軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その10

まずい・・・・・・

1、2を争うほど体調が悪い・・・・。

かなりマズいカモ。

弊社でいろんなモノを外していて想うことがあります。

Z34,V36のお客様あるあるなんですが、3万5万の製品なら
あまり考えずにお買い上げになるパターンが多いです。

でも3万5万の製品を10個買うと当然ながら30万50万です。

工賃がかかるモノもあるので実際にはもっとです。

効果が無いモノを10個付けてもやはり効果は無いワケでして、
さらには単なる重量ブツを10個つけるとむしろマイナスです。

今回は軽量化のネタを中心にご紹介しています。

サーキットなら10Kgの軽量化もタイムに貢献できると思います。

ストリートなら10Kgの軽量化は体感はまずしません。

50Kgくらい軽量化をやればさすがに激変するんですが、
そこまでの費用対効果はとても難しいモンダイです。

ここで敢えての大胆提言です。

弊社アシ

弊社ブレーキキット

まずはこの2つです。

言葉が悪いですが、チョコチョコくだらないモノを買って、
なんだかんだでかなりの総額になったとしても、その結果
得られるパフォーマンスに弊社はかなり懐疑的です。

何回か書いていますが、ストリートに機械式LSDは不要です。

これは弊社の考えです。

オレはそうは思わネェな

って人もいるでしょう。

取り付けた後に投資に見合った性能が得られているのかどうか?

客観的に冷静に判断できる能力を身につけていないと、
同じ失敗を繰り返すだけですし、こんなにカネかかったのに
って後悔しか残らなくなっています。

全てはお客様が決めることです。

Z34,V36は適切に手を入れるととても楽しい世界があります。

弊社はそのお手伝いをしているだけです。

 

 

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その9

軽量化のハナシに戻ってみます。

さ、難しいのがストリートです。

サーキットでは目的がしっかりしていますから割とカンタンなんです。

ストリートでのパフォーマンスにお客様が求めることは様々です。

そんな選択肢の多い中でZ34,V36と言うスポーツカーを
どのようにして行きたいのかを明確にしていきたいんですが
お客様にはなかなかおわかりにならないと思います。

今回は軽量化のハナシなんですが、お預かりしていたK島様の
まだ真新しい車両でケーススタディをしてみたいと思います。

走行がまだ2,000Kmチョイと言う新車に近いような状態ながら
弊社を訪れて下さる前に実にイロイロと手が入っています。

kj34

ドアが上に開くんです。

今回も弊社でイロイロと手がけさせて頂きまして、ECUを実走行で
確認するためにいつもの高速を走ったんですが、△00Km/hが
久々にちょっと怖いと感じます。

アシは純正でした。

いくら走行が2000Kmチョイとは言え、所詮ノーマルのアシと
言ってしまえばそれまでですが、改めて感じるモノがありました

お客様にもご予算はありますし同じご予算の中でも効率が良い投資と
コレだったらアッチが先やろ ってハナシもとても良く聞くハナシです。

あ~~~こんなんやるんじゃなかった

コレやるんだったらアッチできたな~~

なんてことに陥らないように、もっと情報発信に努めます。

お客様のご期待以上のご満足を、ネタ

台風直撃の中、S永様の車両のシェイクダウンが無事に終了しました。

autopolis

走行時間だけドライでその後にすぐに雨が降ってきました。

しかも1日中。

いつもココで書かせて頂いておりますが、弊社はある意味、不要なモノを
販売しているという自覚はあります。

しかも高価なモノが多いです。

必要は無くても取り付けるとその先にはステキな世界がある、を信じて
お客様がチューニングパーツをお買い上げになります。

S永様、弊社とはもう長いお付き合いになりました。

が、弊社を訪れて下さる前にはそれはそれはとても険しい道のりでした。

なんだかんだで全て弊社製に交換です。

そうなるとさらにハードルが上がります。

弊社製品をお買い上げ下さる前に弊社製品よりも高価なパーツを取り付けて
それをまた弊社製品に交換下さるというのは、それはキツいハナシです。

これでガッカリだったらもうチューニングの道には足を踏み入れないと
推測されるほど弊社製品が満載ですし、期待値はずっと上がります。

ご本人の情報発信で詳細が語られるのではないかと思います。

これから東京に帰ってまだまだお待ちになっていらっしゃるお得意様の
車両を1台1台確実にこなしていきます。

2日連続でツマんないネタですいません

飛行機が欠航にならなかっただけでも儲けモンなんですけど。

国内線の駐車場が凄まじいほど混んでいました。

こりゃ間に合わないなってほどの大行列。

しょうがないので空港離れてコインパーキングを探すも考えることは皆、同じ。

どこも満車。

空港からかなり離れたコインパーキングに入れてナントカなりそう。

もう既に疲れた。

飛行機降りてからレンタカー運転するので飲めないし。

今年あと何回あるんだろ、ネタ

朝イチでK島様の車両を納めて、台風が来ることがわかっていたので
昼メシも食べずに休まずN村様の車両を仕上げて納めさせて頂いて、
電車で戻ろうとしたら電車が止まった・・・・・・。

で、一斉に乗客の携帯が鳴り響きました。

evacuation

で、避難勧告の防災放送ってヤツがひっきりなしに叫んでいます。

命を守る行動をとって下さい

電車動かしてくれ~~~。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その8

命を守る行動をとって下さいって言われても・・・・・。

仕事しないで冷房の効いた部屋でゴロゴロしろってか???

