「未分類」カテゴリーアーカイブ

イイモノって、ホントに少ないんです、ネタ

これじゃ何のネタだかわかんないよ! って言われてしまいます。

でも、わかっちゃうと100%怒られます。

ほとんど皆様がご存じの有名メーカーの、とある部品を取り寄せてみました。

弊社が、ず~~~っと使っていた信頼性の高い製品よりも、
ちょいと小型なので、使ってみようかな、と考えました。

こないだの東京オートサロンでも、展示販売してありました。

弊社は商売カタキみたいなモンなので、じっくり観察できませんでした。

大失敗

手に取ってちゃんと見てみると、こんなの使いモノにならないです。

でも、コレ使っている人、そこそこいます。

そう言えば、弊社のお客様にもいらっしゃったな~~~~。

ホントに無いよりはまだマシ、そんな程度です。

100円ショップに、「モノが悪いよ!」って言ってるのと同じでした。

でも、価格は全然100円ショップじゃないんですよね~~~~。

とてもとても高い3万円でした。

弊社がこんな製品出したら、完全にフクロです。

気になる~~~

と言うお客様も多いと思います。

2014年9月25日のネタです。

弊社がいつもいつも提唱していることが書かれていました。

nikkei1

nikkei2

天下の日本経済新聞社の日経ビジネスと言う雑誌のコラムです。

安価なモノには必ず安価な理由がある

モノを見る選球眼はそう言う失敗を重ねることでしか培われない

弊社も久々にババを引きました。

もちろん、お客様の車両に取り付けることは絶対にありません。

10年20万キロ乗るぞネタ、その3

意外とヂミ~に、10年20万キロ乗るゾ、のネタが好評です。

やはり、Z34やV36から乗り換えたくなるような魅力的なクルマが
無いと言うことなんでしょうね。

時代は、ハイブリッドかダウンサイジングターボですからね。

前回もご案内差し上げましたように、ゴム系のおハナシです。

ラジエターのクーラントホース、アッパーとロワーはもう既に販売済みです。

在庫もちゃんとあります。

無い色もありますので、お問い合わせ下さい。

で、現在SAMCOに特注をお願いしてあるヒーターホースです。

heaterhose

以前にもご案内差し上げましたが、純正でも十分です。

ただ、弊社が提唱しているのは、

どうせ換えるんだから

と言うカスタマイズのおハナシです。

この手の商品は、製品自体の価格よりも作業工賃の方が高かったりします。

せっかくだから、クーラントも交換しましょう! です。

もちろんクーラントも純正で十分です。

でも、アフターマーケットで、優れた製品が販売されているんです。

特にサーキット走行が多いお客様、必見です。

日本では、圧倒的にK社のシェアが高いです。

OEMも含めて、ほぼK社です。

こういう製品、やはりアメリカが先駆者でありとても得意です。

円安となって、大して良いハナシでは無くなってきましたが、
それでも、まだ優位性があるんです。

何がどう優れているのか?

まずはターボ車のFDで、サーキットでテストです。

ま、能書きを読んでみるとこういうことらしいです。

1.冷間時、スッと温度が上がる

2.温間時は適正温度をキープして、水温が上がりにくい

なんだそうです。

今日みたいなメッチャ寒い時に、暖気時間が短かくなるらしいですし、
サーキットでも、水温が安定するらしいんです。

とても高価な製品をたくさんリリースしている弊社が言うことか?

って感じるかもしれませんが、弊社は右から左の商品はお安く出しております。

常日頃、ご提唱させて頂いておりますが、価格には理由があります。

素材にとてもおカネをかけたり、精度を徹底的に追求したり、開発費が
かかってしまうモノは、お安くお出しすることができません。

日本で4L、7,000円近くもするモノが、ずっとお安く手に入るなら、
弊社はそっちをおススメするだけのハナシです。

弊社のお客様なら、4L、7,000円のクーラントをオススメしても
ほぼ皆様、お買い上げ下さるとは思います。

弊社的にも、はるかにラクだし。

でも、そこは弊社です。

安い100万円もあれば、高い1万円もある

と言う理念は、決してブレ無いです。

10年20万キロをお客様にお乗り続けて下さるために、イイ物を安く、
そして、必要なところには、ケチらないで投資をして欲しいと思います。

トータルでは、ずっと安上がりになりますから。

Z34、V36APレーシングブレーキキットネタ、その45

大御所様が、弊社のブレーキキットの何に驚愕して下さったのか?

