アシの費用対効果と律速段階を真剣に考察するネタ、その2

ま、アタリマエのハナシですケド、お客様にとっては○○と△△では
どっちがイイですか? ってなります。

原点に立ち返ってみましょう。

Z34V36を買ってみようかなってディーラーに試乗に行ったと思います。

3.7LのNAなんてそうそう無いですからトルクフルで乗りやすい、
さらにムダに高いボディ剛性と街中では良く曲がるアシに少なからず
好印象を抱いたから安くはないクルマの購入に踏み切ったことでしょう。

でも、ディーラーさんの試乗路ではそんなモンです。

で,お買い上げになって実際にイロイロ走ってみると気がつきます。

意外とドン臭い

ディーラーさんの試乗ではお隣にディーラーマンを乗せてほぼ法定速度で
決められたコースを走ります。

ご自身のおクルマが納車されてしばらくするとイロイロと慣れてきますから
速度レンジも上がってきます。

そうなるとZ34V36のダメなところにドンドン気がついていきます。

クルマって彼女と似ているといつも思っています。

最初はアバタもえくぼですよ。

お付き合い当初はカワイイと思えた所作もだんだんイラついてくる。

女性もかなり見ていらっしゃるのでコレ以上は怒られる・・・。

上が回んないEGにもっさりしたフロントの応答性とバタつくリア

ぼろくそですね。

でもムダに頑丈なボディ剛性と言う大きなオマケがとてもありがたいです。

だからこそ律速段階をキチンと見誤らずに適切に手を入れてあげれば
ドンドン良い方向に豹変していくんですね。

それこそがチューニングと言うカスタマイズの醍醐味です。

いつもココで書いていますがZ34V36では冷却系が必要条件です。

今回はアシの律速段階を今までとは違う切り口で

と言いますのは、新車時とは違って5万キロ10万キロ走行のお客様も
かなり増えてきました。

経年劣化という波はまずゴム系に襲ってきます。

新車時でも大して締め上げられていないだらしない特性のゴムが採用されて
それがスポーツドライビング感を大きく損なっている要因です。

まずはキチンとしたアシが入っていると言うことを前提としてみます。

この際だから弊社のアシじゃなくてもイイです。

200Km/hでまっすぐ走るなら

フルブレーキングで真っ直ぐ止まるなら

ABSやトラクションコントロールが不要に介入してこないなら

タイムが出るとかそんなハナシは二の次三の次ですよ。

上の3つは最低必要条件です。

十分条件はまだ満たしていません。

アンダーだとかオーバーだとかトラクションがかかんないだとか言っても
どっかに欠陥を抱えたままナニをやってもドンドンハマるだけです。

まずは基本である上の3つを立ち返ってから

ハナシはカンタンですよ。

新車状態の純正はそうなっています。

200Km/hはムリでも150Km/hくらいならだいじょぶです。

フルブレーキングで右に行ったり左に行ったりしません。

新車状態でABSがヘンなことになったらリコールモンですよ。

良くも悪くも忘れられちゃった新車時のトータルバランスがあります。

新車状態の純正ができることを自らの手でヲカシクしちゃっている
言う事に気がつかなければその先に楽しい未来があるワケがありません。

ココに書けないこともいっぱいあります。

イベントで直接お聴き下さるともっともっとネタはあります。

アシの費用対効果と律速段階を真剣に考察するネタ、その1

かなり昔のネタですがこのリアトランスバースリンク、通称ツチノコ。

lowerlink

リアのスプリングマウンティングセンターからリンクの稼働中心まで
約27cm、リンクの稼働中心からナックル取り付け部まで45cm。

レバー比が27:45つまり3:5です。

以前も書きましたがレバー比と実際の荷重比は2乗で効いてくるので
9:25

車検証を見るとリアの軸荷重がベースグレードで640Kgです。

乾燥重量なのでなんだかんだで実際には700Kgくらいでしょうか?

