ATFクーラーの必要条件と十分条件について検証していますネタ、その2

何もATに限ったハナシだけじゃ無いんですね。

そもそもATフルードの温度管理の重要性ってほとんど語られることも無い
ようですしMTオイルだって同じですね。

まずMTオイルの管理を怠るとギアが入らなくなるのなんてかなり初期症状で
いずれMT自体からワンワン鳴ってきます。

もうかなりの台数のMTがワンワン鳴っちゃっているのを見てきました。

で、その内ホントにギアが入らなくなる、と。

そうなるとMT本体交換しかありません。

幸いと言いますか日産純正MT本体はATと比較してず〜〜っと安いです。

さて、ATです。

以前にも書きましたがAT本体を新品交換すると工賃や油脂類も含めると
80万コースです。

だからこそと言っちゃあ何ですがATこそ気を配るべきと考えています。

初期の段階から弊社でATフルードクーラーをお取り付け下さったお客様の
クルマはやはり調子がイイです。

じゃあ調子が悪くなるとどうなるか? ってハナシです。

初期症状としてはギアチェンジの度に不要にEG回転が上がります。

いわゆるATが滑るってヤツです。

3年くらい前にPさんのATを強化した時にすっかり疲弊したAT内部の
クラッチプレートをご紹介したことがあります。

サーキットガンガンで11万キロだから寿命っちゃ寿命です。

ATFの温度管理が悪いとその寿命はずっと縮まります。

実際にはクラッチプレートが熱で焼きが入ってプレート同士のアタリが
悪くなるからATが滑り出すんです。

っつ〜〜ワケでATFは思いっきり冷やすのが正解です。

ココでひとつのギモンがアタマをもたげます。

ATFって何度までならOKなの?

フッフッフ       ー ̄)

もちろん弊社のお客 様にはデータをキチンと公開しています。

PさんやI町さまのクルマにATフルードクーラーと温度計を付けて後は
ガンガンに走ってもらったデータを今でも蓄積しています。

なんも対策をしていないとちょっとした山道を元気よく登って行っただけで
ATのfailsafeがかかってATが変速できなくなります。

メーカーだってコリャ危険水域ですよって教えてくれているんです。

そんなことを続けていると程なくATは滑り始めます。

一度焼きが入って反っちゃったATのクラッチプレートは自然治癒することは
絶対に無く、知識が無いショップ等に騙されて高っか〜〜いATフルードを
入れたところで症状が改善されることはありません。

つまりATフルードクーラーは絶対必要条件です。

オレのクルマにはもうATフルードクーラー付いてるよ。

コレもまたATを壊してしまう原因になることがあるんです。