やはり、弊社のAPレーシングブレーキキットの最大のポイントは、

最軽量

で、あることです。

まずは、キャリパー。

上級グレードの 4ピストン、7.8Kg

ベースグレード 7.4Kg

AP Racing  CP5555 2.8Kg

ブレーキディスクローター

上級グレード φ 355 t 32 15.4 Kg

ベースグレード φ 320 t 28 9.8 Kg

弊社取り扱い APRacing 特注フルフローティング φ 356 t 32

aprotor

5.2Kg

そりゃ百戦錬磨の大御所様も驚愕です。

弊社ベルハウジング7075S 1,090 g

弊社ベルハウジング 64チタン 680 g

ま、こう言うことです。

これだけのバネ下の低減、効果が小さいワケありません。

乗り心地もずっと良くなります。

昨日もご紹介させて頂きましたが、さらに、さらに進化を遂げています。

前後バランスやパッドの温度特性だったり、コントロール性だったり。

もうコレでイイ、となると、その上は無いんです。

富士の1コーナーの突っ込みで、バンバン抜けるよ!

って、お客様に言って下さるように、もっともっと進化します。

ちなみに、ABSの誤動作、誤介入、このシステムだとしないんですね。

それでも、もっともっとテスト、検証は必要です。

大事なお値段ですが、やはりこれだけのシステムだと安くはありません。

F 648,000円

R 488,000円

w|;゚ロ゚|w

確かに効果ですが、値段にはちゃんとした理由があると考えております。

安くて良いモノはできません。

高くてダメなモノはいっぱいありますけど。

Z34、V36APレーシングブレーキキットネタ、その44

今日も作業作業です。

八王子はみぞれが降っています。

気温は3℃です。

ベイマックスみたいに着込んでいますので、作業をしていると暑くなります。

でも、工具はメチャクチャ冷たいです。

お待ちになっていらっしゃるお客様のためにも1日でも早く仕上げます。

昨日もご案内させて頂きましたが、弊社もどんどん進化しています。

先日、M岡様のブレーキディスクローターを研磨致しました。

もう20年近くのお付き合いの加工屋さんが、去年飛びました。

研磨用の治具を持ってどっか行っちゃいました。

しょうがないので、別の加工屋に出して研磨致しました。

で、研磨からアガって来てお取り付けをしましたが・・・・。

ジャダーがひどい。。 (ll゚д゚ll)

何でやねん!!

加工屋に言ってみても、「ウチじゃちゃんとやっているよ!!」の一点張り。

現にジャダーがひどくて、乗れたモンじゃありません。

とりあえず、弊社の車両からローターを外してM岡様の車両に取り付けました。

ジャダーは無くなりました。

と言うワケで、研磨がダメだったようです。

う~~~ん、どうすっかな~~~~。

時間も限られているので、例の大御所さんに泣きつきました。

超経験豊富なメカニックNさんが、その日に手配してくれました。

また、借りを作ってしまった。

で、Nさんから連絡がありまして、

「こんなんじゃダメだよ」

ダメなのはわかってんだよ (」`o´)」

で、レース業界でも百戦錬磨の大御所様、弊社のブレーキローターを見て、

○○くん、何だコリャ!!

