開発という曲がりくねった長~~い道ネタ

S15壊れましたとです。

しょうがないですね、2000年式ですから。

でも今日I様の車両をお預かりしてキチンとメインテナンスされたZ34は
実に調子がイイのを維持できることを痛感しましたね。

12万キロでも絶好調です。

このネタ、また改めて書きます。

時差ボケと戦いながら朝も早よから活動しています。

I様の車両お預かりS伯様の車両お預かりS田様の車両を納めさせて頂いて
そっからのS15トラブルシューティングです。

で、帰ってからは開発のためのイロイロな構想を具現化するために
弊社ならではの机上の計算をしています。

EGはドイツのM社からの新作ピストン待ちです。

イタリアでもこんなん見っけてしまいました。

italiepiston

やっぱりドコに行ってもデキるヤツっているモンです。

ちょっとやそっと良い結果が出たからって走り続けるのをヤめてしまうと
チコちゃんに叱られます。

chiko2

弊社が当に追い求めていたストラットタイプと言うピストン形状です。

過去にピストンメーカー数社と取引してきました。

その経験でもっと良いモノを追求できるところにまでたどり着きました。

現在の弊社のノウハウを全部ぶつけて具現化してくれるのがM社だっただけの
ハナシでして、さらにはM社の方からも弊社が知らなかった最先端の技術を
惜しみなく投入してくれる予定です。

やはり1ランク上の軽量化とピストンリング廻りの刷新が課題です。

何回か書きましたが調子がイイEGの3要素の1つに良い圧縮ってのが
ありましてピストンリングととても深い関係があります。

このテのピストンに使われるピストンリングって厚みが1.0  1.2  1.6と
3種類ほどあってもちろん意味があります。

こっちを立てればあっちが立たずみたいな一見すると排反事象のような
メリットデメリットです。

そんな中、超スペシャリストの意見をまずは聞いて弊社でテストして
咀嚼をして行くんです。

カンタンに結果に繋がるとは限りませんよ。

むしろなんも変わんねーって時だってあります。

それでも何回かやっている内にコリャすげ??ってのに出逢います。

技術者として最高の瞬間ですね。

ホンモノを見極める審美眼についてドコまで語ってイイのかいつも悩むところです、ネタ

ココ1,2週間でこんなカンジの問い合わせが10件以上も来てしまいました。

僕の△△△△、ホンモノかどうか見て欲しい

ま、そうなりますわな。

ある程度は想定していましたが結構使っている人が多いってのとZ34の
お客様もいらっしゃいますが高級外車が多いことにビックリです。

MERCEDESやBMWのお客様も開発日記を見て下さっているんですね。

ただ、鑑定のお引き受けはできません。

その理由からキチンと発信しないとまたアンチにエサをやってしまいます。

弊社があ、コレ、ニセモンですね

って鑑定したら次にはナニが起きるか?

