Z34、V36デフオイルクーラーキットネタ、その39

粘性の高い流体を効率良く冷やすためには、段数よりも流路長が重要です。

だから、デフオイルの場合は20段のコアが1個よりも、10段のコアを
直列に2個設置した方が、ずっと冷えるんです。

弊社のデフオイルクーラーキット、従来でも冷却能力は充分実証しました。

何回かご報告させて頂きましたように、全てには当てはまらないんです。

充分に冷却性能が発揮されないパターンがあるんですね。

どの組み合わせでもカンペキに性能が発揮されるためのビッグチェンジです。

コストは増えてしまいますが、そこは企業努力でナントカします。

ブラケットから何から、イチから作り直すほどのビッグチェンジです。

前作の引き出しから、イロイロと学んでおります。

まず、取り付け穴位置の車両個体差です。

この車両だとピッタシ付くのに、あの車両だと付かない・・・。

そんなことが、多々あるんです。

ブラケット自体も右と左で左右対称では無いんです。

メーカーはそれが想定内でして、純正はともかく長穴のオンパレード。

長穴ヤだな~って思っていましたが、付かないことにはハナシになりません。

仮のブラケットで仮に装着してみる。

すると、やっぱイロイロ出てきます。

ここはこ~したい、あそこもあ~したい。

外注に依頼しても、ここまでこだわってやってくれません。

diffbracket

もうこれで、仕様変更するのは最期にしたいです。

今年の4月からデフオイルクーラーの受注を停止しております。

仕様変更を必要としているお客様にデリバリーが済むまでは
新しいお客様の受注を受けるワケには行きませんから。

当初、8月の盆前には弊社の広報車が来る予定でした。

それで型取りをする予定でしたが、実際に車両が手元に来たのが9月。

現在、改良後のブラケット部が納品されるのを待っていますが、
9月が決算期の企業さんが多いので、どうもスムーズに行きません。

大口のお客様に、9月中に納めないとダメだって言われてんでしょうね。

弊社のような試作の小ロット、後回しです。

しょうがないです。

10月の初旬にはブラケットは完成すると思います。

それから、それに合わせた3Dのシュラウドの製作です。

2週間くらいはかかります。

遅くとも10月末には完成させる予定です。

一般受付再開は11月になると思います。

単なるイロモノでは片付けたくない品質を追求し続ける、ネタ

コレ、verNISMOのお客様の内装です。

doorinteriornismo

で、コイツが弊社のベースグレードの内装。
どのグレードから差が付くのかわからないです。

doorinteriorbase

オプションなのかも知らないです。

弊社に求められるお客様の要求は、フツーには手に入らないカスタマイズです。

ドアの内張を引っぺがして、ヨーロッパに持って行くとです。

doorinner

しかも3セットで左右6枚。

もう、今回は打ち止めです。

さ、納期もちゃんとここで書くことにしました。

9/30にヨーロッパに持って行きます。

次回にヨーロッパに行くのが11月上旬です。

11/11に帰国予定ですので、12日には納品予定です。

1セットは弊社の広報車。

2セット目は大阪のK森様。

3セット目は福島のA田様。

今回の3セットとも、色も違えば革も違います。

ツルンとした手触りがお好みのお客様。

バックスキンがお好みのお客様。

何が何でもALCANTARAのお客様。

お客様のご要望に、できるだけ応えていきたいと考えております。

で、気が付いたのがドアに付いていた純正スピーカー。

弊社の広報車から外してみました。

ま、こんなモンでしょうね。

スピーカーのグレードがどうのこうのを語る前に、この配線。

genuinespeaker

細すぎやん。

たかがスピーカーケーブルでスレが立つくらい奥が深いです。

実際に、1mあたり数万円もするスピーカーケーブルがあるくらいです。

そんなスピーカーケーブルにどれだけの費用対効果があるかは不明です。

でも、純正はいくらなんでもダメダメ過ぎでしょ~~~。

純正をイロイロと見てみると、カーオーディオの標準規格なんでしょうね。

直径が16cmと言うカースピーカーの規格です。

で、先日ご紹介させて頂きましたスピーカーにも規格適合品があります。

infinity16

INFINITYってブランドです。

ホームオーディオに造詣が深いお客様にとっては、有名ブランドです。

