閑話休題の弊社ECUネタ

十分注意するように

なんて言われてもね、エアコンの効いた部屋でぬくぬくしているワケには
いかないんだから、やっぱりなりました  熱中症  ヘ(_ _ヘ)

そりゃなりますって。

なんかが足りなくなるんでしょうね、あっちゃこっちゃカラダ中がツる。

い~~~~てててててて。

今日は運動会、体育祭だった小中学校も多かったらしく多くの児童や
父兄が熱中症で救急搬送されたってニュースでやっていました。

お待ち下さる大事なお客様のために活動さえすれば確実に進みます。

チームサーキットコンセプト弊社お得意様のN村様の車両を納めさせて頂いて
溜まりに溜まった疲労感もフッ飛ぶ瞬間がありましたので報告させて下さい。

N村様は確か2010年からのお付き合いでして弊社としてはかなり初期から
お付き合いをさせて頂いております。

イベントにも必ずお越し下さるし、練習会にも鋭意ご参加下さいますので
お会いしてお話ししたこともある人も多いとは思います。

かなりの辛口です。

でも、サーキットコンセプトを育てて下さった有志のお一人です。

どゆこと?

ってなりますわな。

何回かココで書いていますが弊社もかなりやらかしてきました。

そのやらかしてきた歴史に必ずと言ってイイほど随伴下さった経緯があります。

初期の頃はかなりN村様に怒られましたね。

今となってはイイ引き出しとして蓄積されています。

2010年にお買い上げになった初期型verNISMOはサーキットも
含めて11万キロほど走りました。

メインテナンスが良かったのでまだまだ調子は良かったです。

ちょいと事情がありましてハコ替えで2019年式ベースグレード。

弊社がココで提唱しているベースグレードでイイではなくて

ベースグレードがイイ

を信じて下さって2号機はベースグレードです。

ここまでかなりの紆余曲折はありました。

当初はもうZは買わないっておっしゃっていたのを痛切に記憶しています。

いろんなメーカーの車両をご試乗したとのことでLC-Fなんかも視野に
入っていたとお聞きしました。

新車をお買い上げになった後のアフターパーツだったりメインテナンスを含め
ショップさん選びっだったり1ヶ月ほどお悩みの末のベースグレード2号機。

弊社のスケジュールがしっちゃかめっちゃかなのでホントに少しずつですが
パーツの移植をさせて頂いております。

そんな中で昨日は弊社自慢のver3をインストールしてのお引き渡しです。

お渡しするときにいつものことですがハードル上げちゃってイイですよって
お伝えしたらホントですか~~~そこいらじゃそんなにわかんないでしょ
ってなりましたのでせっかくですから

ちょっと乗ってみて下さい

代車にお出ししていたS15で後ろを付いていきました。

ご自宅を出て信号2つくらい走りましたでしょうか???

