サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その2

ナラシも含めて、ちょいと山道を走ってみました。

純正というのは、良くも悪くもバランスが取れています。

3,000rpmまででも、6速もあると130Km/hくらい出ます。

限界内はもちろんのこと、タイヤが軽くヒーーッ、て鳴くくらいまでは
とても良く曲がりますし、バランスがイイので扱いやすいです。

さらにもう少し攻めていくと、とたんに馬脚を現します。

特に下り。

曲がんない曲がんない。

ひたすらドアンダー。

そりゃそうです。

フロント軸荷重840Kgに対してリアは660Kgです。

限界を超えるような領域で曲がろうとするためには、常にブレーキを残して
リアの荷重を抜く必要があるんですが、これはこれでタイヘンなんです。

リアの軸荷重が元々軽いので、純正の柔らかいアシだとスッポ抜ける。

トラクションもかかりにくい。

そこそこの純正状態で山を走ると、S2000やFDなんてハナシにならず、
下り限定なら、ロードスターにも間違いなくチギられますね。

だからこそ弊社ではサスペンションを煮詰めてきましたし、フロントの
軽量化を強く提唱してきました。

冷却系をキッチリと対策することはZ34にとっては周知の常識ですが、
弊社の広報車を純正状態で知り尽くすことで、新しい局面を見つけました。

山を楽しく、そして扱いやすく走るためにはアシは当然大事です。

それと同じくらい、マンマシンインターフェースも大事です。

機械式のデフなんか、まだまだ手を出しちゃ行けません。

もちろん機械式のデフを否定するワケではありません。

順番があるというおハナシです。

まず、走りやすく楽しく走れる環境が大事だと、つくづく感じました。

ステアリング

シート

ショートシフター

EGマウント、デフマウント

乗って下されば、すぐにおわかりになると思います。

そのための広報車です。

何でなのか、弊社のトラックよりもデカいZ34の純正ステアリングを、
バタバタと山で回すわずらわしさを身をもって体験しました。

別に弊社取り扱いのステアリングでなくてもイイとは思いますが、
弊社の最高級の牛本革、とても評判がイイです。

ステアリング一つでこんなに変わるの? を、体験して欲しいと思います。

シートは、語るのヤめました。

そんなんでイイのか?

言葉では伝えきれません。

すぐに対策しました。

弊社でSP-A、SP-Gをお買い上げ下さったお客様には、サービスで
エアバッグインジケータキャンセラーを施工させて頂いております。

丁寧にハンダ付けして、断熱収縮チューブで仕上げております。

ちょっとやそっとじゃ引っかけてもだいじょぶです。

で、SP-Aです。

spa

iPhon6のカメラじゃ、キレイに写らんとです。

久々に取り付けてみると・・・・、あ~~~ココ、こうしたい・・・・。

弊社シートレールをお待ちのお客様、取りあえず発送致します。

お待たせし過ぎちゃっていますから。

後ほど、仕様変更品を発送させて頂く段取りとさせて下さい。

やっぱり、もう一台準備して良かった・・・・。

で、ショートシフターです。

純正のシフト回りで、気持ちイイようなスポーツ走行、ムリでしょ。

そのくらいの印象でした。

あと、柔らかすぎるマウント類です。

山で左右に振られると、とても良く感じます。

ステアリング操作に遅れてやってくる位相のエンジンの動き。

これが実にイラつきます。

遅れてやってくる位相のエンジンの動き、これがアンダーを助長している
そんな気がしてしまいます。

弊社の広報車は、あえてハードなことをやらないでおいて、お客様目線で
費用対効果を重視しつつ、純正のイイところを見直して行きたいです。

そのかわり、1号機改め戦闘機は思いっきりやれます。

何をだ??

FDで培った弊社のブレーキテクノロジーネタ

弊社のブレーキシステムをバックオーダー中のお客様、お待たせしています。

中間報告をしておかないと。

今回は、Z34、V36、そしてFDと細かく分けてご報告させて下さい。

と言うのも、ブレーキはとてもとても難しいんです。

では、やはりZ34からです。

FDのブレーキじゃないの???

