そろそろZ34のハナシでもしよっかな、ネタ

コレ、何の変哲もない足回りとかに使われているボルトです。

boltstd

何でこんなハナシをするかって言いますと久しぶりのZ34ネタなんですが
弊社のピロロワーアームがとてもご好評を頂戴していましてず~~~っと
バックオーダー状態だったんですが大量に入荷いたしましてコツコツと
1台1台こなしていっています。

pilos

で、コイツです。

piloarm

ピロを挿入したアームを取り付けるボルトを見てフと気が付きました。

boltlpiloarm

段差がある

こんなんがアウターレースを介してアームに入っているんですが
上の段差付きのボルトとどんな関係があるの?って事です。

piloinner

上の段差付きのボルト左側の外径が14.0mmで右が13.9mm。

つまり0.1mmの段差があるっつ~~ワケです。

当然、デカい方に合わせないとボルトは入らないワケですがそうなると
ユルい方ができてしまうんです。

1/100mmにこだわる弊社が0.1mmを看過することはできません。

ピッチリ作れば一切のガタが無いんですがつまり右と左のインナーレースの
内径を2種類作るっつ~~ことになります。

当然コストは上がってしまいますが

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、じゃあ無いです

NBロードスターがちっちゃ過ぎるのか? Z34がデカいのか?

nb&hz

NBturboのネタ、相変わらず不評です。

何でだ??

引いては必ずZ34V36に還ってくるのにいつになるかわからないような
例え壮大なネタよりも、すぐに取り付けられるような卑近なネタの方が
評判がイイのは事実です。

EGのネタなんてお問い合わせのほとんどは何馬力? いくら?です。

そりゃそうです。

多額の投資をするお客様にとってはとても大事なハナシではあります。

以前にご紹介したことがありますようにS2000はマイナーチェンジで
数字上での馬力を下げました。

きっととても多くのお客様に何で馬力下んのよ~~ (`Д´)凸 って
糾弾されたことと思いますが実際にAP1からAP2に乗り換えた
お客様は、あ、コッチの方がイイじゃんってなったことと思います。

アシやブレーキなんて弊社にしてみればもっと憂鬱です。

これだけの高度情報社会なのでお客様の耳学問はホントにハンパ無いです。

数値とか記録って大事だと思いますよ。

でも何回も何回もココで弊社は提唱してきました。

数字以上のフィーリングを弊社はとても重要視しています。

でも伝わりません。

それでも弊社はコツコツコツコツコツコツコツコツ啓発するしかありません。

例えばコレを見て下さい。

before

弊社が得意とするピロアームの作業風景で、わずかな付着物が気になります。

で、こうします。after

ココの面で精度を出すので1/100mmにこだわる弊社はこの付着物を
許せないんですね。

で、サッとですが研磨します。

結果は大して変わんないでしょう。

以前にも書きましたが1つやっても変わらなくても10個積み重ねると
だれでもわかる差になって還ってくる、弊社はそう信じています。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その18

が~~ん

Z34のブレーキマスターシリンダーってどうも非分解方式っぽい。

いつもお世話になっている田倉さんに調べてもらったら、日産からZ34の
マスターシリンダーのリペアキットなるものが出ていないらしい。

つまりメーカーはオーバーホールすんなってことです。

新品買えってことです。

エンジニアがチェンジニアに成り下がっているって言われてもう久しいです。

ナニか不具合があったら原因を追求して修理する、我々の世代にとっては
至極アタリマエのハナシが今の時代は通用しないみたいです。

不具合があったらそこいらを丸ごと新品にしてしまえって事です。

何年か前にTV東京のビジネス番組で見ましたが、ナントカホームって
大手の建設会社が大工さんになるスクールみたいのを若い人向けに
やっていまして今やカンナがけなんて無いんだそうです。