ハザードを付けて路肩に止まってZ34から降りてきました。

9年のお付き合いになりますがこんな喜んだお顔を始めてみました。

ヤバいっすね~~走り出した瞬間から違いがわかります、めっちゃ速い

いつもクールで辛口のN村様がこんなことを口にするのは珍しいです。

初期の初期から弊社とお付き合い下さるので弊社の進化をずっと
見て下さっております。

いつもココで書いていますが現状に満足することなく走り続けること
弊社お得意様が納得下さるたった一つの方法だと感じています。

まだまだまだまだお待ち下さるお客様がいっぱいいらっしゃいます。

今日も朝8時の段階で30度を超えていますが作業作業です。

閑話休題の64チタンマフラーネタ、その4

ちょっとちょっと~~~~、この時期の気温34度は反則だと思う。

心の準備もカラダの準備もできていないから応える・・・・・。

ヤバイって。

ところで、差し込みの反響が大きいです。

こんなの見たことない

2輪の世界や競技車両の世界ではアタリマエの技術です。

ま、コストです。

ブレスフランジにクロメートメッキのボルトナットに銀色のガスケット、
その組み合わせがイチバン安く上がるので最も流通しています。

コレ以上書くと怒られる・・・・。

せっかく芸術品のような世界最高峰品質の64チタン削り出しのフランジを
作ったのになんで活用せんの?ってギモンは湧きでてくると思います。

一言で片付けてしまえば適材適所です。

フランジにもメリットはありますよ。

まずはガッツリ留めることができます。

面がキチンと出たフランジにモノが良いガスケットの組み合わせなら
まず排気漏れをすることはありません。

それに対して差し込みは安易に作ると排気漏れに悩まされます。

それでも差し込みのメリットは多いんです。

まずは軽い。

これは大きいですね。

フランジやボルトナットが無いんだからそりゃそうです。

もう一つ大きなメリットは振動に強いんです。

EG、かなり動きます。

カンタンです、お友達に運転席で軽くブリッピング(アクセルのオンオフ)
をしてもらってEGルームを見て下されば誰でもおわかりになれます。

実際の走行では縦G横Gも加わりますから前後左右に数センチ単位で動きます。

EGにエキマニと触媒とマフラーの順で直結されています。

マフラーはゴムのインシュレータを介して車体に留まっていますが
力を逃がすポイントを増やすことで想定できるトラブルを防げます。

想定するトラブルって?

チタンにありがちな割れると言うトラブルです。

弊社のチタンは64チタンです。

そうそう割れることはありません。

動かすべき所を動かしてもっと潜在的なトラブルを回避したいですから。

閑話休題の64チタンマフラーネタ、その3

空港から帰る時にこんなん見っけてしまいました。

licenseplate

品川31A |;゚ロ゚|

なんかカッコイイ。

この部分って希望ナンバーの対象にならないのかな???

品川34Z △ 390

こんなのがイイな。

弊社の開発日記、楽しみにして下さるお客様やアンチや同業者の方が
とても多くて、1日に2万ヒットくらいあるんです。

そんなにお客様が多くいらっしゃったら今頃、御殿が建っています。

っつーことはほとんどお客様じゃないってことか・・・・・。

割合はとても低くてもヘビ~~な支持者もいらっしゃいます。

大事なお得意様です。

こんなご質問を頂戴致しました。

コレ、ナニ??

sashikomi1

隅々までとても良くご覧下さっていらっしゃる。

ありがとうございます  m(_ _)m

やはり責任ある情報発信と言う姿勢には真摯に向かい合う必要性を
つくづく感じます。

こないだと言ってること違くね? ってなってしまうといともカンタンに
信憑性を失ってしまいますから。

まずはコイツのハナシからです。

exhaustclearance1

Pさんの車両を先日下から撮った画像ですが本来ならダイアグブレースバーが
通っているはずなのでしょうがないから避けるように下を通っています。

以前にも解説したコレです。

stockex2

以前にも解説したこんなカンジで純正のダイアグブレースバーを避けるように
マフラーが下を通って取り回されていますがPさんの車両はとっくの昔に
純正を取り去って弊社製に交換して下さったのでソコがスッカスカです。

で、純正の取り回しよりも弊社製マフラーはずっと上を通すことができるので
効率もイイしマフラーを路面等にヒットする可能性も無くなります。

さらにはココです。

exhaustclearance2

フランジです。

せっかくの弊社自慢のフランジをココは使わないでこんなカンジにします。

sashikomi

正式名称って何て言うんだろ??

業界では差し込みって言います。

メリットが多いですよ。

閑話休題の64チタンマフラーネタ、その2

帰りました。

ズタボロ~~~~       ヘ(_ _ヘ)

