シーズン終盤に想う・・・・ネタ、その6

雨降ったからサーキットに来てドッカンブレーキ試したら突っ込んだ。

そんな苦情が来る前に書いておかないと、です。

まず、大前提として真っ直ぐ止まるクルマじゃないとかなり危険です。

っつ~~かムリです。

真っ直ぐ止まる??

って違和感を感じるかもしれませんがコレってすごく大事です。

動画等を探してみるとブレーキングでフラついてアタっちゃっているのを
見つけることもできますし、一般公道、高速道路でも何でこんなところに
ブラックマーク(ブレーキのタイヤ痕)が付いてんだろ? ってのを
見かけることもあると思います。

つまりドカンとブレーキを踏んだ時に真っ直ぐ止まらないで右に行ったり
左に行ったりするクルマってのが結構あるんです。

そんな状態で雨のサーキットでドッカンブレーキなんか敢行したら結果は
明白です。

真っ直ぐ止まらないクルマの原因って弊社で経験しただけでも大きく3つに
分けてみました。

アシ

ブレーキ本体

メインテナンス不足

特にシーズン後半になると3つ目のメインテナンス不足が目についてきます。

やっぱりサーキットガンガンはクルマにとって過酷です。

何回もココで書いている純正はエラいことにならないようにデキている、
は、必要条件であって十分条件を満たしているワケではありません。

特に練習量が増えて技術レベルが上ってくると昨シーズンには起きなかった
ことも今シーズンには起きたってことだって珍しくありません。

パッドってどのくらいの頻度で確認していますか?

フロントとリアで8枚あります。

8枚が均等に減るワケではありません。

フルードってどのくらいの頻度で交換していますか?

そもそもZ34V36をお買い上げになってからブレーキ本体、つまり
キャリパー、ローター、ブレーキホース、もっと書くとマスターシリンダー
サーキットで酷使すれば相応に劣化してきます。

どのパーツがどれくらい保つかなんて一般のお客様にはまずお判りに
なれませんし、ゴム系、シール系の劣化なんてバラさないと状態を
判断することすらできません。

自己判断の結果が大きなリスクを招く危険性はかなり大きいです。

そりゃね、どうしてもおカネがかかる世界です。

毎回毎回ってワケには行かないのは理解できます。

でもソコはケチるところじゃないってのが我々側の立場です。

ちなみに弊社のブレーキキットをお取り付けくださったお得意様が別件で
弊社に入庫したら頼まれなくても点検しています。

そりゃそうです。

せっかくこんなに高いブレーキ買ったのに・・・・、ってなっちゃったら
残念じゃないですか。