今日は、袖ヶ浦です。
このサーキットも、混むようになってきましたね。
Porscheが多いです。
930から964、996GT3、991GT3。
N島様の今後の課題も含めて、どうすることが近道なのかを検証してきました。
やっぱり客観的に見ると、イロイロと伝わってきます。
N島様も、毎回3時間くらいかけて袖ヶ浦まで来て、ひたすら練習。
そろそろタイムもアタマ打ち。
マンネリ化の様相すら呈してきた、とのことです。
テンション下がりかけています。
せっかくのFRスポーツです。
コントロールする楽しみを味わって欲しいと思います。
外から見ていると、エキゾーストサウンドで踏みっぷりが伝わってきます。
車載のVを撮っているお客様なら、サウンドにも注目してみて下さい。
袖ヶ浦ですと、セーフティーゾーンが狭いです。
ナニかあったらちょっとリスクは高いです。
わかりやすいのは富士の100Rです。
姿勢を作るとか、ヨーがどうのこうのだとか全くわからなくても、
とりあえずステアリングを切って、3速全開してみて下さい。
スピンしたり、とっちらかったりしてもアタる確率はとても低いです。
筑波の最終で同じ事を試すと、車両が存続の危険があります。
100Rで、曲がりづらくて外に膨らんでいけばプッシングアンダーです。
それでイイんです。
クルマがアンダーと言うよりは、むしろ腕アンダーです。
そのまま外に膨らんでいくので、アクセルを抜いてみます。
クルマはピッチング、そしてケツが出ようとします。
それでイイんです。
正常です。
そうならなかった場合。
1.速度が低すぎる
2.クルマが本当にアンダー
まずは、ここからです。
で、今日は、1.速度が低すぎる の対策です。
速度が低いなら、踏みゃあイイじゃん
って、中、上級者なら考えますが、初級者には敷居は高いんです。
やっぱり怖いっす
って言われてしまうと、
気合いだ気合いだ気合いだ~~
なんて言えません。
そもそもチューニングやクルマ作りを含め、ドライビングの世界にまで
論理的なアプローチをしている弊社にご期待を寄せて下さるお客様に、
気合いだ気合いだ気合いだ~~
なんて言ったら、お客様はドン引きです。
速度を上げるのではなく、クルマの限界を下げます。
弊社がここで何回も提唱させて頂いておりますベースグレードのメリットです。
ベースグレードは、良い意味で低次元でバランスされています。
フロント225リア245と言う低グリップタイヤで純正のバランスを
享受しながら練習していきます。
275のZII やRE71ではそうカンタンに超えられない限界も、
いともカンタンに超えることができます。
やっぱり怖いっす
なんて言う前から流れ出します。
そこで必要なのが、コントロールし易いアシとデフです。
ピーキーなアシでは練習になりません。
ガッツンなデフや、ひっかかるようなデフではコントロールは難しいです。
つまり、弊社がいつも提唱する、乗りやすくコントロールしやすい特性です。
アクセルコントロールでクルマの向きが変えられるようになると楽しいですよ。