体力無いモンでタイヘンです。

マフラーついでにお問い合わせも多いのでココで回答させて下さい。

消音器、つまりタイコって呼ばれているヤツですが全部で6本です。

何回かココで書かせて頂いておりますが

加速騒音基準対策完全車検対応

で、パワーがイチバン出るマフラーを目指すとこういう方法しか無いんです。

弊社のマフラーは絞りナシ、隔壁ナシの完全ストレート構造です。

そうしなきゃパワー出ないですから。

とても多くのお客様のおかげでいろんなマフラーを経験させて頂きました。

で、多くのお客様が弊社のマフラーに交換して下さってとても喜んで下さり
弊社のフル64チタンマフラーにもとてもご興味を頂戴しております。

って言うかもうバックオーダーとてもいっぱいなんです・・・。

ホントに早く完成させないと。

先日の練習会でも弊社お得意様のH野様は弊社マフラーを大絶賛下さって
他のマフラーなんて全く興味が無いとおっしゃって下さいました。

とても多くのお得意様が弊社にご期待下さるさらに上でお返ししたいです。

CircuitConceptに頼んで良かった

ってお客様をご満足させるために走り続けないと次につながらないですから。

で、以前にもご紹介しましたが2.5インチ、つまり63.5mmの
64チタンパイプのフルストレート構造で6個のタイコを付けても
加速騒音対策用に音量を落とすのはとても難しいんです。

そりゃそうです。

だから他社さんは絞ったり隔壁を入れたりするんですから。

ココでキモになるのがパンチング材と消音材です。

いつもながらエラそうなことを書いていますが受け売りです。

受け売りでイイんです。

ミョ~~に知ったかぶるよりもその道のエキスパートのノウハウを
いかんなく活用した方がイイに決まっていますから。

スチールウールかグラスウールか?なんてもはやそんなガラパゴスな
ハナシでは無いんですね。

消音材にだってハイテクな新素材があるんです。

相変わらず見えないところにおカネをかけるからなかなか伝わりません。

閑話休題の64チタンマフラーネタ、その1

台湾とか中国に月イチで来るようになっちゃいました。

それもそのハズで例のトランプ大統領の政策で結局中国製やんなんてことが
明るみになってしまったからには現在アメリカでしかできない事ってのしか
弊社の興味は失われていくばかりですから。

もちろんアメリカにもまだまだありますよ。

先日も書きましたが今年は10年ぶりくらいにSEMAに行く予定です。

今のところアメリカでしかできない最先端の技術ってのはあるんです。

もちろん弊社の引き出しとして蓄積することが目的ですし弊社の試乗車で
その技術がどれだけのモンなのかをテスト、検証しまくって費用対効果が
高いと弊社が判断した技術をちゃんと製品化します。

さすがモータスポーツ王国だけあってアメリカは最先端の技術をイチから
生み出す底力を感じます。

以前にも書きましたが90Supraのチューニングがもう百花繚乱です。

最先端のアメリカガラパゴスの日本のアプローチの差を感じ得ません。

で、台湾や中国のおハナシですが辛口で断罪すれば所詮はパクリです。

オリジナルをイチから作る技術はありません。

ところがです。

何回か書いてきましたがエ゛ッ、コレも中国製だったのってくらいに
ココでご紹介すると物議を醸してしまうほど世界のトップチームや
超有名ブランドが中国や台湾で生産拠点を構えています。

