頻繁に書かせて頂いておりますが、Z34,V36には冷却系が不可欠です。
無くても走ることは走りますが、ダメージははかり知れません。
PSフルードやデフオイルは吹くから割とわかりやすいです。
EGオイルも純正で温度計が付いているのでわかるっちゃわかります。
イチバン盲点なのがATフルードです。
温度計もないですし、付けたとしても何度までがセーフなのかもわからない。
結論から書くと、ほぼアウトです。
他の温度管理を全然やってこない日産が、ATフルードだけOKってことは
考えられないってことくらいは容易に想像できます。
実際にどんな弊害があるの?
ってハナシなんですけど、すぐにわかることはシフトアップ時に滑る。
頻繁にやらかすと、ATのクラッチ板がだんだんとワカメになってきて
本来の面密着が線密着になってきて、さらに滑るようになります。
ストリートならわかりにくいですが、サーキットに行くと顕著です。
メーカーもソコは知っているので、温度が上がるとATのシフトチェンジに
制限が入って、もう走るな って言ってきます。
クラッチ板がワカメになっちゃうと、まあAT本体交換ですね。
部品だけで60万オーバーです。
当然ですが、冷却することが正解です。
ATでサーキットを走られるお客様も多いです。
お待たせしてしまっているV36のY田様やF井様の車両をお預かりして、
長い間お待たせした分、ちょっとスペシャルを作っています。
V36用ATフルードクーラーWマウントクワッドコア
名前長えぇぇ。
しかもデカいし。
Z34には入りません。
っつっても、ナントカして入れて ってお客様が出てくるだろーなー。
通算で250台近くのZ34,V36を手がけた結果、Z34,V36は
オーバークールくらいがちょうどイイと感じています。