と驚愕のご様子でした。

何でもっと早く教えないんだよ 凸(-_-メ)

と、お怒りでした。

で、今年の秋にオーストラリアで開催されるWTACに参加される車両に、
弊社のブレーキシステムを、ご採用下さることになりました。

で、この極寒の八王子で、N町様のブレーキのお取り付けです。

まずは、純正のバックプレートと、弊社のクーリングダクト付きのプレート。

brakebackplate1

純正はこんなカンジです。

brakebackplate2

ショボい。

あまりにもショボ過ぎる。

で、弊社のプレート、こんなカンジです。

brakebackplate3

タマには、じっくりとキャリパーサポートをご紹介させて下さい。

7075Sと言う、最高級のジュラルミンを削り出して、表面処理は
T6と言う、これまた最高級の硬質アルマイトをかけています。

やっぱり、Z34やV36には上品にブロンズのアルマイトを選びました。

各部にRを取ることで、徹底的に応力分散を図りまして、強度も最高です。

calipersupport

キャリパーを固定するボルトも、高張力クロモリ鋼です。

これ、1本1,000円します。

caliperbolt

ちゃんと、1本1本確実にこう言うのを塗布して行っています。

threadcompound

これも、10年前くらいにGT300のレース屋で教えてもらいました。

無事にキレイに付きました。

apbrakekit

カッコイイなぁ~~~~。

ここまで徹底的にこだわってこそ、世界最高峰品質です。

それでも、現状に甘んじることなくさらに進化をもくろんでいます。

ドアミラーのネタ、その24、なのかな~~

今日は、純正と同等レベルの使い勝手を開発苦労ハナシだったはずですが・・。

不具合発生です。

(×_×ll)

詳細はまたご報告差し上げます。

F井様、M様、急いで仕様変更を致しますので、またご報告させて下さい。

開発と言うモノは、バグフィックスとの戦いです。

バグフィックスと言うのはコンピュータ用語です。

最近はシミュレータやエミュレータが優れているので、暴走しなくなりました。

バグと言うのは、ムシのことです。

ムシ~~~???

プログラム上のちょっとしたミスだっり、エラーだったりをバグと言います。

シミュレータが無かった頃は、大体、暴走しました。

そのバグをひとつひとつツブして行って、やっとマトモなプログラムとして、
使いモノになるレベルに到達できるんです。

WindowsやiOSでも、頻繁にアップデートがありますね。

一発でキマるなんてことは、天文学的確率でムリです。

だから、バグフィックスならぬ仕様変更を重ねて、より良いモノになるんです。

サスペンションなんか、今でも進化しております。

仕様変更後、無償でご提供させて頂いております。

そうじゃなきゃ、初モノ、敬遠されます。

弊社はトコトン面倒を見させて下さい。

そこは、儲かる儲からないのハナシでは無いんです。

邂逅

と言う言葉があります。

Z34やV36やFDが無ければ、弊社と出会うことが無かったハズです。

せっかくご縁があって、アヤしい弊社とお取引をして頂いています。

早速、不具合は徹底して対策を致します。

Y本様、ご不便をおかけ致します。

Z34、エアロアナライズドドアミラーネタ、その23

早速のお問い合わせ、ありがとうございます。

でも、エロいドアミラー購入希望、そのまんまじゃないですか!!

イケてるドアミラー、ってのもありました。

空力のネタの続きですが、純正のこんなところも弊社は気になってしまいます。

doormirror3

こういうところ1箇所みても、もっと空気抵抗が低減できるんです。

写りが悪かったので、撮り直してみました。

doormirror4

こういう製品をキレイに撮るには、段ボール箱で作った程度でイイので、
スタジオみたいのが必要です。

フラッシュ焚いても、反射してしまうだけです。

ドアミラーのベースステーを一つ取っても、もっと空力を追求できるんです。

翼断面化するこで、ダウンフォースを稼ぎ出すこともできるんです。

そんなことやったって変わんねぇよ

って、最初っからチャレンジしないようでは、弊社の存在意義が問われます。

お客様に、そこまでヤル!? って感じてもらえる製品でないと、です。

今日は、空力のネタでは無かったんですけどね。

純正以上の使い勝手についてです。

ともかく、Z34に乗るとドアミラー、かなり邪魔です。

他車種ではあまり感じられないことが、Z34で感じられてしまう。

まずは、純正のドアミラーがデカ過ぎる。

もちろん、小さくすれば後方視認性は悪くなります。

お客様の車両にタマにご装着されている某社のドアミラー、あれもムリです。

クルマを駐車する時に、左側のタイヤあたり、全く見えません。

ヘタすりゃアルミをガリってやってしまいます。

サーキット用だからしょうがないよ!