こないだの繰り返しになってしまいますが、スピーカーは奥が深いです。

実に個性豊かです。

全国展開をしている家電量販店の中には、フラッグシップ店で
高級スピーカーを視聴できるところが多数あります。

是非、聞いてみて欲しいな、と思います。

スピーカーによって、かなり個性があるんです。

ALTEC、JBLに代表されるアメリカ系のスピーカー。

TANNOYに代表されるイギリス系のスピーカー。

同じ音源でも、かなり違う音を出します。

とても楽しいですよ。

日本でメジャーなBOSE社。

アメリカのマサチューセッツ工科大学の名誉教授、AMAR BOSE氏が、
環境音楽で起業した会社なんですね。

ちっちゃなスピーカーで、臨場感をひねり出す権威です。

コレ、ある意味、驚愕のスピーカーです。

http://www.bose.co.jp/jp_jp?url=/consumer_audio/multimedia_speakers/computer_speakers/m2/m2.jsp

大きな家電量販店に行く機会がありましたら、是非、音を聞いてみて下さい。

エッ、こんなモンが34500円???

って、最初はビックリします。

次には、こんな筐体でこのサウンド????

で、ビックリします。

上には上があるモノです。

他社さんが手がけないようなことを、弊社はキメ細かくやり続けたいです。

弊社を支援して下さるのサポーターのお客様に、1ランク上のご満足を
提供できるように、常にアタマ使っています。

もちろん失敗することも多いですよ。

でも、ハナっから決めつけてやらなければ、そこで終わりですから。

車検対応にマジメに取り組む、ネタ

弊社ドライカーボンドアミラーをお取り付けのO野様、ありがとうございます。

on34

ボディー同色もカッコイイなあ~~。

O野様は、後日に弊社エロいフェンダーと共にウインカー付きに変更です。

弊社ドアミラー、ウインカー付きをご希望のお客様は純正のフェンダーに
最初からある光るZマーク、つまりウインカーを除去する必要があります。

こないだ、弊社ドアミラー付きのF井様のZ34を車検に通した時に、
車検官に、ちゃんと確認しました。

本来、新車時で点灯するはずの灯火類は、全て点灯しなくてはなりません。

以前は、配線を切っちゃったり、飾りだと主張して車検に通りました。

今は、灯火類に関しましてはずっとキビしいです。

リアのレイン用フォグ、配線来てませんよ~~って主張しても、
検査官は、配線図までコピーしてきて確認します。

なので、弊社のドアミラーウインカー付きをご希望のお客様は、
純正のフェンダーに付いているウインカーを取り去って、
穴をまあるいテープで貼る等の小ワザが必要です。

一応、ここまでがスジ論です。

実際モンダイ、わかりゃしません。

弊社は、製造元として法令を遵守する必要があります。

Z33にも、同じようなZマークがフェンダーに付いています。

そっちは光りません。

Z33は良くて、Z34はダメなんです。

ちゃんと、理由はありますよ。

日本全国、津々浦々、どこの検査官が見てもOKである必要があります。

OOの陸運局ではOKだったけど、△△の陸運局ではダメだった、では、
今時ヨロシクないんです。

開発は、そう言う意味でもタイヘンです。

弊社のフロントアンダーディフューザー

弊社のリアウイング

開発に時間がかかっている原因の一つです。

特にリアウイング。

このデカさで車検対応なの??

って、誰もが驚くと思います。

品川の関東運輸局の本部に行って、何回か確認しました。

あとは、試作を見てもらって、該当する関係法令との擦り合わせです。

このテの製品、検査官によって解釈が変わることがあります。

そんな時に強力な味方が、関係法令です。

わかりゃしね~よ、じゃ済まされませんから。

あ~~メンドくせぇ。

超~~~~久々のカーオーディオネタ、その2

来週に、またヨーロッパです。

いつもながらホントにイロイロあります。

特に、弊社サスペンションキット、どんどんバックオーダーがたまります。

できるだけ、てきるだけ企業努力をしなくては、です。

弊社扱いのステアリングやSP-A、SP-Gの牛本革張り替えも好評です。

今回もA本様、K山様、H野様のステアリングと、M本様のSP-Aを
現地にまで、かついで持って行きます。

こういうモノって、なぜかイタリアが進んでいます。

そんな中、イタリア製のこんなモンも買ってくる予定です。

carotone

ナニこれ??

