スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その18

が~~ん

Z34のブレーキマスターシリンダーってどうも非分解方式っぽい。

いつもお世話になっている田倉さんに調べてもらったら、日産からZ34の
マスターシリンダーのリペアキットなるものが出ていないらしい。

つまりメーカーはオーバーホールすんなってことです。

新品買えってことです。

エンジニアがチェンジニアに成り下がっているって言われてもう久しいです。

ナニか不具合があったら原因を追求して修理する、我々の世代にとっては
至極アタリマエのハナシが今の時代は通用しないみたいです。

不具合があったらそこいらを丸ごと新品にしてしまえって事です。

何年か前にTV東京のビジネス番組で見ましたが、ナントカホームって
大手の建設会社が大工さんになるスクールみたいのを若い人向けに
やっていまして今やカンナがけなんて無いんだそうです。

本部の工場で木材や部材全てを加工済みの状態で現場に届けられて
現場の大工さんは指定トルクで締めるだけって言ってました。

経営する立場からは効率が良いハナシですしお客様にしても品質は一定だし
時間だって大幅に短縮できるから携わる全ての人たちにメリットが大きい。

そんなハナシでした。

時代ですね〜〜   ┐( ̄ヘ ̄)┌

弊社みたいな作りモノ、一点モノにこだわる職人魂ってもはや時代遅れ、
そんな危惧さえあります。

そう言った意味では時代遅れと言われても仕方ない弊社はもちろんですが
開発魂をこの先も貫き通します。

ど〜〜りで商売がヘタなワケだ。

でもそんな時代の趨勢に弊社ならではあらがってみたいです。

いや、あらがい続けなければ弊社には誰も訪れてくれないと思います。

NBロードスターのちっちゃ過ぎるブレーキを大容量にするには、まずは
ローター径を大きくする事が効果的です。

するとパッドやキャリパーの曲率が変わるので純正のキャリパーは不具合で
ソレに合わせたキャリパーに交換する必要が出てきます。

先日も書きましたが制動力が大幅に上がる分、失うモノも出てきます。

バランスと乗りやすさです。

Z34のお客様でも何名かいらっしゃいました。

その点についてはコレ以上はヤめときます。

NBロードスターでのケーススタディです。

コレまた先日も書きましたが効き過ぎる制動力をマスターバッグを取り去って
落とすんです。

そもそもマスターバッグって倍力装置なので本来の効きを倍増するために
存在します。

BNR32で初めてツインマスターシリンダーにした時に、ブレーキが
ま〜〜効かなかったこと。

前後のバランスをカンペキに取るならツインマスターシリンダーしか無いって
エセレース屋の3流メカニックのハナシをマトモに信じちゃって、そりゃあ
どツボにハマりまくったモンです。

純正のマスターバッグにツインマスターシリンダーなんて付かないから
取り去られちゃったんですけど、その時の経験が今や生きています。

そのおかげでAPracing本社とご縁ができたんですけどね。

倍力装置を取り去ってペダルを踏む足の力が増幅されないでダイレクトに
伝わる分、コントロール幅がずっと良くなった経験はあります。

その後、FDでもやりました。

で、NBロードスターでもやろうと思って弊社に転がっていたZ34の
純正マスターシリンダーをOHして取り付けようと企んでいたんですが
もろくもその企みは崩れ去ってしまいました。

さ〜〜どうすっかな?

このままできませんでしたじゃあCircuitConceptらしくない。