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アレ、どうなっちゃんてんの? を、ちゃんと報告しなくてはネタ、その2

とりあえず、入荷するまで触れんとこうかと思っていました。

そんな弊社の都合がイイように世間様は動いていません。

サーキットを走るお客様が、徐々にですが増えてきました。

最初はおっかなビックリだったのが、だんだん慣れてきます。

タイムもそれに応じて、どんどん縮まってきます。

ところが、あるところでアタマ打ちになってきます。

雑誌なんかでは、もっとずっと速いタイムで走っているのに・・・。

ナニが違うんだろう・・・。

何もかも全部違います

ブレーキだったり、アクセルオンのポイントや開け方だったり、
シフトチェンジ一つ取っても違います。

4年くらい前のネタに、シフトチェンジについての考察ネタをアップしました。

普段、何気なくやっているシフトチェンジもプロがやると全然違います。

どうちがうのか?

それを可視化する最も効率的なデバイスがデータロガーです。

データロガー、取り立てて紹介するまでもなくいっぱい売っています。

弊社はDriftBoxと言うヤツを、10年近く使っていました。

DigSpiceもあります。

敢えてここでこの製品を紹介するには、深い理由があります。

dash4

弊社のFDには、アメリカ製のRacePakと言う
ロガーディスプレイが付いています。

2回りくらい大きいんです。

で、純正のメーター類、ごっそり取り去っちゃっています。

Z34やV36では、そんなことはできませんね。

だからこのDash4は、適正サイズなんです。

最新のスマホと同じくらいのこのコンパクトサイズです。

dash4size

そもそも、この手のディスプレイを取り付けるメリットについて書いてみます。

Z34やV36について

デフオイルの温度

MTオイル、ATフルードの温度

水温

は、サーキット走行だけでなく、ストリート全開派のお客様にも必要です。

そして、意外と難しい正確な車速です。

GPSレーダー探知機をお取り付けていらっしゃるお客様なら、
純正のスピードメーターとの誤差にお気づきでしょう。

サーキットで200キロオーバーの時、いったい正確には何キロ出てるの?