で、コレまた以前にも書きましたが中国で事業展開をするために設計図を始め
ノウハウを全て提示しなくてはならないという中国国内法があるんです。

中国は世界トップランクの技術者たちがやっとの事で結実したテクノロジーを
労せずして手に入れてきました。

悪く言えばセコいしズルいです。

イイ見方をすれば賢いです。

その道を選んだのは欧米のトップチームや有名ブランドメーカー自身ですから。

こうなることはわかり切っていたハズですから今さらハナシがチゲェ~~なんて
騒いでいるのはトランプ大統領くらいです。

今回も実りが多い出張でした。

いくつかご紹介させて頂きます。

まずは完成間近のフル64チタンマフラーのおハナシです。

tiexhaust

前回の打ち合わせで試作よりもさらに最低地上高を3cm上げてもらいました。

コレまた何回も書いてきましたがZ34にはダイアグブレースバーと言う
タダの重量物が標準装備されています。

タダの重量物ならまだしもコイツのせいでマフラーの取り回しが悪くて、
わざわざ下に避けて通っているから効率も悪いし路面にアタリやすいです。

もっとダメダメなのがなんも考えないで純正形状を踏襲するといずれ
悲惨な目に遭遇しますし、何名ものお得意様がハマってきました。

いつもココで書いていますが純正と言うのは良くも悪くもそれなりに
エラい事にはならないように考えられているんですね。

それをキチンと理解しているアフターパーツメーカーがとても少ないから
リクツをなんも考えずに作って後でエラいことになるんです。

詳細をココで書いたらこの業界にはいられなくなるほどですが実際に
憂き目に遭った弊社のお得意様には十分にご説明差し上げています。

弊社も最初はやらかしましたがテールから消音材を撒き散らしているとか
フランジの材質も強度もダメだからすぐに排気漏れしてくるとか最悪なのが
金魚が住めるくらいに水が溜まってるマフラーもありましたね。

あの303のステンレスのマフラーだってお客様は40万以上の投資でした。

弊社のフル64チタンマフラー、費用対品質は間違いなく世界イチですって
大手を振って喧伝できるようにいっぱい盛り込んでいますので、いつもの
ことですが時間かかっちゃっています。

そりゃそうです。

そんなにカンタンにできりゃとっくのとうにとても優れたマフラーで
溢れているはずです。

でも、なっちゃったバヤイの対処法ネタ、では無いな

すさまじい雨でした。

heavyrain

弊社は八王子でも高尾に近い西八王子でして標高が高いので雨による
水害の心配はありませんが八王子の方ではエラいことになってました。

高雄っつーところに行ってきます。

kaosiung

最近は特にアメリカに行く機会がすっかり減って中国や台湾に毎月のように
来るようになりました。

それもそのはずです。

今月になってアメリカの取引先が連絡をしてきて、諸般の事情により
価格改定をしますって。

で、それが軒並み25%。

わかりやすいな~~~~。

結局、中国製だったってことね。

もちろんもはや中国製は世界基準になるほどめざましい発展を遂げています。

5年も経ったらこんな話題すら無くなってしまうほど中国に席巻されます。

今ではココで書いたらモメる原因を作ってしまうほど中国製が多いです。

アレもそうだったのか~~~って弊社でも驚いています。

それでもまだフィーリングと言う点では中国が追いついていないパーツ、
それはブレーキとアシ廻りだと弊社は感じます。

スペックだけでは計り知れない奥の深さがありますからね。

それでももはやアジア製が世界で最も優秀なパーツを製作できる事実に
真摯に目を向けて弊社のお客様には世界最高峰品質を自信を持って
お届けできるように企業努力をして参ります。

でも、なっちゃったバヤイの対処法ネタ、その2

で、なっちゃったバヤイですがまずはEG編です。

日産純正の新品をディーラーさんで載せ替えるか、弊社にお任せ下さるか??