ってなるかもしれませんが、サーキットでもダメでした。

先日、富士でテストをさせて頂いた某車両にもそれが付いていました。

富士のストレートで曲がってきます。

ピットに入って2回ほど直しましたが、ダメでした。

あれだけ小さいドアミラーでも、富士のストレートで受ける空気抵抗は
とても大きいと考えるのか? それとも、ただの剛性不足なのか?

小さくするメリットよりも、デメリットの方が大きかったです。

弊社のドアミラーを開発し始めた2年前にご紹介させて頂きましたが、
純正の前方視認性の悪さって、ココです。

mirrorinterferance

赤い部分がデカすぎる。

そこが大きな死角を作ってしまうんです。

赤い部分をできるだけ無くして、弊社が適正サイズだと考えるミラー本体。

その組み合わせで、純正同等の後方視認性を確保しつつも前方視認性も
大きく改善することができました。

そもそも、こんなところって、まず使わないです。

doormirror5

通勤等の日々のドライブで、必要な使い勝手を確保することも重要命題です。

やはり、お客様にとっては、なんと言っても

見た目は大事

あると思います。

カッコ悪ぃの絶対にイヤですから。

純正と同等以上の使い勝手と、ずっと良い視認性との開発苦労ハナシ。

長くなってきたので、明日ご紹介させて下さい。

Z34、ドライカーボンドアミラーネタ、その22

先日、納車させて頂きました福島県いわき市のM本様から
ご丁寧に、ご報告のメールを頂戴致しました。

******** 前略 ***********

先日はありがとうございましたm(__)m
サスペンションの変わりようがすごくて驚きです。

******** 後略 ***********

いつもいつもありがとうございます。

ところで、今日は忘れられかけたシリーズ。

ドアミラーって、どうなってんの?? ┐(;´∧`)┌

ホントに文字通り、牛歩ですがコツコツ完成しております。

この2セット、大阪のY本様分と、千葉のF井様分です。

doormirror1

Y本様も、F井様も、弊社のエロいフェンダーが既に装着されています。

Y本様の車両は画像がありました。

弊社のフェンダー、カンペキにお取り付け下さっています。

いや~~~、カッコイイです。

チリも塗装もカンペキです。

YM34

鯖が引っ越して、ドアミラーネタを全く見られなくなってしまったので
久々に、詳細にご報告させて下さい。

いつも弊社がここで提唱させて頂いています。

自分が客の立場だったら、こんな商品が欲しい!!

を、具現化していっています。

Z34や日産に限らず、どうも日本車はドアミラーの完成度が低い。

後方視認性が良けりゃ、なんでもイイ!!って印象を受けてしまいます。

日本の自動車メーカーって、ドアミラーのデザイナーはいないのかな?