本部の工場で木材や部材全てを加工済みの状態で現場に届けられて
現場の大工さんは指定トルクで締めるだけって言ってました。

経営する立場からは効率が良いハナシですしお客様にしても品質は一定だし
時間だって大幅に短縮できるから携わる全ての人たちにメリットが大きい。

そんなハナシでした。

時代ですね〜〜   ┐( ̄ヘ ̄)┌

弊社みたいな作りモノ、一点モノにこだわる職人魂ってもはや時代遅れ、
そんな危惧さえあります。

そう言った意味では時代遅れと言われても仕方ない弊社はもちろんですが
開発魂をこの先も貫き通します。

ど〜〜りで商売がヘタなワケだ。

でもそんな時代の趨勢に弊社ならではあらがってみたいです。

いや、あらがい続けなければ弊社には誰も訪れてくれないと思います。

NBロードスターのちっちゃ過ぎるブレーキを大容量にするには、まずは
ローター径を大きくする事が効果的です。

するとパッドやキャリパーの曲率が変わるので純正のキャリパーは不具合で
ソレに合わせたキャリパーに交換する必要が出てきます。

先日も書きましたが制動力が大幅に上がる分、失うモノも出てきます。

バランスと乗りやすさです。

Z34のお客様でも何名かいらっしゃいました。

その点についてはコレ以上はヤめときます。

NBロードスターでのケーススタディです。

コレまた先日も書きましたが効き過ぎる制動力をマスターバッグを取り去って
落とすんです。

そもそもマスターバッグって倍力装置なので本来の効きを倍増するために
存在します。

BNR32で初めてツインマスターシリンダーにした時に、ブレーキが
ま〜〜効かなかったこと。

前後のバランスをカンペキに取るならツインマスターシリンダーしか無いって
エセレース屋の3流メカニックのハナシをマトモに信じちゃって、そりゃあ
どツボにハマりまくったモンです。

純正のマスターバッグにツインマスターシリンダーなんて付かないから
取り去られちゃったんですけど、その時の経験が今や生きています。

そのおかげでAPracing本社とご縁ができたんですけどね。

倍力装置を取り去ってペダルを踏む足の力が増幅されないでダイレクトに
伝わる分、コントロール幅がずっと良くなった経験はあります。

その後、FDでもやりました。

で、NBロードスターでもやろうと思って弊社に転がっていたZ34の
純正マスターシリンダーをOHして取り付けようと企んでいたんですが
もろくもその企みは崩れ去ってしまいました。

さ〜〜どうすっかな?

このままできませんでしたじゃあCircuitConceptらしくない。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その17

マヂか・・・・・。

コレ、昨日に乗った上越新幹線の自由席です。

hsr

さすがに高崎あたりでは4,5名ほど乗ってきましたがそんなモンでした。

大宮で新幹線を降りて埼京線で新宿に向かいました。

ローカルネタで申し訳ありませんが新宿駅到着直前の大ガードってトコから
歌舞伎町の入り口が見えるんですがニュースで人がいないって言ってたのに
ま~~たくさん人がいました。

不要不急の外出は控えましょうって対策、もう破綻していますよ

ところで。

NBロードスターのEGってBPってコードネームで1,800ccです。

正確にはボアが83mmでストロークも83mmの1,796ccです。

作ったピストンがボア85mmでクランクがストローク86mmなので
1,951ccです。

NAじゃないのでそんなに排気量にこだわるよりは高過給圧に対して
もちこたえられるEG造りが要求されると弊社では考えています。

ゆくゆくは2Kgくらい過給をかけたいですね。

ピストン、コンロッド、クランクシャフトはイチから造るとしても、やはり
耐久性にとってキモとなるのがメタル類です。

強化品ってのがあるんですがココは弊社では信頼の純正を採用します。

しょっちゅうココで書いていますが純正ってのはそれなりに考えられています。

クラッチホースみたいに純正でダメダメなところもあるにはありますが
5年10万キロってのがメーカーでは視野に入っています。

純正以下の製品、実際に体験していらっしゃる弊社のお客様も多いです。

純正に戻しましょう!

