WRCに学ぶネタ、その4

昨日、弊社のお得意様のM岡様が岡山国際を走られました。

弊社に代わって、ブレーキとデフのテストです。

ブレーキ、カンペキっすわ~

デフ、メッチャ扱いやすいです

今日の本題は、WRCトップチームの走りから学ぶです。

でも、M岡様のインプレッション、あとでリンクします。

今日は、No.1のOgier選手からです。

クルマはVolksWagenMotorSportsです。


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No2のLatbara選手です。


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No3もVolksWagenMotorSportsなので、
No4のCitroenWRのOsteberg選手にしました。


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昨日の下位の選手の動画と見比べて下さると、わかりやすいと思います。

トップ選手の動画では、空も暗いです。

さっきまで雨がガッツリ降っていました。

やはりブラインドを3速全開で立ち上がって、4速にシフトアップ。

そして、狭い橋の欄干が左コーナーになっていまして、それに向けて
フルブレーキングからのアプローチです。

ここで学ぶべき事1

フルブレーキングでしっかり車速を落とせています。

言い尽くされた表現ですが、教科書みたいなスローインファーストアウト。

昨日の最後の動画、ゼッケン7のHyundaiは、車速が落ちません。

トップドライバーは、しっかりと車速を落として確実に向きを変えます。

クリップの手前から、もう全開です。

今日の3台の動画をご覧下さるとわかると思います。

アクセルオンのタイミングが3台とも早いんです。

ちょうど前に座っているスペイン人のオバハンのあたりがクリップです。

もう、そこで2速全開です。

トップドライバーはコーナーでムリをしません。

表現が良く無いですね。

ムリをしてコーナーリングスピードを上げるのではなく、早いタイミングで
全開にできるようなドライビングスタイル、と言った方が正しいです。

この走りで、実際に20Km以上のSS1で20秒以上の差が付きました。

つまりキロ1秒です。

ざっくり距離だけで言ったら、富士や鈴鹿なら4秒差です。

コーナーの数が全然違うので単純比較はできませんが、それほどの大差です。

ここで学ぶこと2

ウェットの路面で2速全開で立ち上がって、テールが振られないクルマ作り。

冒頭のM岡様のインプレッションとリンクします。

アクセルオンでテールが振られる要因はいっぱいあります。

その大きな要因の一つにデフがあります。

M岡様のインプレッションで

メッチャ扱いやすいです

と言うデフを弊社が目指していることは、この3つの動画がお手本です。

デフの詳細は、また後日にアップします。

目的に合った適切なチューニングをされたデフは、とても乗りやすいです。

しかもタイムにもつながります。

弊社はやはり一味違ったことをやらないと、存在価値が問われます。

デフもアシもブレーキも奥が深いです。

もっともっと掘り下げます。