Z34やV36、R35までもが弊社のトラックと変わらないドアミラー。

無いわ~~~~

まず、第一にカッコ良くなきゃダメです。

そして、やはり弊社はサーキットコンセプトです。

空力的に優れていなくてはなりません。

そして、軽量、高剛性でなければなりません。

さらには、純正のあまりにもひどすぎる前方視認性の改善です。

そしてそして、純正と同等の使い勝手です。

これだけの機能を全て盛り込んだドアミラー、世界でも弊社だけです。

これこそ、世界最高峰品質です。

さ~、一つ一つ解説させて下さい。

まずは空力ですね。

2014年3月11日のネタです。

純正を上から見た時のレイアウトです。

mirrorairflow1

あいかわらず、ざっくり杉。

こんなカンジで、うまい具合に空気って流れてくれないんです。

また、復刻版を書かなくてはなりませんが、空気って表面を通らないんです。

つまり、こうはならないんです。

mirrorairflow2

実際には、こうなります。

mirrorairflow3

で、ドアミラーにガシガシ走行風がアタって、抵抗になります。

だから、空力的にはドアミラーと車体をもっと離す必要があります。

そうは言いましても、車検の問題だったり使い勝手だったりと
イロイロと制約があります。

で、純正との比較画像を載せてみました。

doormirror2

CD値が大幅に改善されていることも、画像から伝わるんでは無いかと。

最高速が伸びるドアミラーって、ステキじゃあ~りませんか。

もっと弊社のドアミラーに関する空力のネタ、また明日です。

弊社のエロいフェンダー、実はお客様からのネーミングです。

ある日のお客様からのメールに、

御社のエロいフェンダー、購入希望

ってメールを頂戴して以来です。

このエアロアナライズドドアミラー、何てネーミングになるのだろう?

Z34、軽量高剛性高冷却性フロントリインフォースネタ、復刻版

フロントバンパーを外すと、デーンと純正のリインフォースがあります。

何回か書かせて頂きましたが、コイツがよろしく無い。

reinforcegenuine

ちょっと数字が見づらいですが、6.0Kgを示しております。

純正のバンパーですと、コイツは見えないです。

そりやそうだ。

そもそも弊社がフロントバンパーを開発した理念が、空力と軽量化と冷却性と
そして大事な見た目です。

見た目は、どうしても賛否両論に分かれてしまいます。

それはお客様の好みですから、どうすることもできません。

ただ、空力や重さや冷却性はすぐに結果が出ます。

フロントバンパーのおハナシは、また改めていずれご報告させて下さい。

今日はリインフォースのネタです。

せっかく、空力や冷却性能を追求してフロントバンパーを作りました。

で、装着してみると、純正のリインフォースが丸見え。

他社さんってどうやっているんだろう??? って、ちょっと調べてみますと、
純正のリインフォースを黒く塗っちゃっているパターンが多いです。

弊社がそんなことしたら・・・・。

で、空力にも冷却性能にも悪影響を及ぼすリインフォースを作りました。

純正は牽引フック込みで6Kg。

弊社製は、軽量牽引フック込みで3.6Kg。

reinforce304

2.4Kgの差を大したことないと考えるか?

それとも、オーバーハングの一番先っぽの軽量化を真摯に受け止めるのか?

真摯に受け止めて下さったお客様が、お買い求め下さるんですけどね。

弊社ステンレス製フロントリインフォース、48000円です。

弊社のバンパーをご装着のお客様や、これからご装着予定のお客様には、
38000円でご提供させて頂いています。

今ハヤリのセット割りってヤツです。

で、昨年も一度、ご紹介させて頂きましたが現在チタンで作っています。

チタン製のリインフォース、どうなったの?