が、レーダー探知機の車速では、サンプリング速度が低くてダメなんです。

デフオイルの温度

MTオイル、ATフルードの温度

水温

正確な車速

最低でもこの4つを一つで表示できる製品って、この手の製品しかありません。

あったりして・・・・。

BLITZさんのR-BITと言う製品を装着済みのお客様も多いです。

定価42,800円です。

でも、正確な車速は表示できません。

弊社がご案内差し上げているDash4Proは、もちろんロガーですから
ラップタイムもリアルタイム表示、そして記録ができます。

さらにセクタータイムもリアルタイム表示、そして記録ができます。

P-LAPやCircuit Attack Counterは、
定価で3万以上したと思います。

イロイロ買っていくと、どんどん費用もかさみますし、
運転席回りがゴテゴテしてきます。

と言うワケで、このDash4Proをご紹介してからかなり経っちゃいました。

再来週にイギリスに行って取ってきます。

もっといろんなことができるスグレモノです。

VIDEOオーバーレイもできますから。

あ~あ、書いちゃった。

アレ、どうなっちゃんてんの? を、ちゃんと報告しなくてはネタ、その1

GW、やっと終わりです。

お取引先が、全て休みした。

外注モノ、加工モノが全く進みません。

でも、こんな機会だから考えました。

お客様は、弊社にお預けになるんです。

サーキットコンセプトに、ご依頼いて下さるんです。

外注先がヘタこいて・・・・・

って言い訳は、お客様には一切カンケー無いハナシなんです。

ちゃんと考えると、解決策らしきモノ出てくるモンです。

でも、すぐに改善されるほどは甘くありません。

少しずつ、少しずつです。

どう改善して行くのかは、少しずつご紹介させて下さい。

全部うまく行くとも限らないですから。

今日はコレです。

quicksteeringhub

いつもここで書かせて頂いておりますが、

自分が客だったらこんなモンが欲しい

と言う商品を開発し続けております。

先日の台湾の自動車部品見本市で見つけました。

タダ単純にカッコイイです。

コレを買ってきてZ34にポン付けできれば、もうとっくにやっている
業者さんがいっぱいありそうなモンです。

まず、ステアリングのスプラインをZ34,V36用に作ってもらいました。

spline

日本の業者では、こんなモン試作で1個なんて、まずやってくれません。

やってくれるところがあっても、もの凄く高いか、ヒマな時にやるよ、って
いつになるかわからないパターンです。

価格も納期もご呈示しないままに、弊社製品をご予約下さるお客様が
大変ありがたいことにたくさんいらっしゃいます。

納期遅れで、お客様をガッカリさせちゃっています。

ともかく、上手に台湾とのお付き合いでもっともっと納期に関しましても
1ランク上の情報発信をしていくことにしました。

JZA80 で学ぶ、ネタ

なかなか弊社のZ34が思うように行かないです。

開発、作りモノはタイヘンです。

でも、完成して一般販売できる製品は、どんどんお出しさせて頂いております。

昨日もご紹介させて頂きましたが、弊社デフオイルクーラー、とても評判で、
バックオーダーをかなり多く抱えてしまっています。

それでも、特殊な作りモノは全て型を取ってやっと完了したところです。

これからは、弊社デフオイルクーラーキットの量産体制に臨めます。

弊社のZ34が、サーキットアタックできるようになった時に、
そっからいろいろ準備をしていたんでは、さらに時間がかかります。

で、弊社のFDと80をちゃんと作っています。

この2台は走ることを優先させるので、特殊なことはやりません。

代車にもお出しできるような乗り易さは、弊社ならではのこだわりです。

どちらも、とても良いクルマです。

引き出しもいっぱいあります。

特に80は、10年近くは止まっちゃっていました。

その間に、弊社もいろんなテクノロジーを身に付けました。

10年ほど前に、筑波で寸止めで終わっちゃいました。

確か、00’3くらいじゃなかったかと思います。

当時はタイヤも255止まりだったので、現在の最新のタイヤだと、
分切りは難しいことでは無いとは思いますが、そこじゃ無いんです。

特にここ数年で、以前はわからなかったことがかなり解明できました。

それと同時に、乗り易さの追求もどんどん進んでいます。

弊社の80も、ノーマルエンジン、ノーマルタービンで10年前に筑波で
00’3でしたから、それなりの筑波仕様でした。

そこを敢えてストリート仕様に戻します。

まだ道半ばですが、Z34の弊社のサスペンションキット、
やればやるほど、どんどん良くなって行きます。

フツーは、アシは結構ハマるモンです。

理論に基づいて、キチンと方向性を見定めればハマらないこともわかりました。

先日の鈴鹿でも、アシに関して、とあることに気が付きました。

早速、実践したいところなんですが、加工屋さんがGWで休みです(TT

何回かご案内させて頂きましたが、パーツをパカパカ付けて行っても
イイ方向には行かないで、結構ハマるモンなんです。

弊社の80も、その典型に近いものがありました。

現在の弊社のテクノロジーだったら、

あ〜〜、ソレ、いらね

コレ、取っちまおう

アレだったら純正の方が良くね?

ちょっと見ただけでも、いっぱい出てきました。

ホントに基本って大事だと再認識させられます。

バランスを崩したままでは、ナニをやってもイイ方向には行かないんです。

弊社の420RSRが完成した時に、そのパワーと6連スロットルの
カミソリレスポンスを、ちゃんと車体側が受け止められなければ、
結局はパワーを持て余したZ34になっちゃうだけです。

コーナーで踏めないで、直線番長、弊社が最もキライなクルマです。

鯖を引っ越す前のネタでは、何回も書かせて頂きましたことですが、
サーキット専用の車高が低くて、ストロークの無いアシでは、
タイムには直結しますが、そのうちにイヤになります。