ふっふっふ。

真空管アンプです。

皆様は音楽は好きですか?

キライな人もいないでしょうが、興味の無い人もいるとは思います。

音楽、と言うか素晴らしい音なら何でもイイです。

Stompなんか、バケツ叩いて音楽にしていますから。

中学生の時にBeatlesに目覚めました。

高校生になるとRollingStonesです。

大学生にはLedZeppelinでした。

その後、QueenのBohemianRhapsodyに衝撃を受けます。

ここまでは完全にブリティッシュロックですね。

その後、Aerosmith,Police,Crashとブリティッシュ系。

とある日、カウントベイシーのSwingにハマり、ルイジアナ州の
NewOrleansまで、ホンモノを聞きに行きました。

街全体がJAZってました。

とても遠かったですけど、また行きたいです。

80年代からはアメリカンポップスが全盛ですね。

こんなん記念に取ってあります。

wienna

オーストリアのウィーン楽友協会大ホールにモーツァルトを聴きに行きました。

世界最高峰に触れること、世界最高峰を知ること、昔からこだわっています。

素晴らしいサウンドは、もはや生活の一部です。

で、真空管アンプです。

世の中はデジタル全盛期です。

真空管なんか、お若いお客様は見たこともないと思います。

スペックだけから判断すると、真空管なんかはるかに下です。

カーショップの量販店で1万程度のカーオーディオよりも下です。

じゃあ何で?

ですよね。

これがまた、実にイイ味を出すんです。

スピーカーは、来月にアメリカに行く時にコイツを調達します

infinity69311

味ってナニ??

