皆様にご贔屓にして下さっています。
フツーは、1日にメールが3~5通くらいです。
お問い合わせだったり、ご注文だったり、タマに苦情だったり。
あと、催促もあります。
オレのクルマ、どうなってんねん
(#`Д´)ノノ┻┻;:’、・゙
お問い合わせの内容も、はやりすたりがあります。
先日は、2日間で弊社のエキマニが5セット販売しました。
ここの所は、420RSR、ドライカーボンルーフのお問い合わせが多いです。
ご注文は、ショートシフターとEGマウントとエロいフェンダーが多いです。
ところがです。
昨日は、ビックリのメールが30通以上。
昨年末に、鯖が落ちて以来です。
内容は、ほとんどがピロアームでした。
ピロアーム、ヤメちゃったん?
結局、純正の方がイイってこと?
このようなお問い合わせが、30通以上も来てしまうと言うことは、
弊社のご説明が、やっぱりわかりづらい、ってことなんでしょうね。
10年20万キロ乗るゾ、ネタでは、お客様の車両をお預かりして、
そろそろ5年10万キロを超えたお客様もいらっしゃいまして、
やはり、ダルな印象は否めないというご案内でした。
ロードスターやFDでは、エンジンマウント、100%チギれていました。
デフマウントもスッカスカになっちゃって、発進でダダダッってなります。
そんな状態で、いくらサスペンションやブレーキに多額の投資をしても
本来あるはずの素晴らしい効果は、とても減ってしまいます。
だから、10年20万キロをキモチ良く乗るためには、明らかに劣化している
ゴム系を、純正でイイですからリフレッシュしましょう、と言うおハナシです。
純正が一番イイとは、ビタ一文、書いておりません。
以前も何回か書かせて頂きましたが、スポーツカーが好きで、タマにドライブ、
フツーは通勤快速、それならば純正で十分なんです、と言う提唱です。
その段階でトラブれば、そもそもが欠陥車です。
エンジンオイルクーラーだって必要ありません。
お客様の車両を搬送する時に、テストドライブがてら、ちょっと飛ばします。
それでも、ストリートなら115度程度です。
ちょっとビミョ~です。
EGオイルクーラー、あった方がイイですけど無くてもだいじょぶです。
そのような用途のお客様に、ピロアームを勧めても・・・・。
とても良くあるお問い合わせがあります。
Z34の新車を買ったんですけど、ナニからやればイイですか?
弊社は次のように答えさせて頂いております。
とりあえず、2、3ヶ月はノーマルで乗ってみて下さい
そうすれば、イロイロと見えてきます。
日産自動車が、どういう理念でZ34やV36を設計、販売しているのか?
特に、スポーツドライビングをしてみると、イロイロ見えてきます。
EGオイルも130度超えのフェイルセーフ。
デフオイルやパワステフルードも吹いてくる。
街中ではそんなに気にならなかったのに、峠ではアンダーが強い。
スポーツドライビングから、サーキットに片足を突っ込んでみますと、
もっと見えてくることがあります。
クーリング系は無いとハナシにならないです。
トラックよりもデカいステアリングに、全くホールドしない純正シート。
材質が悪いので、すぐにジャダるブレーキ。
ともかく、切り返しで位相が遅れてやってくるエンジンマウント。
入らないし、ストロークの長い純正シフト。
ホントにイロイロあります。
もっとパワーが欲しくもなってきます。
それからでイイと思います。
バックオーダーが多いので、最近、あんまり書いておりませんが、
弊社のサスペンションキット、とても好評です。
もう、10回以上は仕様変更をしております。
ともかく、乗りやすくて、行きたいところに行ける。
そんなアシです。
昨日のハナシの続きなので、そのままネタを使っちゃいましょう。
ステアリングをパキっと切って、アームに大きな入力がありますと、
純正の柔らかいゴムは、つぶれます。
こう言うカンジで、横やナナメに変位をしてしまいます。
弊社でアライメントを取っている時に、アジャストボルトを
ほんのちょっとイジっただけで、数値が変わってしまうのを
どこまでこだわって追求するかが、いつもの課題です。
ほんのちょっとイジっただけでトー変化やキャンバー変化を起こすのに、
ゴムがこれだけよじれると、きっとトーもキャンバーもガタガタです。
そこで、ピロの登場です。
ピロ、よじれません。
純正ゴムブッシュにはないダイレクト感は、ずっと上です。
じゃあ、ピロアームやん!!
ところが、そんなカンタンでは無いんです。
そんなにカンタンだったら、とっくに出しています。
これ、ピロアームのインナーレースです。
ピロと純正アームを介在する部品です。
圧入の交差、とてもビミョ~なんです。
以前もちょっと書かせて頂きましたが、80スープラの市販のフルピロで
エラい目に遭ったことがあります。
よくあんなモン売ってんな、って商品でした。
おかげで、いまではすっかり引き出しができています。
ピロにしても、純正アームにしても、所詮は工業製品です。
製品個体差があります。
大量生産をすると、その個体差はムシされます。
一個一個、メンドーがらずに1/100ミリ以下の精度で、インナーレースも
アウターレースも作っています。
そういうことやってっから、いつまで経ってもおカネが無いんです。
イイことばかりではありません。
お客様にとっては、ダイレクト過ぎと感じてしまうこともあります。
悪い書き方をすると、ピーキーになります。
ほんのちょっとのステアリング操作が、全て反応してしまいます。
遊びが無くなるワケですから。
ですから、弊社は敢えてセミピロを推進しています。
純正の万人向けの気軽さとダイレクト感の融合です。
ある意味、フルピロより難しいです。
あとは耐久性の検証だけです。
そう言えばM岡さん、今週あたり鈴鹿でシェイクダウンだったような・・・。