弊社の80も、まさに同じ轍を踏みました。

10年近くも放置です。

もったいないです。

ちょっとしたきっかけがありまして、現在の弊社のテクノロジーで
全てを作り替えようと思いました。

いきなりいっぺんにやっても、また、いつになるかわかんないので、
不動車にならないように少しずつ、少しずつです。

まずは、ガッチガチになっちゃっているフルピロを純正新品に戻します。

誤解を招くと良くないので、もう一回ここで確認させて下さい。

純正のゴムが最高、って言うワケではありません。

今のフルピロの品質が全く良くなかっただけのハナシです。

当時はピロの品質なんてわかりませんでした。

最高級のモータースポーツ用のピロを使って、精度を追求した
インナー、アウターを作ること、絶対に必要です。

こだわりです。

妥協せずに、必要とあれば何回も何回も仕様変更をしていきます。

それ以外に、世界最高峰品質を手に入れる方法はありませんから。

経験という名の授業料ネタ

やってもうた~~~

今度はナニ?

内装です。

最近のクルマって、コストダウンのために内装が樹脂のツメで留まっています。

ボルトのアタマが見えていれば、ソレ外すんだろうなって誰でもわかります。

樹脂のツメ、引っ張るしかありません。

ただ闇雲に引っ張ると、ほぼ100%割れます。

だから、こういうモノを買って、事前に調査します。

servicemanuals

ドコとドコに樹脂ツメがハマり込んでいるのか?

Z34はさすがに憶えました。

フロント、リアバンパー外す選手権かあったら、表彰台間違いナシです。

優勝じゃないんだ・・・・。

こう言うのスゲー得意な人って、一人二人はいるモンです。

どういう順番で外せばイイのか?

それも時間効率に大きく寄与しますから。

例えばZ34のリアバンパー。

目を閉じれば映像が浮かびます。

1.リアのハッチゲートを開ける

2.ゴムのモールを半分外す。全部外す必要ないんです。

3.内装のフック付きクリップを4つ外す。

4.リアの内装を上に思いっきり引っ張る

5.そこにくっ付いているランプを外す。

6.サイドの内装を横に引っ張る。

7.リアコンビネーションランプの上のカバーを外す。

8.リアコンビネーションランプを留めているM6のボルトを4本外す。

9.リアコンビネーションランプの室内側のアタマが8mmのナットを外す。

10.リアコンビネーションランプのコネクターを外す。

11.リアコンビネーションランプが外れる。

12.リアタイヤのインナーフェンダーを留めているクリップ3つを外す。

13.タイヤハウス内のリヤバンパーのタッピングを外す。

14.リヤバンパー下側のM6のボルトを左右1箇所ずつ外す。

15.リアバンパーの下側、真ん中のクリップを外す。

16.リアバンパーを留めている4つのクリップを外す。

17.ナンバープレートを水平にする。

これでリアバンパーは外れます。

でも、ちょっとだけ外したところで、コネクターを2箇所外します。

バックカメラが付いていると、タッピングを5箇所外して、リアの
ナンバー灯あたりをアッセンブリーで外した方が効率がイイです。

ここまで、30分かからないです。

もう、20台以上やりましたから。

これが経験、ってヤツです。

経験を積むことによって、創意工夫もしますし、ミスも減ります。

でも、最初はどうしてもやらかしてしまいます。

例えば樹脂製のクリップ。

割れるのは仕方ないです。

でも、割れにくい外し方に気が付いちゃいました。

気が付くまでは、パッキパキ割りました。

Z34は20台以上の弊社デフオイルクーラー装着実績があります。

V36、M山様の車両が初めてでした。

Z34と同じ所、違うところを模索しながら、違うところは作り替えです。

で、やっと無事装着。

テスト、検証を済まして最後に内装です。

アレ、うまく行かない・・・。

サービスマニュアルを見て、嵌合クリップの位置を確認してもう一回。

ダメだ、うまくいかない・・・・。

この手のクリップは思い切りが大事だ、と言い聞かせて一気にやってみる。

バキッ

割れました (T_T)