ちゃんと繋がっていますから。

Z34の上級グレード、弊社の経験からブレーキシステムは良く無いです。

まず、フィーリングが悪過ぎます。

へぇ~~~、アレでダメなんだ~~

と、お感じのお客様も多いと思います。

ハイ、弊社的にはダメダメです。

弊社が経験したスポーツカーで、ここ20年で一番悪い。

そんなアホな???

って思いますよね。

じゃあ、良かったヤツを列挙していきます。

弊社が経験したクルマだけなんですけど、とりあえずPorscheだの
Ferrariだの、Mercedesからご紹介させて下さい。

そんなハナシされても・・・。

価格帯を考えると、良くてアタリマエです。

でも、イイ物を知ることは大事です。

997GT3なんか、全てのスポーツカーのお手本だと思います。

CayennGTSも、とてもとても良かったです。

意外なのが、Mercedesってブレーキに関する社是が全くブレなくて
C250みたいな下級グレードでも、とてもフィーリングがイイんです。

AutobahnやAutoStradaを200Km/hオーバーでカッ飛んで、
パニックブレーキでも真っ直ぐ止まるように設計されています。

ただ、その止まり方が三者三様なんです。

ドイツでレンタカーを借りてみると、イロイロ試しちゃいます。

まず、わかりやすいのがMercedes。

200Km/hオーバーからガツンと踏むと、4輪が沈み込むように、
ひたすら安定志向で止まります。

初めて乗ったとき、それはそれで衝撃でした。

後日、師匠国政氏にお尋ねしました所、そう言うジオメトリーなんだそうです。

そのイメージでFDのブレーキシステムを構築したことがあります。

もう、10年近く前になるでしょうか・・・・。

サーキットに行くと、なぜかダメだったんです。

今では、そのリクツ、手に取るようにわかります。

3年前にネタとしてご紹介させて頂いたことがあります。

止まるブレーキと曲がるブレーキが違うからなんです。

それがわかりやすいのが、CayennGTSでした。

997GT3や991GT3では、ストリートじゃわからないです。

富士や鈴鹿じゃないと、その恩恵が感じられないと思います。

いろんな経験をさせて頂いて弊社の引き出しとしてフィードバックします。

FDは、たくさん経験しているので割とラクにできると思っていました。

10年前に構築したブレーキシステム、ツッ込み所が満載でした。

現在の弊社のテクノロジーでFDのブレーキを構築すると、
ほぼ全部作り直しに近かったです。

でも、テマヒマを惜しまずにテクノロジーを投入していけば、
どんどん良くなっていきます。

例えばこんな所。

TIFDrearbrake

ディスクローターの有効径を最大限に活用するためにパッドの当たり面を、
0.5mm単位の精度で追い込んでいます。

こんなことやったってやらなくたって、パフォーマンスは変わりません。

弊社の開発理念です。

ありとあらゆる所に一切の妥協をしない

その積み重ねのみが世界最高峰品質を語れる資格があると信じていますから。

書くことはカンタンです。

実践し続けるのは、とてもとてもタイヘンです。

FDは純正のブレーキで充分。

そんなハナシ、とても良く聞きます。

それはそれである意味正しいと思います。

Mazdaがメーカーの威信をかけて開発したFDのブレーキバランスが、
かなり優秀なので、安易に交換するとバランスが悪くなります。

あ、そうなんですか。 で、弊社は引き下がりません。

サーキットコンセプトのブレーキはやっぱりスゴいね

って、感じて下さらなければ失敗なんです。

Z34、V36、そしてクロスオーバーのお客様が

オレのは~~~???