と、片輪350Kgですね。

荷重比が9:25を350/9X25=972Kgです。

コレは1G状態の静荷重です。

S字等とかで加速度がかかって動荷重が2Gになれば1,944Kgです。

つまり約2tがココにかかる割にはかなりチャチなアルミ鋳物です。

荷重がかかるとこなんか3mm厚くらいしかありません。

こうなると気になっちゃって気になっちゃって。

2tが1点にかかるワケではないので単純には行かないんですが、
このツチノコ自体で支えることは事実です。

ストレインゲージって素子があります。

straingauge

秋月電子や千石電子で180円で売っています。

コイツをツチノコに貼り付けて荷重をかけると抵抗値の変化から
ツチノコがどれくらいヒン曲がっているかを計測できるんです。

で、やっぱりな~~~~って結果だったことを書いたことがあります。

そんでもってコイツを作りました。

transverslink

同じ荷重だとひずみ率が1/20以下です。

リアのアシ廻りの律速段階、コイツも含めてまだまだ検証中です。

いつもココで書いていますがソレやるんならコッチが先でしょってのが
チューニングの律速段階ってヤツです。

いろんな剛性アップ??パーツが百花繚乱です。

おカネをかけた割には・・・・って結果になっちゃっているのは、
この律速段階の判断を誤っているからです。

とは言ってもフツーの人にこの律速段階を正確に判断することってムリです。

むしろ動きが悪くなっちゃうのはこの判断を間違えたときに出てきます。

ココに書けないことも多いので是非、イベントでお聴きになって下さい。

CircuitConcept軽量高剛性ダイアグブレースバーフロントピースネタ、その3

今でも弊社では車体剛性アップパーツの検証は続けております。

基本はカンタンです。

付けてみる

 ↓

効果が良好

 ↓

   OK

こんなことはそうそうあるモンではありません。

付けてみる

 ↓ 

どう感じてもわからない
車体の動きが不自然になる

 ↓

ヤめる

ヤめる勇気って必要です。

せっかく作ったんだから元を取るまで売っちまえ

ってのがとても良くありがちでその結果お客様が吠え面をかく、と。

効いてんだか効いてないんだかなんてのはまだずっとイイ方です。

先日も書きましたこのパターン。

おカネを支払って乗りにくくなる。
おカネを支払ってまっすぐ走らなくなる。
元に戻すのにさらにおカネがかかる。

弊社お得意様のTさまやUさまで講演会をやって欲しいくらいです。

弊社がココで100を語るよりもずっと説得力があると思います。

弊社製品の現物を見ることナシにご予約下さるチャレンジャーなお得意様、
ナニも最初からチャレンジャーなワケではありません。

ココで書いていることと現実に齟齬があったらこうなります。

ハナシがチゲ~~~じゃん

チャレンジャーなお得意様のご期待よりもほんのちょっとでイイですから
上を行ってお返しできれば必ず次に繋がる、そう弊社は考えております。

 

 

CircuitConcept軽量高剛性ダイアグブレースバーフロントピースネタ、その2

CircutConcept軽量高剛性ダイアグブレースバーフルセット、
一般販売はもうちょっとかかりますが、いつものことですがモノも見ないで
ご予約下さるチャレンジャーなお得意様が50名以上もいらっしゃいます。

ありがとうございます m(_ _)m

納期がかかるのもイイ物を追求している証だとご理解下さるお得意様が
じ~~~~~~~~っとお待ち下さるのことにただただ感謝の気持ちです。

何回か書きましたが純正は   ソコ留めてど~する    ┐( ̄ヘ ̄)┌    ってトコ
ご丁寧に6Kg弱の鉄の棒でガッツリ留めています。

verNISMOに至ってはその棒に補強が入っています。

補強パーツってNISMOさんが考えているよりもず~~~と難しいです。

留めりゃイイってモンじゃ無いんです。

闇雲に固めればコントロール性を失ったピーキーな車両になります。

結果、遅くなります。

そもそも補強パーツを付ければ重量も増えます。

効果が薄い補強パーツなら重くなった分だけむしろマ~~~イ。

GarageKさんのネタ、まだまだ学べます。

STI1

その後、訂正がありました。

このスプリングについてメーカー担当者に直電したとのことです。

で、回答はボディ剛性の調整用だそうです。

以前にHKSさんのD1車両開発でボディ剛性のおハナシを
させて頂いたことがあります。

当時、担当ドライバーだったあの名手谷口選手をもってしても固めすぎた
1号機のコントロールがとても難しかったという経験を生かして2号機は
リアセクションを中心にかなり動かすようにしたとのことです。

モンスター田嶋氏がPikesPeak用の車両を開発しているときも
全く同じようなことを表現していました。

初期のアタック車両は固め過ぎちゃって点と点をつなぐような直線的な
コーナリングしかできないような車両になっちゃったってインプレを
今でも強烈に記憶しています。

弊社も経験があります。

由緒正しいSuperGTレース車両コンストラクターに依頼してFDに
バルクヘッド貫通、ピラー溶接、24点ロールバーを付けてさらにさらに
スポット溶接1万発、パネルボンド補強、ガッチガチの車両を作りました。