外れたのを見てみると、外す方向と角度を間違えていました。

サービスマニュアルには、そんなこと書いてないし・・・。

これも経験という名の授業料でした。

早速、日産で新品を手配します。

M山様、もう少しお待ち下さい。

Z34、V36、デフオイルクーラーキットネタ、その35

今月に入っても、弊社デフオイルクーラーキット目白押しです。

デフオイルクーラー無ぇと走れねぇよ  (」`o´)」

とお待ちになっていらっしゃるお客様のために、今日も作業です。

Z34は、もう一般販売OKです。

十分にテスト、検証を重ねて結果が出ました。

思えば、何回、仕様変更を重ねただろうか?

冷えるオイルクーラーなんてカンタンです。

じゃあサッサとヤレよ!!

ところが、そこがなかなか大変なんです。

初期の頃の数回の仕様変更は、マフラーに泣かされました。

弊社のマフラーで冷却ダクトを作っちゃったモンだから、マフラーによっては
付かないことも多々、ありました。

フツーだったら、

あ、付かないっすねー

で、終わりです。

そんなことを弊社が言っちゃあ終わりですよ。

で、クーラーコアシュラウド、4種類も作っちゃいました (TT)

型代だけで、思いっきり赤字です(´ヘ`;)

次に悩んだのが、作業性、整備性です。

デフの下側のドレンから吸って、上の給油口から冷えたオイルを戻す。

性能的にはモンダイは無い上に、取り付け工賃も安く上がります。

ところが、デフオイル交換がエラいメンドくさい。

で、作業性や効率のアップを目指して、デフの上にリターンを新設しました。

性能的には、そっちの方がイイに決まっているんです。

でも、デフを降ろすので工賃は高めになってしまいます。

お客様サーベイランスをしたところ、やはり高性能がご所望とのことでした。

安さ求めて、サーキットコンセプトに行かねぇし

さらなる仕様変更も目白押しでした。

弊社が採用しているアメリカ製のデフオイルクーラーポンプ、大容量です。

以前にもチョロっと言及させて頂きましたが、割と多くのお客様が
使っていらっしゃる某社の小型のデフオイルクーラーポンプ。

弊社的には使いモノにならなかったです。

オイルクーラー、冷えなきゃ意味無いです。

取り付けることが目的ではありません。

弊社取り扱いのポンプ、大容量なのでそれなりの電気を食います。

そうなると、それ相応の電源の確保が必要です。

で、電源の効率的な取り回し、やはり仕様変更を重ねました。

さらには、弊社の初期型デフオイルクーラーキット、手動でした。

温度が上がったら、SW入れて下さい、でした。

不評でした。

弊社は経験があるので、それがフツーだと思っていました。

でも、お客様にとっては

温度が上がるっていつだよ (#`Д´)凸

でした。

で、自動にしました。

アメリカの実績あるモータースポーツ用メーカーのサーモスイッチです。

デフオイルクーラーのオート化、とても評判が良かったです。

デバイスが1個増えると、その回りの配線も増えます。

そうやって、どんどん仕様変更を重ねました。

やっと、やっと完成型です。

製品の詳細は、また後日、紹介させて下さい。

超久々のリアアンダーディフューザーネタ、その21

そうか~~、世の中はGWってヤツなんですね~~。

GWや、盆や正月になると、毎年思います。

来年こそはちょっと休んで、温泉にでも行ってプカプカ浮くぞーって。

お客様の車両を、無事に納期通りに納車できるようにならないと、
そんな一人前のことを行ってるバヤイじゃないです。

長きにわたってお待ちになったN嶋様の車両をお預かりしました。

弊社のリアディフューザーをお取り付け下さったのいつだっけ?

今回は、やっと縦フィンです。

写真無いの?

