粘性の高い流体を効率良く冷やすためには、段数よりも流路長が重要です。
だから、デフオイルの場合は20段のコアが1個よりも、10段のコアを
直列に2個設置した方が、ずっと冷えるんです。
弊社のデフオイルクーラーキット、従来でも冷却能力は充分実証しました。
何回かご報告させて頂きましたように、全てには当てはまらないんです。
充分に冷却性能が発揮されないパターンがあるんですね。
どの組み合わせでもカンペキに性能が発揮されるためのビッグチェンジです。
コストは増えてしまいますが、そこは企業努力でナントカします。
ブラケットから何から、イチから作り直すほどのビッグチェンジです。
前作の引き出しから、イロイロと学んでおります。
まず、取り付け穴位置の車両個体差です。
この車両だとピッタシ付くのに、あの車両だと付かない・・・。
そんなことが、多々あるんです。
ブラケット自体も右と左で左右対称では無いんです。
メーカーはそれが想定内でして、純正はともかく長穴のオンパレード。
長穴ヤだな~って思っていましたが、付かないことにはハナシになりません。
仮のブラケットで仮に装着してみる。
すると、やっぱイロイロ出てきます。
ここはこ~したい、あそこもあ~したい。
外注に依頼しても、ここまでこだわってやってくれません。
もうこれで、仕様変更するのは最期にしたいです。
今年の4月からデフオイルクーラーの受注を停止しております。
仕様変更を必要としているお客様にデリバリーが済むまでは
新しいお客様の受注を受けるワケには行きませんから。
当初、8月の盆前には弊社の広報車が来る予定でした。
それで型取りをする予定でしたが、実際に車両が手元に来たのが9月。
現在、改良後のブラケット部が納品されるのを待っていますが、
9月が決算期の企業さんが多いので、どうもスムーズに行きません。
大口のお客様に、9月中に納めないとダメだって言われてんでしょうね。
弊社のような試作の小ロット、後回しです。
しょうがないです。
10月の初旬にはブラケットは完成すると思います。
それから、それに合わせた3Dのシュラウドの製作です。
2週間くらいはかかります。
遅くとも10月末には完成させる予定です。
一般受付再開は11月になると思います。