って弊社がご進言させて頂いてもちろんコストはかかりますが快諾下さった
お客様、

なかなかそんなショップさんって無いと思います。

安くは無いであろうアフターパーツに投資して、その後またコストをかけて
純正部品を買ってしかも工賃をかけて元に戻すんです。

もしお客様の納得行く結果にならなかったらタイヘンです。

カネ返せ  (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

そりゃそうです。

逆に純正に戻すことによって弊社が提唱している乗りやすさってのを実際に
お客様が享受できたならばまた表現が悪いかもしれませんがもう信者です。

CircuitConceptの言ってることならアテになる

それが信頼だと弊社では考えていますから。

弊社お得意さまで、次に△△△入れたいんですってお申し出になって
ソレは今はヤメときましょう ってパターン結構いらっしゃると思います。

費用対効果と律速段階を考慮すると今ソレじゃないってことです。

中にはお客様の勘違いだったり思い込みだったりもあります。

そんな時にはトコトンお話し合いをさせて頂きます。

それでもご賛同してもらえなければもうそれまでです。

それもお客様の選択です。

弊社は自社の発言や行動にはキチンと責任を負います。

ダメな時だって多々ありますよ、そりゃ。

イイのかダメなのか? って経験しなきゃ分からないことだと弊社は考えます。

やりもしないでとかくあ〜〜でも無いこ〜〜でも無いってとかく評論家が
多いのがこの世の中です。

サーキットガンガンで耐久性の高いEGってハードルはとても高いです。

今のところは日産ジュークの純正ターボEG、MR16DDTってヤツの
純正メタルを使っています。

純正で214馬力なので250馬力くらいならラクショーって考えています。

そりゃね、現行のCivicTypeRの純正メタルの方がず~~~っと
イイのはわかり切っていますが、サイズがBPエンジンにはデカいんです。

最近、気になっているのがヤリスGR4ですが、3気筒で1,600ccで
4気筒だったら2,133ccなのでコレもダメかな~~~?

でも、ターボEGなのに圧縮比が10.5なんですよね~~。

気になる~~・・・・。

あ、RENAUT MEGANE RS TorophyRがあった。

1,800ccで300馬力。

このEGのメタルならイケる。

あ、ちょっと待てよ。

世界で470台限定車両のEGパーツ、フツーに手に入るんか?

ついでにタービンも欲しいな。

セラミック製ボールベアリングタービン

そんなカネ無いか・・・・

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その16

どうも行く先々でNBの評判がよろしくないです。

弊社がサッサとお客様の車両をキチンとこなしてさえいれば、またお得意様も
違った見方になるとは重々承知してはいます。

ちゃんとめいっぱいやってますよ。

3z34

一つ一つ丁寧にわかりやすくご説明していくしかありません。

純正状態では充分に足りている吸入空気量もイロイロとやって行って
パワーが上がってくるとやはり気になります。

弊社の吸気系は6連スロットルと言う最終兵器があります。

完成しましたら開発秘話も交えてタップリと語らせて頂きます。

今日は同じ吸気系でもなかなか日の目を浴び無い吸入吸気温度についてです。

な〜〜んとなく低い方がイイってのくらいは皆様ご存知のようですが
じゃ、どのくらいの効果が見込めるのか? どうやったら吸入空気温度を
実際に下げられるのか?

Z34V36でやってみようと考えていることはいくつかあります。

外気の温度をいかに上げないで吸気させるかってのがNAのセオリーですが
ココは敢えての強制冷却も試す予定です。

で、NBturboですが、過給機には強制冷却はとても有効です。

代表的なのがインタークーラーってヤツです。

過給機にはもう必須と言ってイイと思います。

でもソコはCircuitConceptです。

他社さんと同じことやったって・・・

ホントは水冷インタークーラーくらいは試してみたいんですケド、何と言っても
重量増がかなりあるのでちょっと二の足を踏んでいます。

SEMAで見つけたkillerchillerってテクノロジーが
あるんですけど何だか良くわかんないんです。

ウェブを見ても原理がキチンと載ってないし。

直接行って聞くのがイチバン早いんだけどこんなご時世だし・・・。

で、弊社が最もやってみたいのがメタノールインジェクションです。

今は消毒用のアルコールとしての需要が高く、高騰していますが落ち着けば
一斗缶で2,400円くらいでした。

ってのはFDでやって効果が大きかったのを記憶しています。

注射するときに看護婦さんがガーゼでフキフキしますよね、するとソコは
スースーするじゃないですか、その原理なんです。

メタノールの気化熱を利用して吸気温度を強制的に下げるっつ〜〜ハナシです。

実は5,6年前にも同じネタを書いたことがあるんです。

その頃には結果が出せませんでした。

当時とは比較にならないほど技術的に進化した今でこそ改めて試したいです。

装置自体も進化していますし、もっと簡素化してわかりやすくなっています。

メタノール自体は耐ノッキング性も上がるのでハイパワーEGにもイイんです。

NBをスーパーライトウエイトハンドリングマシンとして作り上げるために
トータルでは最も軽くなるでしょうし吸入温度も前置きインタークーラー
よりは下げられると目論んでいます。

