10年目を無事迎えてさらに今後10年を真剣に考えるネタ、その4

何でFerrariじゃなくてGT3RS4.0かってハナシです。

6気筒のNAで8,500rpmで500馬力。

メーカーがホンキになっちゃって6気筒をチューニングするとこうなる
って言うお手本だからです。

コレ見ただけだって技術者としては唸るばかりです。

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このコンロッド・・・・・。

参りました m(_ _)m

どうだ、PorscheAGの底力を見たか

と言わんばかりの3D形状です。

きっと最先端のCAD,CAMで応力分散と軽量化を考え抜いた結果で
現時点での最高のテクノロジーの結集なんでしょうね。

ピストンの形状もとてもシンプルです。

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以前はただ軽量化のみを追求してきた弊社のピストンですが、最近は
こう言った最先端のレーシングピストンのクーリングチャンネルを
勉強させて頂いております。

純レース用ピストンは言ってみれば2時間もちゃあイイんですから、
極論を言えば耐久性よりもパワーです。

弊社のEGはパワーも大事ですが耐久性に腐心しております。

CircuitConceptのEGは速くて壊れなくて乗りやすい

そんな評価ってこう言ったヂミ~~~な見えない積み重ねでしか
具現化できないと弊社は考えております。

ピストンリングやランドの考え方も現時点ではコレが正解なんでしょうね。

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GT3RS4.0とは言えフツーにディーラーで買えたクルマです。

もう売ってないですケド。

1万キロや2万キロで壊れちゃったらPorscheAGの名に
キズが付いてしまいますからホンキ度が違いますね。

もちろん弊社だってわざわざこんなピストンとコンロッドを取ってもらった
理由がありますし、キチンとフィードバックして今後の10年に生かします。