寸暇を惜しんでデータを集める、ネタ

昨日も朝からお客様がお見えです。

やれば確実に終わります。

朝には、弊社のお得意様のU田様がオイル交換でお見えです。

昼にはK寺様もオイル交換でした。

その後、N村様の納車。

夕方には、お取引先に商品を引き取りに行くも空振り。

そんな中、寸暇を惜しんでデータ取りをします。

通勤や街乗り等でよく使う領域のハナシなんですけど、
1速でフツーに発進します。

そん時に、全開では無くフツーの発進です。

アクセル開度が10%から15%程度の負荷が低い領域です。

3,000rpmあたりで、ノッキングする車両があります。

気が付くか気が付かないかの軽~~いノッキングです。

粗悪ガソリンなのかな?

って、スタンドをいくつか変えてみても症状は変わらず。

そもそも強力なノックリタードがあるはずなんだが・・・。

せっかくのサラの純正どノーマル車両があるので、検証してみました。

冷間時では一律起きません。

firstidle

冷間時のデータを見ても、やりたいことが出てきます。

ちょっとスッ飛ばして、クルマを熱くしてみます。

純正のどノーマル車両でも起きますね。

いったんクルマをチンチンにして、クーリングを入れた後に、
水温88度、油温90度、吸気温度30度でも起きます。

冷間時では起きないのに、いったんクルマを熱くした後に起きます。

O2センサーフロントとO2センサーリアのログを見ていて、
あることに気がつきました。

全てのO2センサーを知っているワケではありませんが、
もともとO2センサーって、ジルコニアセンサーです。

ある程度の温度領域にならないと、正確な出力信号が出なかったはずです。

だからヒーターが内蔵されているモノが多いです。

オイルクーラーによって油温は冷やすことができます。

弊社のフロントバンパーによって、水温も冷やすことができます。

純正のエアクリーナーボックスで、フツーに走っている分には、
吸気温度が急上昇することも無いです。

それ以外に、悪さをする要因があるんですね。

純正のECUのバグなんでは無いか? と思われます。

純正のECUだけで無く、ほぼ全てのコンピューターのプログラムには、
バグはつきものです。

O2センサーのフィードバック領域で、純正のECUが読むところを
間違えているのか、そもそも補正マップのデータが不完全なのか?

弊社のお得意様のM田様の390RSが、富士で似たような症状になります。

お得意様のM岡様の390RS は、鈴鹿ではクーリングラップ無しの
30分の全開走行でも起きません。

同じエンジン仕様で同じセッティングです。

純正のECUにとても種類がいっぱいありますので、純正のプログラムも
グレードや年式によっても変わっていると思われます。

こういうバグフィックスは、フツーはメーカーの仕事なんですけどね。

新車の純正状態でもこうなります、ってディーラーさんに言っても、
とても治るとは思えないです。

プログラムで治るなら、弊社は治さないといけません。

機構的なことで起きることも排除し切れないと思います。

燃焼室に熱溜まりができて、ノッキングを起こす事象を、
Cosworthの本に書いてありました。

それなら、M岡様の390RSにも起きるはずです。

水温、油温、吸気温度以外にも温度依存性があることがわかりました。

あとは、対策ですね。

その前に、もっともっとデータを取っておきます。