フッフッフッ

もったいぶっています。

ウソです。

そんなお客様をナメたようなことは、決してできません。

弊社のリアアンダーディフューザーは、過去に何回かご紹介致しました。

また、復刻版でご紹介させて下さい。

N嶋様の車両は、フロントには弊社のバンパー、リアにはディフューザー。
空力的には、かなり進んでいます。

それはもう、車両をお預かりしてすぐにわかります。

を、藤沢インターから乗って圏央道に行きます。

高速安定性はやはり素晴らしく、△00Km/hオーバーで巡航しても、
手に汗を握ると言う緊張感を必要としません。

ま、そうなるように作ったんですケド。

N嶋様は、今回はリアアンダーディフューザーの縦フィンと、フロントの
弊社フェンダーモール、そして弊社デフオイルクーラーキットです。

N嶋様から、

フロントアンダーディフューザーってどうなっています?

と、突っ込まれてしまいました。

そう言えば、フロントアンダーディフューザーとセンターパネルで
弊社のフルフラットボトムキットをご予約だったんでした。

だったんでしたじゃネ~~だろ、ってハナシでした。

弊社のエアロパーツ、エロさを追求すると共に、空力も妥協しません。

だから、装着すればそれだけ走行安定性が増すんです。

フロントのフェンダーモールを取り付けて、フロントに10.5Jに
275を装着するご予定だそうです。

お待ちになりました弊社デフオイルクーラーキットをご装着で、
やっとホームステージの袖ヶ浦をブンブン走れます。

今までは約10分で、デフオイルが150度に達していました。

弊社のEGオイルクーラーも4年前にご装着済みですし、弊社のバンパー、
デフオイルクーラー、パワステフルードクーラー、冷却はカンペキです。

開発日記史上、最もヂミ~~なネタ

トラブルを起こすこと、タマにあります。

お客様の大事な車両です。

万全を期して確認、確認をしています。

弊社が直接手掛けていない所がトラブっても、お客様は、
サーキットコンセプトに依頼したワケです。

もちろん、弊社の責任でキチンと対処しなくてはなりません。

だからこそ、1ランクも2ランクも上の仕事を目指さなければなりません。

オイルが漏るか、電気系統です。

特に電気系統は、多いトラブルです。

お客様ご自身で、配線の処理をしていらっしゃる場合、だいたいダメです。

そりゃあ素人さんですから、しょうがないです。

オーディオだったり、セキュリティだったり、他の電装品だったり

特に、配線に噛ませるカニの爪みたいなヤツ。

弊社的には、絶対にナシです。

ウチはトラブル無いよ

って、言われることもあります。

でも、それは弊社的には運がイイとしか言いようが無いです。

特にサーキットでは、振動や熱だって、かなり考慮しなければばりません。

カニの爪みたいなヤツ、ペンチでカンタンに配線分岐ができます。

カンタンな分、それなりです。

そもそも配線同士が点接触ですし、

電工ペンチを使って、キレイに配線してあるショップさんの仕事を見ると、
プロの仕事だな~~って、感じます。

弊社はもっと手を掛けます。

配線分岐箇所、全てハンダ付けします。

力が加わった時にでも、外れにくいです。

ハンダ付けと書いておりますが、ハンダを配線の中に浸み込ませる感じです。

wiringsoldered

カニの爪が点接触なら、電工ペンチで配線分岐をすると線接触になります。

さらにハンダ付けだと、面接触になります。

それによって、導通部分がたくさん取れるんです。

メンドくさいですよ。

でも、ちょっと手間ヒマをかけることで、ずっと信頼性は増します。

ハンダ付けの跡は、熱収縮断熱チューブで絶縁しておきます。

さらに、耐熱のコルゲートチューブで巻くんです。

wiringcovered

そして、振動で動かないように、ちゃんと固定します。

ヂミーだけど、大事です。

Z34、V36、FD、APレーシングブレーキキットネタ、その48

筑波で通用したFDの弊社ブレーキキットが、鈴鹿の本コースでは通用しない・・・。

M岡様の390RSが、クーリング無しで30分フルに全開OK。

200Kg以上軽いFDに、モンダイ発生。

丸一日、考えました。

とある仮説に到達しました。

こういう計算は得意です。

カネの計算は苦手ですけど・・・・。

で、本日、袖ヶ浦で検証してもらいました。

弊社は八王子で作業をしていました。

やっぱり仮説は正しかったようです。

とてもとても面白いことに気が付いちゃいました。

これはイケる!!