純正の新品をお乗せ替えになるときに一つご注意があります。

ディーラーさんで最後に調整するときにECUをリプロされます。

その時にディーラーさんでリプロできないデータだと純正ECUの新品を
追加でお買い上げになる必要があるようです。

去年の末に弊社にご相談があったとあるお客様にちゃんと許可を頂戴しまして
ネタとしてアップさせて頂きたいと思います。

昨年の12月に地元のサーキットでEGからガラガラ音がして止まってしまい
弊社にご相談がありました。

結果、地元のディーラーさんで新品EGの載せ替えを選択しました。

ディーラーさんではきっとメーカーが指定するEG調整の手続きってのが
あるんでしょうね。

ConsultIII をつないで調整すると言うのがディーラーのスタイルで
OBDII からデータの送受信ができないとディーラーさんはお手上げです。

何で通信ができないのか弊社にはわかりますがディーラーさんはそもそもが
チューニングECUを想定していないのでその時点でもうダメです。

で、新品のECUを追加で買うことになったとのことです。

さらにECU交換工賃も必要になりますし新品ECUはデータが何にも
入っていないらしいので、さらにデータを入れる費用も必要でした。

で、純正のデータに戻っちゃったことを意味します。

請求書をアップすればわかりやすいんですがそんなことしたらタイヘンです。

基本的にディーラーさんはチューニングと言うことに大して対処しません。

よっぽどデキるディーラーマンがいればハナシは別なんでしょうが
そもそも所長さんがそれ自体を認めるかどうか?ってハナシです。

それでも日産はまだ寛大な方です。

90Supraなんてこれからいっぱい噴出してくると思います。

で、まだイロイロあっんですがお客様とのやり取りの中でこんな事が
ありまして、キチンと許可はとってあります。

**************** 前略 ****************

この度は御社にお仕事を依頼しなかった上に再三にアドバイスをお願いして
申し訳ない気持ちしかありません。御社にお願いしなかったことを今さらに
後悔していますがこれもこれからの長いZライフの授業料だと思い込むしか
ありません。僕が言うのも変ですがもっと突っ込んだ発信って皆さんが御社に
期待していると思います。今回の——–自主規制———-は完全に僕の
理解不足でしたがほとんどの人も理解していないでしょう。今後も開発日記を
楽しみにしています。