って、なっちゃっています。

もちろん、ズルズル引きずっているワケではありません。

こういう事、一つ一つやるから時間がかかります。

Z34試乗車改め弊社広報車ネタ、その1

昨日も働いたな~~~~。

自分で言うかって?ってツッ込みもありますでしょうし、
もっと働いている人そりゃあいっぱいいるでしょうね。

先日の不測の事態、想定外の出来事のハナシの続きってワケでは無いですが
ま~~~、イロイロとやらかしちゃってくれるわ、弊社の取引先。

ま、こんなおハナシ、聞きたくもないですよね。

弊社の試乗車改め広報車のおハナシです。

無事、本日に弊社の試乗車が来ました。

democar1

ここで、ファーストインプレッションを書いてみます。

1.ステアリングが軽い

こんなモン、日産だって仕様変更をしたと思えないです。

っつーことは、お客様の車両のほとんどがステアリング重くなっています。

別に弊社取り扱いのPSフルードでなくともイイですから、今すぐ
ディーラーや行きつけのショップさんに行って、PSF交換しましょう。

何回もご案内差し上げていますが、PSFは常に高温にさらされています。

確実に劣化しています。

弊社の広報車、すぐにPSFクーラーVマウントツインコアを装着します。

PSフルードだけでなく、PSFポンプユニットやステアリングラックの
保護にもなりますので、PSFクーラーは必須だと思いました。

新車時のステアリングって、こんなに軽かったんだ。

2.相変わらずエンジンオイルの温度が高い

ナラシで、110度近くにまで上がります。

democar2

もちろん、すぐ対策します。

3.ま~ともかく、純正ってこんなモン?

Z34って、どんなモンなんだろうって、ディーラーに行って試乗してみる。

試乗した結果気に入って、このクルマを買おうって思うだろうか?

弊社が390RSだの、420RSRだので感覚が麻痺しているとは思います。

それにしても、純正はもっさり過ぎ。

逆な言い方をしますと、伸びしろ、イジリしろが大きい車両です。

実際には、適切なイジリかたをすればどんどん楽しいクルマになりますから。

試乗車改め広報車です。

言葉では伝わりにくい弊社の開発理念やテクノロジーを感じ取って欲しいです。

データ取りを惜しんではいけません、ネタ

弊社お得意様のK山様の車両を、無事納めさせて頂きました。

また、写真撮るの忘れた・・・・。

でも、来月また入庫ですのでその時には写真を撮っておきます。

来月は、

ドライカーボンボンネット

ドライカーボンドアミラー

牛本革巻きMoMoステアリング

ショートシフター

です。

え? 今回は?

今回はエロいフェンダーとフロントバンパーです。

K山様の車両は、verNISMOです。

EGオイルクーラーこそ、某天下の・・・製です。

K山様に、

弊社バンパーに交換下されば、これでも冷えます

と、ご提言差し上げてEGオイルクーラーはそのままです。

フツー、ショップさんなら

ウチのEGオイルクーラーは自信作なので交換しましょう

なんですけど、弊社は

使えるモノは使いましょう

です。

今回は、EG不調の疑いアリとのことでしたので、点検させて頂きました。

EGチェックランプが点いたことがあります。

で、B社製のロガーを積んでテスト走行してみました。

touchbrain

200Kmくらいテスト走行をして、点検をさせて頂きました。

K山様の車両はEGに手が入っています。

ECUと排気系だけでは、到底到達することのできないパワーとレスポンス、
充分に堪能させて頂きました。

EGを組んでから、もう3年以上です。

まだまだ絶好調です。

K山様、心置きなく全開して下さい。

さ、明日は富山からPさんがお見えです。

そりゃ怒られりゃヘコみますよ、ネタ

雨ばっかですね。

秋雨の季節とはいえ、農作物にモロ影響しそうです。

いろんなモノが値上げ値上げです。

水道料金って、地区にもよるんでしょうが30%くらい上がったそうです。

台風18号で被害を受けた人、今回は多そうです。

浜松市が特に大変だったらしく、至る所で冠水したニュース映像を見ました。

スーパーオートバックス浜松の鈴木さん、だいじょぶだったでしょうか?

なぜか台風の進路とは離れた東京も、ものスゲー雨でした。

asakawa

ニュースで、言ってました。

記録的な豪雨なので、想定外のことに備えて下さい

だって。

想定外のことにナニを準備しろ、と?

考えていなかったことが起きるから想定外なんです。

想定外のこと、起きるモンです。

特に開発なんてやっていると、日常です。

弊社は、常日頃ここで

世界最高峰品質

を、標榜させて頂いております。

もちろん弊社のお客様は、世界最高峰品質をお求めで弊社を訪れるワケです。

長くお待ちのお客様も多いです。

サイコーのモノを待ってるから o(^-^)o

ってお客様もいらっしゃれば、

約束守れよ (#`Д´)凸

って、怒り出すお客様もいらっしゃいます。

先日のイベントでも、せっかく遠くからわざわざ来たのに、
世界最高峰品質、見れなかったとお嘆きのお客様も多いです。

半年前の千葉長沼さんでは、かろうじて走らない弊社の車両は展示しました。

2ヶ月前の神戸さんでは、とうとう車両の展示ナシ。

そんなショップさん、メーカーさんは弊社だけです。

今回の千葉長沼さんのイベントでは、商品すらロクにありませんでした。

次回は机だけか?

