そもそも論ですが機械式LSDよりもデフトラブルを回避することから始めましょうって提唱したいですネタ、その9

今シーズン、まだまだシーズンが始まったばっかなのにデフトラブルが
原因のクルマが次から次へと入庫で弊社はしっちゃかめっちゃかです。

あと、ブレーキトラブルも同様に多いです。

1シーズントラブル無く走り切ることの難しさを痛感しています。

対策がキチンとなされていればこれほどカンタンなハナシは無いんですけど
そうは言ってもソコソコおカネのかかるハナシですからとても難しいです。

何回もココで書いていますが10秒なら起きなかったことが6秒になると
起きてくる、さらには4秒になるとバンバン起きてくるんです。

今月、4台目のデフ関連の入庫でまた違った側面のデフトラブルについても
弊社としてはデータとしてキチンと蓄積しています。

デフオイルクーラーが付いているにも関わらずデフを壊す

弊社でデフ周り一式を手がけさせて頂いた多くのお客さまはデフトラブルは
一切ありません。

12万キロサーキットガンガンのPさんのデフを丁寧に検証しています。

一方、デフトラブルで入庫しているデフを丁寧に検証しているとやはり
一定の傾向はあります。

デフオイルクーラーについてはもう何回もココで書いてきました。

工賃を含めて安いモノでは無いのでちょっとまだ予算が・・・・って人は
温度計を必ず付けましょう!!

弊社では温度計、デフオイルドレンプラグセンサーアダプター一式で
17,800円で販売しています。

金属って温度が上がると2次曲線的に摩耗は進みます

ストリートで制限速度+αくらいならデフオイルの温度は100度にも
達しないので全くモンダイありませんがサーキットならハナシは全く
変わります。

コースにもよりますが速い人なら15分で150度をオーバーすることも
珍しくありません。

結果は明らかに見えています。

今回は機械式LSDを取り付けた後のオイル管理について語ってみます。

多分、良くないイルで壊したパターンって少なく無いんじゃないか?って
最近は強く感じてしまいます。

以前にも書きましたが弊社はオイルメーカーさんとの癒着は一切ありません。

イイ物があればとっとと乗り換えるのがCircuiotConcept流

メチャクチャ安いオイルを入れている人ってほとんどいないとは思います。

皆さん、最低でもソコソコのオイルは入れているとは思います。

なんかデフブローの駆け込み寺みたいになっちゃってる弊社ですが
これだけデフのトラブルを診てくるとある共通点に気がつきます。

そのひとつがデフオイルです。

そのデフオイル、ダメですよ

って書きてぇなぁ~~~。

いくらデフオイルが汚れてるって言ったってこうはなかなかなんねぇだろ
ってなくらいにデフオイルがヘドロ状。

EGブローの時と共通していますが金属と金属がこすれあう所には潤滑が
必要なのはわざわざココで書くまでもありません。

その潤滑が適正に作用していないと・・・ってハナシです。

先日のネタのクランクシャフトだとこうなります。

 

 

デフだと・・・・

まずピニオンベアリング大がジョリジョリになっちゃっています。

フリクションプレートが焼きついちゃってんじゃ無いの? ってくらいに
バッキンバッキン言っちゃってるようなデフから出てきたデフオイルも
まず間違いなくヘドロ化しています。

知識や経験が豊富で無いオイル交換屋さんやスタンドあたりでこだわりもなく
安いデフオイルを選定するとこう言うトラブルも多いようです。

知識や経験の豊富なショップさんだとそもそもそんなオイルはハナっから
入れないと思いますしデフからそんなヘドロ化したオイルが出てきたら
そのまま放置なんてこと無いと思います。

多分。

デフを壊すときってデフオイルが原因ってことかなりあるようです。