11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その24

アシのハナシが続きますが、もう楽しくって楽しくって。

この素晴らしい世界をもっともっと喧伝していきたいですけど・・・・・

伝わらないんですね・・・・・

ま、弊社のことを全面的にご支持下さる多くのお得意様にもっともっと
素晴らしい世界をご提供していきます。

こう言うのを見るとR35も同じですけどユーザーをナメてんのか?って
感じてしまいます。

90

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弊社でアシをお買い上げ下さった大事なお得意様、当然いずれOHの時期を
迎えますがその時にはOHに必要なコストと少しの差額をお支払い下されば、
Quantumにアップグレードする予定です。

そりゃそうですよ。

ってゆ~~かQuantumがど~のこ~のってことじゃ無いんです。

アシって好みが分かれやすいって性質が強い製品です。

自分が客だった時代に

◯◯プロが絶賛してるこのアシ、乗れないキミが悪いんだよ

何回聞かされただろう??

タイヤとお客様の運転技術レベルによって弊社ではセットを変えています。

特に運転技術レベルに合わせてセットを変えていくことはとても重要だと
弊社では痛感しております。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その23

イギリスやアメリカでワクチン接種が始まって早、一ヶ月。

その後どうなってんのか?って効果の検証を報道するメディアが
ほとんど無いのって何でだろう??

一応、2月にアメリカに行く予定です。

ただ、今年から出国前に自費でPCR検査をやって英文の渡航証明書を
発行してもらう必要があります (TT)

今んトコ、最安値が検査9,000円の証明書が5,000円です。

https://www.allm.net/2020/09/07/9205/

ココより安いところがありましたら情報お待ちしております。

昨日書きましたコーナーを素早く回って素早く脱出する、その結果として
スビードレンジの平均を上げるという課題を克服できれば、必然的に
タイムは縮まると弊社では考えています。

もちろんドライバーさんにガンバってもらう必要はあります。

ただガンバって下さい、じゃあ弊社はいらないですからね。

前回、リアを大幅な仕様変更をしてその結果ハンドリングが劇的に
変わったというインプレッションを頂戴しましたが、それと同時に
フロントが相対的に足りなくなってきた印象だと言うご報告をも
やはり弊社では十分に想定内です。

いつもココで書いているトータルバランスってヤツです。

フロントの大幅な変更はさすがに弊社の2号機で、ある程度は実走してから
の予定ではありますが自分で書くのも何ですが以前とは比較にならないほど
アシに造詣が深まって引き出しがとても多くできました。

さらに1ランク、スッて回れるように小変更を盛り込みます。

Pupgrade

ナニをするかって引き出しはココ2年ほど勉強、研究、調査をしてきた結果、
いっぱいできました。

外注に限界を感じて自社で開発してくるとホントにいっぱいいろんなことが
見えてくるんです。

今回は大幅な仕様変更前にチョイと試したいことがあって、こんな小変更で
どれだけ変わるのか? ってのがとっても楽しみです。

もちろん大幅な仕様変更もとっても楽しみです。

早く2号機走らせたいですけどその前にず〜〜〜〜〜〜とお待ちくださる
多くのお客様のクルマをある程度はこなさないと、です。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その22

安くはない弊社のアシをお買い上げ下さったチームメンバーお一人お一人に
弊社ならではのハード面だけでは無く、ソフト面からのサポートをやはり
ココは弊社ならではのハイテクな一面をちょっとだけご紹介します。

次への課題って一言では尽くせないほど奥は深いと感じています。

ブレーキングが上達して1つの律速段階を克服すると次の律速段階に
取りかからないとせっかくの練習会も水泡に帰す結果になりかねません。

1回の練習会に最大効率を盛り込むためにキチンと考えて走ること
それがとても重要だと弊社では考えています。

前回のベストのログデータを解析するとまだまだイケることって
論理的な側面から弊社はご提示していきたいです。

次の課題はココです。

nextstage1

20年くらいに筑波ランナーだった時を思い出します。

1秒、フラットって割とカンタンに行くんです。

でも、なかなか切れなかった。

寸止めが1年くらいありましたかね??