と、弊社のお得意様にも揶揄されてしまいました。

半分は冗談でしょうが、半分はお客様の心の叫びだと思います。

守れる約束をブッチしてるワケありません。

忘れてしまうことは・・・・・・、あります。

す、すいません。

チョットした前向きの言い訳、させて下さい。

弊社は、キット物を取り付けると言うことをしたことがほとんどありません。

HKSさんやトラストさんと言った、メーカー物の製品を取り付けるために、
お客様が弊社を訪れて下さることは、まずありません。

何かのついでにお取り付けのパターンはありましたが、わずか数例です。

既製品を何回かお取り換えしても、満足できなかったお客様が多いです。

例えば、弊社のエンジンオイルクーラーのおハナシです。

弊社製は、現状でも充分に冷えます。

既にご装着済みのエンジンオイルクーラーがあんまり冷えなくて、
弊社の製品にお取り換えのお客様が多いので、データは多いです。

取り外した残骸を見てみると、冷えない理由は一目瞭然です。

例のアルミのガンダムみたいなシュラウド、弊社にいっぱい転がっています。

思いし、ゴツいし、おまけに大して冷えないし。

弊社の3Dシュラウドのような製品、見たこと無いです。

弊社が見たこと無いだけで、存在するかもしれません。

フシギなモンで、大手の製品がダメだったとしてもお客様は諦めます。

弊社の製品がチョットでも不具合があると、トコトン追求されます。

そりゃそうなんですけどね。

だからこそ、ちょっとでもマズいな、と感じたら車両をお客様に納める前に、
仕様変更をすることにしています。

もう完成形だと思っていた弊社のエンジンオイルクーラー、
まだ改良する余地がありました。

不具合ではありません。

弊社のエンジンオイルクーラーでも、外気温が高い時にサル走りをすると、
サーキットによっては110度を超えることがあります。

風がアタってナンボのクーラーコアです。

弊社のエンジンオイルクーラー、富士でテストしました。

全然だいじょぶです。

高速サーキットなので、風はバンバンアタりますから。

上級者が、ミニサーキットでバンバン行くとキツくなってきます。

それでも、115度にはならないです。

通常なら、富士や鈴鹿でも105度くらいです。

弊社のエンジンオイルクーラーは、サイドマウントなので水温に影響しません。

猛暑、酷暑の今年の八王子でも渋滞くらってもエアコンはビンビンです。

それでも、油温をあと5度下げたい。

それは、いつも考えていました。

コアを足せばカンタンです。

でも、部品点数がずっと増えるし、重くなるし、イヤでした。

アタマ使うのは苦手ではありません。

フとしたアイデア、思いつきました。

調べてみると、クルマ業界以外ではいっぱいある技術でした。

部品点数が増えるワケでは無いので、重くなりません。

むしろ、ほんのちょっと軽くなるカモです。

コレ、絶対にパクられますね。

今まで無かったのがフシギなくらいです。

あったりして。

こんな書き方すると、お客様は当然のように思います。

それが何なのかはともかく、いつできんの? です。

もちろんシャカリキになってやっています。

Z33ネタ、5年の開発日記史上、初めてのような気がする、ネタ

昨日は、M様がお見えになりました。

M33

いもいつもありがとうございます。

画像では見えなかったですが、今回はSP-A も積んであります。

重ねてありがとうございます。

M様は、弊社のドアミラーをとてもとても気に入って下さいました。

おかげさまで、弊社ドアミラー、バックオーダー多数です。

と言うワケで、型を増やして量産体制を強化致しました。

おカネ無いのに・・・。

ドライカーボンって、型もドライカーボンにしないとカマの中で焼けます。

だから、余計におカネがかかっちゃうんです。

おかげさまでとても評判が良くて、オーダーをたくさん頂戴しております。

納期がどんどんかかってしまいました。

だから、量産体制を強化しなくてはいけないと判断しました。

そもそもZ33用のドアミラーは作っておりませんでした。

丁重にM様にお断り致しました。

M様は

Z34用でイイです、自分で加工します

と、とてもうれしいお言葉を頂戴致しました。

ところがです。

ドライカーボンは切った貼ったはムリです。

せっかくの超軽量、高剛性もムダになってしまいます。

