CircuitConcept 新世代NEOエンジンネタ、その2

今回、H野様の車両には弊社EGマウント競技用を取り付けました。

競技用のEGマウントはやはりそれなりの振動は覚悟しています。

お客様にもキチンとお伝えしております。

ところがです、競技用EGマウント特有の振動が無いんですね。

EG本体の音や振動がかなり低減されたという嬉しい副産物です。

そもそも何でEGが静かになるのか?

ってギモンは沸いてきます。

実はハナシが古くて15年くらい前にさかのぼります。

オトモダチのM君が当時に乗っていたALPINAに衝撃を受けました。

ちなみに彼は今、997turbo です。

当時、雑誌等で Silky6 って賞賛されていたEGですが実際に乗ってみると
かなりの衝撃でした。

シルキーですよ。

絹のようなフケ上がりとEGフィールってことです。

この表現をした人は神だな、って感じるほど言い得て妙でした。

そこから気になっちゃって気になっちゃって徹底的に調べまくりました。

当時はMotorFanくらいしかこんなハナシを取り上げることはなくて、
それでも、手に入れられる情報を片っ端から調べ上げました。

ALPINAがBMW本社からホワイトボディとベアエンジン等を手に入れて、
車体の補強やEGのイチからと言っていいほどの見直しには、それはそれは
技術者の徹底した開発魂ってヤツを学ばせて頂きました。

その後、富士で190E 2.5-16 にさらに衝撃を受けて、このEGを量産した
イギリスはCosworthの本社にまで行ってしまった経緯もあります。

それ以来、ず~~~~~っとそのイメージを抱えてここまで来ました。

イイ物を作る、1ランク上の物を生み出す、言うのはカンタンです。

その陰には

試練

その繰り返しと積み重ねしかありません。

いつかはやりたい、いつかはやりたいって想いを抱きながら、現実には
ナニをど~すればイイのかと言う壁に阻まれたことは言うまでもありません。

そりゃそうです。

そんなにカンタンだったらみんなやっています。

ほとんどのショップさんにできないから価値があるんです。

H野様の車両を無事、納めさせて頂いてから弊社の車両に乗って、
スーパーオートバックス神戸さんのイベントに向けて車両陸送会社の
事務所まで搬送したのですが、

純正のEG、どんだけガッサガサやねん