11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その19

運転技術を真の意味で向上させるためにはクルマ造りってとても大事です。

言ってることがチゲ~~よってならないようにココはわかりやすく
お伝えしたいところですがやっぱり伝わんないとは想いますが弊社は
丁寧に丁寧に表現する以外に方法は見つかりません。

純正は良くも悪くもバランスが取られていてエラいことにはならないって
頻繁にココで書いています。

裏を返せばエラいことにならないだけです。

良くも悪くもの悪い部分だってあります。

先日、現行verNISMOのT井様がせっかくタイヤを新調したのに
片減りが激しくてわずか数回でタイヤが終わってしまいそうです。

純正の悪いところってのがモロに露呈してしまった点です。

フロントのロール剛性が極端に低いので当然の結果と言えばそれまでですが
30分のサル走りを何十回と敢行してそれでもまだキレイにタイヤが残る
Pさんと比較すると費用の面からも弊社のアシはトータルでは安く上がり
お財布にもやさしいと言う側面を発揮しています。

ちなみにT井様は弊社のアシをお待ちです。

クルマってのは物理現象で動くモンです。

サーキットガンガンの12万キロですっかり疲弊して外から見ていても
遅くなってしまったEGを弊社の最先端テクノロジーで、生き返った
だけでなくEGレスポンスも激変するとクルマの動きも変わります。

特にアクセルオンでのピッチングはアンダーを誘発してしまいました。

それが昨日ご紹介したS字に顕れるんです。

以前よりもリアが沈む=フロントが浮く

それがアンダーとなります。

もちろんそれは想定内でした。

で、ビッグパワー2号機用に開発していたリアのショックアブソーバー
投入したらウソみたいにアンダーはすっかり消えてしかもトラクションも
かかるという何だかにわかには信じがたいウソ臭い結果となりました。

実はコレも想定内なんですね。

フロントのキャンバーなんて2度です。

その結果、タイヤをキレイに使い切ることができますしブレーキだって
効くんです。

3分山のZIIIで前回よりも1秒弱近く平均で縮まっていますし、外から
見ていても排気音を聞いていてもアクセル開度は上がっていましたし、
コーナーでのスキール音も大きくなりました。

以前よりも確実に攻めている証拠です。

攻めている、つまり攻めることができるクルマ造りって実は上達への
最も近道だと弊社では考えています。