Z34,V36ピロアームネタ、その38

一つ一つ引き出しを作っていかなければなりません。

フロントのロワーアームから純正のゴムブッシュを抜いてみたところ、
内径が45.95 46.00 46.05の3種類は確認できました。

実際には、もっとあるかもしれませんがその時はまた対応します。

先日作ったボアゲージ、大活躍です。

外径が40.00の大きなピロを正確に圧入するためのアウターレース、
5/100ミリ単位で作って、圧入してみて内径の変化を考慮します。

outerlace1

外径が46で、内径が40だと壁は3mmです。

SUS304で作れば、壁は3mmもあれば充分なんですが、
圧入後に内径がどのくらい変化するのかは、未知数です。

こんなカンジでピロを圧入するんです。

outerlace2

もちろんピロの外径よりもほんのチョイ小さくするんですが、
そこはメーカーの指定値に従います。

モンダイは、この黒い部分のアウターレースをアームに圧入した後に、
青い部分のピロを百分の数ミリ単位で押しツブしてしまうことです。

そうなると、ピロの動きが最良の状態よりはシブくなってしまうんです。

で、耐久性もずっと落ちますし、何しろ車両の動きすらおかしくなります。

JZA80で、エラい目に遭いました。

ピロアームはちゃんとしたところが作るのと、そうでない所が作るのでは、
パフォーマンスや耐久性にとても大きな差が出ます。

その経験を生かして、イイ物を作ります。

もっと上があるんではないか?

の精神で。