かなり昔のネタですがこのリアトランスバースリンク、通称ツチノコ。
リアのスプリングマウンティングセンターからリンクの稼働中心まで
約27cm、リンクの稼働中心からナックル取り付け部まで45cm。
レバー比が27:45つまり3:5です。
以前も書きましたがレバー比と実際の荷重比は2乗で効いてくるので
9:25
車検証を見るとリアの軸荷重がベースグレードで640Kgです。
乾燥重量なのでなんだかんだで実際には700Kgくらいでしょうか?
と、片輪350Kgですね。
荷重比が9:25を350/9X25=972Kgです。
コレは1G状態の静荷重です。
S字等とかで加速度がかかって動荷重が2Gになれば1,944Kgです。
つまり約2tがココにかかる割にはかなりチャチなアルミ鋳物です。
荷重がかかるとこなんか3mm厚くらいしかありません。
こうなると気になっちゃって気になっちゃって。
2tが1点にかかるワケではないので単純には行かないんですが、
このツチノコ自体で支えることは事実です。
ストレインゲージって素子があります。
秋月電子や千石電子で180円で売っています。
コイツをツチノコに貼り付けて荷重をかけると抵抗値の変化から
ツチノコがどれくらいヒン曲がっているかを計測できるんです。
で、やっぱりな~~~~って結果だったことを書いたことがあります。
そんでもってコイツを作りました。
同じ荷重だとひずみ率が1/20以下です。
リアのアシ廻りの律速段階、コイツも含めてまだまだ検証中です。
いつもココで書いていますがソレやるんならコッチが先でしょってのが
チューニングの律速段階ってヤツです。
いろんな剛性アップ??パーツが百花繚乱です。
おカネをかけた割には・・・・って結果になっちゃっているのは、
この律速段階の判断を誤っているからです。
とは言ってもフツーの人にこの律速段階を正確に判断することってムリです。
むしろ動きが悪くなっちゃうのはこの判断を間違えたときに出てきます。
ココに書けないことも多いので是非、イベントでお聴きになって下さい。