お客様の車両をお預かりしますと、カーオーディオにこだわりのあるお客様、
何名もいらっしゃいます。

日産純正のBOSEやverNISMOのサラウンドを始めとしまして、
こりゃスゲーな! ってフルオーディオのお客様の車両もあります。

もちろん、質には差がありますが一様に同じ傾向の音がします。

日本人好みの音質なんでしょうね。

わかりやすいのが、アメリカに行くことがありましたらレンタカーや
お知り合いのクルマで、ラジオか何か流してみて下さい。

ま~脳ミソがズレるくらいの重低音。

フツーのレンタカーですよ。

これがヨーロッパに行きますと、フランスが割とアメリカに近いです。

イギリスやドイツは中高音重視です。

艶やかな音を目指しているような、そんな印象です。

で、日本のカーオーディオの傾向は、良くも悪くもバランス重視。

イコライザーまで積んであるお客様のクルマもありました。

みんな似たような音に聞こえてしまいます。

だからこそ、ここで敢えて面白い音を出してみたいと考えました。

弊社の広報車に付けてみます。

チンケな音しか出ない大失敗だったらどうしよう・・・・。

捨てるか・・・・。

Z34,V36デフオイルクーラーネタ、その38

世の中、大型連休なんですね。

お取引先様が、みんなお休みです。

加工屋さんもお休みです。

Pさんの車両に弊社デフオイルクーラーキットを取り付けています。

もう何台も装着させて頂きました。

が、やはりまだ変更したい、です。

そもそも、弊社のデフオイルクーラーは弊社マフラーで型を取りました。

結果は良好で、冷却性能には全く問題が無いどころか、一番冷えます。

ところがです。

冷却性能以外の部分でモンダイ噴出です。

その都度、マイナーチェンジでしのいできました。

今回は、抜本的に大改良です。

1.どのマフラーにも無加工で付く

2.どのマフラーでも、最高の冷却性能

3.ツインコア化

4.電動ファンの追加

です。

今までは、マフラーによって、シュラウドを変更したり配管を変更したり
エラい効率が悪かったです。

今回のビッグチェンジで、シュラウドもインレットダクトも統一します。

特に、某有名ブランドのマフラーは訳のわからない取り回しをしています。

これが最高の性能だったらまだしも、弊社のマフラーの方がずっとイイです。

Pさんも、この超人気のマフラーが付いていますが、弊社のマフラーに
交換して下さいます。

いつもいつもありがとうございます。

でも、世の中には、この超有名マフラーを付けている人がいっぱいいます。

そのマフラー、ダメですよ

なんて絶対言えないですから、

使えるモノは使いましょう

に、なります。

と言うワケで、今回も画像はナシです。

どんなマフラーでも、最高のパフォーマンスが出せる引き出しがあります。

ハマりましたから。

先日、ENDLESSさんでミーティングをさせて頂いた時に、
やっぱり、摩擦モノの温度管理の重要性をご指導下さいました。

タダですりゃ1Lチョイしかないデフオイルです。

150度にもなると、潤滑性能はずっと下がってしまいます。

で、ヘタすりゃ壊れる、と。

どんなシチュエーションでも、カンペキな温度管理をご提供させて下さい。

そのためのビッグチェンジです。

サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その4

弊社の広報車、牛歩ですが少しずつ少しずつ進んでおります。

試乗の予約もポツポツ入っておりますが、まだ純正に毛が生えた状態です。

やはり、多くのお客様の興味となる所、

アシ

です。

この弊社の開発日記で、アシって書いたりサスペンションって書いたり、
表記に違いが出ることがあります。

タダの気まぐれ? と、お感じのお客様。

いえいえいえいえ。

弊社サスペンションキットは、いわゆる車高調です。

ダンパー

メインスプリング

ヘルパースプリング

アッパーシート

ロワーシート

その他です。

アシと言うのは、それに加えて、

Eibachのスタビライザーと、7075削り出しスタビブラケットに
テフロン削り出しスタビブッシュ

ピロアーム

の総称です。

アシと言うのは、高次元のバランスの賜物です。

弊社が提唱する、乗りやすいアシ、それが引き出す楽しいステアフィール。

それは、サスペンションに加えて、適切にイロイロと加えていきますと
どんどん良くなりますし、一つ間違えるとドツボです。

で、エンジンは?

390RSは?

ってハナシなんですけど、当分は純正です。

マフラーもECUすらやりません。

おカネも無いんですけどね。

420RSRと6連スロットルにおカネがかかりますから。

もう一つ大きな理由が、純正状態を知り尽くすことにもあります。

弊社で手がけさせて頂いたたくさんのZ34、V36があります。

初期の頃と比較して、弊社の経験値もとてもたくさん増えました。

車検等で久々にお客様の車両をお預かりすると、

アレ?? 何か変だぞ!!

って言うクルマがちょくちょく出てきました。

ただの経年劣化なのか?

それとも、どっかオカシイのか?

弊社はサーキットコンセプトです。

そのままお納めするようなことはありません。

そうなると、少なくとも原因の追及が必要となってきます。

センサーを交換すりゃ済むハナシだとしても、どのセンサーを交換するの?

なんかZ34やV36の駆け込み寺みたいになっちゃってますが、
昨日も書かせて頂きましたが、弊社をお選びになって下さった
奇特なお客様には、トコトン責任を持って対処させて頂きます。

お客様にとっては悲痛な叫びなんでしょうけど、

今のショップで治らないからナントカなんねぇかな?

くらいならまだマシな方で、

前のショップで見てもらうたびにカネばっか取られてちっとも良くなんねぇ
もう、カネが無いから安くやってくんねぇかな・・・

なんてのまであります。

キッパリ、ムリです

弊社みたいな浮き草ショップをイチから選択して下さったお客様が、
今でも、たくさんお待ちになっていらっしゃいます。

そういうありがたいお客様をトコトン支援していきたいんです。

弊社の広報車、まだナラシの段階なので中速までしか回していません。

そんな時こそ、ストリートでのドライバビリティを徹底的に検証します。

ショップさんにはショップさんのお考えがあると思います。

ECUの書き換えをするのに、最大公約数的なことしかやりません。

実際にセットアップをするにしても、全開時だけです。

アクセル全開で、ローラーやダイノパックを回して終わり。

ほとんどがそのやり方です。

もちろんダメじゃありません。

でも、通勤や街乗りでお使いになるお客様は、全開はほんの少しです。

圧倒的に低中速時です。

150台以上のZ34やV36を手がけさせて頂いておりますと、
ハンチングをしたり、ノッキングをする車両があります。

そもそもセッティングに問題があるのか?