当時、親交が深かった故山路選手のアドバイスが今でも刺さっています。

そこから一気にウソみたいに58秒連発できました。

その魂をチームメンバーに継承したいって考えています。

で、次の課題です。

脱出の姿勢作りからのアクセルオンタイミングです。

理想はこんなカンジです。

nextstage

プロドライバーってログを見るとこうなっています。

じゃあやりましょう、っていわれてもそうそうできるモンではありません。

そりゃそうです。

そのために弊社はハード面から支援をしていきます。

で、リアが大成功したので調子に乗ってフロントをイヂってます。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その21

7、8年前くらい前だったかな?

こんなネタを書いたことがあります。

相手を説得するためにどう表現するかという国民性の違いを的確に表した
おもしろいネタがありました。

例えばアメリカ人だったら

コレをやると君はヒーローになれる

イタリア人なら

コレをやるとモテるぞ

イギリス人なら

君はジェントルマンなんだからコレをやるべきだ

ドイツ人なら

それは決まっていることなんだよ

ネタですから正しいか正しくないかは取りあえず置いといて個人的には
かなり言い得て妙って感じました。

そのネタで日本人はこう表現されていました。

皆さんにそうやってもらっているんで・・・・

コレ、至言ですね。

横並び、平均主義、寄らば大樹の陰、既得権益

海外と取り引きをさせて頂くと改めて強く感じることもあります。

弊社のような名も無き零細浮き草がお取り引きを持ちかけてもたいていは
断られることが多いんです。

特に日本の企業は顕著です。

あんな零細浮き草と取り引きしてトラブってもメンド臭いんで・・・・

そんなカンジです。

だからこそ弊社を大事にして下さる世界のトップレベルの技術者には
心から感謝です。

毎日のように創業社長様とリモートで打ち合わせをしています。

patric

コレってとてもとてもありがたいことで、また稀有なことなんです。

こうしたい、こういう動きにしたい、そのためにはどうするべきか? を
的確にしかも工学的な見地で教えて下さいます。

イギリスに行くことはしばらくかなわないでしょうけど、ボケ~~~っと
しているワケではありません。

今月末には5セット入荷予定です。

それでもまだまだ進化は止まらないですよ。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その20

ま、こう言うことなんでしょうね。

jimin

それでも当選し続けるってことは投票する我々ひとりひとりにモンダイが
あるんだと想います。

Pさんの感想にもありますようにリアが劇的に改善されると今度は相対的に
フロントの課題が浮き彫りになります。

ま、これも十分想定内ですし対策はできています。

いろんなクルマで経験してきましたが例えば筑波の本コース、10秒で
走っていたのが6秒になるとイロイロとモンダイが露見してきます。

10秒の走りには耐えられたことが6秒の走りではムリなんですね。

6秒が4秒になると別なモンダイがアタマをもたげてきます。

この状況、多くのチームメンバーが現在進行形でご経験中です。

わかりやすいのがブレーキです。

純正状態でサーキットに行くと最初に思い知らされるのがブレーキです。

まずはパッドを交換してみます。

するとソコソコは行けます。

弊社の練習会にご参加して下さるとまずはブレーキングの修行なんですが
次には純正ディスクローターが終わります。

さらにもっと上達していくとフルードにも一層のこだわりが必要になって、
上達レベルによって必要なモノ、必要なことが変遷していきます。

アシも実は全く一緒なんですね

世界的なスペシャリトの全面協力があるとは言え、自社でイチから作ると
ホントにイロイロなモノが見えてきますし、気がついてしまいます。

外注に任せっきりだと弊社もココまで成長、進化できなかったでしょう。

何回もココで書いていますが時代は進んでいます

技術も日々、進化しています

20年、いや30年前の旧態依然の技術が今でもまかり通っているのが
アシのような気がします。

もちろんキチンとしたことをやっている人もいるとは想いますが、お客様は
全くわからないってのがアシの内容なんですね。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その19