2002年くらいだったような気がします。

もう古いハナシですね。

TO4Z A/R1.15 ブリッヂポートで550馬力くらいでした。

とても速かったですよ。

でも筑波5周もすれば汗だくツユだく。

ホンのちょっとミスっただけでもコマのようにクルっと回ります。

よくアタらなかった・・・・・。

イロイロあるとは思いますが、確実に言えること

楽しくは無かった・・・・・

その時の教訓を目いっぱいZ34V36に生かしています。

弊社がブレずに一貫して追求していること。

コントロール性が良くお客様でも踏み抜けて楽しく運転技術を向上させる

その結果としてタイムが付いてくる。

そんな車両造りのために日産自動車が作ったダイアグブレースバーに
真っ向勝負です。

ま、いかなるノーガキよりもお客様が実際にご体感なさった方がずっとずっと
意味がありますし説得力もあります。

ココに書けないこともありますのでスーパーオートバックス千葉長沼さんの
イベントで詳細にご報告できます。

CircuitConceptピロアームネタ

前にもチョロっと書いたことがありますが15年くらい前に80Supraで
筑波のアタックをしていたときに学んだことが数多くあります。

その時の引き出しって今でも弊社の血となり肉となっています。

弊社がいろんなモノをイチから自社開発するにはその時の経験が
とても大きく影響しています。

当時、一般販売されていた80Supra用の某フルピロキットを買って
取り付けてもらいました。

とてもとても乗れたモンじゃありませんでした。

よくこんなモン売ってんな って言うのが第一印象でした。

その後、純正の新品アームに戻してしまったという経緯があります。

そしてイロイロと勉強して研究を重ねた結果そのピロキットは言ってみれば
ダメダメ製品だったんです。

そんなモンってピロキットに限らずにいくらでもあります。

先日、チームサーキットコンセプトのU様の車両をトラブルシューティング
させて頂きましたが、Z34の世界では誰もが知るあの部品がいかにダメか
を身をもって体感させて頂きました。

お客様は不憫です。

おカネを支払って乗りにくくなる。

おカネを支払ってまっすぐ走らなくなる。

元に戻すのにさらにおカネがかかる。

弊社とご縁があってとても良い状態に調律して差し上げましたがいつもの事で
もっと早く弊社を知っていれば と言う想いと いかにチマタの情報がアテに
なんないか を痛感なさったとのことです。

弊社に開発能力がなければきっと今頃は ピロなんてダメだよ って
言っちゃってるでしょう。

ともかく大事なことはピロはケチってはダメだと言うことが一つ。

安っすいピロはすぐにガタが出るし音も出ます。

弊社も開発初期にはかなり苦労しました。

そしてもう一つ大事なことは精度です。

工作精度も組み付け精度も両方です。

ピロを圧入するアームの内径

ピロのアウターレース

ピロの外径

ピロのインナーレース

この4つをどれだけ寸法公差をキチンと管理して追い込めるか???