経年劣化でどっかがオカシくなっているのか?

その見極めって、弊社のようなプロフェッショナルには必要です。

そのために、純正状態を知り尽くす必要があります。

最近のECUは、とてもとてもアタマがイイです。

いろんな補正が入ってきます。

先日ご紹介させて頂いたアクセル開度マップ。

それだけでもいっぱい補正があります。

ムキ出しのエアクリーナーがダメな理由も、純正を知り尽くすとわかります。

吸気温補正ってのが入ります。

O2センサーもフロントとリアに2個ありますね。

フィードバックをかけております。

全開時は当然大事ですが、弊社は低中速にもっと引き出しを作っています。

ゆるやかな坂道の登りで、少しだけアクセルを開けて上のギアで上ると、
ノッキングしたり息付きをする車両って少なくありません。

OOのECUにその傾向がありますなんて、絶対に書けません。

こればっかしはイベントでも教えることはできません。

毎回毎回しつこいようですが、ちゃんとやっているショップさんはあります。

弊社は他社さんがやらないようなことをしないと存在意義がありません。

ECUのセットアップも丸1日かけることが多いです。

全開時だったらすぐに終わります。

低中速をいろんなシチュエーションで煮詰めていきます。

テマと時間をかけないとイイ物はできませんから。

メーカーが莫大な開発費をかけて作ったデータを知ること、大事です。

Log

これ以外にも、O2センサーリア、インジェクター開弁率、A/F、
吸気温、あとなんだったっけな? いっぱいあります。

A/Fは、右バンク左バンク、独立して2つのデータを蓄積します。

片一方のエアフロセンサーだけ壊れることだってありますから。

Z34,V36、満を持してデフ玉ネタ、その1

まず、業務連絡です。

メールの返信、ちょっと待って下さい。

明日の朝、まとめて返信させて下さい。

ところで・・・。

下回りをリア側から撮ってみました。

diff

ピッカピカですね。

そりゃそうです。

まだ、走行が350Kmしか行ってないですから。

師匠、国政氏のところでイロイロと実験君をやっております。

国政氏とは、もう20年以上のお付き合いです。

師匠、国政氏率いるOriginalBoxは、バリバリの競技屋です。

ナンバー無しのクルマもたくさん入庫しております。

弊社が全幅の信頼を寄せる理由はただ一つです。

こういう動きにしたい、ああいうクセを治して欲しい

その弊社の要求を、いつも見事なまでに具現化してくれるんです。

こうやって、書くのはカンタンです。

Z34や、V36に限らずに、ガマンして乗っていらっしゃるお客様は
とても多いんです。

毎回しつこいようですが、ちゃんとやってるショップさんは確実にあります。

今回も、師匠にたくさんの要望を出させて頂きました。

一つ一つご紹介させて頂きたいと思います。

まずはデフです。

5年以上になります弊社の開発日記で、デフをちゃんとご案内するのは、
初めてのことなんです。

デフ、弊社はとても得意です。

じゃあ、なぜ今まで書いてこなかったのか?

デフが得意だと書かせて頂いた陰に、それはそれはハマった経緯があります。

このデフさえ入れとけばカンペキ

そんなデフは存在しません。

ちょっと語弊がありました。

自信をもってデフを勧めているショップや、結果を出しているショップさん、
必ず何かしらの仕込みをしています。

つまり、文字通りのチューニングです。

問屋から納品されたツルシのデフを、そのまま取り付ける、それでは
チューニングとは言えないんではないか、と弊社は考えております。

また、こんな書き方をすると怒られちゃうので、キチンとご説明します。

デフだって工業製品です。

メーカーにはメーカーのお考えがありますでしょうけど、しょせんは
大量生産の機械部品です。

お客様のターゲットや、シチュエーションに全て合わせることはできません。

タイヤだって違いますから。

チームにもよるんでしょうが、D1でもイニシャルは下げてきています。

ツルシの機械式のデフをポン付けしても、あんまりイイ事が無いと、
何回かはここで書かせて頂きました。

お客様の車両をお預かりした時に、あんまりヒドいと

よくコレ乗ってますね

って、思いますがなかなか口に出しては言いづらいです。

ソコは難しいんです。

お客様のお選びになったパーツを否定するワケですから。

だから、あんまり言いません。

カンタンなハナシです。

入れて良くなりましたか?