運転技術を真の意味で向上させるためにはクルマ造りってとても大事です。

言ってることがチゲ~~よってならないようにココはわかりやすく
お伝えしたいところですがやっぱり伝わんないとは想いますが弊社は
丁寧に丁寧に表現する以外に方法は見つかりません。

純正は良くも悪くもバランスが取られていてエラいことにはならないって
頻繁にココで書いています。

裏を返せばエラいことにならないだけです。

良くも悪くもの悪い部分だってあります。

先日、現行verNISMOのT井様がせっかくタイヤを新調したのに
片減りが激しくてわずか数回でタイヤが終わってしまいそうです。

純正の悪いところってのがモロに露呈してしまった点です。

フロントのロール剛性が極端に低いので当然の結果と言えばそれまでですが
30分のサル走りを何十回と敢行してそれでもまだキレイにタイヤが残る
Pさんと比較すると費用の面からも弊社のアシはトータルでは安く上がり
お財布にもやさしいと言う側面を発揮しています。

ちなみにT井様は弊社のアシをお待ちです。

クルマってのは物理現象で動くモンです。

サーキットガンガンの12万キロですっかり疲弊して外から見ていても
遅くなってしまったEGを弊社の最先端テクノロジーで、生き返った
だけでなくEGレスポンスも激変するとクルマの動きも変わります。

特にアクセルオンでのピッチングはアンダーを誘発してしまいました。

それが昨日ご紹介したS字に顕れるんです。

以前よりもリアが沈む=フロントが浮く

それがアンダーとなります。

もちろんそれは想定内でした。

で、ビッグパワー2号機用に開発していたリアのショックアブソーバー
投入したらウソみたいにアンダーはすっかり消えてしかもトラクションも
かかるという何だかにわかには信じがたいウソ臭い結果となりました。

実はコレも想定内なんですね。

フロントのキャンバーなんて2度です。

その結果、タイヤをキレイに使い切ることができますしブレーキだって
効くんです。

3分山のZIIIで前回よりも1秒弱近く平均で縮まっていますし、外から
見ていても排気音を聞いていてもアクセル開度は上がっていましたし、
コーナーでのスキール音も大きくなりました。

以前よりも確実に攻めている証拠です。

攻めている、つまり攻めることができるクルマ造りって実は上達への
最も近道だと弊社では考えています。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その18

フィーリングや乗り味なんてのは説得力はほとんど無いとは自認しています。

だからこその客観的なタイムってのが最も重要視されるってことも
重々に承知しています。

ただ、そのタイムへのアプローチに通常とは違う弊社ならではのこだわりを
盛り込んでいきたいっておハナシです。

早速、データを解析して次回への課題を抽出します。

今回からは横Gが出てきます。

20210118data1

ポイントを見やすくするために縦Gを消して車速と横Gだけにしました。

踏んでいけるって言う抽象的なハナシを具体的なデータとして評価してこそ
仕様変更が初めて成功だったって結論付けることができると考えています。

まずは横Gで評価する前にヘアピンのボトムスピードとS字の最高速です。

20210118data2

曲がらないアシだとヘアピンのボトムスピードは上がりません。

踏めないアシだとS字の速度も上がりません。

弊社が考えるココで最もやってはいけないこと、それがオニグリップタイヤに
頼ってしまうことです。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その17

アシのおハナシです。

300台以上のZ34V36を経験してくるといろんなことに気が付きます。

ストリートだと乗り心地だったり真っ直ぐ走る走らないだったりイロイロで
Z34V36に限らずに30年以上ホントに様々なアシを経験してきて
純正も含めてとても印象が強かったアシがたった3つだけありました。

