鈴鹿で想うネタ、その2

昨シーズンまではともかく30分サル走りを推奨してきました。

今でももちろん推奨していますよ。

経験を多く積めば積むほど見えてくるモノがありますから。

しか~~し、今シーズンは一味違うんです

同じ30分でも内容を濃くしています。

ガムシャラな30分サル走りを経験して、その次のテーマに移ります。

今、ナニができないのか?

今、ナニが足りないのか?

それを意識して走るのと今まで通りの30分サル走りとでは内容が違います

つまり数カ月後の実力に大きく影響してくると弊社では考えています。

チームサーキットコンセプトでは鈴鹿の南コースで基礎練習をはじめまして
チームメンバーの車両にデータロガーをお貸し出ししています。

お貸出するだけではダメなんですね。

データをどう読み解くか?

それも弊社の大事な役割です。

とても多くのデータが記録されるんですがそんなの全部見たってナニが
どうなんだかサッパリだと思います。

第1段階としては車速と縦Gです。

コレ、チームメンバーH様のベストラップの時のロガーデータでラップは
1:00:60、ま、いわゆる寸止めってヤツです。

20201029ht1

カーソルを移動させると最高速が121.73Km/hと表示されています。

ところがですね、このベストラップのロガーデータを見ると最高速は
121.73Km/hで最大ブレーキングGは0.9Gなんですね。

もう一つのグラフを参照してみます。

20201029ht2

最大ブレーキングGは0.977なんですね。

別のラップでは最高速は130Km/hを超えています。

この事実でまずはひとつの次への課題が見えてきます。