台湾とか中国に月イチで来るようになっちゃいました。
それもそのハズで例のトランプ大統領の政策で結局中国製やんなんてことが
明るみになってしまったからには現在アメリカでしかできない事ってのしか
弊社の興味は失われていくばかりですから。
もちろんアメリカにもまだまだありますよ。
先日も書きましたが今年は10年ぶりくらいにSEMAに行く予定です。
今のところアメリカでしかできない最先端の技術ってのはあるんです。
もちろん弊社の引き出しとして蓄積することが目的ですし弊社の試乗車で
その技術がどれだけのモンなのかをテスト、検証しまくって費用対効果が
高いと弊社が判断した技術をちゃんと製品化します。
さすがモータスポーツ王国だけあってアメリカは最先端の技術をイチから
生み出す底力を感じます。
以前にも書きましたが90Supraのチューニングがもう百花繚乱です。
最先端のアメリカとガラパゴスの日本のアプローチの差を感じ得ません。
で、台湾や中国のおハナシですが辛口で断罪すれば所詮はパクリです。
オリジナルをイチから作る技術はありません。
ところがです。
何回か書いてきましたがエ゛ッ、コレも中国製だったのってくらいに
ココでご紹介すると物議を醸してしまうほど世界のトップチームや
超有名ブランドが中国や台湾で生産拠点を構えています。
で、コレまた以前にも書きましたが中国で事業展開をするために設計図を始め
ノウハウを全て提示しなくてはならないという中国国内法があるんです。
中国は世界トップランクの技術者たちがやっとの事で結実したテクノロジーを
労せずして手に入れてきました。
悪く言えばセコいしズルいです。
イイ見方をすれば賢いです。
その道を選んだのは欧米のトップチームや有名ブランドメーカー自身ですから。
こうなることはわかり切っていたハズですから今さらハナシがチゲェ~~なんて
騒いでいるのはトランプ大統領くらいです。
今回も実りが多い出張でした。
いくつかご紹介させて頂きます。
まずは完成間近のフル64チタンマフラーのおハナシです。
前回の打ち合わせで試作よりもさらに最低地上高を3cm上げてもらいました。
コレまた何回も書いてきましたがZ34にはダイアグブレースバーと言う
タダの重量物が標準装備されています。
タダの重量物ならまだしもコイツのせいでマフラーの取り回しが悪くて、
わざわざ下に避けて通っているから効率も悪いし路面にアタリやすいです。
もっとダメダメなのがなんも考えないで純正形状を踏襲するといずれ
悲惨な目に遭遇しますし、何名ものお得意様がハマってきました。
いつもココで書いていますが純正と言うのは良くも悪くもそれなりに
エラい事にはならないように考えられているんですね。
それをキチンと理解しているアフターパーツメーカーがとても少ないから
リクツをなんも考えずに作って後でエラいことになるんです。
詳細をココで書いたらこの業界にはいられなくなるほどですが実際に
憂き目に遭った弊社のお得意様には十分にご説明差し上げています。
弊社も最初はやらかしましたがテールから消音材を撒き散らしているとか
フランジの材質も強度もダメだからすぐに排気漏れしてくるとか最悪なのが
金魚が住めるくらいに水が溜まってるマフラーもありましたね。
あの303のステンレスのマフラーだってお客様は40万以上の投資でした。
弊社のフル64チタンマフラー、費用対品質は間違いなく世界イチですって
大手を振って喧伝できるようにいっぱい盛り込んでいますので、いつもの
ことですが時間かかっちゃっています。
そりゃそうです。
そんなにカンタンにできりゃとっくのとうにとても優れたマフラーで
溢れているはずです。