それがイイ製品を作ることの必要条件になります。

micrometer

もっと言えば、夏と冬の気温によって1/100mmくらいの差が出ることも
経験してきましたし、その差を甘く見ると乗り味も耐久性も変わってきます。

CircuitConceptにして良かったってお客様の確信になるように
もっともっとできることを追求していきます。

CircuitConcept軽量高剛性ダイアグブレースバーフロントピースネタ、その1

まずはコレをご覧になって下さい。

stabibrackets

右が弊社の要求にちゃんと応えてくれた製品で左が欠陥品です。

ご覧下さればおわかり頂けると思いますが左は真円ではありません。

こんなん目視で判るような欠陥です。

やっとマトモなブラケットが手元にやってきました。

これからテフロンのインナーを作ってやっと実車で検証ができます。

だいじょぶなハズなんですが1mm2mmの修正は必要になると思います。

そっからまた仕様変更です。

GW前には完成すると思いますケド・・・・・。

純正よりも圧倒的に軽く、純正よりもずっと剛性が高く、多くのお客様に
ご賛同を頂戴しましたCircuitConceptダイアグブレースバー。

とても時間がかかっちゃっていますがもうすぐです。

試作はスーパーオートバックス千葉長沼さんでお披露目できそうです。

どハマり中ネタ

いや~~~それにしてもモノ事ってンまくいかないモンですね。

もっと人件費って言うコストをどっちゃりかければ解決できる問題ですが、
弊社にはその余力が全く無いので、きっと今後もハマり続けることでしょう。

やっぱりキチンと伝わっていないのか? バンプラバーのお問い合わせが
たくさん来ちゃったのでまとめて回答させて下さい。

そもそもサスペンション一つ取ってもコレだけあります。

伸び側の減衰特性

縮み側の減衰特性

伸び側のストローク

縮み側のストローク

メインスプリングレート

メインスプリング自然長

テンダーまたはヘルパーレート

テンダーまたはヘルパー自然長

バンプラバーレート

バンプラバー自然長

バンプタッチタイミング

アタリマエですけど弊社で手がけさせて頂いたお客様の車両のアシのデータは
全て弊社で把握しています。

もっと書いてしまえばお取り付けになってから△年経っていますからとか
△万キロ走行していますからそろそろOHをオススメしますって言うのも
ご提示させて頂くこともあります。

ソコはおカネのかかるハナシなのでお客様と協議は必要ですが、弊社では
単純OHってのはまずやりません。

弊社扱いのスプリングは5万キロくらいでダメになったりしません

しかしショックアブソーバーの中に使われているオイルはやはり劣化します。

バンプラバーも劣化します。

現時点でのアシの状態を一般の人が正確に評価することって不可能です。

アシのことで相談があるんですケド

ブレーキのことで相談があるんですケド

このテのご相談、一月に20〜30件あります。

ま、ほぼ毎日です。

弊社としてはできるだけご対応させて頂きたいと思いますが、中に
ズルいヤツもいて聞くだけ聞いて自分でやるってのも後を絶ちません。

ハマるのも含めて自分でやってみたい って事なら弊社はお止めしませんが
費用をケチって結果を出そうと思ってもイイ方向に行くほど甘くありません。

まず上述のリストを見ればお分かりになれるとは思うんですケド・・・・。

11項目挙げています。

例えばザックリですが一つの項目で高と低って2つの選択があったとします。

実際にはもっとずっとありますがハナシをカンタンにしてみます。

すると組み合わせは2の11乗、つまり2048通りあるんですね

では、一つの項目で高と中と低って3種類あったならば3の11乗、つまり
649,539通りあります。

そんな可能性の中から何となくスプリング硬くしてとか弊社のバンプラバーを
買って付けてみたところで正解にたどり着く可能性ってゼロって言っちゃって
それほど反論が噴出するとも思えません。

実際には65万通りよりもはるかに多い組み合わせです。

先日のアメリカツアーでダンパーオイルの温度依存特性とステージに合わせた
オイル粘度のハナシをご教授して頂きました。

コレだってとても重要な選択肢です。

またいずれキチンとネタをアップしますがお客様が求める1ランク上のアシを
弊社が責任持ってご提示するためにまずは律速段階の正確な特定が必要です。

お客様の主張はザックリです。

曲がんないんですケド

トラクションがかかんないんですケド

ブレーキングでフラフラするんですケド

だいたいこんなんです。

そりゃあプロフェッショナルドライバーじゃないんだからそんなモンです。

中には 乗っていて浮き草が言うほどZ34が楽しいとは思えない ってのまで
まあホントにイロイロです。

それでイイと弊社は考えます。

ソコがスタートですから。

最も大事な事はお客様自身で目的を明確に持つ事ですし、それに対しての
冷静な客観性と判断も要求されると思います。

それは弊社も含めて同じです。

自分で選んだモノ、自分でやった事ってどうしても良く感じてしまいます。

しかたがないよ人間だもの by 相田みつを

思い込みや先入観を排除して本当にイイ物を追求する冷静な判断、弊社も含め
こういうことをやる以上、必要不可欠だと感じています。

 

スーパーオートバックス千葉長沼さんイベントネタ

あ~~あ、トランプ大統領これで終わったな・・・・・。

ところで。

急遽決まったイベントなので弊社もあんまり準備できていません。

じゃあいつもは準備できてんのか?? ヾ(ー ー;)

