台湾出張ネタ

ま、マズい・・・・

台風直撃で、飛行機、飛ばねぇじゃねぇか

明日、H野様とM田様と富士の予定なのに。

お願い、飛んで!!

ところで、昨日も飽くなき探求はもちろん続けていました。

応力が集中する所は敢えてムダなくらいに頑丈に、応力が分散できる所は
もうちょっと攻めた肉抜きがあってもイイんじゃないか?

で、王社長と相談の上、応力が分散できる所を3mmほど肉抜きです。

calipersupport

やってもやらなくても変わらんとです。

それでもやります。

やらないと、ソコで終わりです。

やれば、その先が見えるかもしれませんから。

で、次に台南にやって来ました。

ボルトを切削加工している工場にやってきました。

台湾に何回か来ているうちに、気がつくことがありました。

ぜ~んぶ自社で製作から管理まで一括でやっている会社

設計は自社で、中国本土の工場で委託生産させている会社

設計、製作を全て一括、中国本土でやって販売拠点だけ台湾

つまり、こんなトコにも松竹梅が存在します。

数年前に、アメリカでチタンボルトを買ったネタを紹介したことがあります。

後でわかりましたが、中国製でした。

中国製が悪いって言っているワケではありません。

言っているのと同じか・・・・

マジメに取り組んでいる中国の技術者も確実にいますよ。

でも、弊社の経験上、圧倒的に少ないです。

以前に、テレビの番組で在日の中国人50人を集めてアンケートを取る、
そんなのをやっていました。

ご覧になった人もいらっしゃると思います。

あれを見ると、なるほどな、と感じました。

南沙諸島の問題や、海上保安庁の巡視船に漁船が体当たりしたハナシ、
マズいんじゃないの? って感じている中国人は、まず存在しません。

愛国無罪って考え方が定着していますから。

国際法よりも自国の法律が優先されますし、自分さえ良ければイイんです。

そんな考えや常識が幼い頃から植え付けられていますから。

よくありがちなハナシ。

中国本土の製品を買います。

最初の10個はキチンとした製品を納めてきます。

品質もイイし、価格も魅力的です。

この価格と品質なら充分に日本のお客様に納得してもらえる。

で、次に100個まとめて購入します。

届いたモノは、前回よりも2ランクも3ランクも品質が落ちた製品・・・

文句を言ったところで、音信不通。

何で???

ここでキチンとやっておけば、次には500個受注できるのに

って考えるのは、日本人の感覚です。

そのテレビ番組を見ていたら、理由がよ~くわかりました。

お客様は64チタンって言われてもおわかりになる術がありません。

7075Sだって言われても、信じるしかありません。

アルミ合金よりも弱いGr1やGr2のチタンをありがたがって買って、
すぐに割れちゃってからやっと気がつきます。

見た目がまんまチタンのアルミには逆に驚きました。

ソコ、追求するところか??

チタンって、軽くて強いってイメージが定着していますね。

それは、Gr5(64チタン) やGr9のハナシであって、Gr1やGr2は
軽いには軽くても、強度はずっと落ちるんです。

常日頃から、利益よりも世界最高峰品質を追求してきた弊社にとっては
そこが最も大事なポイントです。

まずは、弊社取り扱いのSP-AとSP-G用の取り付けボルト。

弊社製ドライカーボンボンネットやドライカーボンタワーバー用のボルト。

titaniumfasteners

さらにはドライカーボンタワーバー用のナット。

titaniumknut

ホンモノの64チタンって、とても頑丈なので肉を薄く作れます。

さらに軽くなります。

ちゃんとした規格で、Kナットって言います。

世界最高峰品質を維持し続けることは、とてもタイヘンです。

それにしても、飛行機、飛んでくれ~~~~