弊社のブレーキキット、今でも十分に世界最高峰品質です。

でも、もっと上があるはずだ、の精神で探求し続けてみると、あるモンです。

今まで、弊社のブレーキキット、ブッチ切りの軽さだけを喧伝してきました。

耐久性についてもご説明差し上げたこともあります。

今回、鈴鹿の本コースでとても大事な引き出しを得ることができました。

袖ヶ浦でその引き出しを実証することもできました。

現状の弊社のブレーキキットに、サーキットアタックではとても効果がデカい
とあるパーツが加わります。

で、その部品、安くありません。

とても効果が大きいと見込まれますので、費用対効果はかなり大きいです。

さっきから何のハナシ (×_×?)

ですよね~~~。

ここで情報を発信して、

それイイな!!

って、すぐに製品化できちゃうショップさん、いっぱいあると思います。

そうなると、弊社がパクッちゃうことになるんです。

だから、製品化のメドがついたらちゃんとご報告させて頂きたいと思います。

鈴鹿は暑い、そして鈴鹿はアツい、ネタ

つくづく感じました。

やはり、ストリートでは起きないことがサーキットでは起こります。

特にスピードレンジの高い、富士や鈴鹿の本コースでの検証はとても大事です。

今回の検証は、弊社ブレーキキットの完成度です。

Z34のM岡様はリアのブレーキバランスの検証です。

suzuka1

ベストラップ更新、おめでとうございます。

FDのT井様は、リアが間に合わなかったのでイロイロとモンダイが出ました。

suzuka2

でも、これも想定内でした。

解決する引き出しはちゃんと有してありますので、GW明けにセット予定です。

以前にもご紹介させて頂きましたが、もともとT井様は弊社には
ブレーキのみのご依頼のハズでした。

アレ?

何で弊社でアシを見直すことになったんだっけな?

T井様にアシの感想をお聞きしてみました。

アカン、ヤメとこ

って、なっちゃってたコーナーも、弊社でアシのセットアップ後に

まだイケました

に、なったとのことです。

Pさんは、弊社パワステフルードクーラーの検証です。

suzuka3

走っている時のパフォーマンスは当然のこと、クーリングに入った時
どのくらい温度が落ちるのか?

想定外のトラブルって無いのか?

弊社デフオイルクーラーキットは、富士でM田様の390RSで検証済みです。

富士よりもコーナーが多いハイスピードの鈴鹿の本コースでOKなので、
日本中、ドコでもだいじょぶですね。

セパンサーキットでもだいじょぶです。

どこだそりゃ?