で、Z33用を作りました。

おカネ無いのに・・・。

M様、実は390RSをお考えです。

いくらかかるんだろう・・・。

現在でも既に過給器が付いているんですが、さらなるパワーを求めたとき、
エンジン内部に手を入れたときのコストは、はかりしれません。

で、耐久性は・・・??? です。

少なくとも、弊社の390RSの耐久性の方が優れています。

NAフルチューンでなければ決して到達のできないスーパーレスポンス、
Z33に息吹く日が、とても楽しみです。

エンジン、MT、ECU、配線一式、メーター、これくらいは最低必要です。

Z34を390RSにして、Z33顔にした方が早いような気がする・・・。

もいっかいM様とご相談ですね・・・。

ちなみに、V36用も作っています。

あ、V36のF井さんとM山様とT下様にご連絡を差し上げなければ・・・。

 

一週間に8日あったらな~~~~、ネタ

木曜日の夜に日本に帰って、金曜日は準備。

で、土日の昨日と今日はスーパーオートバックスさんのイベントでした。

絵に描いたような準備不足でした。

マトモにご説明できた製品は、クラッチパンク対策キットの
プロトタイプくらいでした。

一緒に出店した気心知れた同業者様達に、

どんだけヤル気無いねん

と、叱責される始末です。

もちろんヤル気はあふれるほどあります。

無いのは体力です。

思えば、スーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントで
弊社のドアミラーをご披露させて頂いたことがありません。

現物を一度もご覧下さることなく、248,000円もする弊社製品を
お買い上げ下さった3名のお客様、大変ありがとうございました。

来年の3月のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントでは、
こんなブザマなていたらく、2度とさらさないようにお約束します。

明日は、広島からM様がお見えです。

さ、早めに寝て、早く起きて、ちゃんと準備をやらねば。

Z34、夢のフラットボトム計画ネタ、その1

現在、ラウンジで搭乗を待っています。

で、フロントアンダーディフューザーの件、たくさんのお客様に
ご不便をおかけしています。

いくらかかってもイイから、純正のverNISMOのバンパーに
取り付けて欲しいというお客様もいらっしゃいます。

それはそれで大変うれしい申し出なんですけど、障害が多すぎるんです。

verNISMOの車両をお預かりして、まず純正の空気の流れを検証して
それからフロントアンダーディフューザーを検証しなくてはなりません。

製品化するのに半年以上かかります。

そして一番大きな障害が、取り付け剛性です。

純正のバンパーは、ともかくふにゃふにゃ。

富士で250Km/h も出すと、取り付け部がチギれて落ちてしまいます。

そんなバカな・・・・

と、感じたお客様もいらっしゃるでしょう。

FRPのボンネットがチギれて、フッ飛んで行ったのを見たことあります。

FRPのハッチゲートにGTウイングを付けて、根本からチギれて、
フッ飛んで行ったのも見たことあります。

弊社のお得意様のM田様は、チギれた破片にアタりそうになりました。

アタったんだっけかな??

それくらい空気の力は軽視してはいけません。

逆に弊社は最大限に利用させて頂いております。

弊社のフロントアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

ちょうど、ドアの付け根くらいまで伸びています。

弊社のリアアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

リアのクォーターガラスの下あたりまで伸びています。

で、その2つをつなげたセンターパネル、これで夢の

フラットボトム

です。

フラットボトムにするとナニがイイの??

ですね。

効果や理論については、またご報告させて下さい。

最近のFerrarriがフラットボトム化されています。

R35もフラットボトムになっています。

弊社はCircuitConceptです。

さらに上を行きます。

下の空気をタダ抜くだけではなく、一仕事してもらいます。

上から見て、こんなカンジです。

MTcooler

なんじゃコリャ?

新種の虫?

