。

キチンとセットされたアシとブレーキを備えたZ34やV36なら
低μ路でもドカンと踏めます。

するとABSが思いっきり仕事をしてくれます。

そこでオーバーランすれば突っ込み過ぎなワケですし難なく曲がってしまえば
まだ余裕があったと言うことになります。

それはタイヤが教えてくれます。

まだ行けるで

ってタイヤが教えてくれれば次にはもっと行けばイイんです。

シツコイようですが、クルマがキチンとセットされていることが大前提です。

フラフラして真っ直ぐ止まらないクルマや、アシがダメでABSが誤介入
してくるようなクルマだと、いずれクルマが無くなってしまいますし、
余計な神経を使わなければならないので、上達の妨げになります。

タイヤと対話をしながら何回か突っ込んでいる内に、そのタイヤの能力の
100%をアタマではなくカラダで掴むことができます。

はやる心をここでは抑えて冷静に一歩下がります。

安全面への配慮です。

安易に  じゃ、ちょっくら雨のコースを走ってみよう って行動しても、
かなりのハイリスクです。

富士のショートでも充分に全損できます

実際に多くの車両がガードレールやコンクリート壁の餌食になっています。

万全を期してもやってしまうこともあります。

仕方がないよ、人間だもの

って相田みつをさんが名言を残しています。

弊社の製品は一見、高価なモノが多いです。

高価なモノには必ず理由がありまして、最大効率を追求していますと、
トータルでは安くつくことが多いんです。

少なくとも弊社のお得意様はそう感じて弊社に全幅の信頼をして下さいます。

弊社の最大の特徴の1つでもある オートクチュール。

売ったら売りっぱなしのそのまんまではアシの性能を発揮することは
ムリだと弊社は考えていますから。

お得意様には今の段階でナニが足りないのか、間違っちゃった方向や目標に
向かっていないか、ナニをすれば階段を一歩上がれるのか、を具体的に
わかりやすくご提示させて頂くのも弊社の大事な仕事です。