M岡様の390RS、この気温の中で鈴鹿の本コースを30分全開でした。

クーリングラップ、一切ナシです。

40台近くコースインしていましたが、これが可能だったのはM岡様の車両と
996GT3だけでした。

余談ですが、ストレートスピードは996GT3と、ほぼ一緒です。

パワステフルードクーラー、PさんがVマウントサーキット用をテストです。

全くOKでした。

シングルのストリート用だと、真冬の日本海のようになっちゃいます。

よくわかんない・・・。

Vマウントサーキット用パワステフルードクーラーだと、穏やかなモンでした。

Pさんは、ブレーキが間に合わなくて純正で走りました。

ジャダーがひどすぎて、ガッカリでした。

他にも、イロイロと冷静になってピットから全開走行を観察していますと
たくさんのことが見えてきます。

あ、次にはアレだな。

コレも早く完成させないと。

アレも効きそうだな。

温泉でも浸かって、プカプカ浮いて来たかったですけど、すぐに帰ります。

帰って作業です。

Z34、V36デフオイルクーラーキット、実戦確認ネタ

今月は、怒濤のデフオイルクーラーキットの取り付け月間です。

別に望んだワケでは無いんです。

タマタマ重なっちゃったのもありますし、弊社が先延ばししたのもあります。

H野様、O原様に無事に納めさせて頂きました。

T中様は、京都でお取り付けでした。

H野様、いつもいつもみんカラでご丁寧にご紹介して下さいまして、
大変ありがとうございます。

今週にはM山様、来週にはN嶋様、そして次にはN須様です。

ホントに、怒濤のデフオイルクーラーキットラッシュです。

そもそも、デフオイルクーラーって、冷えてアタリマエなんですけど、
ちゃんとマトモなキットって・・・・。

ヤめとこう、また怒られる。

先日もチョロっと書かせて頂いたことがありますが、取り付けるまでも無く、
う〜〜〜〜ん、ってのはいくつかありました。

デフオイルって、柔らかくても75W−90ですよ。

そんな内径じゃ、ムリっす

すぐに壊れることは無いのかもしれませんが、粘性抵抗が大きいデフオイルを、
できるだけ負荷を低減させたいと思うのは、弊社だけなんだろうか?

4年くらい前に、マックシェイクのネタを書いたことがあります。

敢えて細いストローで、マックシェイクを吸ってみて下さい。

そういうことです。

なんのことだか良くわからん?

とおっしゃるお客様、とりあえずマックにGOです。

ハーゲンダッツじゃダメです。

オイルクーラーのコア自体も、つくづくピンキリなんだなって感じています。

かなり初期のネタなので、5年近く前になるとは思いますが、
コア自体を選定するのに10種類くらいテストしました。

こんなに性能に差があるんだ、と、当時はビックリしたモンです。

OOのコアは冷えないです、なんて書いちゃってましたね。

そうやって敵を作って行ったモンです。

でも、お客様にとっては深刻です。

冷やすためにお取り付けになったオイルクーラーキット。

工賃も含めて、安くはありません。

ホントに冷えないモノがあるんですから。

タイヤの空気圧や温度をモニターするデバイスを何回かご紹介しました。

FDに付けて、あることに気が付きました。

右のリアタイヤの温度上昇度が他よりも大きいんです。

マフラーの熱を拾っちゃっているんです。

だからFDでアタッカーのお客様、タイヤに近い部分の断熱処理は必要です。

Z34は、デフオイルクーラーコアを取り付ける位置に余裕がありません。

フツーにポン付けだと、思いっきり熱を拾っちゃいます。

ともかく、いくら性能がイイ製品を使ったとしても、クーラーコア自体に
熱気がアタっちゃうようでは、性能を十分に発揮していないことになります。

Z34や、V36に限らないハナシだと思いますが、温度管理をしないと
すぐに壊れることは無いにしても、寿命がとても短くなります。

高温に耐えられるオイルを入れることが正解ではありません。

高温にしないことが正解です。

パワステフルードも同じでした。

コレ入れれば吹かないよ

って言葉を、マトモに信じちゃったお客様。

沸点が高いんでしょうね。

だから、確かに吹かないんです。

でも、沸点が高いだけのハナシで、事実、温度は上がっています。

で、パワステポンプユニット本体と、ステアリングラック、お亡くなりでした。

デフもそういうことです。

吹かない高沸点のオイルを入れることが正解ではありません。

ただですりゃ、1Lちょいしかオイル容量がありません。

金属は熱で膨張します。

クリアランスだって、適正値から外れてくるんです。

イイこと無いと思うんですケドね。

さ、今日も弊社のデフオイルクーラーをご装着のM丘様とT中様が、
鈴鹿の本コースをアタックします。

運送会社に、インレットシュラウドを無くされちゃってたので、
T中様のデフオイルクーラーには、今回は間に合いませんでした。

弊社のミスでは無いとは言え、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

富山からお越しのPさんは、きっと、デフ汁ブシャー??