実際にそれがどう言った効果として還ってくるのかはまだ未知数です。

だからやるんです。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その15

何で韓国にできることを世界中ドコもできないんだろう???

korea

10万キロオーバーでEGをOHしたいってお客様も増えてきています。

単純なOHは弊社ではやりません。

それなら日産純正新品EGでイイです。

せっかくですから最低でもピストン、コンロッド、カムシャフトは
弊社がイチから作った製品を導入してもらっています。

何年か前に詳細を書きましたが純正状態で7,000rpmブン回した時に
メタルにかかる負担が7tにもなるのに弊社製のピストン、コンロッドで
5tに低減することができるってハナシをしました。

これは耐久性にとってとても有効です

さらにはコンロッドメタルをS2000のHONDA純正を使えるように
コンロッドを作り直したりとイロイロと進化を遂げています。

パフォーマンスはもちろんのこと、壊れないと言う点も重視しています。

クラッチも純正のママがイイって主張してきましたが、EGをバラすなら
ダンパープーリーと共にクランクシャフトの回転ダイナミックバランスを
キッチリ取ることができるのでこれも推奨メニューです。

こうやってキチンと手が入ってこだわりをめいっぱい盛り込んだEGは
EGを始動してアイドリングから違うんです。

一発目はあまりの振動の無さにビックリしたモンです

さらにやってみたいことはいっぱいありますが何回も書いているように
いくら自社でやるようになったとは言え、VQ37を降ろしてバラして
組むだけだってそりゃあタイヘンなんです。

やってもアレ?ってことだっていくつかありました。

こりゃあお客様にはオススメできねぇやってのも少なくありません。

いつもココで書いている費用対効果を弊社は重要視します。

カンタンなハナシです。

お客様が喜んでくださるか?そうじゃないか?です。

NBロードスターにturboポン付けで200馬力くらいまでなら
壊れないと思います。

それでも富士の本コースストレートはダメかな~~?

S様のおハナシも参考にさせていただいて230馬力を超えてくると
筑波の本コース裏ストレートでもヤバいらしいです。

壊れたEGを見せて頂ければ原因はわかるんですがそんなモノはすでに
廃棄されちゃったとのことで今では検証のやりようがありません。

ただ、過去の経験上、ピストン、コンロッド、メタル、そのどれかです。

だから弊社ではイチから作るんです。

ピストンもコンロッドもクランクシャフトもイチから作れる環境にあるので
ココをケチっても結局はEGブローの憂き目が待っているだけのハナシです。

ココをキチンとやれば過給圧を1.5くらいかけて300馬力オーバー、
しかも富士の本コースストレート全開OK仕様ができるんです。

ま、書くのはカンタンですケド実践はタイヘンです。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その14

へ~~~、新型コロナウイルスって名前だけど中国の生物兵器の失敗作
外部に漏れちゃったってハナシがネットをザワつかせていますね。

だからトランプ大統領がず~~~っとChina Virusって
言ってたんだ・・・・。

なるほど~~~  φ(.  . )

行く先々でお得意様に言われます。

NBやる時間あるなら早くオレのやって

ま、ま、そ~~なんですけどちゃんと意味があってやっています。

ちゃんとデキて結果が出てからご紹介する予定でしたがVVELの
コントロールシャフトと6連スロットルがもうすぐ完成予定です。

すると高回転がビンビン回るようになりますしパワーも30~40馬力は
上がると思います。

そうなると表裏一体なのが耐久性は?  ってハナシです。

EGが壊れるのってイヤですよね。

そりゃそうです。

Z34V36レベルだと純正でもなんだかんだで100万以上はかかります。

安く上げることは可能ですよ。

ネットオークションあたりで中古のEGを買ってそのままポン載せ。

そもそもそんなに調子がイイEGがネットオークションなんかに出回ること
かなりの確率で無いんじゃないかって感じています。

弊社もとても良くネットオークション利用しますよ。

でもそのまま車両にポン付けすることなんて一回もありません。

NBだってネットオークション使いまくりですが弊社的には使えなかった
アームが何本かありますし使えたとしてもサビを落としたり研磨したりと
これなら新品買ったほうが良かったんじゃね?ってなることもあります。