黒いのがMTです。

赤いのがフルフラットボトムパネルから生えた3Dの冷却シュラウドです。

これでMTを冷やします。

ざっくりしたプロトタイプでは、MTオイルが10度以上下がっています。

ただのアルミの板で作っただけです。

コレ、パクられんだろーなー。

でも、3Dにすることによって、もっともっと効率が良くなります。

弊社の領域には到達できません。

ダウンフォースが稼げてMTまで冷やすなんてステキじゃあ~りませんか。

これも3Dシュラウドの取り付け剛性や強度には注意が必要です。

4年ぶりに語るECUネタ、その3、なのかな~

まず、業務連絡をさせて下さい。

なぜかメールの送受信でスタックします。

メール帰って来ねぇなぁ~

と言うお客様、今からドイツに行きますのでもいっかいやってみます。

ところで。

こっちにいると、やはりヨーロッパの目線でニュースは報道されます。

例のオリンピックのエンブレム問題、ボロカスの言われようです。

ここ2,3日、日本にいないのでホントのところはわかりませんが
ボロボロ出てきちゃってるらしいですね。

ほじくればほじくるだけ出てくるから、やる方もおもしろがってやり倒す。

長く人生経験を積んでいると、否応なしに気づかされます。

ウソはいずれバレる

ごまかしも、いずれ露見する

そりゃそうです。

でも、なんとかなるっしょ、って思っちゃうこともあるんですよね。

もっと若い頃は、やっちまったことも多々あります。

確かに10個ごまかすとすれば、バレるのって2,3個だったんです。

何の豆知識や!!

でも、現代は高度情報社会。

スマホで検索すると、小学生でもわかっちゃう時代です。

先日テレビでやっていたので、ご覧になった方も多いと思いますが、
UFOの画像って、95%がウソだったんですってね。

今や、映像の専門学校生が作れるレベルなんだそうです。

これで、UFO番組って減るでしょうね。

ECUのハナシの続きをしたかったんですが、今までに無くアブナイ話に
なりそげなので、書いたモノ全部消しました。

何だそりゃ!!

現在、お客様の車両が調子がイイなら、そのままでイイと思います。

投資に見合った効果が得られるとは限りませんから。

何かおかしいとか、他のお客様の車両より明らかに遅いとか、
速い遅い以前の問題で、ただひたすら乗りにくいとか。

多くのお客様が抱えている、とある問題。

3周目から、突然、遅くなる

弊社で手がけさせて頂いている車両の中には、調子が悪い原因が、
ECUだけの問題ではなかったことも多いんです。

弊社の試乗車、今日あたり栃木工場を出たらしいです。

今度は、純正のイイところと悪いところをもっともっと知り尽くします。

どういう時に、どういう制御やフィードバックをかけているのか?

それを把握しないで、ECUの数字だけ変えても・・・・。

もちろん、ちゃんとやっていらっしゃるところは確実にあります。

そんなこと知らなくたって、ココを変えりゃ良くなんだよ

って、百戦錬磨のチューナーさんだっていらっしゃいます。

弊社が同じことをしてもしょうがないです。

エアロパーツ、サスペンション、ブレーキ、弊社の製品は全て、
工学的理論からアプローチしてきました。

リクツじゃネェよ ┐( ̄ヘ ̄)┌

ってショップさんもあるとは思います。

でも、弊社は理論でアプローチをしていきます。

でも、最後は人間の感性ですけどね。

いつもここで書かせて頂いております。

乗りやすくて楽しくて上品なクルマ作り

弊社が目指す開発理念です。

Z34フロントアンダーディフューザーネタ、その7

ECUのお問い合わせよりも、フロントアンダーディフューザーの方が、
ずっと多かったのには、ちょっと予想外でした。

で、これまた久々にIllustratorをいじくりました。

定期的に練習しないから、いつまで経っても上達しません。

純正のサイドビューです。

funderdiffuser1

この構造だと、こんなカンジで空気を上下に割っちゃうんです。

funderdiffuser2

下に潜った空気は、車体を上に持ち上げようと悪さをします。

で、高速になればなるほど、フロントの接地感が無くなってフラつきます。

で、弊社のフロントバンパーはこんな構造です。

funderdiffuser3

わかりやすいのはNASCARです。

ともかく車体の下に空気を入れない下がシャクれた構造です。

NASCARが手本とは言え、アレじゃストリートは走れません。

弊社のフロントバンパーはできるだけ車検のことも考慮して
空力を優先した構造にしているので、こんなカンジです。

funderdiffuser4

なるべく空気をすくって、上に逃がして車体の下に空気を入れません。

純正よりはずっとイイとは言っても、やっぱり下には空気は入ります。

その空気を、しょうがねぇよ、ってあきらめるのか?