ま、相変わらず弊社試乗車はありません。

弊社のECU、さらに進化したver3をお試しになって欲しかったです。

無償アップグレードも順次、ご対応させて頂いております。

現在ver3が付いているのはI町様、D井様、S永様だけですので
その他のお客様も順次、ご対応させて頂いております。

何回もココでご案内させて頂いておりますがやはり弊社扱いのMTオイル、
いろんな意味で知らないのは損していると思います。

長く乗れば乗るほどMTの状態にも影響が大きいMTオイルです。

当日の作業をご希望のお客様、早めのご予約をお待ちしております。

circuitconcept@gmail.com

さらに

楽しみにお待ち下さっていらっしゃるお得意様のために懸賞クイズです。

コイツの重量にします。

titaniumflange

弊社の古いバージョンで言えばコレです。

titaniumex2

世界最高峰品質

それを掲げるという弊社の威力をご賞味下さい。

感動しますよ。

ネットに学ぶ、これも時代ですねネタ、その2

スーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントお問い合わせ
大変ありがとうございます。

また、大赤字覚悟で懸賞クイズを考えております。

ところで。

開発をしていると必ずブチ当たるモンダイがあります。

もうちょっとこうしよう

こうすりゃ良かった

そりゃあ毎日のことですよ。

毎日どころか1日に数回やってくる時もあります。

一つのことを作り上げるってそう言うことです。

もちろん仕様変更がンまく行くとは限りません。

コレやってみようとかアレやってみようとか思いつきでパカパカやっても、
正解にたどり着くことはほとんどムリだと言うことを経験してきました。

特に自分で手がけたモノって良く感じてしまうモンです。

冷静に判断するためには客観的な裏付け、つまり数値というモノが必要です。

前回と比較してナニがどう変わったのか?? を数値化してデータとして
蓄積しておけば少なくとも迷走することだけは極力避けられます。

もう10年以上も前のハナシになりますが、弊社がヨーロッパに行って
バンプラバーの重要性を始めて教えてもらって以来ずっと何回も何回も
検証を続けて参りました。

どんどん良くなっていったことは言うまでもありませんが当初は、
底付きしている って叩かれたこともあります。

ま、バンプラバーをわかっていません って自分の無知を自分で世間に
発信している結果になっちゃっているワケですが本人は気がつかない。

このGarageKさんのネタでも検証することができます。

バンプラバーの位置から1G状態でバンプタッチしていることがわかります。

STI4

積極的にバンプラバーを使うことがメーカー製作のワークスレース車両でも
実証されたと言うことです。

ネットに学ぶ、これも時代ですねネタ、その1

これだけの高度情報社会です。

イロイロとSNS等を拝見させて頂きますと実にお勉強家の方も多いことに
感服してしまうこともあります。

ご存じの方も多いとは思いますがGarageKさんのみんカラ、
これだけの最先端の情報をどうやって追跡しているのかって
拝見させて頂いていつも唸ってしまいます。

弊社が特に気になったネタをいくつかご紹介させて頂きたいと思いますし、
最先端のテクノロジーを

まずは無断で拝借したこの画像です。

STI1

GarageKさんのネタ自体はスタビブラケットのスプリング懸架です。

弊社はちょっと違った視点に着目してみました。

この画像、STIのニュル車両とのことです。

ま、メーカーが作ったワークスレース車両です。

NISMOさんもGT3カテゴリーでR35やZ34のレース車両で
参戦していたこともある由緒正しいドイツのサーキットでの車両です。

弊社がまず着目したのがサスペンションです。

ベースはBilsteinっぽいです。

ロックリングの形状が弊社が使っているのと全く同じです。

で、コイツ、テンダースプリングです。

STI 2

ストロークに着目してみました。

テンダーがこの線径だと1G状態つまり静止状態では線間密着します。

その線間密着までのストロークがとてもとても大事なんです。

STI3

弊社が頂戴するお問い合わせでいつもNo1を君臨し続けるABSモンダイ

ブレーキ本体やバランスにモンダイがあることよりも、圧倒的にココの
ストロークバランスを間違えていることに要因があります。

弊社製に交換させて頂いた車両は今のところ全てそれで解決しております。

今のところですよ。

いずれダメなモノが出てくる可能性だってあります。

しかし、弊社の仮説がメーカーが作るワークスレース車両でその理論的な裏付けを
取ることができました。

3年前に最先端のWRカーで検証してきました。

今回、ニュルのワークスレース車両でも弊社の方向性を一つ検証できました。

GarakeKさん、まだまだ有益なネタを使わせて下さい   m(_  _)m