弊社にとってはチタンは軽い方ではありません、ネタ、その2

マグネシウム、高ぇな~~~

チタンは価格を公開しているサプライヤーも多いんですが、なぜか
マグネシウムはPOA、つまり価格はお問い合わせパターンです。

magnesium

64チタンよりは安いけど、アルミ合金よりはずっと高いです。

ま、しょうがないです。

イイ物は高いに決まっています。

それでも、お客様にとっては朗報だと思います。

おカネを湯水のように投入できる環境ならまだしも、開発にもそれなりに
資金が必要ですし、時間も必要です。

ダメだったら当然のこと、あんり効かネェな~、でも弊社的にはダメです。

つまり、作り替えるか最悪は廃棄です。

もう3年か4年前のハナシになってしまいましたが、ドライカーボンの
6連ファンネルインダクションボックス、潔く捨てましたから。

スゲ~~カネかかったのに(TT)

でも、CircuitConcept製、世界最高峰品質を名乗れなければ
捨てるしかありません。

3年前に64チタンでフロントリインフォースプロトタイプを作ったとき、

エ゛っ、意外と軽く無いゾ・・・

でした。

今となってはちゃんと把握できていますが、当時は弊社もやはり
チタンが1番やろ、って盲信していたクチです。

頑丈さで言えばそりゃ64チタンが一番です。

その代償として、価格もブッチ切りです。

チタンで作るより価格がずっと抑えられて、しかもチタン製より軽くなる、
あとは、どれだけの剛性を確保できるか? と言う課題だけです。

マグネシウム合金の剛性、64チタンには到底適いません。

引っ張り強度は45Cと同程度です。

だから、ちょっとボックス構造やトラス構造とアタマを使わなければ
満足の行く結果には結びつかないかも知れません。

それでもドライカーボンハイブリッドで64チタンよりずっと軽くなります。

で、とりあえず買ってみましたけど、所詮は一見さんなのでボラれたカモ?

って言うか、適正価格が全くわからないので最初はしょうがないです。

ここから先は経験を積むしかありません。

フロントのリインフォースは、リインフォース(補強)って言うくらいなので
剛性は少なくとも純正と同等には必要です。

フロントのリインフォースが取り付けられている箇所の特性上、
引っ張り剛性よりもネジレ剛性の方が重要そげです。

もっと正確に書くなら、剪断方向の剛性です。

軽さと剛性の両立、しかも世界最高峰品質、こりゃタイヘンだ。