1つはCayennGTSです。

2.5tの巨体を実によく振り回すことができるアシに感動したってハナシを
数年前にココで書きました。

X5やGLには無い特性です。

言葉ではとても伝わりにくいとは思いますが、実によく振り回すことが
できると言うことよりも実に緻密に調律された特性に感動したモンです。

あれだけ振り回せるような特性にするとやはりゴツゴツ感はどうしても
否めないだろうと言う強い固定観念はありました。

GT3やFerrariChallengeなんて最たるモンでした。

そもそも街乗りがターゲットではない車両ですので引き合いに出すのも?
ってカンジは否定できないですね。

もう1台は何回も登場しているRenaultMeganeRSです。

で、3つ目は20年くらい前にFDで経験したアシです。

今はもう手に入りません。

入らないことは無いですけどタイヘンです。

ともかくその上質な乗り味には他には無い唯一無二の特性だと感じました。

フィーリングだとか上質な乗り味だとか何のハナシ? ┐( ̄ヘ ̄)┌
ってなりますわな。

ところがコレがとても大事だと弊社は考えてきました。

そのブレ無い一貫した考え方が一つ一つ証明された瞬間でもありました。

今回、弊社史上で最大の仕様変更をアシに盛り込みました

上述のCayennGTSやRenaultMeganeRSのアシに
通じる特性を目指したんです。

GT3やFerrariChallengeでは無いんです。

99%の人がGT3やFerrariChallengeの方が
スゴいんちゃう? ってなると想います。

もちろん否定はしませんよ。

でも違うアプローチがあってもイイんじゃないか? って弊社では考えて
一貫して乗りやすいアシ、コントロールしやすいアシを目指してきました。

一言では表現できないしなやかな特性こそが良質なトラクションを生むと
ココ数年で研究、勉強、調査を続けてきました。

30分キッチリとサル走りを終えてPさんの第一声が、

イイですね~、これならカマボコにバンバン乗って踏んでイケます

実はこの感想が全てを物語っているんですね。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その16

こないだイギリスに行ってたらオマエが変異種を持ち込んだんだろ
って言われていたような気がします。

ところで。

そんな大成功ってナニよ?

ってご連絡をいっぱい頂戴してしまいました。

自社の製品について自画自賛するのもあんまりイイもんでは無いですから
まずはお客様のSNS等をご参照下さい。

キチンとした開発魂はもちろんココでご報告していきます。

今シーズンの目標の1つではありますが富士のショートで安定して33秒を
叩き出して欲しい、そのためには必要条件であるハード面と十分条件である
ソフト面を高次元で融合させなければならないんです。

ナニ言ってっかわかんネェよ、ってなりそげなのでわかりやすい表現に
努めてみますと、そのセットでいくら練習しても・・・・と、そんな
練習をいくら積んでも・・・・ってことです。

最初のステップのブレーキングから始まって安全面に最大限の配慮をして
イロイロと練習の課題やメニューを考案してきています。

それを一つ一つ忠実にこなして下さって課題を克服して行った結果として
タイムと言う数字に現れてくれるんです。

今回の仕様変更は弊社にとってもとてもチャレンジングなものでした。

失敗する可能性だってもちろんとても大きかったです。

本来なら弊社2号機でテストをして結果を出してからってハナシなんですが
今回は敢えての試みでしたから結果がとても良かったことに弊社だけでなく
お得意様もとても喜んで下さいました。

さ、こんな抽象論は置いといてキチンと開発魂を書かなければ、です。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その15

サーキット走らないと、ないがしろになるの?

ってタマ~~に糾弾されることがあります。

そんなことおまへん

むしろ弊社はかなりストリートの乗りやすさに重点を置いています。

そのためのサーキットでの検証です。

fuji

S永様に車両が届いてご丁寧なインプレッションを頂戴しました。

で、今日の富士ではI町様とPさんの車両にとある世界最高峰品質を
盛り込みました。

メーカーさんのパーツを取り付けるってことをほとんどせずに、自社で
イチから開発している製品がほとんどの弊社です。

当然、そのパフォーマンスについて責任を負わなければなりません。

楽しみ半分、不安が半分。

そんな環境でヂミ~~に開発を続けてきました。

それがです。

こんなにンまく行くことってあるんだ

って仕上がり、初めてカモ???

まずは開発の苦労と不安がフッ飛んだと言う珍しい日でした。

詳細はちゃんとご報告します。

取りあえずド疲れた ヘ(_ _ヘ)