「サイドスカート、画像無いの?」ってお問い合わせ、増えてきました。
ありがとうございます。
現在、オス型が完成しております。
ここからが結構大変なんです。
オス型からメス型を起こします。
そして試作1号がやっとできるんですけど、それでもホントに外側だけです。
実際の製品には、車両側に取り付ける「留め」を考えなければなりません。
弊社製品は、取り付けの加工やテマをできるだけ削減できるように
全て、純正の留め位置と留めピンを利用しております。
車体側の特殊な加工は、できるだけあってはなりません。
弊社のフロントバンパーやフェンダーも同じ設計思想で製品化しておりますが
ポン付けで、ぴったり合うように何回も型の修正をしております。
「FRP製品は合わない」と言う業界の常識に真っ向勝負です。
ところで、肝心の弊社サイドスカートの見た目なんですが、もうちょっと
お待ち下さるよう、お願い申し上げます。
「ナニもったいぶってんだよ!」
って、お怒りもごもっともです。
ただ、今までにはなかった斬新なデザインなので賛否両論だと思います。
今さら弊社が、ナナメ下に張り出しただけのサイドスカートをリリースしても
「エッ、これがサーキットコンセプト???」ってなります。
コレ、2013年6月2日のネタです。
弊社のフロントフェンダーの設計思想をご紹介したネタです。
フロントタイヤが高速回転すると、タイヤハウス内の空気はグシャグシャに
暴れまくって、車体を上に持ち上げてしまうんです。
上に持ち上げるとナニが悪いのか? っておハナシは何回かさせて頂きました。
引っ越し早々、物理のハナシではドン引きされそうなのでまた今度にします。
ま、ダウンフォースの逆ですね。
富士で言うと、コカコーラや100Rでかなり変わってきます。
弊社のフロントバンパーやフロントフェンダー、富士で試着会ってのを
やってみたいと昔から考えております。
過去2回の富士での練習会で、ご参加下さいましたお客様が
「Z34って基本、アンダーなんだ」
って、身をもって体感してもらいました。
最近のクルマはとても良くできています。
ストリートだったら、切ったら切っただけ曲がります。
でも、サーキットだとやはりそういうワケには行かないんです。
で、弊社もサスペンションキットをリリースさせて頂いているワケです。
サーキットだけのことを考慮すると、キャンバーは大きくなります。
ただ、ブレーキは効かなくなるし、ストリートでは真っ直ぐ走りません。
弊社のサスペンションキットは、何回もご案内させて頂きましたように
コントロール性を重視しております。
ストリートとは全く違った、サーキットみたいな高速コーナーでは、
空気の力を借りることが正解です。
フロントタイヤハウス内で悪さをする暴れた空気を、フロントフェンダーで
キレイに抜いてやることに成功致しました。
こんなフェンダーのインナーライナーまで作りましたから。
弊社のフロントフェンダーキットに標準で付いております。
せっかく抜いた空気も、今度は車体下部に再び潜り込もうとします。
それが、リアのグリップに悪影響を及ぼすことになるんです。
まずは、その悪さをする空気の流れ対策が弊社のサイドスカートには
一番の開発命題でした。
ホンモノのレース車両に、そのヒントがいっぱい詰まっています。
が、そこが難しいところです。
競技車両チックにしたくなかったんです。
K村様やT城様からメールを頂戴致しました。
「いい年こいて、まだこんなクルマに乗ってんの!?」
と言うくだりが心に刺さったと言うことです。
上品に、上品に、たたずまいだけでもオーラがある、そんな開発理念です。
難しいです。