いえいえいえいえいえいえ。

弊社はサーキットコンセプトです。

下に入った空気、最大限に活用させて頂きます。

で、その第一弾が弊社フロントアンダーディフューザーです。

わかりやすくデフォルメした画像ですが、こんなんです。

funderdiffuser5

画像出しちゃってイイの??

別に弊社がイチから考え出した技術でも無いですし。

お、コリャイイってパクるところも出てくるでしょう。

パクろうなんて了見じゃ、イイ物なんて絶対にできないでしょうし、
弊社のような空力的な理論検証もできっこ無いと思います。

まず、お客様が気になると思われる先端のスプーンみたいなヤツ。

ソコ、翼断面形状になっています。

翼断面形状の先端部分でダウンフォースを稼ぎ出します。

で、ダウンフォースを稼ぎ出した空気の流れに、もう2仕事してもらいます。

その一つが、文字通りのディフューザー効果です。

何回もここでご説明差し上げてきましたが、ディフューザーというのは、
ディフューズさせるモノ、つまり拡散させるモノ、って意味です。

拡散させるモノ、それは空気です。

空気を拡散させることによって、空気は断熱膨張をして圧力が下がります。

それを利用してダウンフォースを稼ぐんですね。

空気を拡散させる構造になっていないのに、ディフューザーと称して
販売されている商品がいっぱいあります。

これ以上書くと・・・・・

車体下部の先っぽから、最低地上高9cmの隙間から入ってしまった空気が、
後部に行くと断熱膨張をするイメージ画がこんなカンジです。

funderdiffuser6

ちょうどフロントアクスルの付近に発生した負圧で車体を下に引っ張ります。

もう一仕事あるんです。

このフロントアンダーウイングの上部を通った空気です。

funderdiffuser7

せっかくのフレッシュ外気です。

熱くなったモノを冷やしてもらいましょう。

MTです。

マニュアルトランスミッションですね。

アメリカでは略してトラニーって言います。

ヨーロッパではギアボックスって言います。

どうでもイイですね。

本来ならMTオイルクーラーを付けたいところですが、敢えてヤめてます。

それでイイの?

理由は

1.部品点数が増える

2.重くなる

3.おカネがかかる

4.純正のMTがデカくて容量があるので、必要性がそれほど大きくない

付けないで済む理由がこれだけあります。

デフやATFのようにフルードクーラーを付けなきゃハナシにならない、
それほど重要でなければ、おカネかけずに済みます。

それだったら、フロントアンダーディフューザーにその機能を盛り込みます。

はるかにオトクじゃあ~りませんか。

さ、ここで大事なことを白状しなくてはなりません。

価格と納期です。

これでまた、ひとモメもふたモメもするんですよ。

まずは大事な納期からです。

年内は確実にムリです。

早くて、来年の3月のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントです。

以前の弊社だったら、ムリを押してでも受けちゃいました。

で、結局、怒られる。

だから、できることはできる、できないことはできない、とはっきりさせて
お客様に困惑をもたらせないようにするのも重要な責任だと感じています。

今さら~~~??

以前だったら、

純正バンパーに付けて欲しいんですけど

verNISMOのバンパーに付けて欲しいんですけど

他社さんのバンパーに付けて欲しいんですけど

全て受けちゃっていました。

で、ドツボにハマる、と。

8/31の時点で、弊社のフロントバンパーが既に装着されているお客様や、
既にご成約済みのお客様から、順次デリバリーをさせて頂いております。

このデリバリーがいつ終わるかがわからないんです。

取り付けも、予想以上にタイヘンですし。

だから、弊社のフロントバンパーを既にお取り付けのお客様しか、
ご予約自体も受けられない状況です。

も、もーしわけありません。