ところで。

走行中にラジエターにアタる外気って純正Z34は実に乏しいです。

frontairflow1

その証拠に、ラジエターに充分に外気をアテてあげるようなセットだと
水温は全然上がりません。

ラジエターに充分外気をアテる と言うのは実は想像以上に
難しいんです。

ただ単に開口部を開けただけだとここに空気溜まりができることが
わかっています。

frontairflow2

デカきゃデカいほど良い と言うワケではないところが面白いです。

機械製品には適正値と言うモノが存在する良い例です。

正解はココから空気を抜くことです。

frontairflow3

下に抜いてしまうと、その空気が車体を押し上げてしまいます。

その結果、高速安定性が悪くなる、と。

で、なるべく効率良く上に抜くことが正解なんですがこうやって書くと
カンタンそうですが、実はこれまたとても奥が深いんです。

忘れちゃならないですケド、軽量化のハナシですよ。

同じ10Kgを軽量化するにも内容が大きく違うことがあるという
おハナシなんです。

同じ投資をするなら効果が大きい方がイイに決まっています。

軽量化ネタの閑話休題? ネタ

あ~~~調子悪りぃ。

イイわけが無いんですケドね。

腹を壊しているので台湾でもンまいモンを食べられませんでした。

今日も朝から作業作業です。

王社長が、こんなん作ったよ って見せてもらいました。

titaniumlugnut1

こだわりのチタンホイールナットです。

先端には可動式のリングが付いているヤツで、より正確に
締め付けトルクが管理できるってハナシなんですけど、
別に弊社的にはいらないかな? なんですけど、
どうやらこの先端のリングいっぱい作ったらしい。

安くしてくれるなら買ってもいっかな??

で、弊社が以前買っていたホイールナットを見せて比較してみました。

titaniumlugnut2

上の写真みたいにデザインに凝るんじゃなくてサーキットコンセプト
らしくここはいっちょ世界最軽量にこだわり抜きたいですね。

64チタンのホイールナットなんて差別化が難しいですから、

世界最軽量

ってカンバンが欲しいです

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その7

コレができたので取りに来ました。

titanbolt

もちろんコレだけじゃありません、もっといっぱいあります。

自分で言うのもなんですがとてもエエもんできましたとです

これでダイアグブレースバーフルキット完成です

詳細は後日にアップします。

今日、帰ります。

ところで。

軽量化の費用対効果と言う面だけからはあまりオススメしないと書いた
弊社ドライカーボンボンネットですが、トータルバランスとしては
イチバンだと責任持ってオススメできる理由をもうちょっと語ります。

まずサーキット派にオススメと書いた理由からです。

じゃストリートは? ってなりますね。

Z34V36に限らないと思いますが、サーキット走行は熱との戦いです。

EGオイル

水温

PSフルード

MTオイル

ATフルード

デフオイル

ブレーキフルード

液体だけでこれだけあります。

どれか1つでもオーバーヒートしたら程度にもよりますがエラいことです。

特にEG壊すと100万単位ですし、PSまわりでも20万オーバーです。

少し前までは39度なんて気温はドコのハナシ? だったのが今や恒例行事で
今後、もっと行くでしょうね。

さらに以前はサーキットシーズンはイイトコGWあたりまででした。

6月や7月なんて誰も走りませんでした。

ところがです、今シーズンは異常なのは気象だけではありませんでした。

来週はS永様、再来週はH野様、チームサーキットコンセプトのお得意様の
シェイクダウンがあります。

フツーなら、暑いからヤめましょう って言いたいところですが、
サーキットを楽しむためにクルマを作ってきてシェイクダウンなら
暑いからヤめましょう ってワケにもいかないです。