乗りづらくなっていませんか?

タイムに繋がりましたか?

Z34やV36の場合、デフの優先順位は高い方ではありません。

一番優先順位が高いのが、何と言っても冷却系です。

やらないとストリートでも弊害が出ますから。

サーキットまではちょっと・・・、でも山は楽しみたいと言うお客様、
次に必要なのがサスペンションと、ブレーキパッドです。

サーキットなら、なおさらです。

純正のアシが柔らかすぎるので、せっかくおカネと時間をかけて、
わざわざサーキットを走っても、曲げる苦労で終始します。

良くできたアシで行けば、本来なら楽しいはずです。

次にはとうとうデフか?

いえいえ、まだです。

そりゃ、経済的に余裕がおありのお客様ならいっぺんにできちゃいます。

それでも弊社は止めて差し上げます。

いっぺんにやって一発でキマればイイですけど、まずありえません。

一つ一つ確実にやって行かないと、どんどん深みにハマります。

で、純正に戻しましょう!

になるんです。

サキコンの言ってる事、信用ならねぇ

って人もいっぱいいるでしょうね。

それはそれで、お客様の選択だと思いますので尊重します。

そう言う人は、弊社には来ないワケですから。

弊社を信じて下さったお客様には、トコトン責任を持ちます。

価格帯が大幅に違うので、なかなかオススメが憚られますが、
弊社のブレーキは高くても効果がとても大きいです。

純正のディスクローターは、富士や鈴鹿のサル走りには耐えられません。

そりゃそうです。

フロントは、あのデカさで1万チョイです。

性能なんか求める方が、そもそも間違っています。

ブレーキは、遅かれ早かれいずれ手をつけなければなりません。

じゃあ、デフはいつやんの?

初めて買ったクルマがロードスターで、次はシルビアで、今回がZ34です、
ってお客様だと、イロイロとはしょっちゃってご説明できるんですけど、
Z34、V36で、初めてスポーツ走行に目覚めたと言うお客様には、
一つ一つ丁寧にご説明差し上げていかなければ、と考えています。

そもそもデフって、何で交換しなきゃイケナイの? からです。

そっからです。

それは、交換しなきゃイケナイ必要性がそのうち発生するからです。

どんな必要性?

って思ったお客様、デフ、当分要らないです。

デフ玉、サイドフランジ、シム、オイルシール、デフオイル、そして工賃。

デフ玉にもよりますが20万コースです。

デフ玉よりも、圧倒的にデフオイルクーラーが優先です。

雨の峠ってガラガラで楽しいんだよな~

ってお客様、めったにいらっしゃらないでしょうけど、デフの必要性を
身をもって痛感していらっしゃる事でしょう。

サーキットでも、回数をこなしていきますとタイムは上がっていきます。

で、どこかでアタマ打ちになります。

お客様のクルマの仕様によっても変わりますが、さらなるタイム向上のために
ナニが必要なのかをちゃんと見極めてからでないと、効果は薄いです。

FRなんだから、機械式デフ当然っしょ~~

って言って、デフを勧めるのはカンタンです。

弊社が他のショップさんと同じ事をやっても・・・・

お客様と一緒にサーキットに行って、ロガーを積んで検証します。

デフの前に、圧倒的にライン取りです。ブレーキングです。

次のステップは何なのかを適切に助言できる、そんなショップでありたいです。

今回、デフを2種類試します。

もちろん、両方ともツルシじゃありませんよ。

仕様変更を何回かはやりました。

弊社の広報車で、やっと試せます。

ホントにしつこいようですいません。

ちゃんとやってるショップさんは確実にありますよ。

サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その3

広報車は文字通り、弊社の広報のための車両です。

Z34やV36にお乗りのお客様が、弊社の製品に興味を持って下さいます。

でも、一見、ちょっとお高め。

イロイロと探してみりゃ、弊社の販売価格よりずっと安い製品は見つかります。

でも、

価格には理由がある

モノを正確に判断する審美眼は、ハマらないとわからない

日経ビジネスと言う雑誌に、そんな特集があったのを以前にご紹介しました。

でも、ハマるのイヤですよね。

安くてイイ物なんて無いんです。

でも、高くてダメな物がいっぱい存在するから、お客様は困ってしまいます。

弊社がここでさんざんフキまくっていますから、お客様の心情としては、

ホントのところはいったいどうなんだろう?