ま、しょうがないです。

安く上げようって目論見にはそれなりのリスクが伴いますから。

弊社をご信頼下さるお客様はキチンとご理解下さっていらっしゃいます。

高っけぇな~~、でもモノはイチバンっつってんだからしょうがねぇか

ってのがほとんどだと思います。

S様のスーパーチャージャー仕様、お聞きすればするほどそりゃ壊れるわ
ってネタが山盛りテンコ盛りですがお客様はおわかりになれません。

1機目のEGはちょうど5年めの新車保証が切れた頃にあるショップさんで
ススメられてスーパーチャージャーをお取り付けになりました。

過給圧は1.2だったとのことでそりゃあ速かったらしいですがそこからは
絵に描いたようなトラブルの教科書みたいなおハナシの連続でした。

まず、筑波の裏ストレートでクラッチが逝ったそうです。

エ゛っ クラッチ対策やってなかったんですか??

やったにはやったらしいんですけどダメだったんでしょうね。

で、今度はショップさんが強力なメタルクラッチを入れたそうなんですが
これがまた良くないんです。

弊社も何度か経験がありますがホントにガッツンで乗りにくいです。

だいたいMTかデフを壊すんですがモノの見事に両方ご経験したそうです。

そして今度はEGが逝った・・・と。

このサイクルをナント  w|;゚ロ゚|w  2回も繰り返したんだそうです。

その都度、ネットオークションで中古のEGを載っけたんだそうですが
あまりの遅さにやはりまたスーパーチャージャーを搭載したそうです。

今やターボやスーパーチャージャーを付けてキチンとした仕事なら
乗りやすいですしパワーも出ますしそんなに壊れないと思います。

壊れる? いや弊社的には壊してるんだと感じますがトラブルには
必ず原因があります。

昨日のネタですが右バンクと左バンクでこんなにA/Fが違ったら
全開すりゃ壊れるに決まっています。

きっと前のショップさんは集合部に1個だけセンサーを付けて
数値を合わせてセッティング終了、ってなったんでしょうね。

弊社でキチンと対応をさせて頂いたので今やサーキットをガンガンに
お楽しみになっておりますが、あのままだとスーパーチャージャーの
S様NBと同じ轍を踏んでいたことと思われます。

弊社がNBをターボ化する理由はいくつかありますがその一つにEGの
耐久性への検証があります。

さすがに登場してから10年以上も経つZ34V36です。

サーキットガンガンのお得意様も多いです。

弊社がキチンと定期的なメインテナンスを担当させて頂いている多くの
お得意様の車両は10万キロオーバーでもトラブルはとても少ないです。

弊社を訪れて下さる前にヘンなことになっちゃってようやく弊社で
トラブルシューティング、そんなお客様も多いです。

先週納めさせて頂いたU様や現在お預かりのH様は同じ症状で原因も
同じみたいです。

そのまま乗っていてもだいじょぶなのか致命的なダメージを被るのか?
は、お客様には判断が付きません。

だから弊社では遠回りのようですがいったん純正に戻すことも推奨します。

するとモヤモヤしていたお客様も純正との比較で真実がわかります。

プラシーボにも気が付きます。

そこから弊社の製品を投入すれば誰でもその差を体感することができます。

遠回りの分、一見ムダのように見えますしおカネも時間もかかります。

でも、それをやることによって確実にそして時として劇的に変化すると
言葉は悪いかもしれませんがもうお客様は弊社の信者です。

実はカンタンなハナシです。

全ての言動にキチンと責任を持ってお客様のご期待以上でお応えすれば
結果は必ず見えてきます。

あ~~~~、あとはホントに納期だけだ・・・・。

 