って、お問い合わせ、ちょくちょく頂いちゃうようになりましたから、
進捗状況をご報告させて下さい。

やはり、軽量牽引フック込みで2Kgは切りたいです。

軽く作るだけだったら、1.5Kgくらいにはなるとは思います。

でも、剛性が不足します。

ただ単純に左右をつなぎ止めるだけでなく、弊社は、ねじれ剛性も着目します。

サーキット走行では、フロントのタイヤの接地性にも影響しますから。

FDやロードスターで経験しましたが、フロントセクションは堅ければ
堅い方がハンドリングがずっと良くなります。

ステアリングを切った時に、アウト側のタイヤから大きな入力があります。

そして、サスペンションを介してボディに大きな入力があります。

車体、よじれます。

だから、純正でもゴッツいリインフォースやタワーバーが付いているんです。

わざわざコストをかけて。

だから、少なくとも純正と同等の剛性は必要なんです。

軽量化と高剛性の両立。

弊社の永遠のテーマです。

律速段階ネタ、復刻版

2011年11月6日のネタです。

律速段階

化学の用語です。

AとBを混ぜてCができる、なんてカンタンなハナシ、あんまり無いんです。

その間に、中間体みたいなモノができることも多いですし、実際には
もっと多段階反応であることが多いからです。

右手に赤い液体が入った試験管、左手には青い液体が入った試験管、
それをビーカーに同時に入れて、ボカンみたいな・・・。

そんな70年代の仮面ライダーみたいなハナシ、そうそうありません。

化学反応速度をつかさどる要因って、温度だったり圧力だったり濃度だったり。

触媒を加えるとどれだけ効果があるとか、とても深いです。

それだけ要因がいっぱいある多段階反応の中で、反応速度を最も支配する、
1個の反応を、化学用語で律速段階って言います。

ナニ言ってっかわかんねぇよ (#`Д´)ノノ┻┻’、・゙

ってお客様のために、この辺にしておきます。

で、わかりやすく水道のホースネタです。

弊社の過去4年半のネタで、ベスト3に入るほど高評価のネタでした。

こんなホースがあったとします。

restrictedhose

左に水道の蛇口を付けて、右にバケツかなんかに水を貯めるとします。

水道の蛇口を開けても開けても、なかなか思うように水が貯まりません。

それでは、もっと水をたくさん早く貯めるにゃどうしたら良いのか?

ホース “C” の部分を太くすりゃイイと、誰もが思いますよね。

ホース”C” をそのままにして、ホース”B” や ホース”D”を太くしても、
結果、つまり貯まる水の量は全くと言ってイイほど変わらないんです。

つまりこの水の量を支配している部分は、ホース”C” と言うことになります。

それを律速段階と言います。

チューニングも全く同じことだと、弊社はずっと提唱しております。

こっちが先でしょ

それは今やんなくても・・・

何でそれ先に付けちゃったかな~~~

ホース”C” に手を付けないで、ホース”B” や ホース”D” に投資する。

弊社でお預かりしているお客様の中に、そんな車両があるんです。

結果が変わらないならまだイイ方でして、悪くなっちゃうこともあります。

純正に戻しましょう!!

って、何十回言わせて頂いたことでしょうか?

スゴい部品を付けると、車両がスゴくなったような気がします。

プラシーボ効果

と言います。

昔からの弊社の開発日記の読者なら、

ああ、アレね。

ってヤツです。

もう、書くことができなくなりました。

弊社では、取り外した残骸がいっぱいあります。

取り外した後に、お客様からの異議申し立て、一回も無かったです。

ホース”C” の部分に相当するのが何なのか?

なかなかお客様には判断が難しいとは思います。

純正というのは、それなりにちゃんとできております。

それなりに、ですけど。

フツーに法定速度を守って、フツーに走るには十分に設計されています。

それがフツーで無いことを始めると、どんどんホース”C” がネックとなって
様々な障害を引き起こしてきます。

責任ある情報発信として、ホース”C” をキチンとお伝えしていけるように、
イロイロとハマった分、フィードバックして行きたいと思います。

10年20万キロ乗るゾ、ネタ、その2

今年は作業の合間を縫って、積極的に走りに行くことを予定しております。

ホントか?

でも、今のところ走りに行けるクルマがありません。

弊社のZ34は、なんだかんだで春くらいではないかと思います。

その前に、チャッチャとFDを走れる状態にしたいです。

現在は、代車で出ております。

近いうちに、弊社に戻って来ます。

タイムがどうのこうのの前に、お客様とサーキットをご一緒できるほどには、
事前準備がかなり必要なんです。

少なからず外車を含めて、ほとんどの市販車は対策が必要です。

去年もご紹介させて頂きましたが、弊社のFD、最終型の6型とは言え、
そのままサーキットで全開すると、かなりの確率で壊れます。

1.ラジエター

タダですりゃ、純正でもオーバーヒート気味のFDです。
すぐにフェイルセーフが介入して、走れなくなってしまいます。
アルミの3層ラジエター、既に手元にあります。
これで水温はOKっと。

