Z34、V36、APレーシングブレーキキットネタ、その51

コレ、弊社のブレーキキットキャリパークーリングダクトver2です。

calipercoolingshroud

何名かのお客様には、コイツが付いています。

もちろん、富士や鈴鹿のサル走り対策です。

ストリートでは、完全にオーバースペックです。

Z34やV36は車重があるので、富士や鈴鹿ではブレーキには過酷です。

ブレーキもとてもとても難しいです。

大きくすれば確かに効くようにはなります。

でも、失うモノもたくさんあります。

まず、重さ。

純正の355mmのディスクローターが15.4Kgもあります。

さらにデカくすると、ストリートでも乗り心地が悪くなります。

デカい方がカッコイイはカッコイイんですけどね。

もう一つ重要なこと、それはコントロール性です。

弊社は自社のブレーキキットを敢えてウェットでテストすることが多いです。

雨のサーキット、ガラガラです。

思い切って踏めます。

ABS効きまくりです。

でも、ABSの正しい入り方と言う引き出しもできました。

ドライでは、鈴鹿で前後バランスも検証できました。

前後バランスは、もうちょっと詰めたいところがあります。

お待ちになっていらっしゃるお客様、もう少しです。

敢えて弊社が356mmにこだわる理由は、まだあります。

ただ、唯一の弱点と言えば、熱容量です。

つまり、温度が上がりやすいんです。

それだけです。

じゃ、冷やしゃイイんです。

で、ディスクロータークーリングダクトとキャリパークーリングダクト
両方に外気を引いて、積極的に強制冷却させています。

これでこそ世界最高峰品質、って言いたいところだったんですが、
こないだのWRCで見てしまいました。

世界最高レベルのワークスWRカーのクーリングダクト。

なるほど~~~~、そう言う考えもあったのね。

早速、頂戴致します。

弊社のブレーキキットキャリパークーリングダクトver3、着手です。

これからちょっくら、アメリカに行ってきます。

すぐ帰ります。