調律と言う名のチューニングネタ

健康診断、ココ20年以上やった記憶がありません。

それでも、今週のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベント後、
歯医者さんに行って、歯石除去をやりに行く予定です。

歯は昔からとても頑丈なんですが、歯石はどうにもなりません。

歯石が歯周病の温床になって、歯は頑丈でもそのうち歯が抜けるらしいです。

歯が頑丈なのに歯を失う、そんなバカらしいことはありません。

何のハナシだ?

いやいやいやいやいやいやいやいや

これがちゃんと密接な関係があるんです。

390RS初期型からオーバーホール (以下OH) を兼ねて続々と入庫です。

シーズンインまでに3台、間に合わせないと、です。

自宅の部屋にヘッドを持って帰って、コツコツと内職です。

head

そうしなきゃ終わらんとです。

これで、走行が5万キロ弱の燃焼室です。

いわゆるカーボンどっちゃり。

純正が、良くも悪くも10万キロは走るように設計されていると言う考えが、
燃焼室からも伝わってきます。

カーボンが溜まってヒートスポットができることや、カーボンの堆積で
燃焼室容積が減少して、その結果、圧縮比が上がってくるようなことも
ある程度は見越した設計になっているとも判断できます。

純正はやはり弊社が言うところの、安パイ です。

純正は、ノッキングを感知すると強力なノックリタード制御があります。

どんどん遅くなったとしても、それが原因で壊すようなことはありません。

でも、運転しているご本人は

最近、パンチが無くなったな~~

って感じるようになります。

こうなると、OH以外に適切な解決策はありません。

機構的に調子が良く無いEGを、ECUのセッティングで解決できません

燃焼室に堆積したカーボンをキレイに除去する

さらには、バルブとバルブシートの蜜着面も弊社のOH対象です。

純正よりもずっとパワーが出る分、今までにモンダイ無かった所にまで
影響を及ぼすことが充分に考えられますから。

おカネが潤沢にあるワケでは無いので、純正の新品EGを敢えてバラした
経験が弊社にはありませんから、メーカーがどのレベルの工作精度で、
VQ37を組み上げているかはわかりません。

弊社が追求するバルブシートの材質や工作精度を10と仮定した時に、
メーカーがどのレベルなのかも興味はあります。

純正の燃焼室は、鋳肌がラインから出てきたそのままです。

これだって、弊社の工作対象です。

熊木氏のような凄まじいほどの芸術的な研磨技術、教科書のようなお手本です。

今は時間効率費用対効果を重視して、鋳肌をどの位のレベルまで仕上げるか、
これまた弊社にとってはとても大きな課題ですし、お客様も興味があります。

コレは効果が大きいです

アレは投資に見合った効果は薄いです

って、キチンとデータに基づいた情報を蓄積していきたいです。

ちょっと見ただけでも、

ココはやらなきゃ

ってのが、数点見つかります。

しょせんは量産EGです。

それを調律して行くことが

チューニング

そのよう弊社は考えております。