5年くらい前に書きましたが静的な状態がこんなんだとします。
何やコレ? ってなりそげですがタイヤとアームです。
それが動的な状態だとこんなカンジでキャンバーが自然と付くように
メーカーでは設計されています。
そのメーカーの開発理念をブッチ切って車高下げ過ぎ、キャンバー付け過ぎ
弊社では依頼されてもソコは譲れないところです。
それどころかせっかくメーカーが莫大な開発費をかけて作り上げたこの機構を
最大限に利用しない方がもったいなさ過ぎです。
アッパーアームの長さとロワーアームの長さが違うが稼働半径の差によって
クルマがロールするとよりキャンバーが自然と付いてきます。
例えばZ34V36ではアッパーアームの稼働半径は17cmです。
ロールして5cmタイヤが沈むとarcsin(5/17)=17.1度
同じことをロワーアームで計算するとarcsin(5/25)=11.5度
その差5.6度のキャンバーが自然と付いてくれるんです。
充分です。
ロール量を工学的に計算することで常にタイヤの接地面を最大限に使うことが
CIrcuitConcept流です。
その結果、こうなります。
タイヤにも優しいしお財布にも優しいし何と言ってもタイヤのトレッド面を
最大限に使ってブレーキングやコーナーリングで1ランク上のグリップを
稼ぐことが弊社の目的です。
全く同じ弊社の理念がNB、NCだけでなく多くの車種に増殖中です。
ハードルを高く高~~~く上げてお待ち下さい。