2.EGオイルクーラー

これも無いとハナシになりません。
そのままだと、自ら進んで壊しに行くようなモンです。
純正で、ちっちゃいEGオイルクーラーが付いています。
完全に容量不足です。
また凝ったことをし始めると、いつになるかわからないので、
チャッチャと、もう一個追加します。
ソコソコはイケるハズですから。

3.ブレーキ

これは弊社の大得意とするところなので、徹底的にこだわります。
そんな時間あんの? ってハナシですよね。
散々やった経験があるので、Z34やV36みたいにイチからでは無いです。
それでも、もっと上があるはずだ、の精神でスゲーの作っています。

4.強化AT

オートマなのっ???
そうなんです。
弊社には現在、3台のFDがあります。
このATのFDは、元々が代車用です。
代車ならFDじゃ無くてもエエやん、ですよね。
イヤイヤ、そこが弊社です。

6.タイヤ、アルミ

現在の純正装着は、F 235/45-17,R 255/40-17です。
タイヤも死にかけているし、サーキット走行では役不足です。
少なくとも、Fも255です。
タイヤは最初はFEDERALの595RS–Rで十分です。
十分と言うより、そっちの方がイイんです。
近いうちに、律速段階のネタ、復刻版をアップし直します。
他の大事なところを後回しにして、ハイグリップタイヤを履いても、
とりあえずタイムは出ますが、その先がありません。

7.サスペンション

これも、無くても走れますが走りに行ってもツマン無いです。
FDで実績のあるアシって、掃いて捨てるほど出ていると思います。
何回も弊社が提唱させて頂いておりますコントロール性重視のアシ、
試してみたいと言うお客様に、バンバンお貸し出しする予定です。

8.SP-A

SP-Gでも十分ですけど、仮に代車とは言え、弊社のデモカーに
付いていないってどゆこと? です。
純正のシートで富士なんか走った日にゃあ、次の日背中が激痛です。
年は取りたくねぇなぁ。

9.4点

このレベルだったら、純正の3点でもだいじょぶっちゃだいじょぶです。
でも、モータースポーツの裾野を広げていこうという弊社です。
4点は、安全という見地からも必須メニューに入れておきました。

10.メーター

これも無くても何とかなりますが、何とかなる程度です。
ちゃんとモニタリングしていれば壊さずに済んだハナシいっぱいあります。
詳細はまた後日に、M田様のZ34にお取り付けの時にご報告いたします。
いっぱいメーターが付いた方がカッコイイと言うお客様もいらっしゃいます。

富士や鈴鹿を全開するなら、

油温
油圧
水温
ATフルード
デフオイル

あたりは必要になって来ると思います。

で、ここまでが必須メニューですね。

最低限の準備です。

サーキット走行って、それなりにおカネかかります。

かけるべきところに投資をしないと、トータルでは余計におカネかかります。

最低限のことに加えて、もっとやらなくてはならないことが襲ってきます。

マフラー、腐ってます。

オールステンのマフラー、ちゃんと新品がありますので交換しないと。

純正触媒、多分、死にかけています。

そのままで富士なんか全開したら、純正触媒すぐ詰まって、排圧上がって、
タービン壊すか、エンジン本体壊すか・・・。

あと、ゴム系、全部ダメです。

近いうちに、ゴム系は全部交換していかなければなりません。

サーキット全開なら、ベアリング類も早期にやっておきたいです。

フュエルポンプも、新品に交換しなくてはなりません。

ストレート全開時に、フュエルポンプが突然死を迎えると、
もれなくエンジンも突然死ですから。

そうすることによって、この先何年かは安心して全開できますから。

Z34やV36にも、いずれやってくるハナシもいっぱいありますので、
FDでの経験は、弊社の大切な引き出しになります。

長く安心してお乗り続けるためには、壊す前に予備対策が効果が大きいです。