なかなか弊社のZ34が思うように行かないです。
開発、作りモノはタイヘンです。
でも、完成して一般販売できる製品は、どんどんお出しさせて頂いております。
昨日もご紹介させて頂きましたが、弊社デフオイルクーラー、とても評判で、
バックオーダーをかなり多く抱えてしまっています。
それでも、特殊な作りモノは全て型を取ってやっと完了したところです。
これからは、弊社デフオイルクーラーキットの量産体制に臨めます。
弊社のZ34が、サーキットアタックできるようになった時に、
そっからいろいろ準備をしていたんでは、さらに時間がかかります。
で、弊社のFDと80をちゃんと作っています。
この2台は走ることを優先させるので、特殊なことはやりません。
代車にもお出しできるような乗り易さは、弊社ならではのこだわりです。
どちらも、とても良いクルマです。
引き出しもいっぱいあります。
特に80は、10年近くは止まっちゃっていました。
その間に、弊社もいろんなテクノロジーを身に付けました。
10年ほど前に、筑波で寸止めで終わっちゃいました。
確か、00’3くらいじゃなかったかと思います。
当時はタイヤも255止まりだったので、現在の最新のタイヤだと、
分切りは難しいことでは無いとは思いますが、そこじゃ無いんです。
特にここ数年で、以前はわからなかったことがかなり解明できました。
それと同時に、乗り易さの追求もどんどん進んでいます。
弊社の80も、ノーマルエンジン、ノーマルタービンで10年前に筑波で
00’3でしたから、それなりの筑波仕様でした。
そこを敢えてストリート仕様に戻します。
まだ道半ばですが、Z34の弊社のサスペンションキット、
やればやるほど、どんどん良くなって行きます。
フツーは、アシは結構ハマるモンです。
理論に基づいて、キチンと方向性を見定めればハマらないこともわかりました。
先日の鈴鹿でも、アシに関して、とあることに気が付きました。
早速、実践したいところなんですが、加工屋さんがGWで休みです(TT
何回かご案内させて頂きましたが、パーツをパカパカ付けて行っても
イイ方向には行かないで、結構ハマるモンなんです。
弊社の80も、その典型に近いものがありました。
現在の弊社のテクノロジーだったら、
あ〜〜、ソレ、いらね
コレ、取っちまおう
アレだったら純正の方が良くね?
ちょっと見ただけでも、いっぱい出てきました。
ホントに基本って大事だと再認識させられます。
バランスを崩したままでは、ナニをやってもイイ方向には行かないんです。
弊社の420RSRが完成した時に、そのパワーと6連スロットルの
カミソリレスポンスを、ちゃんと車体側が受け止められなければ、
結局はパワーを持て余したZ34になっちゃうだけです。
コーナーで踏めないで、直線番長、弊社が最もキライなクルマです。
鯖を引っ越す前のネタでは、何回も書かせて頂きましたことですが、
サーキット専用の車高が低くて、ストロークの無いアシでは、
タイムには直結しますが、そのうちにイヤになります。
弊社の80も、まさに同じ轍を踏みました。
10年近くも放置です。
もったいないです。
ちょっとしたきっかけがありまして、現在の弊社のテクノロジーで
全てを作り替えようと思いました。
いきなりいっぺんにやっても、また、いつになるかわかんないので、
不動車にならないように少しずつ、少しずつです。
まずは、ガッチガチになっちゃっているフルピロを純正新品に戻します。
誤解を招くと良くないので、もう一回ここで確認させて下さい。
純正のゴムが最高、って言うワケではありません。
今のフルピロの品質が全く良くなかっただけのハナシです。
当時はピロの品質なんてわかりませんでした。
最高級のモータースポーツ用のピロを使って、精度を追求した
インナー、アウターを作ること、絶対に必要です。
こだわりです。
妥協せずに、必要とあれば何回も何回も仕様変更をしていきます。
それ以外に、世界最高峰品質を手に入れる方法はありませんから。