あの浮き草でニセモンって言われたんだけど

ってなります。

売る方だってま〜〜100%認めませんよ。

言われることだってこうなるとだいたい決まっています。

本国からちゃんとお墨付きもらってど〜〜ちゃらこ〜〜ちゃら

フツーじゃなかなか確認できないようなことを振りかざす。

いつもココで書いています。

人間10人いると9人までは同じことを考えますから。

ホンモノって疑わないでべラボ〜な値段で買った人は悶々とします。

言われた店だってあのヤロ〜余計なこと言いやがって ってなります。

ヘタすりゃ弊社は攻撃されるし弊社を懇意にして下さる多くの業者さんにも
ご迷惑をおかけすることにもなりかねません。

しかもひと騒動起きた結果、ナニひとつ改善されません。

つまり誰も得をしないんです。

得をしないどころか散々軋轢を生んで終わります。

だからやりません。

でもやらなくたって弊社には結果は分かりますよ。

お客様にとってはこう言うのを授業料って言うんです。

最先端のノウハウってタダじゃありません。

その領域に達するまでにどれだけの失敗を繰り返しどれほどの投資をしたか
お客様にはわかりませんしわかる必要も無いと弊社は考えています。

お客様はホントに様々です。

弊社がコレ必要ですから取り付けましょうってご提言差し上げると
盲信的になんも疑わずにお買い上げ下さるお得意様も多いです。

チマタで信者って呼ばれている人達です。

もちろんこう言った大お得意様には弊社は完全に責任を負います。

ダメだったらお客様がご納得するまで弊社は責任を負います。

時間はかかることが多いですが当然無償で結果に繋がるまで責任を負います。

他社さんに行っちゃった人もそりゃあいますよ。

もちろんお客さんの選択ですから尊重します。

結果が分かりやすいのが練習会です。

ご自身がコレでイイんだって信じていたことがいともカンタンに瓦解します。

弊社のお得意様ができることが自分にはできない

いろんな要因があります。

ハード面とソフト面とメンタルです。

その時に冷静になって自己分析できる人とできない人。

いつもココで書いていますが進歩を阻む三大要素。

感情

先入観

知ったかぶり

もうすぐ300人近くになるお客様と接しているとまだまだ伝え足りないと
いつも感じてしまいます。

あ〜〜あ、この人かなり損してんな、かわいそうだけど自分で選んだ道です

ご本人はそんな意識は無いのかもしれませんが無い方がもっと不憫ですね。

さて、GenuinelyMadeinEngland

百歩譲ってコレなら技術的に日本でもできるハズです。

現実にCNCと言った工作機械はAMADA精機か島津製作所製。

じゃあ何でできないの? って考えてみるといくつか思いつきます。

ま、をいをい書いていきます。

ホンモノだけが持つ上質なフィーリング、乗らなきゃ絶対に分かりません。

アンチなんかど〜〜でもイイんですがこうなるとお得意様からこうなります。

え、オレのは??

ちゃんと考えています。

弊社お得意様がガッカリするようなことには決してならないですから。

ちょっとは時間がかかりますケド。

ちょっとじゃネェだろ (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

イタリア出張の旅ネタ・・・・では無いな

ミラノからのトランジットでアルプスを撮ってみました。

alps

ところで。

Proudly Made in England

できましたとです。

何のこと (「・ェ・)?

ってハナシなんでしょうがほぼほぼネタバレです。

そりゃそうです。

寸止め通り越しちゃっていますから。

キチンと情報を発信できないのにはそれ相応の理由があります。

絵に描いたようなオトナの事情です。

いくら世界を相手にしているとは言え、商習慣や常識ってのはあります。

そんなんブッチ切って一匹オオカミを気取るほど若くありません。

全ては世界最高峰品質を安定してお客様に供給できるためにです。

もちろんちゃんと弊社が日本で商展開できる許可を社長から取ってあります。

そうじゃなきゃ確実に後でモメますから。

いや、そうだとしてもモメるでしょうね。

いわゆる既得権益ってヤツです。

ちょっとググりゃ出てきます。

ニセ物だの横流しだの逮捕者まで出ているんですね。

NHKも報道していますね。

よ~く見ていくとやっぱりイギリス製のホンモノで無いことがわかります。

とても高~いおカネを支払って買ったお客さんが不憫ですね。

だからいつもココで書いています。

CircuitConceptと取り引きして良かった

ってお客様が唸って下さるようにあらゆる努力をします。

イタリア出張の旅ネタ・・・・か??

帰国の途なんですがミラノは日本航空さんの直行便がないので経由地で
ムダな時間を過ごして時間がもったいないです。

早く直行便を復活して欲しいです。

とても実りが多かったのでキチンと整理してネタはアップします。

ミラノではハードスケジュール過ぎで結局ンまいモンはナニひとつ
ありつけなかったです。

サラダとかサンドイッチみたいなモンばっかなんですがなんでだか
そのくせ太ってきやがる。

やっぱ運動量自体が少ないのかな~~~。

イイことばかりではありません。

いつものことっちゃあいつものことですがやっぱりこうなる....。

missing

早いハナシが11/22に準備できるって言ってたモノが今回間に合わない。

手違いがあったの何だのって言ってますよ。

一応、関係者も見てると良くはないので詳細は消しときましたが
海外と取り引きするとこんなんばっかです。

今回間に合いますよ、ってお客様にお伝えしていたことがまたブッチです。

今回のツアーでイイ事も多かったですよ。

でもこう言った悪いことをコントロールするのも弊社の役目ですね。

イタリア出張の旅ネタ・・・・か??

