弊社が手掛けさせて頂いた数多くの車両のうち、上はFerrariから、
下は・・・・・ヤめておこう、下って書かれた車両のオーナーさんは、
気分がイイもんでは無いでしょうから。
どれもが思い入れがあるんですが、とても印象深い一台が、
ALPINA B3
速いか遅いか、楽しいかそうで無いか、いつも書かせて頂いておりますが、
そういう基準で優れたクルマはいっぱいありました。
ALPINAの特筆するべきは、ともかくエンジンの滑らかな吹け上がりです。
今の最新のALPINAは知らないですが、当時は
シルキー6
と、大絶賛されたモンです。
純正と言うのは、良くも悪くもある程度のバランスが取れていますし、
免許取り立てでも、とりあえずはフツーに乗れるようにできています。
R35verNISMOでも同じです。
600馬力の車だってフツーに街乗りできますし、取り回しの悪さはあっても
気難しさはありません。
イイ言い方をすれば万人向けにバランスが取れています。
悪い言い方をすれば、面白さに欠けます。
そう感じたお客様が、アフターマーケットパーツをお求めになります。
今時、敢えて乗りづらくなるような製品を求める人はいないと思います。
弊社のフロントピロアッパーアームの公認書類を申請する時に、
この製品の目的
って欄がありました。
純正のフロントって、トーしか調整できません。
弊社は、あまりキャンバーを付けないでクルマを曲げるテクノロジーを
追求しておりますが、新車状態の車両個体差で、右と左のキャンバーに
差がある車両がかなりあります。
弊社の試乗車をお試しになったお客様が、一律、弊社試乗車の直進性の良さに
感嘆して下さいます。
何回もここでご案内させて頂いておりますが、どこまでこだわって
アライメントを取るのかがとても大きなカギとなります。
純正では調整することができないフロントキャンバーを、調律と言う意味で、
左右キッチリ仕立てあげることが弊社の大きな目標です。
それをキチンと書いたら、陸運局の担当者は
ソコまでいらないです
なんだそうです。
走行性能の向上
それだけでイイんだそうです。
画に描いたような役所仕事だ。
さ、実はこっからが本題でして、ALPINAとアッパーアーム、
一体、何のカンケーがあるの? です。
ビッグメーカーや当局が必要無いと認識することが正しいとは限りません。
少なくとも弊社はそう考えて行動しております。
ALPINAのような小さなメーカーが、本家BMWやMercedesや
Porscheよりもキレイなエンジンを作る、素晴らしいですね。
EGバラして洗浄して、消耗部品を交換して規定値で組み上げる。
弊社ではそれをチューニングとは呼びません。
試乗車のEGで、いろんな実験君をしております。
失敗することだってあります。
でも、その失敗がないとその上もありません。
フツーなら
そんなことやったって変わんねぇよ ( ̄з ̄)Y~~~~
ってことをやり続けるのが弊社です。
部品をポン付けしただけは、充分な効果を発揮できないと考えています。