です。

だから、ご自身の五感で実際に感じ取って欲しい、そのための広報車です。

1号機改め戦闘機は、お客様が試乗できにくい車両になりつつあります。

4.2Lのパワーは、大パワーにご経験の無いお客様には危険すぎです。

弊社の広報車は、当面はパワーには敢えて手を付けません。

ま、そんなおカネもありませんし。

まずは、言葉でお伝えしにくいモノからです。

サスペンション

マンマシンインターフェース

フロントセクションの軽量化がもたらす回頭性

弊社エアロパーツにどれだけの実効性があるのか

そのあたりです。

サスペンションは、とても多くのお客様が興味を持って下さっています。

納期もかかっています。

できるだけ早くお客様に試乗して欲しいと思っています。

ま、ここまではいつもと同じハナシです。

今日は、弊社としてはいつもとかなり違ったハナシです。

イロモノです。

な~んだ、イロモノか~~

内装に色気を出してみます。

月末にヨーロッパに行きます。

10年使ったSP-Aの張り替えを依頼しております。

おんなじように張り替えてもしょうがないので、思いっきり攻めました。

弊社のキャラでは無いのは重々承知です。

でも、お客様のニーズは確かにあるんです。

弊社のステアリング、最高級の牛本革で巻き直した感触はとても好評です。

シートの張り替えはずっと高価です。

だからこそ、現物を見てみたい、それはお客様の当然の心の叫びです。

チューニングとはひと味違ったカスタマイズです。

そこは弊社です。

上品に、そしてアグレッシブに行きます。

シートの張り替えがとても満足行くモノであったら、今度はドアの内張を
ドイツにまで持って行って、トータルコーデをしてみたいです。

キャラじゃネェ~な~~

この3連メーターフードのドライカーボンカバー、端っこまでピッチリと
キレイに作った割には全然売れません。

cfmetercover

お客様が弊社にココを求めて無いっちゃあそれまでですけど。

で、弊社の広報車に付けてみることにしました。

内装もウェットカーボンはいくらでも出ています。

弊社はドライにこだわります。

ココをドライにする意味あんの?

わはははははははは。

笑うしか無いです。

ここの金具で車体に留まっているんです。

genuinemetercoverold

で、引っ張るしか無いんで、思いっきり引っ張りました。

バキッ

(T_T)

思いっきり違和感。

見てみると、こんなんでした。

genuinemetercovernew

なんだよ~~、こんなトコ仕様変更すんなよ~~~

思いっきり割れちゃってんじゃん。

あ~あ~、開発はタイヘンです。

久々のENDLESSさんネタ

今日はイロイロと都内を駆けずり回りました。

M田様のAT強化の打ち合わせに行き、秋葉原で電子部品の調達。

そして、お世話になっておりますENDLESSさんの東京営業所に、
イロイロと、打ち合わせ、ご相談に行って参りました。

お客様によって走るステージも違えば、当然要求も様々です。

それを一つ一つ細かく鈴木営業部長と詰めて参りました。

Z34、V36、クロスオーバー、そしてFDやロードスターに至るまで、
お客様お一人お一人の違った要求にお応えできるように、様々なシーンで
様々な使用形態をシミュレーションしてきました。

