Z34ドライカーボンリアウイングネタ、その1

オートクレーブ製法アルミハニカム構造プリプレグドライカーボンウイング、
本格始動をしておりますが、今までで一番タイヘンです。

弊社製ボンネット、タワーバー、ドアミラーでたくさんの経験をしました。

そのどれよりも強度を必要とします。

もちろん、翼断面は絶対に外せません。

なるべく最高速を落とさないでダウンフォースを稼ぐ構造です。

構造に関しましては、逐次、ここで報告させて頂きたいと思います。

まず最初に考えなければならないのが、車検というレギュレーションです。

レギュレーション違反のGTウイング、東京では捕まります。

東京以外は情報があまりありませんが、ユルくなることは無いと思われます。

ハミタイや、どシャコタン同様に検挙する側にしてみれば、こんなに
わかりやすい違反もありませんから。

そもそもディーラーにも入れません。

オートバックスさんもダメです。

その都度、ウイングを外して帰ってきたら付ける、その繰り返しです。

だんだんメンドくさくなってきます。

で、付けっぱなしにしたところで交機に止められる・・・・と。

Z34の車幅は、車検証では184cmとなっています。

以前にもご紹介させて頂いたことがありますが、車検に通るか通らないか。

その基準になる車検審査事務規定という法令があります。

第5章26項にこんな規定があるんです。

審査事務規定

巷で言われている「全幅より165mm以下」に、例外があるんですね。

例えばコレです。

ER341

ER342

ER34スカイラインクーペです。

リアウイング、日産純正です。

メーカーオプションだかディーラーオプションだかはわかりませんが、
ともかく日産純正です。

これが車検に堂々と通るんです。

まずはここからなんですね。

品川の関東運輸局の本局に行って、ちゃんとした該当法令を確認してきます。

年明けですけど。

こんなスゲ~ウイングが車検に通るの?

で、ビックリしてもらいたいですね。

次には軽さでビックリしてもらいたいです。

こんなにデカくてこの軽さ!!

そしてやっぱり性能です。

ちゃんとできたウイング、やっぱりイイですよ。

何と言っても車体が安定します。

ブレーキも効くようになります。

イイこと尽くしです。

そうじゃなきゃ、誰も買ってくれませんから。

現在、バックオーダー3名様です。