Z34,V36ピロアームネタ、その40

今日も遅くまでお客様の車両を作業して、並行して開発も続けております。

今年は暖冬だって予報だったから、モロに間に受けて信用してしまった。

雪が少ないと言う段取りにしていたので、マズいことになってます。

雪のせいで遅れちゃった分を取り戻さなければ、です。

1日に少なくとも、1.5倍の事をやらないと追いつきません。

そんなハナシばかりでは、お客様も読んでくれなくなってしまいます。

さすがに尻に火が付いてきたピロアームのハナシです。

何回も書かせて頂いておりますが、トータルバランスはとても大事です。

律速段階の考えも、トータルバランス同様にとてもとても大事です。

絶大な効果を考えると、アームをイチから作った方がイイに決まってます。

ただ、その費用を考慮すると、一体どれだけのお客様がアームコンプリートを
必要としていらっしゃるのかと言うことはしっかりと判断が必要だと思います。

今ソレ入れても・・・

予算が湯水のように潤沢にあるお客様でも、ちゃんとお話しさせて頂いてます。

そこで登場するのが、やはり律速段階のおハナシです。

おかげさまでお客様の車両をとてもたくさん手がけさせて頂いております。

弊社で手がけさせて頂いた箇所は、たとえ日産純正部品だったとしても
要対策と弊社が気が付いたならば、キチンと対処させて頂いております。

クラッチラインなんかイイ例です。

弊社の製品をご購入下さって、弊社でお取り付けをさせて頂いた場合には、
もっと細心の注意を払わなければなりません。

ブレーキの3Dダクトなんかが該当します。

4回作り直しています。

最終型のプロトタイプ、スーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントで
お披露目させるために、弊社職人とシャカリキに頑張っています。

何でそんなことになっちゃっているのか?

答えはただ一つです。

数ある選択肢の中から、弊社のような浮き草ショップの製品を選んで下さった
とてもありがたいお客様に、トコトンご満足をして欲しいだけのハナシです。

弊社の製品を、ハナっから選んで下さるお客様は意外と多くは無いんです。

ブレーキなんか前後で100万以上もしますから、二の足も踏んでしまいます。

サスペンションだって、デフだって、オイルクーラーだって、もっと安いの
ネットを検索すればいくらでも出てきます。

そんな中で、弊社の製品を選択して下さるお客様には想いがあります。

昨日の繰り返しになりますが、verNISMOのK田様のおハナシです。

1台目のZ34で、とあるサスペンションキットを装着しました。

どうしてそのサスペンションを選択なさったのかはここではヤめときます。

で、K田様はそのアシにご満足できなかったんだと推察されます。

で、この後の2つ目がもっとスゴいハナシなんですがもっと書けません

そんなこんなで弊社を訪れて下さいまして、弊社で3基目です。

その後、Z34を乗り換えまして現在に至ります。

K田様の感想は、2015モデルのverNISMO純正のアシと比較して
弊社製品にとてもご満足下さっていらっしゃるので、もう純正のアシは
取って置くことは必要無い、とのことでした。

ツルシの製品をポンと入れただけでは、その域に到達できるワケありません。

アシは壮大なテーマなので、またの機会に詳細をご報告させて下さい。

その前に弊社サスペンションの納期、もっと改善が必要です。

弊社サスペンション、もちろんこれで完成系ではありません。

フロントのショックアブゾーバーに、ある仕込みを予定しております。

S2000やNA、NBロードスターや80スープラで、たくさんの
引き出しを蓄積することができました。

さらに、リアのスプリングも計画していることがいくつかあります。

カーボンスプリングもその一つです。

でも、その前に大きな律速段階が立ちはだかります。

タイヤのトレッド面を、どれだけ有効に接地させるか?

サスペンションだけで到達できる領域には、限界が見えかけています。

フロントのショックアブゾーバーに仕込みを入れても、リアのスプリングを
どれだけイイ物に交換しても、充分に発揮し切れないと弊社は考えます。

日産は、他メーカーと比較してゴム系が柔らかいんです。

EGマウントも、デフマウントも、ミッションマウントもブニャブニャです。

タイヤにもよりますが、ハイグリップで1G近いコーナリングフォースが
まずココを襲います。

あ、写真がうまく行かなかったので、明日にでも撮り直します。

4年くらい前にネタでアップしましたが、ココのゴム、富士の100Rで
4mmくらい変位します。

コーナリング中に、ポジキャンになるんですね。

ナニ言ってっかわかんねぇよ   (#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙

と言うお客様のために、ハナシをカンタンにします。

タイヤのトレッド面がちゃんと接地していないんです。

純正のアシと比較すれば、弊社のサスペンションでずっと良くなりますが、
この上を目指すためには、避けて通れないのがココのゴムです。

アームコンプリートの方が、効果が大きいことはわかっちゃいますが、
次にそびえ立つ、費用対効果と言う壮大なテーマが待ち受けます。

自分で書いていてなんですが、アームコンプリート、弊社はオススメしません。

何だそりゃ?

そこに投資するなら、もっと効果が大きいこといっぱいあります。

フロント周りの軽量化に投資した方がずっとイイです。

ココのブッシュ、ちなみにNo1ブッシュと言いますが、ピロ化すること、
そこからでイイんではないかと弊社は考えます。

費用対効果がとても大きいんです。

書くとカンタンそうですけど、実はココからも2つも3つも壁があります。

いつものハナシですけど、現物もご覧にならないでご予約下さっています
とてもありがたいお客様に、一台一台サッサとお納めしないと、です。

3月のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントで、一般販売を
お約束しちゃったモンですから、尻に火が付いた、そんなおハナシでした。