**************** 後略 ****************

弊社の永遠のテーマかな・・・・。

でも、なっちゃったバヤイの対処法ネタ、その1

ニュースでもいっぱいやっています。

yakusima

去年のスーパーオートバックス神戸さんのイベントを思い出します。

アレだって100年に1度の豪雨って言っていたような気がします。

50年に1度や100年に1度の災害ってこれから毎年来るような気がします。

世界レベルでの急激な森林伐採が原因で地球が砂漠化しているらしいです。

夏はもっと暑くなり冬はもっと寒くなる。

春と秋は無くなって雨が全く降らない渇水期と集中豪雨の繰り返し。

そう言えば関東甲信越は今日現在かなり深刻な水不足らしいです。

主だったダムの貯水率が軒並み30%台ってニュースでやっていました。

人間ってトコトン懲りないとわからないようにできているらしいです。

そんなご時世だからこそ積極的なメインテナンスを掲げていきたいです。

ちょっと強引だな・・・・。

わかっちゃいるんだけどやっぱりやらかしてしまった・・・・バヤイ。

仕方がないよ人間だもの by 相田みつを

EGから行きましょ。

まず何の予兆もないフルブローってZ34V36に関してはまずありません。

弊社の経験ではそんなのはロータリーエンジンくらいです。

VQ37と言うEGがまずは悲鳴を上げてくる声に応えなくてはいけません。

ムシしてバックレるとフルブローと言う痛ましい代償で帰ってきます。

その予兆というのは、

まずは高い油温、水温

冷却水が減ってくる

EGオイルが減ってくる

マフラーから白煙または黒煙

EGからカンカンカンカン言ってくる

ノッキングをしている

マフラーや触媒がフン詰まっちゃってフェイルセーフが入る

様々です。

一般のお客様がピンポイントでトラブルシューティングをすることって
100%不可能だとお考え下さい。

ヘタに生兵法だと傷口を広げます。

あの時だったら50万で済んだのにこうなっちゃうと100万オーバーです

何回かこんなハナシをさせて頂いたことがあります。

それを一つ一つ丁寧にケーススタディさせて頂ければ、と思います。

好調なEGを永く維持したいネタ、その12

もうね、いろんなモノが値上げ値上げですよ。

金属材料なんか軒並み2割くらい高騰しています。

弊社のフルチタンマフラーせっかくお安くご提示できたのにこれじゃあ
値上げも致し方ありません・・・・。

スーパーオートバックス神戸さんのイベントまではなんとか踏ん張ります。

せっかくの1年に一度のイベントですから。

8/1に価格改定をしようと考えています。

吸入空気にとっては天敵とも言えるヒダヒダをなくすにはストレートに
すればいいんですけどハナシはそんなにカンタンでも無いんですね。

メーカーがわざわざコストをかけてヒダヒダを作ったことには理由があって
先日も書きましたように緩衝作用と負圧でツブれない剛性確保です。

この2つは少なくとも必要条件です。

少なくともと書いたのはそれでは十分ではないんです。

ヒダヒダをストレート構造にする製品って既にいくつか見受けられます。

手っ取り早いのが金属製なんですが金属のパイプにすると新たなモンダイが
発生します。

EGルーム内のチンチンの熱を拾っちゃうんですね。

金属には熱容量があるのでドンドン蓄熱していきます。

1度でも低い吸入温度を確保したいNAなのにこれでは?ってなります。

弊社らしくドライカーボン?ってお問い合わせもありますがモンダイが一つ。

費用対効果です。

イイのはわかっていてもそれだけ投資をしてどれだけの効果があるの?って
ハナシは常に開発につきまとってきます。

それをやるならコッチでしょってのがいっぱいありますから。

で、弊社が選択したのがシリコンパイプです。

緩衝作用もあるしストレート構造にもできますし熱容量もほとんどありません。

価格もソコソコでいけます。

たった一つの欠点らしい欠点と言えば剛性です。

で、弊社の開発としての引き出しにシリコンホースがあるんです。

元をひもとくとPSフルードクーラーツインコアVマウントです。

ホースをキツく曲げるとツブれちゃうんです。

一般家庭にある水道のホースでやってみればすぐにおわかりになれます。

流路がツブれてしまってはPSFクーラーの意味がありません。

とは言えスペースにそれほど余裕がないZ34ではホースを小さく取り回す
必要があります。

で、イロイロ調べた結果キツく曲げてもツブれない剛性が高いホース
あることにたどり着きました。

その経験を生かして従来のシリコンホースよりも剛性が高いシリコン製の
サクションパイプを特注してみました。

を10本づつ作りました。

左右1セットで税別29,000円にします。

ネットでお調べになるとおわかり下さるとは思いますがかなり安いです。

ツルシのシリコンホースだってもっと高いですから。

メーカーさんとの長いお付き合いで実現しました。

Made in UKです。

ご予約お待ちしています。

circuitconcept@gmail.com

 

好調なEGを永く維持したいネタ、その11

で、ナニが積極的なメインテナンスなのか?ってハナシです。

純正サクションパイプにヒビが入ってエアが漏れるようになるとエアフロで
計測された空気量と実際の吸入空気量が違ってくるので確実に調子が悪く
なるんですが初期はなんとなくレベルです。

モンダイはサーキット等の全開時です。

ECUはエアフロで計測した流入空気量で判断し適切なA/Fのガソリンを
EGに送り込む事になっていますがエアフロの後にあるサクションパイプで
エア漏れが起きるとパイプ内は負圧になっているのでその亀裂から空気が
EGに入ることになります。

つまりA/Fが薄くなってしまいます。

純正はナニかがあることを想定しているのかしてないのかハナからA/Fが
濃く設定してあります。

ECUを書き換えしているとさらに薄くなるので亀裂の具合によっては
かなり危険水域となります。

初期症状としてはノッキングです。

でもどれがノッキングなのかおわかりにならないですよね。

重篤化するとEG壊します。

で、メインテナンスってハナシです。

フツーは、あ、割れちゃってますね~~新品に交換しましょうです。

それではわざわざ毎日こうして弊社の開発日記をお読み下さるお客様に
申し訳が立ちません。

そもそも純正のヒダヒダ、メーカーが考える長所はご紹介しました。

緩衝作用と負圧でツブれないための補強です。

それはそれでメーカーはちゃんと考えています。

ただ、この手のネタで毎回のように書いていますがやはりそれなりです。

性能、パフォーマンスと言うよりもとりあえず5年または10万キロは
無事に走ってねって設計思想です。

中を見てみるとやはりこうなっています。

suctioninner

Reynolds数が小さい流入空気にとってコレは良くないです。

ココで有効径が小さくなることが容易に考えられます。

やっぱりコレじゃあアカン  ┐( ̄ヘ ̄)┌