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その13

S様のスーパーチャージャー、過給圧が0.5で200馬力弱とのことですが
乗った感じは180くらいです。

スーパーチャージャーはプーリー径で過給圧が決まるのでもうちょっと
パワーが欲しいなって感じてもなかなかハードルが高いです。

3年位前だったっけかな? EGがとても調子が悪かったお得意様の車両を
弊社でトラブルシューティングしてやっと原因がわかった瞬間です。

af1

右バンクと左バンクでこんなにA/Fの数値が違ったんです。

調子がイイわ~~けがありません。

もちろん調子が悪い原因はキチンと弊社で解明できましたが、ま~~~~
タイヘンでしたよ。

トラブルシューティングってお客様が想像する以上にずっとタイヘンです

この経験を踏まえて弊社でEGのセッティングをする時には必ず右と左に
1個ずつA/Fのセンサーを付けてキチンと独立したデータを採ります。

集合部に1個だけセンサーを付けていたら絶対にわからなかったですから。

もひとつ弊社が経験したことがあります。

いつもとてもお世話になっているスーパーオートバックス千葉長沼さんの
シャーシダイナモをお借りしてセッティングしたのが3年位前カナ?

A/F計を頼りに燃料を合わせていくんですが、何回かEGをブン回して
コレでイイんじゃないのって数値に合わせたんです。

で、八王子に帰るんですがA/F計のセンサーはそのまま取り付けたまんまで
首都高を走ってせっかくなので引っ張ってみたらあることに気が付きました。

シャーシダイナモ上と実走行でA/Fの数値が0.2くらい違うんです。

負荷のかかり方が違うんでしょうね。

それ以来、弊社では実走行セッティングにこだわっています

そりゃそうです。

お客様は100%実走行ですから。

で、NBturbo用に新調したA/F計です。

afgauge

赤いのが由緒正しいBoschのセンサーです。

このテのセンサーってやっぱりですがBoschかデンソーに限ります。

信頼性ってヤツですね。

ちなみにBoschのセンサー、日本で買うととてもとても高いです。

ドイツで買うとず~~~っと安いんです。

ちなみにポーランド製ってハコに書いてありました。

こういうちっちゃな企業努力を積み重ねて弊社のお得意様に還元したいです。

弊社と真摯に向き合って下さる全ての人達とハッピーになりたい

ただそれだけです。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その12

NBのハナシばっかなようですが、日々、お客様の車両をキッチリこなして
納めさせて頂いてそれからやっとNBに手を出しています。

IG34

今日はNBのアシをバラして明日には故郷イギリスに一時里帰りです。

何のハナシ? ってなるからちゃんと書きます。

一定の成果を出してもやはり気になるところって出てきます。

Quantumであつらえてもらうのはもちろんショックアブゾーバーです。

車高調、もっと言うとトータルでのアシをセットするのは弊社です。

あ、もうちょっとこうしたらもっと良くなりそげって実際にやってみると
確かに変化はあります。

それがホントにイイのか? 正解に近いのか? ってのは慎重を期します。

どうしても贔屓の引き倒しになってしまう性質の高い製品です。

で、ショックアブゾーバーを本国イギリスに送って改めて仕様変更をします。

コレがまたタイヘンなんですよ。

ちなみにショックアブゾーバーってそのままじゃ海外に送れません。

バラバラにしてキチンと洗浄し油をキレイに取り除かないと送れないんです。

最近のX線装置って凄まじく解像度が高いのでウソついても成田や羽田で
スキャンされるから必ずバレます。

で、八王子に送り返される、と。

ショックアブゾーバーを一本イギリスに送るのにいくらQuantum
軽いとは言え8,000円くらいします。

その8,000円はパーです。

ま、虚偽の申告をしたってことですから。

だからバラバラにして油脂を完全にキレイにして目視でも中身が空っぽって
わかるような状態にしないと発送できないんです。

ちゃんとやればこんなご時世でも4日くらいでQuantum本社に届きます。

Quantumの社長様とはやりとり済みで次のステップが楽しみです。

しばらくはNBは実走テストができませんが、やることっていっぱいあります。

弊社が得意とするところのブレーキを思いっきり試してみたいこともあります。

まずはマスターバッグを取り去ってZ34用のマスターシリンダーに交換して