鈴木部長、お忙しいところありがとうございました。

ブレーキってのは、クルマを止めることが第一命題なんですけど、
その止まり方がとてもとても大切なんです。

止まり方を間違えちゃうと、とてもフィーリングの悪いクルマになります。

ブレーキと言うのは、キャリパー、ディスクローター、パッド、
ブレーキホース、ブレーキフルードによって構成されます。

どれもが重要な働きをします。

今回は、パッドを重点的にご相談させて頂きました。

まず、上級グレードの純正4ピストンブレーキのおハナシです。

純正は、弊社的には絵に描いたようなカックンブレーキ。

もちろん踏み方でカックン度はソコソコ低減できます。

でも、そんなに神経を使わずともフツーに踏めばフツーに効いて欲しいです。

ABSが誤動作すると言うよりも、誤介入させている、そんな感触です。

先日、弊社のフロントバンパーと、エロいフェンダーをご装着のK山様、
弊社の代車のブレーキフィーリングを気に入って下さいました。

ブレーキの事なんか、何もお伝えしないでお出しした弊社の代車です。

お乗りくだされば、お客様は自ずとわかってしまうモンです。

ストリートでのリニアな効きとμの立ち上がりに最適なパッドは?

鳴きは?

ダストは?

そのまま富士の本コースを走ると、どう弊害が出るの?

その時の有効なパッドは?

とても選択肢が多いです。

タイヤの銘柄やサイズによっても変わってきます。

車重によっても変わってきます。

verNISMOのフルオプションでは1,600Kgです。

ベースグレードは軽量化が進んでいくと、1,300Kg台はスグに到達します。

お客様が、こうしたいああしたい、と言うご要望にちゃんとお応えできる
そんな商品知識をどれだけ的確に常備しておくことができるのか?

弊社のブレーキシステム、鈴木部長から見ても大正解なんだそうです。

鈴木部長のお立場上、これ以上はここで書くことができません。

イベント等で、ゆっくり聞いてください。

弊社のパッドに対する要求がとても高い旨をお伝えしましたところ、

だいじょぶです、いくらでもありますから

一般にお出ししていない磨材も準備します

と、とても心強いお言葉、ありがとうございます。

ブレーキと言うのは、熱との戦いです。

弊社のAPレーシングブレーキシステム、エライことに進化しています。

フロントは、とうとう怒濤のダクト3本

1輪あたりです。

パクる方も、

そこまでやられたら、パクりきらねぇ

素直にサキコンの買え

そこまでやり倒しています。

ダクトの次には、ウルトラCが控えておりますから。

フッフッフ・・・、どんどんハードル上げちゃって下さい。

ものスゲーの作っています。

あとは弊社でできること、キッチリと結果を出して引き出しを蓄積して
弊社のような浮き草ショップを支援して下さった恩返しがしたいです。

ちなみに鈴木部長、弊社のボンネットにとてもご興味を持って下さいました。

今度、弊社のボンネットと弊社のタワーバー、現物をお持ちいたします。

さらに驚いて頂きたいと思います。

グロ注意、からの~~ネタ

うわああああああ

純正のバンパー外したら、コウモリの亡骸が

bat

ちゃんと塩を盛って、お祓いしました。

ホントです。

ちゃんと埋葬しました。

あの世の世界を軽く扱ってはいけません。

おもしろ半分で廃病院にキモ試しに行って、エラい目に遭った友人がいます。

10年以上経った今でも、左の肩にモノ凄い重さを感じるそうです。

何のハナシやねん。

弊社EGオイルクーラー

弊社PSFクーラーVマウントツインコア

弊社ATFクーラー

フルセットです。

あと、後部にはデフオイルクーラーです。

これで心置きなく鈴鹿を30分、連続で全開できます。

coolers

水色の枠は、純正の開口部です。

赤い枠は、弊社フロントバンパーと弊社軽量リインフォースを装着時の
開口部です。

FDやJZA80で、さんざん経験させて頂きました。

わざわざお休みを取って、タイヤを買って、お金と時間を割いて、
サーキットまで行ったはイイですが、30分も走れないんでは、

なんだかな~~~

です。

ところで、弊社にお客様が車両をお届けする途中で、

ハザードが点かない

と、気が付いたとのことです。

弊社の新車からスイッチを外して付け替えてみると、治りました。

switcherror

お客様の車両、年数や走行距離が行くと、イロイロ支障が出てきます。

弊社で経験させて頂いたZ34、V36の不具合ランキング

1.HID 光量不足で車検に落ちる。

2.センサー類 特にエアフロセンサーとO2センサー

3.ゴム類 マウントやアームです。

このままスルーするようなネタでは無いので、後日、詳細を報告致します。