チャレンジスピリットネタ

早速ですが、バルブスプリングを24個キチンと計測してみました。

inspringlength

inspringouter

inspringinner

コレ、ほとんどのショップさんがバラすことの無いインテーク側です。

先日も書きましたが、日産がバラすな、って言っているからです。

日産が認めていないと言うことは、純正部品が出てこないってことなんです。

しつこいようですが、不具合があったらまとめて交換しろってハナシです。

おかげさまで弊社には世界中にネットワークがあります。

こんなんいくらでもなんとでもなります。

で、24個を計測してみるといろんなことがわかります。

まず自然長です。

新品状態がわからないので何とも評価のしようがありませんが、
3万キロ程度の走行でも、自然長にバラ付きがみられます。

このバラつきを、

カンケーねぇよ

って言えるほど、弊社には経験がありません。

だからこそもっと精度にこだわってみたいです。

さらに弊社が問題視しているのがスプリングレートのバラ付きです。

自然長45mmから1mmずつ縮めてみて荷重を計ります。

それでKg/mm って数値を知ることができます。

ざっくりですがインテークで5~6Kg/mm、エキゾーストで3Kg/mm。

これもまたバラ付きがあるんですよ。

しかも最大1Kg/mm以上のバラ付き。

それでイイのか?

例えが悪いかも知れませんが、車高調のスプリング右が5Kg/mmで
左が6Kg/mmみたいな、そんなカンジです。

ま、しょせん量産EGの部品って言っちゃえばそれまでです。

で、最大のモンダイが発覚。

ちょっと大げさかも知れませんが、弊社がお世話になっているエンジンの
超スペシャリスト、エキスパートにこのデータを評価してもらいました。

結果は予想通り明白でした。

さ、どうするか???

バルブスプリングってイチから作るといくらすんだ???

そして、どの段階から必要となってくるのかも含めて慎重に評価が必要です。

これもあれもってなると、費用がウナギ上りです。

常に費用対効果を考慮しながら開発を進めています。

純正のバルブスプリングを再利用して、費用が抑えられる裏ワザまでも
教えて頂きました。

ある程度ですが、もちろんパフォーマンスは上がりますよ。