ペダルフィーリングをダイレクトにするんです。

mastercylinder

残念ながらコレはZ34V36には応用できないんです。

応用できないことは無いんですケドZ34V36はソコじゃあ無いんです。

凄まじく重い純正のブレーキシステムを軽量化することの方がずっとずっと
優先順位は上なんです。

で、そもそも何でそんな事をするのか? ってハナシです。

ブレーキがちっちゃいNBは30分サル走りなんて到底ムリです。

で、大容量にするんですがカンタンじゃ無いんですよ。

自分で言うのも何ですが、ブレーキのスペシャリストの弊社です。

ENDLESSの社長様にも絶賛されたハナシを5年くらい前に書きました。

ハマった経験もかなりあります。

でもハマった分だけそりゃあ詳しくなりましたよ。

で、大容量のブレーキのハナシです。

純正が260mmしかないディスクローターを315mmにしてAPの
4ピストンに交換すりゃそりゃあ異次元のストッピングパワーを・・・
なんて風には行かないんですね。

ABS入りまくりのカックンブレーキで雨の日なんてアブなっかしくて
とても乗っていられないとても乗りづらいクルマいっちょ上がりです。

そんなZ34、何台かいましたね。

弊社は数値はもちろんのこと数値に表れないフィーリングをとても重視します。

お客様が弊社の車両に乗ってまずお感じ下さるのが乗りやすさです。

筑波で何秒とか富士で何秒とかじゃありません。

先日のS様もソッチ系のショップさんを何件もまわって言われることは同じで
しかもキヨブタの気持ちで言われるまま安くは無いアシをお買い上げで
完成してきたご自身の車両に初めて乗った時のそりゃあガッカリ感は
筆舌に尽くせないとかなり強調していらっしゃいました。

アシに関してはいつもココで書いていますが最も伝わらない製品であり、
最も評価が難しい製品でもありますがたった一つ最もカンタンなこと。

2台乗り比べれば誰でもわかります

そう言えばS様のセリフを思い出しました。

コレなら行けます ( ̄ー ̄☆

って笑顔がとても印象的でした。

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その11

S様から今までに見たこと無いようなスンゲ~~長いメールを頂戴しました。

またをいをいご紹介していきます。

多かれ少なかれ同じようにお悩みのスポーツカー乗りってきっとですが
いっぱいいらっしゃるような気がします。

多額の投資をしたんだけどデキが予想と違う・・・

そりゃね、過度な期待をする人だっているでしょうしもっと言ってしまえば
我々の業界からしてみればそんなのムリですってのもあるとは思います。

大事なことはコミュニケーションだと弊社は感じていますが弊社お得意様の
M田様やU田様にいつも言われてしまいます。

伝わりませんよ

それでもシツコいくらいにココで情報発信をし続けることしか弊社には
できないんです。

NBのS様のようにアシだけで無くEGやブレーキも含めて

もう全ておまかせします

ってお客様はむしろ弊社にとっては大きなプレッシャーです。

お客様にとってダメだったら全ての責任は弊社にありますから。

時間はかかると思いますが必ずお客様が感動下さるように研鑽を積んでます。

お客様の車両が第一なんですが寸暇を惜しんでココんところは1日に1回は
NBをイジくっています。

NB

クルマがとても軽いのでZ34V36の半分以下の労力です。

タイヤとても軽いし。

バンパーなんてもう50回くらいは外したカモ?

S様のNBの問題点の一つに冷却系がありました。

ともかく水温、油温が高いです。

PSフルードクーラーなんて存在すらご存知ありませんでした。

EGブローを何回もご経験なさった主たる原因がやはり冷却系カナ?って
感じてしまうほど温度管理がダメダメです。

ソコはS様も周知の事実だったそうですがどうにもならないと思っていた
とのことですが、いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
キチンとしたことをやっていないだけのハナシですってお伝えしまして、
一つ一つご丁寧に啓発していく使命感を改めて抱きました。

タイムが出るアシ、結果が出たアシってのがあまねくお客様に適合するとは
限らないってことをS様も痛切に感じておりました。

弊社の最大の強みであるオートクチュール

お一人お一人合わせていくことができるんです。

コレでイイんだよ、乗れないキミが悪いんだよ

ってフレーズ、生涯で何回聞くだろう??