MilanMalpensa空港。

mxp

さらばイタリア、また来るぜ。

最後に来たのが15年くらい前です。

それまではいくつかのメーカーと取引がありましたがもう切れちゃいました。

BremboやFERRODOなんかもその一つです。

ダメだったってワケではありませんよ。

APやENDLESSさんが弊社の要求に向き合ってくれただけのハナシで
性能自体に大きな差があるワケではありません。

そう言えばSEMAで教えてもらったAPの新作ブレーキフルード、
スタッフもかなりの自信があるって会社ぐるみで言っていたので
試すのが楽しみです。

Milanに来た理由は2つありまして両方ともSEMA絡みです。

これだけのネット社会でも全てが手に入るワケではありません。

特に開発途中の新作だったりパクられるのを嫌ってギリギリまで隠したり
もっと書くとホントにイイ事は教えないみたいな。

今回、技術責任者がじっくり時間をかけて弊社と向き合ってくれました。

そもそもイタリアって日本車のチューニングってイメージはほとんど無く
FerrariやLamboだろってなりそげですがいやいやどうして。

それにしても世界に目を向けるとものスゲ~~できる人っているモンです。

最近はこういうトップエンジニアとの付き合い方がわかってきました。

イタリアは経験が浅いっつ~ことでやっぱり最初はイロイロ失敗しますね。

コレ、レンタカーの伝票です。

Avis

C220dを6時間借りてレンタカーの料金自体は60ユーロ。

で、もろもろ付いて総額が170ユーロ。

なんでやねん。

ミスったポイントはいくつかあります。

この教訓を生かして次回は100ユーロ程度に抑えられると思います。

何事も経験なんですが、コレを次回に生かすかどうかです。

同じ失敗を繰り返すとチコちゃんに叱られます。

ボ~~っと生きてんじゃネェよ 凸(`△´メ)

イタリア出張の旅ネタ・・・・か??

朝の4時ですよ。

am4

あいかわらず凄まじいスケジュールです。

ミラノに行く飛行機の乗り継ぎでラウンジで朝メシです。

balounge

日本航空さん、いつもいつもありがとうございます。

量が多過ぎで食べきれません。

このあとフルーツやアイスクリームも出てきますが全く手を付けられません。

まわりの外人さん達はこれにパンも食べていますからね。

日本航空さんついでに機内でこんなん見つけてしまいました。

chilo

ご存じの方もいらっしゃるとは思います。

っぽいな~~ってググってみたらやっぱりNHKでした。

コレおもしろいから帰ったら録画してあとで見てみよう。

NHKの番組を見るのなんて30年ぶりくらいカモ???

イタリア出張の旅ネタ・・・・か??

これから久々のイタリアはミラノです。

決して旬のポルチーニ茸を食べるために行くワケではありません。

ホントか ヾ(ーー;)

数年前に日本航空さんが経営再建したときにミラノ直行便が無くなりました。

早く復活して欲しいです。

体力無いので経由地で1泊するからミラノ着くのが明日の夜です。

遠いな~~~~。

ナニしに行くかはちゃんとご報告します。

Z34V36でモータスポーツの裾野を広げたい、ネタ

数台のZ34が目の前で全開してフルブレーキングしてステアリングを切る、
そしてヘアピンを立ち上がってアクセルオン。

この一連の流れを観察しているだけでイロイロと気がつきます。

プロドライバーじゃありませんから。

お客様お一人お一人やはり個性もあればクセもあります。

できないキミが悪いんだよ

何回聞いてきたか・・・・。

フルブレーキングした時のフロントのノーズダイブ量、リアの浮き上がり量
ブレーキを残したままコーナーに入れるお得意様とそうでないお得意様。

どうしてもアンダーを出してしまうお得意様には次の課題があります。

特にアシってどれくらい動かすことが最適なのかって正解を見出すためには
試行錯誤、トライアンドエラーの連続です。

いつもココで書いていますがZ34V36ではサーキット専用マシンには
弊社ではしたくありません。

適正にイヂればとても楽しくなるせっかくの名車です。

チューニングが進むにすれて気難しくなったり神経をつかったする事が
とても多くなってしまう傾向があります。

純正と同等に扱えないようなチューニングを弊社ではやりたくありません。

過去には何台もやりましたよ。

その結果どうなるかを思い知りましたから。

ストリートでの快適性を犠牲にしないで一線級のパッケージを追い求める
書くのはカンタンです。

実践するのはずっと難しいですし弊社の製品をお買い上げ下さった多くの
お得意様にご納得してもらうのはもっともっと難しいです。

他社さんの製品からお乗り換えのお客様もとても多いです。

エ゛っ こんなモン?

そう言う断罪をされる危惧だって十分ありますから。

ただ練習会をやって、あ〜楽しかった で終わっちゃったんじゃ別に弊社の
練習会にわざわざ遠方からご参加下さるお客様、いなくなっちゃいます。

ハード面とソフト面の両方から弊社なりのご提言を差し上げていますが
当に今お客様が必要としている次のステップはナニかを弊社が責任持って
オススメして初めて説得力が発生すると弊社は感じています。

アシ入れましょう

ブレーキやりましょう

FRなんだからLSDは要るっしょ

そんな程度のご提言では弊社にわざわざ来て下さるお客様、ほとんど
いなかったと思います。

初志貫徹です

ブレずに走り続けます。

Z34V36でモータスポーツの裾野を広げたい、ネタ

体調悪いです。

ま、良いワケ無いんですけどね。

弊社をご信頼下さるお客様をお待たせしているので頑張るしかありません。

東京地区は一週間ず〜〜っと雨で久々の晴れです。

fuji

放射冷却現象ってヤツで富士はこの気温です。

1deg

シーズン真っ只中です。

short

気温が低いとタイムが出やすいですからね。

今日はY本様が初走行で、M上様は弊社練習会2回目ですので、
2回目恒例のブレーキングで飛び出しましょう作戦を敢行しました。

以前にも書きましたがブレーキングで飛び出しましょうなんて安易に
マネしちゃいけません

クルマ無くなっちゃうどころか命の危険にだってさらされかねないハナシです。

だからもちろん条件付きです。

で、たった30分X2回のサル走りで見違えるほど一皮向けてさらに終了後に

次っていつですか?