楽しく気持ち良くサル走って上手くなる

そんなことを掲げてきて、暑いからヤめましょうとも言えなくなっています。

ただ、純正バンパー、純正ボンネットの組み合わせだとムリです。

6月の練習会の時に興味深いデータが取れました。

弊社試乗車と弊社お得意様M田様の車両 I 町様の車両、弊社ボンネットが
付いています。

他のメンバーの付いていない車両と比較すると、30分サル走り後の
EGルーム内の温度が全然違うんです。

もちろん狙って作りました。

最大冷却効率、最大空力効率を狙って作ったとは言え、実際には
どのくらいの具体的な数値となって結果が出るのかは未知数でした。

6月の段階では、せいぜい水温は96度EGオイルは100度でした。

キチンと正確に対策されていない車両だと、その季節の30分全開で、
水温110度、EGオイルは120〜130度。

イイかダメかって言ったら一般的にはダメなこととまではなっていません。

水温110度は業界的にはアウトって言っていません。

EGオイルだってオイルメーカーから言わせれば130度全然OKです。

ところがです、弊社でEGを開けると確実に差が出ています。

冷却と言う観点から弊社ボンネットを語ると、水温の優位性を想起しますが
もれなく3度も4度もオイシイと言う点がMTオイルとATフルードです。

弊社がECUの現車セッティングをする時に、マフラーの両バンクに
A/F計を装着すると言うネタを書いたことがあります。

A/F計の配線って結構ゴツくて室内に取り込むのも容易ではありません。

弊社ではシフトレバー周りを外して配線を室内に取り込みます。

で、そこで気づいてしまいました。

モノ凄い熱気が上がってきます。

純正ってのは良く考えられていて、ゴムのシールに鉄板を重ねてから
M6のボルト4本で留めて、さらに分厚いゴムのブーツが付きます。

さらにその上に内装のコンソールボックスが付きます。

だからフツーなら熱気は上がってこないので気がつきません。
その熱気はもちろんEGから来るヤツなんですが、弊社ボンネットだと
熱気があまり来ないんです。

そこで一つの仮説にたどり着きました。

純正バンパー純正ボンネットでEGルームに熱がこもる

   ↓

EGオイル、水温が上昇

   ↓

それに引っ張られてMT、ATもチンチンになる

その仮説が確信になるまでもうちょっと検証します。

逆をやればイイってワケですから。

つまりEGルームに熱がこもらなければATMTの寿命が延びる、と。

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その6

もうちょっと引っ張ろうかと思ったんですがあまりにもお問い合わせが
多いので、まずは当選者発表です。

award

正確なボルトの本数の画像は後日キチンとアップします。

N須さんやPさんは地団駄を踏んでいましたね。

また来年盛り上がりましょう。

さて、当選のH本様、弊社ドライカーボンボンネットはバックオーダーの
お得意様に無事に納品した後ととなります。

キチンと贈呈式もやります。

じゃないとまたアンチが騒ぎ立てますから。

どーせヤラセだろ って。

Pさんが当選しちゃったら どーせデキレースだ って叩かれたカモです。

で、ボンネット続きです。

やっと本題の 効率の良い軽量化のハナシ です。

これまたストリート系とサーキット系で分ける必要があります。

まずはサーキット系です。

大きく候補が2つあります。

1.敢えてのボンネットです。

純正が9.4Kgだったことを考慮すると軽量化としての費用対効果は
高い方ではありません。

ただ、弊社のボンネットは軽量化パーツとしての役割にだけに留まりません。

5年くらい前のネタで今は見られなくなっちゃいましたが、弊社が
ボンネットを開発する時の当に開発日記がありました。

純正のボンネットにボコボコ穴を開けてその近傍に毛糸を留めるんです。

で走ってみる、と。

おもしろいですよ、外からEGルームの中に入って行く毛糸もあれば
EGルームの内側から外に向かって出て行く毛糸もある。

つまりZ34って車体が走行する時の圧力分布が可視化できたんです。

こんなことやってボンネット製作しているのって弊社だけだと思います、

多分・・・・。

画像は取ってあるので、またネタを復活させたいですね。

弊社がボンネットを製作する上で、軽量化はもちろんのこと剛性を含めた
品質は当然で、空力までも綿密に考慮してさらには見た目も苦労しました。

軽量化のネタなので軽くてアタリマエなんですが、ボンネットに関しては
なかなか語られることが無いように感じます。

純正が9.4Kgで一般販売されているボンネットは弊社が知る限りでは
重くなっちゃっているように見受けられました。

弊社のドライカーボンボンネットはオートクレーブでアルミハニカムが
補強として織り込んで焼いてあります。

充分な剛性を確保してボンピンも必要ありません。

その分さらに軽くなります。

以前は純正のストライカーを移植して使っていましたが、まだ試作ですが
弊社の試乗車のストライカーはマグネシウム合金です。

もちろん一般販売のためにテストを重ねます。

で、輸出仕様のボンネットヒンジにさらに肉抜き加工を施して軽量化し
打ち上げ花火を除去するとトータルでは純正比で10Kgくらいは
軽くなっています。

軽量化だけの恩恵としては費用対効果は実はあまり高くありません。

じゃあなぜサーキットアタッカーに弊社ボンネットをオススメするのか、
それは一度で3度も4度もオイシイからです。