弊社で言うところの正常な進化だと考えております。

同じ30分サル走りよりもキチンと目的意識を持った30分は内容が濃いです。

30分後に何かをつかめるのか? そして次回への課題は意識できるのか?

2、3年後に大きな差となって運転技術と言う大きな財産を身につけて
サーキットコンセプトに頼んで良かったってなると弊社は信じています。

いつも書いていますが弊社だけが正しいなんて思っていません。

そう思わない人はいなくなってしまうだけのハナシです。

今日初めてご見学にいらっしゃったK原様、やはり興味深々のようでした。

弊社が百を語るよりお客様のナマのご意見を聞けるとても貴重な機会です。

コレまた耳タコで申し訳ありませんがこれだけの高度情報社会です。

ネットでほとんどの情報が手に入ります。

ただ正しい情報はやはりずっと少ないように弊社は感じてしまいますが
弊社お得意様のご意見はもっと辛辣です。

アイツが書いてる事ど〜せテキトーだし

アシのハナシ、キャンバーのハナシ、車高のハナシ、ブレーキのハナシ、
ABSのハナシ、ECUのハナシ、デフのハナシ、それこそ百花繚乱です。

どれが正しい情報かなんてフツーの人にはわかりません。

それが練習会を見学するだけだって目の前で直接観察できます。

そりゃそうです。

走っているのってチームサーキットコンセプトだけじゃありません。

S2000、964、BCNR33の人が上手でしたね。

運転技術だけじゃなくクルマのセットだってイロイロと学べます。

逆にダメだった車種はさすがに書けないですケド、お客様とケーススタディで
良くない見本とさせて頂きました。

曲がらないのには曲がらない理由があります

トラクションがかからないのにも理由があります

エ゛っ、あんなトコからブレーキ踏んでちゃんと止まるの?

って最初は恐怖を抱いていたM上様も3回に1回はできるようになりました。

コレが安定してできるようになると1秒くらいカンタンに縮まるんです。

チームサーキットコンセプトはメンバーを募集しているワケではありません

弊社の製品をお買い上げ下さったお客様にキチンとしたセットと使いかたを
ご指導させて頂ければ、って始まったイベントです。

年内にあと2回です、ってお伝えしたらこう言われました。

あと2回ですか〜〜 (`ε´)

自分で言うのも何ですがメキメキと力を付けているように感じていますが気のせい?ネタ、その8

いつものことですがパッツパツです。

がんばって一つ一つのことをこなしていくだけです。

さて弊社の新型ピストン、どれだけのパフォーマンスを叩き出してくれるか
とても楽しみです。

先日のSEMAで教えてもらったネタも盛り込む予定です。

ココのコーティングのハナシです。

pistonringcoating

詳細は企業秘密とのことですがセラミック系のモリブデン溶射をして
なんちゃらかんちゃらコーティングって言っていました。

何のためにココをコーティングするのか?ってハナシです。

以前にも書きましたが調子がイイEGの基本3要素。

良い圧縮

良い混合気

良い点火

その圧縮に大きく関係しているのがピストンリングです。

時代はやはり燃費です。

そのために徹底してフリクションを下げる努力をビストンメーカーは
日々研究しているそうです。

やはりパワーを追求する部門も健在で燃費のためのフリクション低減技術を
応用できるところも少なくないらしいです。

ピストンリングの張力を下げたりピストンリング自体を薄くすると
顕著に燃費に帰ってくるそうですがその結果パワーが失われると
技術者は言っておりました。

7,000や8,000rpmで燃焼室の爆発ガスとエネルギーがピストンや
ピストンリングにどのような力と振動を与えるかと言うのはもうすでに
シミュレーションできるらしいです。

先日のミーティングで弊社の要望を伝えたところピストンエンジニアは
このセラミック系のコーティングをススめてました。

1ランク上の気密性を確保して従来よりはフリクションも少ないらしい。

さらにはコーティングすることによっていわゆるタナ落ちって言う
ピストンのトラブルをもっと避けられるようになるそうです。

イイこと尽くしなんですがあとはコストですね。

ま、いろんな意味で楽しみです。